原作未読。今日、観てきた。結論から書くと、良作。
今年ベストとかではないけど、「面白いほうの本棚」に迷わず入れられる。

このスレを読むとかなり学校でのエピソードをオミットしてあるみたいだけど、
説明不足は感じなかった。

響本人の個性と「お伽の庭」が周囲にどんな影響を拡げていくのか、という縦軸、
才能あるけど社会性がない異才を、周囲がどう理解し助けていくのか、という横軸で
構成されていて、一本の作品としてキレイにまとまった。

ただ若干の消化不良を最後に覚えるのは、響というパーソナリティの紹介で映画が終わってしまい、
鬼島に「いつかお前にもわかる」と告げられた、どうにもならない事態や変化にぶち当たってからの
響の葛藤や成長までは、この作品では語られなかったからだと思う。

だから、続編を期待する。鮎喰響の成長や変化が見てみたくなった。

初主演の平手については、今やることに意味があった作品だから、これでいい。
一昨年の平手でも、さ来年の平手でも、この響にはならない。
2018年の今の平手が演じるから、この映画は良作になったんだよ。