>>487
高校を卒業して大学入学までの宙ぶらりんな春休みに劇場で観た記憶がある。
同時上映はマイケルJフォックス主演の「ティーンウルフ」だった。
前日に同い年の人気アイドル岡田由希子の投身自殺があったので、入学式は意味無く、なんとなくサボった。
中古のカローラUを空き地に停めて、着慣れないスーツを着たまま、
ぼんやり一人で満開の桜の花を見ていたような気がする。
There's nothing wrong with going nowhere, son. lt's a privilege of youth.(あてどない旅は若者の特権だ)
と映画の中の台詞がパンフレットにもそのまま載っていたような気がする。
あれから、24年もかけて自分なりの旅を歩んできている。家族や仕事、背負うものも思いがけず多くなった。
何も無くて自由と可能性だけがあったあの頃に戻りたいかどうかは正直微妙だ。

でも、この映画はあの頃からずっと今でも大好きだ。