素人レベルからでも投稿できる小説スレです
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です
投稿者は多大な時間と労力をかけて
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします
この度小説スレと原案ありスレを統合しました
以下は原案ありの簡単な説明です
インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。
あとは作家さん各々の良心に従い思うままに書いてください
最後に、このスレの投稿される作品はすべてフィクションであり
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:----: EXT was configured
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvvv:1000:512:----: EXT was configured
【物語】欅坂46orけやき坂46の小説 ★1【エロも可】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
1名無しって、書けない?(庭) (9級) (アウアウカー Sac1-cQEv [182.250.243.44])
2018/01/21(日) 22:45:08.20ID:XF5pCaR8a47名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.36])
2018/01/26(金) 15:06:41.59ID:VEr2KnW6a >>46
大阪府さんの立てたスレに投稿したものを小説スレ用に加筆修正しました
大阪府さんの立てたスレに投稿したものを小説スレ用に加筆修正しました
48帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第8話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.35])
2018/01/26(金) 20:07:18.31ID:ICukROfUa 「どうせ今日も教科書忘れてるんだよね」
授業開始とともに笑顔で俺の机に自分の机を寄せてくる理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんにざわつく教室
「やっぱり付き合ってんじゃないの?」なんてひそひそ声が聞こえてきて嬉しい俺
相合い傘を書いてたのが俺だとバレてお怒り理佐ちゃんかと思ったら
消しかけの相合い傘に自ら理佐って書いてくれた理佐ちゃん
昨日までと違ってクラスの連中が囃し立てても恥ずかしがるどころか、むしろ堂々としてるような・・・
「なに見てんの?私の顔じゃなくて教科書見て」なんて俺を優しく諭す理佐ちゃん
しかし、授業より相合い傘に自分の名前を書いてくれた真意が知りたくて授業どころじゃない俺
「さっきさ、相合い傘に名前書いてくれたのって・・・」
「うるさい!黙って」俺の言葉を遮る理佐ちゃん
なんだ、やっぱり怒ってんのか?
恐る恐る理佐ちゃんの顔を見る俺
クラスの連中に囃し立てられても堂々としてたのに今度は一転真っ赤な顔してうつむく理佐ちゃん
「理佐ちゃんどうしたの?顔真っ赤っかだよ」熱でもあんのかと心配する俺に
「熱とかにぶいこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「もう〜なんであんなことしちゃったのよ〜」なんて真っ赤な顔で嘆く理佐ちゃん
よく分からんが相合い傘に名前書いたのを激しく後悔してそうだから好き
授業開始とともに笑顔で俺の机に自分の机を寄せてくる理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんにざわつく教室
「やっぱり付き合ってんじゃないの?」なんてひそひそ声が聞こえてきて嬉しい俺
相合い傘を書いてたのが俺だとバレてお怒り理佐ちゃんかと思ったら
消しかけの相合い傘に自ら理佐って書いてくれた理佐ちゃん
昨日までと違ってクラスの連中が囃し立てても恥ずかしがるどころか、むしろ堂々としてるような・・・
「なに見てんの?私の顔じゃなくて教科書見て」なんて俺を優しく諭す理佐ちゃん
しかし、授業より相合い傘に自分の名前を書いてくれた真意が知りたくて授業どころじゃない俺
「さっきさ、相合い傘に名前書いてくれたのって・・・」
「うるさい!黙って」俺の言葉を遮る理佐ちゃん
なんだ、やっぱり怒ってんのか?
恐る恐る理佐ちゃんの顔を見る俺
クラスの連中に囃し立てられても堂々としてたのに今度は一転真っ赤な顔してうつむく理佐ちゃん
「理佐ちゃんどうしたの?顔真っ赤っかだよ」熱でもあんのかと心配する俺に
「熱とかにぶいこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「もう〜なんであんなことしちゃったのよ〜」なんて真っ赤な顔で嘆く理佐ちゃん
よく分からんが相合い傘に名前書いたのを激しく後悔してそうだから好き
49帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第9話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.35])
2018/01/26(金) 20:39:12.47ID:ICukROfUa 「俺君のせいだからね」
半べそ寸前の顔で俺に恨み言言う理佐ちゃん
授業中に理佐ちゃんが突然嘆いたせいで両手にバケツ持って廊下に立たされる俺と理佐ちゃん
「いやいやいや、俺の方が完全に巻き添えだよ」って理佐ちゃんのとんだ難癖に言い返す俺
「難癖じゃないよ、俺君が変なこと聞くから私がおかしくなっちゃったんじゃん」って拗ねる理佐ちゃん
「ほんと、どうしちゃったんだろ・・・」ってため息ひとつ
「俺君と隣の席になってからよく分かんなくなっちゃったよ」ってまたも嘆く理佐ちゃん
「理佐ちゃんもしかして俺のこと・・・」なんとなくは気づいていたけどやっぱり確かめちゃう俺に
「言わない」ってへそ曲がりな理佐ちゃん
「いやいや、隠すなって理佐ちゃん、もろバレだよ」って素直になれない理佐ちゃんが可愛くて笑顔な俺
「そんなの俺君の勘違いかもしれないよ」って負け惜しみを言いながら俺に背中を向ける理佐ちゃん
どっからどう見ても俺に恋する理佐ちゃんにニヤケてしまう俺に
「笑ってんじゃねーよ」って悔し紛れのドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、廊下に立たされてる時に聞かれても素直になれないよ」って拗ねちゃいそうだから好き
半べそ寸前の顔で俺に恨み言言う理佐ちゃん
授業中に理佐ちゃんが突然嘆いたせいで両手にバケツ持って廊下に立たされる俺と理佐ちゃん
「いやいやいや、俺の方が完全に巻き添えだよ」って理佐ちゃんのとんだ難癖に言い返す俺
「難癖じゃないよ、俺君が変なこと聞くから私がおかしくなっちゃったんじゃん」って拗ねる理佐ちゃん
「ほんと、どうしちゃったんだろ・・・」ってため息ひとつ
「俺君と隣の席になってからよく分かんなくなっちゃったよ」ってまたも嘆く理佐ちゃん
「理佐ちゃんもしかして俺のこと・・・」なんとなくは気づいていたけどやっぱり確かめちゃう俺に
「言わない」ってへそ曲がりな理佐ちゃん
「いやいや、隠すなって理佐ちゃん、もろバレだよ」って素直になれない理佐ちゃんが可愛くて笑顔な俺
「そんなの俺君の勘違いかもしれないよ」って負け惜しみを言いながら俺に背中を向ける理佐ちゃん
どっからどう見ても俺に恋する理佐ちゃんにニヤケてしまう俺に
「笑ってんじゃねーよ」って悔し紛れのドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、廊下に立たされてる時に聞かれても素直になれないよ」って拗ねちゃいそうだから好き
50帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第10話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.35])
2018/01/26(金) 21:40:47.19ID:ICukROfUa 「廊下に立たされてる分際でイチャイチャすんなバカもんが!」
あと一歩で理佐ちゃんから「俺君好き」を引き出せるところで先生の雷炸裂
「ちっ、いいとこで邪魔しやがって先生なら生徒が生涯の伴侶を捕まえんの邪魔すんじゃねぇってんだよ」
理佐ちゃんが押しに弱そうだと当たりをつけて勇気出して理佐ちゃんに告白しようかと
一緒に帰ろうって誘おうとしたけど照れ屋な理佐ちゃんに逃げられて先生の悪口止まらない俺
イラつくからゲーセンで超荒ぶる俺
散々荒ぶって帰ろうかとしたら外は雨さ...泣
濡れて帰った翌日36.9度の微熱であっさりダウンな病弱い俺
理佐ちゃんに会えないのは寂しいけどダラダラ過ごす誘惑に負けて学校はお休みな俺
昼まで寝てダラダラとマンガとゲームしながら理佐ちゃんもそろそろ帰宅時間だな
昨日の今日で俺が居ないからますます恋心を燃やしてるかな
なんて考えたら階段をあがってくる足音
さては母ちゃんだな、ちょっと大げさに騒いで明日も学校バックレる布石を打っとくか
「あぁ・・・熱で体が辛い、元気な体に戻りたいよ・・・何が幸せなんて病になって初めて分かるなぁ」って嘆きの演技する俺
「36.9度ぐらいで大げさに騒いでんじゃねーよ」なんてドス効かせながら母ちゃんの変わりに理佐ちゃん登場
「なっ、なんで理佐ちゃん居んの?」って目が点な俺に
「先生に頼まれてプリント持ってきてあげたのになんて顔してんのよ」
理佐ちゃん来訪に俺が最大級の大喜びすると思ったらしくちょっとがっかりしてる理佐ちゃん
「ありがとう」って気を取り直して理佐ちゃんにプリントが入ったファイルを受けとる俺
昨日あんなことがあったせいか、二人きりはちょっと気まずくて沈黙多目な俺と理佐ちゃん
「そろそろ帰るね、今日のうちにプリント見てよ」結局ぎこちないまま帰る時間の理佐ちゃん
「うん」盛り上がらないままの理佐ちゃん帰宅に適当な返事の俺に
「ねぇ、ちゃんと聞いてる?絶対に今日中に読んでよ」
念を押す理佐ちゃんに気圧されて素直にうなずき理佐ちゃんにを玄関で見送る俺
「なんか緊張しちゃってごめん」わざわざプリント届けてくれたのに盛り上げれなかったことを謝る俺
「ううん、私こそ俺君の顔見たくなっちゃってごめんね」ってイタズラな笑顔でバイバイする理佐ちゃん
うん?どうゆうこと?
首を傾げながら部屋に戻り理佐ちゃんが持ってきたプリントをファイルから出す俺
「明日の朝から、駅で待ち合わせしよ」なんて理佐ちゃんの字で書いてありそうだから好き
あと一歩で理佐ちゃんから「俺君好き」を引き出せるところで先生の雷炸裂
「ちっ、いいとこで邪魔しやがって先生なら生徒が生涯の伴侶を捕まえんの邪魔すんじゃねぇってんだよ」
理佐ちゃんが押しに弱そうだと当たりをつけて勇気出して理佐ちゃんに告白しようかと
一緒に帰ろうって誘おうとしたけど照れ屋な理佐ちゃんに逃げられて先生の悪口止まらない俺
イラつくからゲーセンで超荒ぶる俺
散々荒ぶって帰ろうかとしたら外は雨さ...泣
濡れて帰った翌日36.9度の微熱であっさりダウンな病弱い俺
理佐ちゃんに会えないのは寂しいけどダラダラ過ごす誘惑に負けて学校はお休みな俺
昼まで寝てダラダラとマンガとゲームしながら理佐ちゃんもそろそろ帰宅時間だな
昨日の今日で俺が居ないからますます恋心を燃やしてるかな
なんて考えたら階段をあがってくる足音
さては母ちゃんだな、ちょっと大げさに騒いで明日も学校バックレる布石を打っとくか
「あぁ・・・熱で体が辛い、元気な体に戻りたいよ・・・何が幸せなんて病になって初めて分かるなぁ」って嘆きの演技する俺
「36.9度ぐらいで大げさに騒いでんじゃねーよ」なんてドス効かせながら母ちゃんの変わりに理佐ちゃん登場
「なっ、なんで理佐ちゃん居んの?」って目が点な俺に
「先生に頼まれてプリント持ってきてあげたのになんて顔してんのよ」
理佐ちゃん来訪に俺が最大級の大喜びすると思ったらしくちょっとがっかりしてる理佐ちゃん
「ありがとう」って気を取り直して理佐ちゃんにプリントが入ったファイルを受けとる俺
昨日あんなことがあったせいか、二人きりはちょっと気まずくて沈黙多目な俺と理佐ちゃん
「そろそろ帰るね、今日のうちにプリント見てよ」結局ぎこちないまま帰る時間の理佐ちゃん
「うん」盛り上がらないままの理佐ちゃん帰宅に適当な返事の俺に
「ねぇ、ちゃんと聞いてる?絶対に今日中に読んでよ」
念を押す理佐ちゃんに気圧されて素直にうなずき理佐ちゃんにを玄関で見送る俺
「なんか緊張しちゃってごめん」わざわざプリント届けてくれたのに盛り上げれなかったことを謝る俺
「ううん、私こそ俺君の顔見たくなっちゃってごめんね」ってイタズラな笑顔でバイバイする理佐ちゃん
うん?どうゆうこと?
