切り刻むほど 愛してる。

昭和52年(1977).10.13〔2歳女子がカミソリで赤ちゃんの顔を切り刻み殺害〕
 岩手県東磐井郡の農家で、長女(2)が三女(生後2ヶ月)の顔をカミソリでずたずたに切り裂いて殺害した。
 母親(29)が顔剃りに使っているカミソリのため、マネをしただけだという分析もあったが、祖父が気づくまで異常な泣き声を上げている赤ちゃんに17回も切り付けており、残虐性があると考えたほうが自然であろう。
 この日に父親(27)が出稼ぎにでかけて、ほかの家族も畑仕事に忙しくて相手にされていなかった。赤ちゃんのことはお人形のように可愛がっていた。
赤ちゃんはカミソリのような鋭利な刃物で顔をメッタ斬りにされており、重症だった。赤ちゃんは左目上、くちびるなどに数十センチほどの深い傷を負っている重症で、診療所では手に負えないことから市内の病院へ搬送されたものの同日13時頃出血多量で死亡した。