CIAを見るならこの5本

1 ボーン・アイデンティティー
ある意味ジャック・ライアンと並び昨今のCIAを代表するキャラクター
ジェイソン・ボーンの第一作。現実離れした超人的なアクションと
ジャーナリスティックな視点が噛み合ったポール・グリングラス監督の演出が冴える。

2 グッド・シェパード
ボーンと同じくマット・デイモン主演だがボーンと対称的な内向型スパイ像を演じきった。
CIA幹部ウィルソンの半生を通して描かれる二次大戦から冷戦にかけてのCIA裏面史。
敵国の作物に打撃を与えるなどダーティな工作も描写される。
ジョン・フランケンハイマーの構想をロバート・デ・ニーロが引き継いで映像化、監督
した力作。

3 アルゴ
最も成功したCIAの奇抜な作戦〜映画を利用したイラン米人救出作戦をコレが初監督の
ベン・アフレックがサスペンスフルに描き成功。でも珍しいCIA万歳映画(笑)。

4 コンドル
キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャーの元ネタ。
ニューヨークのCIA末端支局が白昼堂々、襲撃され支局員は1人を除いて全員抹殺される。
生き残った1人…コンドルのコードネームを持つ支局員ターナー(ロバート・レッドフォード)
は生き残りの為に陰謀を追っていくが敵はCIA内部であった。
陰謀の内容がシェール革命を迎えた今日のエネルギー事情では古く感じる?
マックス・フォン・シドーのCIA暗殺者(でもフリーランス)がレッドフォードを食ってしまって
いるかも。

5 ゴーストライター
一般人の視点からみたCIAの恐怖を描いた映画は数多くあるが最近ではこの一本。
元英国首相(ピアース・ブロスナン)の自伝の執筆を引き受けた名前の無い主人公
(ユアン・マクレガー)が前任のゴーストライターの不審な死に興味を抱き
浮かび上がってくるCIAの影……ポランスキーはこういう作品メチャ上手い。

次はMI6と行きますね