首を傾げながら部屋に戻り理佐ちゃんが持ってきたプリントをファイルから出す俺
「明日の朝から、駅で待ち合わせしよ」なんて理佐ちゃんの字で書いてありそうだから好き
51名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/26(金) 22:16:09.18ID:6GSRXztv052名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/26(金) 22:22:32.50ID:6GSRXztv053名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.35])
2018/01/26(金) 22:45:28.96ID:ICukROfUa >>51
高校の入学式で先生に馬乗りになられて半殺しにされたんですけど・・・
今なら裁判すれば勝てますね
当時はお父ちゃんにどうせてめえが悪いんだろ!とか言われてさらにお父ちゃんに殴られたのは良い思い出・・・
それより今ですね風俗きてんですけどめっちゃパネマジに引っかかってしまいまして・・・
理佐ちゃん似は恐れ多いので葵ちゃん似を指名したんですけど、ただの色黒ガリがでてきまして
ためしにツインテールさせたんですけど全然ダメ...涙
ふてくされてスマホ弄ってる俺に嬢も不機嫌ですわ
それでは皆さん楽しい花金を
高校の入学式で先生に馬乗りになられて半殺しにされたんですけど・・・
今なら裁判すれば勝てますね
当時はお父ちゃんにどうせてめえが悪いんだろ!とか言われてさらにお父ちゃんに殴られたのは良い思い出・・・
それより今ですね風俗きてんですけどめっちゃパネマジに引っかかってしまいまして・・・
理佐ちゃん似は恐れ多いので葵ちゃん似を指名したんですけど、ただの色黒ガリがでてきまして
ためしにツインテールさせたんですけど全然ダメ...涙
ふてくされてスマホ弄ってる俺に嬢も不機嫌ですわ
それでは皆さん楽しい花金を
54愛しの嫁理佐ちゃん 第14話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.40])
2018/01/27(土) 13:19:20.07ID:IvIogzhIa 「ちきしょう!心入れ換えてどんな仕事でもやるつもりになってんのに仕事無いってどうゆうことだよ!!」
献身的に尽くしてくれる理佐ちゃんに感動した俺
真面目に仕事探しをしようと思ったら紹介してもらえる仕事が無くて怒りの俺
おまけに積雪で転ぶし踏んだり蹴ったりな成り行きに負けてパチンコ行って厄を落とす俺
お昼は理佐ちゃんの作ってくれたお弁当でリフレッシユしようと公園へ
「寒さで冷えてるけど温かく感じるのは理佐ちゃんの愛情かな・・・うう、泣きそう」真面目に仕事探そうとした分みじめさがつのり涙を堪えるのに必死な俺
「はい、お茶」そんな俺にお茶を差し出す聞き覚えのある愛おしい声
「うん?」って顔をあげたら緑茶持った女神理佐ちゃんだ
「なんで!?」驚く俺
「なんか最近様子がおかしかったからさ、今日も急に張り切って出かけたから・・・」話ながら俺の横に座る理佐ちゃん
「心配してくれてたんだ」理佐ちゃんが開けてくれた緑茶飲みながら感動する俺
「うん、心配してた、そしたら泣きながらお弁当食べてるからさ・・・」情緒不安定な俺に下向いちゃう理佐ちゃん
ありゃ、堪えたつもりだったけど泣いてたかぁ
ってどっからつけてたんやろか?
「ハローワーク入ってくとこから」ボソッと呟く理佐ちゃん
ヤバイ、愛が深まり過ぎて以心伝心が過ぎる理佐ちゃんに心が読まれとる
「あっ、あのさ・・・」咄嗟過ぎて言い訳が出てこない俺に
「仕事探してんだよね?」っていつになく優しく聞く理佐ちゃん
「うん、クビになっちゃったんだ」って理佐ちゃんに優しくされて素直になっちゃう俺
「知ってたよ、俺君がお弁当忘れた日に会社に届けに行ったんだよね・・・」って苦笑いしながら呟く理佐ちゃん
「知ってたのか・・・」ため息とともに何故か溢れ出す涙な俺
理佐ちゃんが知っててほっとしちゃったみたいだ
横隔膜に泣き癖がつくほど号泣が止まらない俺に
「泣いてんじゃねーよ」って優しくドス効かせる理佐ちゃん
口は悪いけど優しく俺の頭をなでてくれそうだから好き
献身的に尽くしてくれる理佐ちゃんに感動した俺
真面目に仕事探しをしようと思ったら紹介してもらえる仕事が無くて怒りの俺
おまけに積雪で転ぶし踏んだり蹴ったりな成り行きに負けてパチンコ行って厄を落とす俺
お昼は理佐ちゃんの作ってくれたお弁当でリフレッシユしようと公園へ
「寒さで冷えてるけど温かく感じるのは理佐ちゃんの愛情かな・・・うう、泣きそう」真面目に仕事探そうとした分みじめさがつのり涙を堪えるのに必死な俺
「はい、お茶」そんな俺にお茶を差し出す聞き覚えのある愛おしい声
「うん?」って顔をあげたら緑茶持った女神理佐ちゃんだ
「なんで!?」驚く俺
「なんか最近様子がおかしかったからさ、今日も急に張り切って出かけたから・・・」話ながら俺の横に座る理佐ちゃん
「心配してくれてたんだ」理佐ちゃんが開けてくれた緑茶飲みながら感動する俺
「うん、心配してた、そしたら泣きながらお弁当食べてるからさ・・・」情緒不安定な俺に下向いちゃう理佐ちゃん
ありゃ、堪えたつもりだったけど泣いてたかぁ
ってどっからつけてたんやろか?
「ハローワーク入ってくとこから」ボソッと呟く理佐ちゃん
ヤバイ、愛が深まり過ぎて以心伝心が過ぎる理佐ちゃんに心が読まれとる
「あっ、あのさ・・・」咄嗟過ぎて言い訳が出てこない俺に
「仕事探してんだよね?」っていつになく優しく聞く理佐ちゃん
「うん、クビになっちゃったんだ」って理佐ちゃんに優しくされて素直になっちゃう俺
「知ってたよ、俺君がお弁当忘れた日に会社に届けに行ったんだよね・・・」って苦笑いしながら呟く理佐ちゃん
「知ってたのか・・・」ため息とともに何故か溢れ出す涙な俺
理佐ちゃんが知っててほっとしちゃったみたいだ
横隔膜に泣き癖がつくほど号泣が止まらない俺に
「泣いてんじゃねーよ」って優しくドス効かせる理佐ちゃん
口は悪いけど優しく俺の頭をなでてくれそうだから好き
55名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/27(土) 13:30:14.79ID:IggSR2cLK >>54
思わず貰い泣きしそうになった(;_;)
思わず貰い泣きしそうになった(;_;)
56名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/27(土) 15:22:38.24ID:neuV/HPy0 >>54
泣いてんじゃねーよに多大な愛を感じる土曜日の午後ですね
泣いてんじゃねーよに多大な愛を感じる土曜日の午後ですね
57名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/27(土) 15:27:53.46ID:neuV/HPy0 『ドクターナーコ』
全身麻酔を打たれ中枢神経にまで作用するような女性に出会うことがある。
些細な動きで大変な量の微睡みを周囲へ振り撒き、何気ない言葉で男を支配してしまう。
チームに加わった女性外科医は、底なしの謎に包まれていた。
「長沢、失敗しません」その一言で命の全責任を担い、宣言通り失敗しない。
人呼んで『ドクターナーコ』、弱冠三十歳にも満たない天才外科医である。
その日、僕は麻酔医としての激務を終え、午後二時を回った頃に昼食へありつくことができた。
疲労の溜まった眼球に、ラーメンのナルトが襲いかかる。
一瞬起こった目眩を堪え、閑散とするテーブルに目を向けた。
長沢菜々香の後ろ姿が確認できた。
「はい、ラーメンセット」
食堂のおばちゃんが、半チャーハンをトレイに乗せた。
「ありがとうございます」
僕はトレイを持ち上げ、菜々香の元へ向かう。
「おつかれ〜」と背後から声をかけ相席しようと思ったが、やめた。
テーブルにトレイが二つあり、どちらもまだ手が付けられていなかった。
どうやら先客がいるようだ。
僕は菜々香の横を通り過ぎ、二つ離れたテーブルへ座った。
菜々香はまだ食べ物に手を付けていない。おいしそうな笑顔で二つの料理を見比べていた。
手術中には見せない顔だ。
「あ、先生。一緒に食べますか」
菜々香がこちらに気づいた。
「遠慮しとくよ、誰かが一緒なんだろ?」
「いいえ、私一人です」
「じゃあ何でカレーとトンカツ定食があるんだ」
「食べるからです」
「お前、オペした後によく食えるな」
僕が半チャーハンを食べ終えるよりも前に、菜々香はトンカツ定食とカレーを平らげていた。
「そのラーメン貰ってもいいですか」
もうここまで来ると、怖い。気の狂いから食欲が暴走しているようにしか見えない。
「長沢くん、君、今日で七連勤だろ。そろそろ休んだほうがいいよ」
「大丈夫ですよ」
ラーメンをすすりながら平気な顔をしている。一体この華奢な体のどこに、別腹が存在しているのだろうか。
菜々香はスープを飲み干すと、立ち上がって言う。
「長沢、失敗しません」
そう、彼女は絶対に失敗しないのだ。
長い白衣は華麗に靡いて遠ざかっていった。
(おわり)
全身麻酔を打たれ中枢神経にまで作用するような女性に出会うことがある。
些細な動きで大変な量の微睡みを周囲へ振り撒き、何気ない言葉で男を支配してしまう。
チームに加わった女性外科医は、底なしの謎に包まれていた。
「長沢、失敗しません」その一言で命の全責任を担い、宣言通り失敗しない。
人呼んで『ドクターナーコ』、弱冠三十歳にも満たない天才外科医である。
その日、僕は麻酔医としての激務を終え、午後二時を回った頃に昼食へありつくことができた。
疲労の溜まった眼球に、ラーメンのナルトが襲いかかる。
一瞬起こった目眩を堪え、閑散とするテーブルに目を向けた。
長沢菜々香の後ろ姿が確認できた。
「はい、ラーメンセット」
食堂のおばちゃんが、半チャーハンをトレイに乗せた。
「ありがとうございます」
僕はトレイを持ち上げ、菜々香の元へ向かう。
「おつかれ〜」と背後から声をかけ相席しようと思ったが、やめた。
テーブルにトレイが二つあり、どちらもまだ手が付けられていなかった。
どうやら先客がいるようだ。
僕は菜々香の横を通り過ぎ、二つ離れたテーブルへ座った。
菜々香はまだ食べ物に手を付けていない。おいしそうな笑顔で二つの料理を見比べていた。
手術中には見せない顔だ。
「あ、先生。一緒に食べますか」
菜々香がこちらに気づいた。
「遠慮しとくよ、誰かが一緒なんだろ?」
「いいえ、私一人です」
「じゃあ何でカレーとトンカツ定食があるんだ」
「食べるからです」
「お前、オペした後によく食えるな」
僕が半チャーハンを食べ終えるよりも前に、菜々香はトンカツ定食とカレーを平らげていた。
「そのラーメン貰ってもいいですか」
もうここまで来ると、怖い。気の狂いから食欲が暴走しているようにしか見えない。
「長沢くん、君、今日で七連勤だろ。そろそろ休んだほうがいいよ」
「大丈夫ですよ」
ラーメンをすすりながら平気な顔をしている。一体この華奢な体のどこに、別腹が存在しているのだろうか。
菜々香はスープを飲み干すと、立ち上がって言う。
「長沢、失敗しません」
そう、彼女は絶対に失敗しないのだ。
長い白衣は華麗に靡いて遠ざかっていった。
(おわり)
58名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/27(土) 16:10:43.51ID:IggSR2cLK59名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.49])
2018/01/27(土) 18:51:07.40ID:+OQcbPeSa60名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.49])
2018/01/27(土) 19:07:14.59ID:+OQcbPeSa61名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.49])
2018/01/27(土) 19:09:45.42ID:+OQcbPeSa62名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.49])
2018/01/27(土) 19:18:04.90ID:+OQcbPeSa すいません連投してしまいましたm(__)m
63帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第11話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.39])
2018/01/27(土) 20:14:25.46ID:j242++PJa 「理佐ちゃん遅いなぁ風邪がぶり返しちゃうよ」
駅で待ち合わせしよなんて理佐ちゃんからのお誘いにのこのこと登校な俺
約束の時間より1時間も早く来てしまったのはさすがに勇み足だったか?
しかし、駅で待ち合わせしてる学生多いな
さっきからブスと待ち合わせした野郎どもが俺に憐れみの視線なげてくる
待ちぼうけ喰わされてる間抜け野郎扱いかバカ野郎
わしゃ己らみたいに一山なんぼのブスで満足出来んのじゃ
なんて腹の中で毒づく俺
そうこうするうちに「俺君早いね」なんて言いながら理佐ちゃん到着
さっきまで俺に憐れみの視線を投げかけてたカップルたちの驚いた顔が心地良い俺
「理佐ちゃんをひとりぼっちで立たせとくわけにはいかないから1時間前に来てたよ」
言いながらカップルどもに良く見えるように理佐ちゃんを誘導する俺
勝ったw
駅にいるカップル全てに美人ジャンケン大楽勝の俺
「ねぇ、なにやってんの?」勝ち誇る俺を不審がる理佐ちゃん
「この辺のカップル全てに美人ジャンケン挑んで全勝して喜んでんの」って高笑いの俺
「美人ジャンケンってなに?」美人ジャンケンという聞き慣れない言葉に訝しげな表情の理佐ちゃん
「男ってのはね、カップル同士ですれ違う時は何時だって相手の連れてる女と自分の連れてる女がどっちが美人かジャンケンしてるんだよ」って理佐ちゃんに美人ジャンケンの説明してあげる俺
「くだらないことしてんじゃねーよ」って呆れながらドス効かす理佐ちゃん
「ほらっ遅刻しちゃうから早く行くよ」俺を促し歩き出す理佐ちゃん
「は〜い」って理佐ちゃんのあと連いてく俺に振り返って
「ねぇ、全勝したってことはさ、俺君には美人なのかな?私」なんてぎこちなく聞く理佐ちゃん
「うん」ってぎこちなくなく答える俺に
「それは・・・嬉しいかも」なんて恥ずかしそうに呟きそうだから好き
駅で待ち合わせしよなんて理佐ちゃんからのお誘いにのこのこと登校な俺
約束の時間より1時間も早く来てしまったのはさすがに勇み足だったか?
しかし、駅で待ち合わせしてる学生多いな
さっきからブスと待ち合わせした野郎どもが俺に憐れみの視線なげてくる
待ちぼうけ喰わされてる間抜け野郎扱いかバカ野郎
わしゃ己らみたいに一山なんぼのブスで満足出来んのじゃ
なんて腹の中で毒づく俺
そうこうするうちに「俺君早いね」なんて言いながら理佐ちゃん到着
さっきまで俺に憐れみの視線を投げかけてたカップルたちの驚いた顔が心地良い俺
「理佐ちゃんをひとりぼっちで立たせとくわけにはいかないから1時間前に来てたよ」
言いながらカップルどもに良く見えるように理佐ちゃんを誘導する俺
勝ったw
駅にいるカップル全てに美人ジャンケン大楽勝の俺
「ねぇ、なにやってんの?」勝ち誇る俺を不審がる理佐ちゃん
「この辺のカップル全てに美人ジャンケン挑んで全勝して喜んでんの」って高笑いの俺
「美人ジャンケンってなに?」美人ジャンケンという聞き慣れない言葉に訝しげな表情の理佐ちゃん
「男ってのはね、カップル同士ですれ違う時は何時だって相手の連れてる女と自分の連れてる女がどっちが美人かジャンケンしてるんだよ」って理佐ちゃんに美人ジャンケンの説明してあげる俺
「くだらないことしてんじゃねーよ」って呆れながらドス効かす理佐ちゃん
「ほらっ遅刻しちゃうから早く行くよ」俺を促し歩き出す理佐ちゃん
「は〜い」って理佐ちゃんのあと連いてく俺に振り返って
「ねぇ、全勝したってことはさ、俺君には美人なのかな?私」なんてぎこちなく聞く理佐ちゃん
「うん」ってぎこちなくなく答える俺に
「それは・・・嬉しいかも」なんて恥ずかしそうに呟きそうだから好き
64帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第12話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.39])
2018/01/27(土) 21:21:28.75ID:j242++PJa 「理佐ちゃん」
学校に向かいながら理佐ちゃんに話しかける俺
「うーん、なに?」
「誘ってくれてありがとね」あらたまって理佐ちゃんにお礼言う俺
「突然なに?」って照れ隠しにツンな理佐ちゃん
「いやぁ、なんか嬉しかったからお礼言いたくて・・・」理佐ちゃんの照れ隠しが伝染してしまい頭を掻く俺
「ねぇ、勘違いしてない?俺君が学校サボらないように誘ってあげただけだからね」って素直じゃない理佐ちゃんも可愛い
なにかと言い訳してるけど理佐ちゃん俺のこと好きだと思うんだよな
そう思うとニヤニヤが止まらない余裕な俺
「ちょっと、なにニヤニヤしてんの!」照れ隠しにますます絡んでくる理佐ちゃん
「素直じゃないなぁと思ってさ」って理佐ちゃんをからかう俺
「イジワルな俺君は嫌いだよ」なんて負け惜しみな理佐ちゃんだけど
学校着いたら教科書見せてくれるしいつもと変わらぬ俺と理佐ちゃんだ
「ねぇ、クラスのみんな騒がなくなったね」
学食で買ってきた三色そぼろ弁当食べてる俺に話しかけてくる理佐ちゃん
言われてみれば俺と理佐ちゃんが一緒に学校来たのに囃し立てらんなかったな
「みんな飽きっぽいからね、もう俺と理佐ちゃんはクラス公認カップルなんじゃないの」
図々しく公認カップル宣言しちゃったもののまた天の邪鬼理佐ちゃんが発動するかとビビる俺に
「じゃあさ、帰りも一緒に帰りたいな」
なんて今度は素直な理佐ちゃん出てきそうだから好き
学校に向かいながら理佐ちゃんに話しかける俺
「うーん、なに?」
「誘ってくれてありがとね」あらたまって理佐ちゃんにお礼言う俺
「突然なに?」って照れ隠しにツンな理佐ちゃん
「いやぁ、なんか嬉しかったからお礼言いたくて・・・」理佐ちゃんの照れ隠しが伝染してしまい頭を掻く俺
「ねぇ、勘違いしてない?俺君が学校サボらないように誘ってあげただけだからね」って素直じゃない理佐ちゃんも可愛い
なにかと言い訳してるけど理佐ちゃん俺のこと好きだと思うんだよな
そう思うとニヤニヤが止まらない余裕な俺
「ちょっと、なにニヤニヤしてんの!」照れ隠しにますます絡んでくる理佐ちゃん
「素直じゃないなぁと思ってさ」って理佐ちゃんをからかう俺
「イジワルな俺君は嫌いだよ」なんて負け惜しみな理佐ちゃんだけど
学校着いたら教科書見せてくれるしいつもと変わらぬ俺と理佐ちゃんだ
「ねぇ、クラスのみんな騒がなくなったね」
学食で買ってきた三色そぼろ弁当食べてる俺に話しかけてくる理佐ちゃん
言われてみれば俺と理佐ちゃんが一緒に学校来たのに囃し立てらんなかったな
「みんな飽きっぽいからね、もう俺と理佐ちゃんはクラス公認カップルなんじゃないの」
図々しく公認カップル宣言しちゃったもののまた天の邪鬼理佐ちゃんが発動するかとビビる俺に
「じゃあさ、帰りも一緒に帰りたいな」
なんて今度は素直な理佐ちゃん出てきそうだから好き
65名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/27(土) 23:14:15.73ID:neuV/HPy066名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/27(土) 23:16:07.61ID:neuV/HPy0 『中1の軍曹』
試合に負けた時は、いつも泣いている気がする。
今日の練習試合は僕と同じ時間帯に重なっていて、結果は知らない。
でも、みんなで帰っている間、ずっとタオルで顔を覆いながら後ろの方を歩いていたから、負けたはずだ。
「あの、キャプテン」
僕は菅井先輩を呼び止めて、話しかける。
「守屋、負けたんすか?」
「うん負けたよ…いつもああなるの?」
「はい、今日いっぱいは引きずると思います」
前も見ないで歩く茜ちゃんを引き連れて帰らなければならないのは、最終的にはこの僕しかいないのだ。
やっと二人きりになった頃、僕はパン屋の前で立ち止まった。
「茜ちゃん、ここで待っててね」
僕はカバンから小銭入れを出して、パン屋へ入った。
「いらっしゃいませ」
この街で一番美人の渡辺店長が出迎えた。僕は小銭入れを見る。
80円で買えるパンはきな粉パンぐらいであり、それ一つだけをトレイにのせた。
すると、渡辺店長が勝手にもう一つのせた。
「もう店閉める時間だから、サービス」
僕は急いで店を出た。本当は千円札も入っていた。
その嘘が神様を怒らせたのか、はたまた因果応報かもしれないが、涙ときな粉でむせ返る茜ちゃんに結局ジュースまで買うことになってしまった。
いつも茜ちゃんは、そうやってちょっとずつ笑顔になってくれる。
試合に負けた時は、いつも泣いている気がする。
今日の練習試合は僕と同じ時間帯に重なっていて、結果は知らない。
でも、みんなで帰っている間、ずっとタオルで顔を覆いながら後ろの方を歩いていたから、負けたはずだ。
「あの、キャプテン」
僕は菅井先輩を呼び止めて、話しかける。
「守屋、負けたんすか?」
「うん負けたよ…いつもああなるの?」
「はい、今日いっぱいは引きずると思います」
前も見ないで歩く茜ちゃんを引き連れて帰らなければならないのは、最終的にはこの僕しかいないのだ。
やっと二人きりになった頃、僕はパン屋の前で立ち止まった。
「茜ちゃん、ここで待っててね」
僕はカバンから小銭入れを出して、パン屋へ入った。
「いらっしゃいませ」
この街で一番美人の渡辺店長が出迎えた。僕は小銭入れを見る。
80円で買えるパンはきな粉パンぐらいであり、それ一つだけをトレイにのせた。
すると、渡辺店長が勝手にもう一つのせた。
「もう店閉める時間だから、サービス」
僕は急いで店を出た。本当は千円札も入っていた。
その嘘が神様を怒らせたのか、はたまた因果応報かもしれないが、涙ときな粉でむせ返る茜ちゃんに結局ジュースまで買うことになってしまった。
いつも茜ちゃんは、そうやってちょっとずつ笑顔になってくれる。
67名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.48])
2018/01/28(日) 00:44:35.02ID:hEXF20m4a >>66
軍曹シリーズ若返ってるw
軍曹シリーズ若返ってるw
68名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/28(日) 07:32:33.74ID:XvPvE0KsK69名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW c357-6fWl [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 12:46:36.48ID:nuzm4UIw070名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/28(日) 12:55:57.17ID:XvPvE0KsK >>69
その後に隣町とかから引っ越ししてきた設定にするとか(笑)
その後に隣町とかから引っ越ししてきた設定にするとか(笑)
71名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.45])
2018/01/28(日) 13:00:25.33ID:T4vBrHp4a あるいは天地開闢以来の美人として殿堂入りしてるとかw
72名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/28(日) 13:08:46.15ID:XvPvE0KsK やっぱり2番目は許されない雰囲気(笑)
73名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 15:20:49.22ID:nuzm4UIw0 >>72
そうみたいですねw
そうみたいですねw
74名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 15:21:35.88ID:nuzm4UIw0 『中1の軍曹』第2話
風そよぐ爽やかな五月晴れを日中に見据えた夜明け前の五時のこと、鳴り響いた携帯電話に嫌な予感が胸を過ぎった。
スタンドライトの明かりをつけ、眩しい光に目を凝らしながら携帯電話のモニターを確認する。
『守屋茜』
僕は電話に出た。
「もしもし、どうかしたの?」
「いや、あんたが電話かけてきたんだろうが」
「ん?じゃあ、何よこれ。不在着信の数」
「え、俺!?何もしてないよ」
「嘘つかないでよ、別に起きてからいいけど。それよりさ、ランニング行かない?」
「あ〜いいよ。でも、本当に俺は何も…」
本当に身に覚えがなかった。茜ちゃんとの電話を切ってから通話履歴を確認すると、こちらからの発信履歴が7つもあった。
「茜ちゃん、本当に俺知らないからね」
「ふん、どうだか」
まだ暗さ残る河川敷を走りながら、茜ちゃんに許しを乞うた。心なしかいつもよりペースが早い気がする。
そのうち、付いていけなくなり、僕は歩いた。
「はぁ…ちょっと休もうよ」
茜ちゃんが振り返って、歩いて戻ってきた。
僕が自販機で水を買ってベンチへ戻ってきた頃、やっと東の地平線が白くなり始めた。
ポニーテールを解いた茜ちゃんは、ストレッチをしていた。ゆるく巻かれた毛先は少しずつ赤みを帯び始めている。
藍色の空の果てからは、流星群の一筋とみられる光がこちらに向かって……あれ?
確かにこちらに向かって来ているように見える。
「どうしたの?」
僕の不審がる視線に、茜ちゃんも空を見た。
超低空飛行の流星群が、スピードを上げながら火花を散らしている。
あっという間に轟音が近くなり、茜ちゃんが僕の手を握った。
風そよぐ爽やかな五月晴れを日中に見据えた夜明け前の五時のこと、鳴り響いた携帯電話に嫌な予感が胸を過ぎった。
スタンドライトの明かりをつけ、眩しい光に目を凝らしながら携帯電話のモニターを確認する。
『守屋茜』
僕は電話に出た。
「もしもし、どうかしたの?」
「いや、あんたが電話かけてきたんだろうが」
「ん?じゃあ、何よこれ。不在着信の数」
「え、俺!?何もしてないよ」
「嘘つかないでよ、別に起きてからいいけど。それよりさ、ランニング行かない?」
「あ〜いいよ。でも、本当に俺は何も…」
本当に身に覚えがなかった。茜ちゃんとの電話を切ってから通話履歴を確認すると、こちらからの発信履歴が7つもあった。
「茜ちゃん、本当に俺知らないからね」
「ふん、どうだか」
まだ暗さ残る河川敷を走りながら、茜ちゃんに許しを乞うた。心なしかいつもよりペースが早い気がする。
そのうち、付いていけなくなり、僕は歩いた。
「はぁ…ちょっと休もうよ」
茜ちゃんが振り返って、歩いて戻ってきた。
僕が自販機で水を買ってベンチへ戻ってきた頃、やっと東の地平線が白くなり始めた。
ポニーテールを解いた茜ちゃんは、ストレッチをしていた。ゆるく巻かれた毛先は少しずつ赤みを帯び始めている。
藍色の空の果てからは、流星群の一筋とみられる光がこちらに向かって……あれ?
確かにこちらに向かって来ているように見える。
「どうしたの?」
僕の不審がる視線に、茜ちゃんも空を見た。
超低空飛行の流星群が、スピードを上げながら火花を散らしている。
あっという間に轟音が近くなり、茜ちゃんが僕の手を握った。
75名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 15:26:07.91ID:nuzm4UIw0 『中1の軍曹』第3話
流星群は河川敷の土手に突き刺さった。正体は黒いミサイルであり、それほど大きくはない。
思いっきり西を向いて刺さっているから、北朝鮮からの宣戦布告で無いことだけは確かだった。そう言えばJアラートは鳴ったのだろうか。
ミサイルの先端がパカっと取れた。
中から黒革ハードスーツの人物が現れた。
生地が体のラインに吸い付くように張り巡らされているため、スタイルの良さが際立っている。
顔はヘルメットで見えないが、女性のような出で立ちだった。右手には大きなタブレットを持っている。
「このバショは、ジパングでごわすか?」
直立不動のハードスーツ女は、ミサイルの中で大河ドラマでも見ていたのだろうか。
タブレット端末に日本地図を表示させ、なぜか九州を指差していた。
「その通りでごわすが、もっと北のこの辺でごわす」
恐らく間違っている薩隅方言を駆使して答えた。茜ちゃんは、僕の後ろに隠れている。
ハードスーツ女はヘルメットを取り、丁寧にお辞儀をした。
「アイガトサゲモシタ」
彼女がお辞儀から立ち直った瞬間、その美しい瞳に胸を打たれた。
流星群は河川敷の土手に突き刺さった。正体は黒いミサイルであり、それほど大きくはない。
思いっきり西を向いて刺さっているから、北朝鮮からの宣戦布告で無いことだけは確かだった。そう言えばJアラートは鳴ったのだろうか。
ミサイルの先端がパカっと取れた。
中から黒革ハードスーツの人物が現れた。
生地が体のラインに吸い付くように張り巡らされているため、スタイルの良さが際立っている。
顔はヘルメットで見えないが、女性のような出で立ちだった。右手には大きなタブレットを持っている。
「このバショは、ジパングでごわすか?」
直立不動のハードスーツ女は、ミサイルの中で大河ドラマでも見ていたのだろうか。
タブレット端末に日本地図を表示させ、なぜか九州を指差していた。
「その通りでごわすが、もっと北のこの辺でごわす」
恐らく間違っている薩隅方言を駆使して答えた。茜ちゃんは、僕の後ろに隠れている。
ハードスーツ女はヘルメットを取り、丁寧にお辞儀をした。
「アイガトサゲモシタ」
彼女がお辞儀から立ち直った瞬間、その美しい瞳に胸を打たれた。
76名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 15:30:20.71ID:nuzm4UIw077名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/28(日) 19:57:53.24ID:EIn2JIRza78名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/28(日) 20:11:02.38ID:EIn2JIRza >>75
まさかのSF!?
まさかのSF!?
79帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第13話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/28(日) 21:45:39.92ID:EIn2JIRza 「一緒に帰りたいな」
なんて理佐ちゃんに言われて有頂天な俺
公認カップルに異を唱えないってことはもうカップルだよな俺と理佐ちゃん
今日の帰りにでもサクッと告白して完全に俺の彼女になってもらうかな
そんな計画を胸に改めて隣の席の理佐ちゃんを見る俺
こんな美人が俺の彼女なのか〜デレデレする気の早い俺
そんな俺のデレな視線に気づいた理佐ちゃん
「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?また廊下に立たされるよ」なんて小声で注意してくれる
「今日の帰りさ寄り道していい?」いつもより3割増しイケメンな雰囲気で切り出す俺
話しかける俺にまたも注意しかけた理佐ちゃんだけど俺のイケメンな雰囲気になにかを感じたらしく
「どっか寄ってくの?」なんて小声で聞いてくる
「大事な話があるんだ」さらにイケメン度アップな俺に
「うん、わかった」素直にうなずく理佐ちゃん
そして放課後公園目指して歩く俺と理佐ちゃん
「ねぇ、なんでなにも喋んないの?」
いざ理佐ちゃんに告白を、なんて考えたら緊張しちゃって無口になるチキンな俺
落ち着け俺、今までの理佐ちゃんの態度から断られる心配は無い
むしろ告白して彼女にしてしまえば理佐ちゃんも理佐ちゃんの体も好きに出来るんだ!勇気だせ!
理佐ちゃんの体を好きに出来るって言い聞かせた途端に勇気が湧き出る下心で動く俺
「理佐ちゃん大事な話ってのはね」公園が見えてきたとこで逸る気持ちから理佐ちゃんを振り返る俺
「うん・・・理佐ちゃんどこ行った?」
どうやらメンタル整えてるうちに理佐ちゃんを置き去りにしちゃった俺
「理佐ちゃんや〜い!」って慌ててもと来た道を引き返す俺
やっと見つけた理佐ちゃんが男と喋ってる!?
咄嗟に物陰に隠れて様子うかがう俺
理佐ちゃんと喋ってる男がなかなかのイケメンなので心中穏やかじゃない俺
背後になってしまって理佐ちゃんの表情がうかがえないのがもどかしいが必死に聞き耳たてる
「なんや?あいつ馴れ馴れしく理佐とか呼び捨てにしやがって、俺の女やぞ」
直ぐにでも飛び出して行きたいところだが・・・
相手のイケメンの方が超美人の理佐ちゃんにはお似合いな気がしちゃってビビる俺
イケメンと喋ってる理佐ちゃんがなんだか遠くに感じてしまったけど好き
なんて理佐ちゃんに言われて有頂天な俺
公認カップルに異を唱えないってことはもうカップルだよな俺と理佐ちゃん
今日の帰りにでもサクッと告白して完全に俺の彼女になってもらうかな
そんな計画を胸に改めて隣の席の理佐ちゃんを見る俺
こんな美人が俺の彼女なのか〜デレデレする気の早い俺
そんな俺のデレな視線に気づいた理佐ちゃん
「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?また廊下に立たされるよ」なんて小声で注意してくれる
「今日の帰りさ寄り道していい?」いつもより3割増しイケメンな雰囲気で切り出す俺
話しかける俺にまたも注意しかけた理佐ちゃんだけど俺のイケメンな雰囲気になにかを感じたらしく
「どっか寄ってくの?」なんて小声で聞いてくる
「大事な話があるんだ」さらにイケメン度アップな俺に
「うん、わかった」素直にうなずく理佐ちゃん
そして放課後公園目指して歩く俺と理佐ちゃん
「ねぇ、なんでなにも喋んないの?」
いざ理佐ちゃんに告白を、なんて考えたら緊張しちゃって無口になるチキンな俺
落ち着け俺、今までの理佐ちゃんの態度から断られる心配は無い
むしろ告白して彼女にしてしまえば理佐ちゃんも理佐ちゃんの体も好きに出来るんだ!勇気だせ!
理佐ちゃんの体を好きに出来るって言い聞かせた途端に勇気が湧き出る下心で動く俺
「理佐ちゃん大事な話ってのはね」公園が見えてきたとこで逸る気持ちから理佐ちゃんを振り返る俺
「うん・・・理佐ちゃんどこ行った?」
どうやらメンタル整えてるうちに理佐ちゃんを置き去りにしちゃった俺
「理佐ちゃんや〜い!」って慌ててもと来た道を引き返す俺
やっと見つけた理佐ちゃんが男と喋ってる!?
咄嗟に物陰に隠れて様子うかがう俺
理佐ちゃんと喋ってる男がなかなかのイケメンなので心中穏やかじゃない俺
背後になってしまって理佐ちゃんの表情がうかがえないのがもどかしいが必死に聞き耳たてる
「なんや?あいつ馴れ馴れしく理佐とか呼び捨てにしやがって、俺の女やぞ」
直ぐにでも飛び出して行きたいところだが・・・
相手のイケメンの方が超美人の理佐ちゃんにはお似合いな気がしちゃってビビる俺
イケメンと喋ってる理佐ちゃんがなんだか遠くに感じてしまったけど好き
80名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 22:27:03.14ID:nuzm4UIw081名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 22:33:56.63ID:nuzm4UIw082帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第14話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/28(日) 22:55:03.99ID:EIn2JIRza 「出ねぇじゃねぇかこの野郎!」
パチンコ台のガラスをガンガン叩いて店員を怒鳴りつける俺
昨日、絶対に両想いだと思ってた隣の席の理佐ちゃんに告白するつもりだった俺
ところが告白場所と定めた公園に向かう途中にとある事情からイケメンと喋ってる理佐ちゃんを目撃
超美人の理佐ちゃんとお似合いのイケメンにビビり逃げた俺
自暴自棄に陥り学校をバックレて現実逃避のパチンコに勤しむ俺ってわけだバカ野郎!
「ちっ、面白くねぇなバカ野郎」
イライラしなから隣のオッサンのタバコつかんで火をつけオッサンを睨む俺
俺の発する自暴自棄なオーラにビビって下向くオッサン
「しかし、超美人だからって俺の心を弄ぶなんてエグい女だったな・・・完全に俺のこと好きなのかと思ってたもんな」ガラスの向こうのパチンコ玉を見ながら呟く俺
「なまじ隣の席だから学校にも行きたくなくなっちゃったよ」
結局駄々捏ねすぎてパチンコ屋の店員に叩き出された帰り道、未だ愚痴鳴りやまずな俺
通りの角曲がったら我が家の前に佇む理佐ちゃん
「置き去りにしてんじゃねーよ」なんてドス効かす理佐ちゃんだけど今の俺には可愛くは見えない・・・
「そっちこそなんか急用みたいだったからさ」素っ気なく答えて家に入っちゃう俺
「ちょっと待ってよ」なんていつもと違う弱々しい声で俺を呼び止める理佐ちゃんに
「悪いけどヤボ用あるから」って突き放すやさぐれな俺
そっと窓から覗くと悲しげな理佐ちゃんの後ろ姿が
ちょっと心が痛いけど仲良しのイケメンがいると分かったからには仕方ないやねって諦めのいい俺
翌日も学校バックレてお昼過ぎからパチンコへ赴く俺
「2度と来るかバカ野郎!」なんだかんだ今日もやさぐれて店員に追い出され以後出禁を告げられる俺
仕方なく公園で暇を潰す俺に
「やっと見つけた」なんて声かけてきたのは理佐ちゃんだ
「なっ、なに?」さすがに驚く俺
「俺君の家に行ったらパチンコ行ったって言うからさ・・・」なんて言いながら隣に座る理佐ちゃん
「わざわざ捜しにきたの?」
「大事な話聞いてないから・・・」迷惑そうな顔の俺に下向く理佐ちゃん
「もういいよ、俺の勘違いだったみたいだからさ」立ち上がる俺
「勘違いってなに・・・?」立ち上がった俺を不安そうに見上げる理佐ちゃん
「イケメンと仲良くね」
理佐ちゃんの疑問には答えず歩き出す俺を寂しそうに見送ってそうだから好き
パチンコ台のガラスをガンガン叩いて店員を怒鳴りつける俺
昨日、絶対に両想いだと思ってた隣の席の理佐ちゃんに告白するつもりだった俺
ところが告白場所と定めた公園に向かう途中にとある事情からイケメンと喋ってる理佐ちゃんを目撃
超美人の理佐ちゃんとお似合いのイケメンにビビり逃げた俺
自暴自棄に陥り学校をバックレて現実逃避のパチンコに勤しむ俺ってわけだバカ野郎!
「ちっ、面白くねぇなバカ野郎」
イライラしなから隣のオッサンのタバコつかんで火をつけオッサンを睨む俺
俺の発する自暴自棄なオーラにビビって下向くオッサン
「しかし、超美人だからって俺の心を弄ぶなんてエグい女だったな・・・完全に俺のこと好きなのかと思ってたもんな」ガラスの向こうのパチンコ玉を見ながら呟く俺
「なまじ隣の席だから学校にも行きたくなくなっちゃったよ」
結局駄々捏ねすぎてパチンコ屋の店員に叩き出された帰り道、未だ愚痴鳴りやまずな俺
通りの角曲がったら我が家の前に佇む理佐ちゃん
「置き去りにしてんじゃねーよ」なんてドス効かす理佐ちゃんだけど今の俺には可愛くは見えない・・・
「そっちこそなんか急用みたいだったからさ」素っ気なく答えて家に入っちゃう俺
「ちょっと待ってよ」なんていつもと違う弱々しい声で俺を呼び止める理佐ちゃんに
「悪いけどヤボ用あるから」って突き放すやさぐれな俺
そっと窓から覗くと悲しげな理佐ちゃんの後ろ姿が
ちょっと心が痛いけど仲良しのイケメンがいると分かったからには仕方ないやねって諦めのいい俺
翌日も学校バックレてお昼過ぎからパチンコへ赴く俺
「2度と来るかバカ野郎!」なんだかんだ今日もやさぐれて店員に追い出され以後出禁を告げられる俺
仕方なく公園で暇を潰す俺に
「やっと見つけた」なんて声かけてきたのは理佐ちゃんだ
「なっ、なに?」さすがに驚く俺
「俺君の家に行ったらパチンコ行ったって言うからさ・・・」なんて言いながら隣に座る理佐ちゃん
「わざわざ捜しにきたの?」
「大事な話聞いてないから・・・」迷惑そうな顔の俺に下向く理佐ちゃん
「もういいよ、俺の勘違いだったみたいだからさ」立ち上がる俺
「勘違いってなに・・・?」立ち上がった俺を不安そうに見上げる理佐ちゃん
「イケメンと仲良くね」
理佐ちゃんの疑問には答えず歩き出す俺を寂しそうに見送ってそうだから好き
83名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/28(日) 23:17:44.47ID:nuzm4UIw0 『中1の軍曹』第4話
「そう言えば、茜ちゃんはどうしたの?」
イートインコーナーでクロワッサンをかじっていると、渡辺店長が話しかけてきた。
店の中はゆっくりとしたクラシックが流れている。
「びびって、家にこもってます」
「何にびびってるの?」
「ミサイルで女の子が飛んできたんですよ」
「え?」
店長は顎に手をおいて、深妙な顔をした。
「もしかして、黒い服着てた?」
「はい、でも何でわかるんですか」
「それ、たぶんモナ王国のミサイルだよ」
店長は裏から分厚い資料を取り出してきた。
「まだ私が若かった頃の話だけどね…」
少し昔のこと、店長が「ぺーちゃん」と呼ばれていた頃の話である。
ぺーちゃんは街一番の美人として、神童扱いをされていた。
それがある日のこと、僕が見たミサイルと同じようなものに乗って、一人の少女がやってきた。
後のモナ王国の王女、モナ・シダである。
ここからは店長の話が要領を得ず、よくわからないのだが、どうやら「美」の暴力というものが存在するらしい。
モナは、ぺーちゃんの行き過ぎた「美」を摘み取るために、この街へやって来たそうだ。
ぺーちゃんは小一時間、神隠しに遭った。
意識が戻ると、この街の神童ではなくなっていたらしい。
その後、モナ・シダは国へ帰り、「美」を分け与え、髪型もショートカットが大流行したとか。
「それでも店長は相当美人ですよね」
「そんなことないよ〜」
僕は残りのクロワッサンを口に放り込み、店を出た。
ちょうど、茜ちゃんから電話があった。
「そう言えば、茜ちゃんはどうしたの?」
イートインコーナーでクロワッサンをかじっていると、渡辺店長が話しかけてきた。
店の中はゆっくりとしたクラシックが流れている。
「びびって、家にこもってます」
「何にびびってるの?」
「ミサイルで女の子が飛んできたんですよ」
「え?」
店長は顎に手をおいて、深妙な顔をした。
「もしかして、黒い服着てた?」
「はい、でも何でわかるんですか」
「それ、たぶんモナ王国のミサイルだよ」
店長は裏から分厚い資料を取り出してきた。
「まだ私が若かった頃の話だけどね…」
少し昔のこと、店長が「ぺーちゃん」と呼ばれていた頃の話である。
ぺーちゃんは街一番の美人として、神童扱いをされていた。
それがある日のこと、僕が見たミサイルと同じようなものに乗って、一人の少女がやってきた。
後のモナ王国の王女、モナ・シダである。
ここからは店長の話が要領を得ず、よくわからないのだが、どうやら「美」の暴力というものが存在するらしい。
モナは、ぺーちゃんの行き過ぎた「美」を摘み取るために、この街へやって来たそうだ。
ぺーちゃんは小一時間、神隠しに遭った。
意識が戻ると、この街の神童ではなくなっていたらしい。
その後、モナ・シダは国へ帰り、「美」を分け与え、髪型もショートカットが大流行したとか。
「それでも店長は相当美人ですよね」
「そんなことないよ〜」
僕は残りのクロワッサンを口に放り込み、店を出た。
ちょうど、茜ちゃんから電話があった。
84帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第15話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/29(月) 00:09:33.17ID:RqNNTqlya 「あ〜イライラする」
理佐ちゃんを公園に置き去りにした罪悪感からゲームに八つ当たりする俺
「そんなにイライラするならちゃんと話してきな理佐ちゃんと」なんてテレビ画面にパンチする俺に怒る母ちゃん
「今さら遅いよ、それにあんなイケメンと比べられたら勝てねぇもん」なんてちょっと理佐ちゃんに未練がある俺
「情けないね、勝負する前から諦めるような子に育てたつもり無いんだけどね、どっちにしろ明日は学校に行きなよ」なんて厳しい母ちゃん
「分かってるよ」って言い捨てて部屋に籠る俺
むしゃくしゃするから通行人に消しゴムでも投げようかと窓開ける俺
「うわっ!?なにやってんの?」窓の下に佇む理佐ちゃんに驚く俺
マジか?ストーカーみたいになってるぞ理佐ちゃんってちょっとビビる
「ストーカーとか思ってんじゃねーよ」って近所迷惑にならないように小声でドス効かす理佐ちゃん
おっ!?俺と理佐ちゃんまだ以心伝心状態じゃん
「なにやってんの?もう8時になるよ」俺も小声で聞く
「お〜い!どうしたの?」なかなか返事しない理佐ちゃんに声かける俺
「俺君のバカ・・・勘違いしてんじゃねーよ」泣きながら小声を絞り出す理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん」泣き声の理佐ちゃんに動揺して慌てて階段降りて外に出る俺
「理佐ちゃん大丈夫?」って駆け寄る俺
「俺君がイジワルするから大丈夫じゃないよ」って泣き止まない理佐ちゃん
ひぃ〜どうしよう
「なにやってんのうるさいね」なんて母ちゃんに怒られて取り合えず理佐ちゃんを俺の部屋に・・・
「これって?」俺の部屋に入るなり額に入れて飾ってある『明日の朝から、駅で待ち合わせしよ』を発見する目敏い理佐ちゃん
「理佐ちゃんが初めてくれた手紙だから・・・」言い訳するがさすがに恥ずかしい俺
「ありがとう」恥ずかしがる俺にお礼を言う理佐ちゃん
「お礼言われるようなことかな?」って疑問の俺に
「うん、飾ってくれて嬉しいから」ってめっちゃ笑顔の理佐ちゃん
「あのさ、さっきの勘違いって何のこと?」落ち着いた理佐ちゃんに疑問を切り出す俺
「俺君の言ってるイケメンって一昨日私と喋ってた人だよね、あの人全然仲良くないよ」
「そうなの?」
「うん、何回か告られて困ってたんだけど、一昨日ね私は好きな人いるから2度と話しかけないでってちゃんと断ったんだけど・・・」
なんて言いながら俺を可愛く睨む理佐ちゃん
「そうなの・・・」ほっとすると同時に自分のバカさ加減に脱力半端無い俺に
「ねぇ、私の好きな人って誰のことか分かってくれてるんだよね?」
なんて聞いてくる理佐ちゃんはいつものイタズラな笑顔してそうだから好き
理佐ちゃんを公園に置き去りにした罪悪感からゲームに八つ当たりする俺
「そんなにイライラするならちゃんと話してきな理佐ちゃんと」なんてテレビ画面にパンチする俺に怒る母ちゃん
「今さら遅いよ、それにあんなイケメンと比べられたら勝てねぇもん」なんてちょっと理佐ちゃんに未練がある俺
「情けないね、勝負する前から諦めるような子に育てたつもり無いんだけどね、どっちにしろ明日は学校に行きなよ」なんて厳しい母ちゃん
「分かってるよ」って言い捨てて部屋に籠る俺
むしゃくしゃするから通行人に消しゴムでも投げようかと窓開ける俺
「うわっ!?なにやってんの?」窓の下に佇む理佐ちゃんに驚く俺
マジか?ストーカーみたいになってるぞ理佐ちゃんってちょっとビビる
「ストーカーとか思ってんじゃねーよ」って近所迷惑にならないように小声でドス効かす理佐ちゃん
おっ!?俺と理佐ちゃんまだ以心伝心状態じゃん
「なにやってんの?もう8時になるよ」俺も小声で聞く
「お〜い!どうしたの?」なかなか返事しない理佐ちゃんに声かける俺
「俺君のバカ・・・勘違いしてんじゃねーよ」泣きながら小声を絞り出す理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん」泣き声の理佐ちゃんに動揺して慌てて階段降りて外に出る俺
「理佐ちゃん大丈夫?」って駆け寄る俺
「俺君がイジワルするから大丈夫じゃないよ」って泣き止まない理佐ちゃん
ひぃ〜どうしよう
「なにやってんのうるさいね」なんて母ちゃんに怒られて取り合えず理佐ちゃんを俺の部屋に・・・
「これって?」俺の部屋に入るなり額に入れて飾ってある『明日の朝から、駅で待ち合わせしよ』を発見する目敏い理佐ちゃん
「理佐ちゃんが初めてくれた手紙だから・・・」言い訳するがさすがに恥ずかしい俺
「ありがとう」恥ずかしがる俺にお礼を言う理佐ちゃん
「お礼言われるようなことかな?」って疑問の俺に
「うん、飾ってくれて嬉しいから」ってめっちゃ笑顔の理佐ちゃん
「あのさ、さっきの勘違いって何のこと?」落ち着いた理佐ちゃんに疑問を切り出す俺
「俺君の言ってるイケメンって一昨日私と喋ってた人だよね、あの人全然仲良くないよ」
「そうなの?」
「うん、何回か告られて困ってたんだけど、一昨日ね私は好きな人いるから2度と話しかけないでってちゃんと断ったんだけど・・・」
なんて言いながら俺を可愛く睨む理佐ちゃん
「そうなの・・・」ほっとすると同時に自分のバカさ加減に脱力半端無い俺に
「ねぇ、私の好きな人って誰のことか分かってくれてるんだよね?」
なんて聞いてくる理佐ちゃんはいつものイタズラな笑顔してそうだから好き
85名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/29(月) 00:17:29.67ID:RqNNTqlya >>81
俺が理佐ちゃん至上主義者なために気を使わせてしまいすいませんm(__)m
俺が理佐ちゃん至上主義者なために気を使わせてしまいすいませんm(__)m
86名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/29(月) 00:20:02.76ID:RqNNTqlya >>83
俺のせいで先の見えない展開にしてしまったんじゃないかと戦慄しています・・・
俺のせいで先の見えない展開にしてしまったんじゃないかと戦慄しています・・・
87愛しの嫁理佐ちゃん 第15話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.15])
2018/01/29(月) 00:44:44.70ID:RqNNTqlya 「ねぇ、いつまで泣いてんの?」
涙が出ちゃうのは寒いから、なんて言う理佐ちゃんに従って入ったファミレスでもまだ泣いてる俺
「だって・・・ヒック・・・ヒック・・・」ってもう完全に横隔膜の泣き癖にやられてる俺
「泣き癖つけてんじゃねーよ」ってドス効かすものの子供に帰ってしまった俺にお手上げの理佐ちゃん
「心入れ換えて仕事探そうと思ったんでしょう?」って子供をあやすように聞く理佐ちゃん
「うん、最初はやさぐれてギャンブルしたりダラダラすんの楽しかったけど
理佐ちゃんにお弁当作ってもらったり雪の中を迎えに来てもらったりしてるうちに申し訳なくなってしまって・・・」
白状するうちに自分の不誠実さに情けなくなる俺
「それでお弁当作らなくていいって言ってたんだ」思わず苦笑いの理佐ちゃん
「やさぐれるとパチンコに走るのは高校生の頃のままだね」ってまたも俺の頭をなでるママみたいな理佐ちゃん
「いつか理佐ちゃんにバレると思って怖かったんだ、ごめんなさい」素直に謝る俺
「うん、自分で気づけたから怒んないよ」って良い子良い子してくれる理佐ちゃんに
うっかり「ママ〜」とか抱きついちゃう俺
「ママとか言ってんじゃねーよ」ってドス効かせて逃げる理佐ちゃん
「すいません、つい」って謝る俺
「ううん、私の方こそ知ってたのに黙っててごめんね」なんて逆に謝る理佐ちゃん
「いやいや、謝るのは俺だよ、会社クビになっちゃって理佐ちゃんに心配ばっかりかけてるから」なんて再びしょげる俺に
「ううん、心配はしてなかったよ、俺君なら自分で気づいて立ち直るって信じてたから」
「理佐ちゃん・・・」こんな俺をまだ信じてくれてる理佐ちゃんに感動の絶句捧げる俺に
「それに俺君は私のためなら頑張ってくれるの知ってるしね」なんて得意顔しそうだから好き
涙が出ちゃうのは寒いから、なんて言う理佐ちゃんに従って入ったファミレスでもまだ泣いてる俺
「だって・・・ヒック・・・ヒック・・・」ってもう完全に横隔膜の泣き癖にやられてる俺
「泣き癖つけてんじゃねーよ」ってドス効かすものの子供に帰ってしまった俺にお手上げの理佐ちゃん
「心入れ換えて仕事探そうと思ったんでしょう?」って子供をあやすように聞く理佐ちゃん
「うん、最初はやさぐれてギャンブルしたりダラダラすんの楽しかったけど
理佐ちゃんにお弁当作ってもらったり雪の中を迎えに来てもらったりしてるうちに申し訳なくなってしまって・・・」
白状するうちに自分の不誠実さに情けなくなる俺
「それでお弁当作らなくていいって言ってたんだ」思わず苦笑いの理佐ちゃん
「やさぐれるとパチンコに走るのは高校生の頃のままだね」ってまたも俺の頭をなでるママみたいな理佐ちゃん
「いつか理佐ちゃんにバレると思って怖かったんだ、ごめんなさい」素直に謝る俺
「うん、自分で気づけたから怒んないよ」って良い子良い子してくれる理佐ちゃんに
うっかり「ママ〜」とか抱きついちゃう俺
「ママとか言ってんじゃねーよ」ってドス効かせて逃げる理佐ちゃん
「すいません、つい」って謝る俺
「ううん、私の方こそ知ってたのに黙っててごめんね」なんて逆に謝る理佐ちゃん
「いやいや、謝るのは俺だよ、会社クビになっちゃって理佐ちゃんに心配ばっかりかけてるから」なんて再びしょげる俺に
「ううん、心配はしてなかったよ、俺君なら自分で気づいて立ち直るって信じてたから」
「理佐ちゃん・・・」こんな俺をまだ信じてくれてる理佐ちゃんに感動の絶句捧げる俺に
「それに俺君は私のためなら頑張ってくれるの知ってるしね」なんて得意顔しそうだから好き
88名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/29(月) 18:11:51.80ID:NGgvtk+b0NIKU 『中1の軍曹』第5話
「助けてー!」
僕が教室のドアを開けると、茜ちゃんは椅子に座らされていた。
手足を縛られ、目隠しをされている。微妙なエロさがある。
「あ、この前の!」
茜ちゃんの側に、パワースーツの女がいた。
「我、モナ王国より来たりし、リサ・ワタナベにござる。モナ王女のご勅令で、この街から『美』を頂戴し参った次第だ」
やはり、店長の言うことは正しかったようだ。
そして、ショートカットの髪型がよく似合っている。
「茜ちゃんに何をした」
「だから美しさを剥ぎ取ったのよ」
「じゃあもういいだろ、離せよ」
「そうはいかなくてね、まだ足りないのよ。誰か連れてきてちょうだい」
「誰かって…」
「美人の子よ、できればこの子ぐらいの。分かったらさっさと行く!」
というわけで美人探しの旅に繰り出したわけなのだが、そう簡単に美人は見つからない。
店長は一度、美を剥ぎ取られてしまったため、無効らしい。
「あ、そういえば…」
思い当たる人物がいた。でも、尊敬する先輩だからなぁ…
「助けてー!」
僕が教室のドアを開けると、茜ちゃんは椅子に座らされていた。
手足を縛られ、目隠しをされている。微妙なエロさがある。
「あ、この前の!」
茜ちゃんの側に、パワースーツの女がいた。
「我、モナ王国より来たりし、リサ・ワタナベにござる。モナ王女のご勅令で、この街から『美』を頂戴し参った次第だ」
やはり、店長の言うことは正しかったようだ。
そして、ショートカットの髪型がよく似合っている。
「茜ちゃんに何をした」
「だから美しさを剥ぎ取ったのよ」
「じゃあもういいだろ、離せよ」
「そうはいかなくてね、まだ足りないのよ。誰か連れてきてちょうだい」
「誰かって…」
「美人の子よ、できればこの子ぐらいの。分かったらさっさと行く!」
というわけで美人探しの旅に繰り出したわけなのだが、そう簡単に美人は見つからない。
店長は一度、美を剥ぎ取られてしまったため、無効らしい。
「あ、そういえば…」
思い当たる人物がいた。でも、尊敬する先輩だからなぁ…
89名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/29(月) 18:44:29.43ID:NGgvtk+b0NIKU90名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/29(月) 18:44:57.97ID:NGgvtk+b0NIKU 『中1の軍曹』第6話
「あらどうしたの、こんな場所で」
菅井家の門構えが余りにも巨大なため、インターホンが見つからず、ウロウロしていると、ちょうど菅井先輩がタクシーで帰ってきた。
麦わら帽子を都会的に着こなすセンスと、休日に出会えたというプレミアム感で、僕は思わず見惚れてしまった。
「あの、先輩、ちょっとここじゃ言いにくいことがあるんすけど…」
「あら、まあいいわ。上がってちょうだい」
「すみません、失礼します」
「あのですね…」
ゴディバのチョコレートでもてなしを受けたせいか、なかなか頼み事が口から出ない。
「なに?私、キャプテンなんだから、なんでも言って」
「そうですか…じゃあ、言いますね。先輩って、美しいですよね」
「えっ、ちょ…ちょ…なによ急に。告白だったら、もっとちゃんとした場所で」
「あ、そういう話じゃ…」
先輩は続きを聞かずに、部屋を出ていった。
爺やを呼び出して、何やら指示を出している。
「今からランチするから、私のお父様も一緒に」
「お父様!?」
「うん、じゃあ30分くらいで出来ると思うから、ここで待っててね。おとうさま〜」
「あらどうしたの、こんな場所で」
菅井家の門構えが余りにも巨大なため、インターホンが見つからず、ウロウロしていると、ちょうど菅井先輩がタクシーで帰ってきた。
麦わら帽子を都会的に着こなすセンスと、休日に出会えたというプレミアム感で、僕は思わず見惚れてしまった。
「あの、先輩、ちょっとここじゃ言いにくいことがあるんすけど…」
「あら、まあいいわ。上がってちょうだい」
「すみません、失礼します」
「あのですね…」
ゴディバのチョコレートでもてなしを受けたせいか、なかなか頼み事が口から出ない。
「なに?私、キャプテンなんだから、なんでも言って」
「そうですか…じゃあ、言いますね。先輩って、美しいですよね」
「えっ、ちょ…ちょ…なによ急に。告白だったら、もっとちゃんとした場所で」
「あ、そういう話じゃ…」
先輩は続きを聞かずに、部屋を出ていった。
爺やを呼び出して、何やら指示を出している。
「今からランチするから、私のお父様も一緒に」
「お父様!?」
「うん、じゃあ30分くらいで出来ると思うから、ここで待っててね。おとうさま〜」
91名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Sa8f-uKVv [182.250.243.6])
2018/01/29(月) 20:10:43.13ID:7ME2UbJkaNIKU >>89
純文学とは真逆な方向ですね・・・
再度申し訳ありませんm(__)m
俺の行ってた学校はブレザーだったんでネクタイと校章外してタバコなんて吸ってたらまず平気でしたね
なんか高校生になったら大人ぶりたくてゲーセンからパチンコ屋に昇格するのがトレンドだったんですw
純文学とは真逆な方向ですね・・・
再度申し訳ありませんm(__)m
俺の行ってた学校はブレザーだったんでネクタイと校章外してタバコなんて吸ってたらまず平気でしたね
なんか高校生になったら大人ぶりたくてゲーセンからパチンコ屋に昇格するのがトレンドだったんですw
92名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Sa8f-uKVv [182.250.243.6])
2018/01/29(月) 20:17:20.25ID:7ME2UbJkaNIKU93愛しの嫁理佐ちゃん 第16話(庭) (ニククエ Sa8f-uKVv [182.250.243.6])
2018/01/29(月) 20:38:26.81ID:7ME2UbJkaNIKU 「私のためなら頑張ってくれるしね」
なんて愛しの理佐ちゃんに言われっちゃったからには頑張らない訳にはいかない俺
前いた会社の上司に頼み込んでなんとか隙間に無理矢理潜りこんで再就職に成功
「良かったね」なんて理佐ちゃんに頭撫でてもらって平穏な日々を取り戻したのだ
会社に復帰して1週間も過ぎようかというある日
「なんか頼もしいね」なんて張り切って出社準備の俺に笑顔の理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん、なんか鼻声だよ」心に余裕があるせいか理佐ちゃんの異変に気づく俺
「うーん、ちょっと熱っぽいだけだから心配しないでいいよ、それより仕事頑張って」なんて言いながら愛妻弁当を俺に渡す理佐ちゃん
「今日は熱っぽいから行ってらっしゃいのキスは無しだよ」
なんイタズラっぽく笑う理佐ちゃんを無視して行ってきますのキスしちゃう俺に
「もう、風邪がうつっても知らないからね」って拗ねる理佐ちゃん
そのわりに超ご機嫌で手を振ってくれてるあたりは可愛い女だぜって余裕かます俺
会社着いてお茶飲みながら書類の整理する俺
「ヤベエ〜理佐ちゃんにキスするのに頭いっぱいでお客さんとこ持ってく書類を忘れた俺
やる気になっただけで能力は変わってね〜涙
「もう、明日から行ってきますのキス禁止だよ」
1時間後、ぷんぷん怒りながら書類持って会社に到着の理佐ちゃん
「ありがとう、助かったよ」って理佐ちゃんを会議室に案内するなり抱きしめる俺
まさか会社で抱きしめてくるとは思わずに油断して俺に抱きしめられちゃう理佐ちゃん
「ちょっと、誰か来ちゃうよ」って声をひそめる理佐ちゃん
「理佐ちゃん堪らん」鼻にかかった声が妙に色っぽくて俄然さかる俺に
「さかってんじゃねーよ」
って理佐ちゃんのドスに我に返り理佐ちゃんから離れる俺
次の瞬間ふらふら倒れこんじゃう理佐ちゃん
ヤベエ強く抱きしめ過ぎて怪我させちゃったか・・・
「ごめん理佐ちゃん、痛かった」
「ちょっと無理しちゃったみたい」
なんて弱々しい理佐ちゃんのおでこに手をやる俺
「熱い、めっちゃ高熱じゃねーか!無茶しやがって」って喚く俺
いや待て、無茶させたのは俺か・・・
愛しの理佐ちゃんの一大事に事務員にすぐさま救急車手配させる俺
「理佐ちゃん大丈夫か?」救急車に同乗して理佐ちゃんの手を握ってあげる俺に
「大げさにしてんじゃねーよ」ってドス効かすとともに気を失う負けず嫌いな理佐ちゃんだから好き
なんて愛しの理佐ちゃんに言われっちゃったからには頑張らない訳にはいかない俺
前いた会社の上司に頼み込んでなんとか隙間に無理矢理潜りこんで再就職に成功
「良かったね」なんて理佐ちゃんに頭撫でてもらって平穏な日々を取り戻したのだ
会社に復帰して1週間も過ぎようかというある日
「なんか頼もしいね」なんて張り切って出社準備の俺に笑顔の理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん、なんか鼻声だよ」心に余裕があるせいか理佐ちゃんの異変に気づく俺
「うーん、ちょっと熱っぽいだけだから心配しないでいいよ、それより仕事頑張って」なんて言いながら愛妻弁当を俺に渡す理佐ちゃん
「今日は熱っぽいから行ってらっしゃいのキスは無しだよ」
なんイタズラっぽく笑う理佐ちゃんを無視して行ってきますのキスしちゃう俺に
「もう、風邪がうつっても知らないからね」って拗ねる理佐ちゃん
そのわりに超ご機嫌で手を振ってくれてるあたりは可愛い女だぜって余裕かます俺
会社着いてお茶飲みながら書類の整理する俺
「ヤベエ〜理佐ちゃんにキスするのに頭いっぱいでお客さんとこ持ってく書類を忘れた俺
やる気になっただけで能力は変わってね〜涙
「もう、明日から行ってきますのキス禁止だよ」
1時間後、ぷんぷん怒りながら書類持って会社に到着の理佐ちゃん
「ありがとう、助かったよ」って理佐ちゃんを会議室に案内するなり抱きしめる俺
まさか会社で抱きしめてくるとは思わずに油断して俺に抱きしめられちゃう理佐ちゃん
「ちょっと、誰か来ちゃうよ」って声をひそめる理佐ちゃん
「理佐ちゃん堪らん」鼻にかかった声が妙に色っぽくて俄然さかる俺に
「さかってんじゃねーよ」
って理佐ちゃんのドスに我に返り理佐ちゃんから離れる俺
次の瞬間ふらふら倒れこんじゃう理佐ちゃん
ヤベエ強く抱きしめ過ぎて怪我させちゃったか・・・
「ごめん理佐ちゃん、痛かった」
「ちょっと無理しちゃったみたい」
なんて弱々しい理佐ちゃんのおでこに手をやる俺
「熱い、めっちゃ高熱じゃねーか!無茶しやがって」って喚く俺
いや待て、無茶させたのは俺か・・・
愛しの理佐ちゃんの一大事に事務員にすぐさま救急車手配させる俺
「理佐ちゃん大丈夫か?」救急車に同乗して理佐ちゃんの手を握ってあげる俺に
「大げさにしてんじゃねーよ」ってドス効かすとともに気を失う負けず嫌いな理佐ちゃんだから好き
94愛しの嫁理佐ちゃん 第17話(庭) (ニククエ Sa8f-uKVv [182.250.243.6])
2018/01/29(月) 22:45:57.71ID:7ME2UbJkaNIKU 「理佐ちゃん大丈夫かな・・・」
愛しの理佐ちゃんに目の前で気絶されちゃって不安が半端ない俺
「先生よう、理佐ちゃんどうなっちゃうんだよ?気絶なんて普通じゃないよ」
説明するからって先生のとこに案内された俺
「美人薄命って言うじゃん、理佐ちゃんみたいに美人の中の美人みたいな超美人はヤバイのかな〜」
募る不安から捲し立てる俺
「はっはははは、大げさですよご主人、奥さんはただの風邪ですよ、たまたま心労がかはなって抵抗力が弱って高熱が出ただけですよ」
なんて笑いながら気楽なこと言うお医者さん
「はい、ありがとうございます」理佐ちゃんの寝てるベッドの横で電話する俺
なんとか事情を話して先方に約束の時間をずらしてもらう俺
電話切ってほっとため息の俺
「病室で電話してんじゃねーよ」布団に半分顔を隠しながらドス効かす理佐ちゃん
「ごめん、起こしちゃった?」
優しく話しかける俺にかぶりをふる理佐ちゃん
「お客さん怒ってた?」自分のことより俺の仕事を心配する理佐ちゃん
「ううん、事情を話したらあっちの方から時間ずらしてくれたから心配すんなよ」理佐ちゃんを気づかう優しい俺
「俺君のためになんかしたかったのに迷惑かけちゃった・・・」布団から出てる瞳をうるうるさせて呟く理佐ちゃん
「迷惑なんてかかってないから心配すんなって、万が一迷惑かかったとしてもまだ俺のかけた迷惑の方が多いからさ」
「俺君の方が多いの?」
「うん、高3で隣の席になって以来迷惑かけた勝負は俺の圧勝だからさ、まだまだ理佐ちゃんは俺に迷惑かけて大丈夫だよ」って理佐ちゃんを励ます俺に
「勝手に変な勝負に巻き込まないでよ」って苦笑いする理佐ちゃん
「なんか買ってこようか?」理佐ちゃんの気持ちが落ち着いてひと安心な俺
「食欲無いからプリンがいいかな」って答える理佐ちゃん
「ちょっと待ってて買ってくるから」って立ち上がる俺に
「あっ、待って!まだいいや」なんて遠慮する理佐ちゃん
「遠慮すんなよ、プリンぐらいお安い御用だよ」って売店に行こうとする俺に
「ねぇ、にぶいよ」って拗ねる理佐ちゃん
「うん?にぶい・・・」
「うん、プリンより俺君にそばに居て欲しいの」
なんて言いながら布団に隠れちゃいそうだから好き
愛しの理佐ちゃんに目の前で気絶されちゃって不安が半端ない俺
「先生よう、理佐ちゃんどうなっちゃうんだよ?気絶なんて普通じゃないよ」
説明するからって先生のとこに案内された俺
「美人薄命って言うじゃん、理佐ちゃんみたいに美人の中の美人みたいな超美人はヤバイのかな〜」
募る不安から捲し立てる俺
「はっはははは、大げさですよご主人、奥さんはただの風邪ですよ、たまたま心労がかはなって抵抗力が弱って高熱が出ただけですよ」
なんて笑いながら気楽なこと言うお医者さん
「はい、ありがとうございます」理佐ちゃんの寝てるベッドの横で電話する俺
なんとか事情を話して先方に約束の時間をずらしてもらう俺
電話切ってほっとため息の俺
「病室で電話してんじゃねーよ」布団に半分顔を隠しながらドス効かす理佐ちゃん
「ごめん、起こしちゃった?」
優しく話しかける俺にかぶりをふる理佐ちゃん
「お客さん怒ってた?」自分のことより俺の仕事を心配する理佐ちゃん
「ううん、事情を話したらあっちの方から時間ずらしてくれたから心配すんなよ」理佐ちゃんを気づかう優しい俺
「俺君のためになんかしたかったのに迷惑かけちゃった・・・」布団から出てる瞳をうるうるさせて呟く理佐ちゃん
「迷惑なんてかかってないから心配すんなって、万が一迷惑かかったとしてもまだ俺のかけた迷惑の方が多いからさ」
「俺君の方が多いの?」
「うん、高3で隣の席になって以来迷惑かけた勝負は俺の圧勝だからさ、まだまだ理佐ちゃんは俺に迷惑かけて大丈夫だよ」って理佐ちゃんを励ます俺に
「勝手に変な勝負に巻き込まないでよ」って苦笑いする理佐ちゃん
「なんか買ってこようか?」理佐ちゃんの気持ちが落ち着いてひと安心な俺
「食欲無いからプリンがいいかな」って答える理佐ちゃん
「ちょっと待ってて買ってくるから」って立ち上がる俺に
「あっ、待って!まだいいや」なんて遠慮する理佐ちゃん
「遠慮すんなよ、プリンぐらいお安い御用だよ」って売店に行こうとする俺に
「ねぇ、にぶいよ」って拗ねる理佐ちゃん
「うん?にぶい・・・」
「うん、プリンより俺君にそばに居て欲しいの」
なんて言いながら布団に隠れちゃいそうだから好き
95名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ c357-KBPY [58.94.38.100])
2018/01/29(月) 23:42:05.87ID:NGgvtk+b0NIKU >>92
物語を書いてて一番楽しいのは、自分の意に反して筋が逸れていく時ですから、全然気にしてませんw
でもやっぱり恋を描くと純文学風になりますね
ふと思ったんですが、庭さんの作品は全て純文学でも通用しますね
物語を書いてて一番楽しいのは、自分の意に反して筋が逸れていく時ですから、全然気にしてませんw
でもやっぱり恋を描くと純文学風になりますね
ふと思ったんですが、庭さんの作品は全て純文学でも通用しますね
96名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.6])
2018/01/30(火) 00:12:21.36ID:QAlpFmrla97赤い糸の理佐ちゃん 第1話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.17])
2018/01/30(火) 12:07:15.55ID:/VSomAwoa 「ねぇ、私と俺君の記念日だいぶ増えたよ」
暦を見ながら笑顔で話しかけてくる理佐ちゃん
「暦にしるしつけてんの?」興味なさそうに呟く俺
「うん、初めてデートしたり俺君が初めて名前で呼んでくれたりは嬉しい記念日だからね」なんて微笑む理佐ちゃん
俺との記念日を数えて嬉しそうにする理佐ちゃんに戸惑う俺
「まだ忘れられないの?」俺の様子に不安気な顔する理佐ちゃん
「うん?忘れてなかったら理佐ちゃんと付き合わないよ」
不安気な理佐ちゃんを安心させようと心にも無いことを言う俺
あの日、俺の渡したプレゼントを投げ捨てて去っていった前の彼女
ほぼダメ男の俺が迷惑かけまくったのが原因だけに責めるどころか、未練ありありな俺
たまたまその現場を見てた花屋の店員だった理佐ちゃん
優しい理佐ちゃんは投げ捨てられたプレゼントを拾ってくれて俺を慰めてくれた
そんなたわいもないきっかけでなんとなく付き合い始めた俺と理佐ちゃん
美人で気立ての良い理佐ちゃんに魅かれ初めてるのは確かだけど
美人のわりにキスの仕方さえ知らなかった純粋な理佐ちゃんに
前の彼女を引きずってる俺はどこか距離を縮めるのを躊躇っていた
「ねぇ、ちなみに今日は何の日か覚えてる?」笑顔で聞いてくる理佐ちゃん
「前の彼女の誕生日・・・」戸惑いながらうっかり答えちゃう俺に
「未練残してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんで私が前の彼女さんの誕生日を記念日にすんのよ」って俺を詰めてくる理佐ちゃん
「ごめん、咄嗟だったから一番印象に残ってる誕生日が出ちゃった」って謝る俺に
「聞きたくない、聞きたくない、ふああああぁ〜」耳を塞いで首を横に振る理佐ちゃん
「やっぱり前の彼女さんとの3年の想い出にはまだかなわないのかなぁ・・・」
なんてため息ついてそうだから好き
暦を見ながら笑顔で話しかけてくる理佐ちゃん
「暦にしるしつけてんの?」興味なさそうに呟く俺
「うん、初めてデートしたり俺君が初めて名前で呼んでくれたりは嬉しい記念日だからね」なんて微笑む理佐ちゃん
俺との記念日を数えて嬉しそうにする理佐ちゃんに戸惑う俺
「まだ忘れられないの?」俺の様子に不安気な顔する理佐ちゃん
「うん?忘れてなかったら理佐ちゃんと付き合わないよ」
不安気な理佐ちゃんを安心させようと心にも無いことを言う俺
あの日、俺の渡したプレゼントを投げ捨てて去っていった前の彼女
ほぼダメ男の俺が迷惑かけまくったのが原因だけに責めるどころか、未練ありありな俺
たまたまその現場を見てた花屋の店員だった理佐ちゃん
優しい理佐ちゃんは投げ捨てられたプレゼントを拾ってくれて俺を慰めてくれた
そんなたわいもないきっかけでなんとなく付き合い始めた俺と理佐ちゃん
美人で気立ての良い理佐ちゃんに魅かれ初めてるのは確かだけど
美人のわりにキスの仕方さえ知らなかった純粋な理佐ちゃんに
前の彼女を引きずってる俺はどこか距離を縮めるのを躊躇っていた
「ねぇ、ちなみに今日は何の日か覚えてる?」笑顔で聞いてくる理佐ちゃん
「前の彼女の誕生日・・・」戸惑いながらうっかり答えちゃう俺に
「未練残してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんで私が前の彼女さんの誕生日を記念日にすんのよ」って俺を詰めてくる理佐ちゃん
「ごめん、咄嗟だったから一番印象に残ってる誕生日が出ちゃった」って謝る俺に
「聞きたくない、聞きたくない、ふああああぁ〜」耳を塞いで首を横に振る理佐ちゃん
「やっぱり前の彼女さんとの3年の想い出にはまだかなわないのかなぁ・・・」
なんてため息ついてそうだから好き
98赤い糸の理佐ちゃん 第2話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.17])
2018/01/30(火) 12:09:56.87ID:/VSomAwoa 「しばらく会わない方がいいと思うんだ」
2ヶ月付き合ってはみたものの前の彼女の事が忘れられない俺のせいですれ違う二人
そんな日々に理佐ちゃんが距離をおきたいと思うのは当然のことだろう
「なんかね・・・私と喋ってても俺君がここに居ないみたいに感じちゃったんだ」って淋しそうに話す理佐ちゃん
「うん、ごめんね」
「謝んないでよ、俺君が悪いんじゃないんだからさ、人を好きな気持ちを責めらんないよ」
俺の中途半端さのせいて自分が傷ついたにも関わらず優しく庇ってくれる理佐ちゃん
申し訳ない気持ちでなんも言えない俺
「そんなに哀しい顔しないでよ、俺君の心が答えを出すの待っててあげるから」
なんて言いながら俺の頭を撫でてくれる優しい理佐ちゃん
こうして理佐ちゃんが俺の元を去っていった
そして翌日
ヤベエな、理佐ちゃん居なくなっちゃった淋しさで前の彼女のことなんてどうでもよくなっちゃった
「俺って馬鹿だな理佐ちゃんのこと大好きになってたのに気づかないんだもんなぁ」
なんて愚痴りながら理佐ちゃんの働く花屋の回りを彷徨く俺
「ねぇ、なにやってんの?」
当然のごとく理佐ちゃんに見つかる俺
「答えが出たみたいだから来ちゃった」って軽い俺
「昨日今日で答え出してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、しばらく会わないって決めたんだからちゃんと考えて、私は5年先だって待っててあげるから」
なんて大げさなこと言って花屋に戻って行っちゃいそうだから好き
2ヶ月付き合ってはみたものの前の彼女の事が忘れられない俺のせいですれ違う二人
そんな日々に理佐ちゃんが距離をおきたいと思うのは当然のことだろう
「なんかね・・・私と喋ってても俺君がここに居ないみたいに感じちゃったんだ」って淋しそうに話す理佐ちゃん
「うん、ごめんね」
「謝んないでよ、俺君が悪いんじゃないんだからさ、人を好きな気持ちを責めらんないよ」
俺の中途半端さのせいて自分が傷ついたにも関わらず優しく庇ってくれる理佐ちゃん
申し訳ない気持ちでなんも言えない俺
「そんなに哀しい顔しないでよ、俺君の心が答えを出すの待っててあげるから」
なんて言いながら俺の頭を撫でてくれる優しい理佐ちゃん
こうして理佐ちゃんが俺の元を去っていった
そして翌日
ヤベエな、理佐ちゃん居なくなっちゃった淋しさで前の彼女のことなんてどうでもよくなっちゃった
「俺って馬鹿だな理佐ちゃんのこと大好きになってたのに気づかないんだもんなぁ」
なんて愚痴りながら理佐ちゃんの働く花屋の回りを彷徨く俺
「ねぇ、なにやってんの?」
当然のごとく理佐ちゃんに見つかる俺
「答えが出たみたいだから来ちゃった」って軽い俺
「昨日今日で答え出してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、しばらく会わないって決めたんだからちゃんと考えて、私は5年先だって待っててあげるから」
なんて大げさなこと言って花屋に戻って行っちゃいそうだから好き
99赤い糸の理佐ちゃん 第3話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.17])
2018/01/30(火) 12:13:27.09ID:/VSomAwoa 「5年先とかウソだろ〜」
理佐ちゃんに5年先までだって待ってるから二人のことをちゃんと考えるように言われて頭抱える俺
「理佐ちゃんのことこんなに好きだって答え出てるのに、あとなに考えろってんだよ〜」ただただ嘆くしかない俺
こうして時間ばかりが過ぎてしまい
あの頃つぼみだった花はあでやかな色をつけ
秋が過ぎ冬を越え枯れ果ててしまった
まるで理佐ちゃんを失い途方に暮れる俺のように・・・
「結局は前の彼女を引きずってる俺のこと嫌いになっちゃったのかな?なんだかもう2度と理佐ちゃんに会えない気がするなぁ」
なんて愚痴りながら街を歩いてたら理佐ちゃんが男と歩いてるの発見
思わず駆け寄り声をかける俺
振り向いたら理佐ちゃんと髪型が似てるだけのブス
「良かった髪型似てるだけのブスだ」
ほっとして余計なこと言ってブスの彼氏にボコボコにされちゃう俺
痛んだ体引きずって帰って来たら理佐ちゃんからの手紙だ
あわくって開いたら「会ってくれますか?初めて二人が出会った場所で待ってます」
なんて文字が飛び込んできて涙ちょちょぎれちゃう俺
約束の場所に駆けつけたら理佐ちゃんが待っててくれた
「遅いよ」なんてしばらくぶりの再会に照れ隠しに拗ねる理佐ちゃん
「うん・・・」理佐ちゃんが目の前にいる感動で言葉失う俺
「5年先まで待っててあげるなんて言ったのに、私の方が俺君に会いたくなっちゃったんだ」
なんて俺の胸に飛び込んできそうな理佐ちゃんだから好き
おわり
理佐ちゃんに5年先までだって待ってるから二人のことをちゃんと考えるように言われて頭抱える俺
「理佐ちゃんのことこんなに好きだって答え出てるのに、あとなに考えろってんだよ〜」ただただ嘆くしかない俺
こうして時間ばかりが過ぎてしまい
あの頃つぼみだった花はあでやかな色をつけ
秋が過ぎ冬を越え枯れ果ててしまった
まるで理佐ちゃんを失い途方に暮れる俺のように・・・
「結局は前の彼女を引きずってる俺のこと嫌いになっちゃったのかな?なんだかもう2度と理佐ちゃんに会えない気がするなぁ」
なんて愚痴りながら街を歩いてたら理佐ちゃんが男と歩いてるの発見
思わず駆け寄り声をかける俺
振り向いたら理佐ちゃんと髪型が似てるだけのブス
「良かった髪型似てるだけのブスだ」
ほっとして余計なこと言ってブスの彼氏にボコボコにされちゃう俺
痛んだ体引きずって帰って来たら理佐ちゃんからの手紙だ
あわくって開いたら「会ってくれますか?初めて二人が出会った場所で待ってます」
なんて文字が飛び込んできて涙ちょちょぎれちゃう俺
約束の場所に駆けつけたら理佐ちゃんが待っててくれた
「遅いよ」なんてしばらくぶりの再会に照れ隠しに拗ねる理佐ちゃん
「うん・・・」理佐ちゃんが目の前にいる感動で言葉失う俺
「5年先まで待っててあげるなんて言ったのに、私の方が俺君に会いたくなっちゃったんだ」
なんて俺の胸に飛び込んできそうな理佐ちゃんだから好き
おわり
100名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.17])
2018/01/30(火) 12:16:53.38ID:/VSomAwoa タイトル通りに原案はコブクロの赤い糸です
101帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第16話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.3])
2018/01/30(火) 18:26:19.83ID:1sdQCbJZa 「ねぇ、なに見てんの?」
放課後の教室で熱心にスマホをいじくる俺に声をかける理佐ちゃん
慌ててスマホを隠そうとするが間一髪で理佐ちゃんに奪われるスマホ
「見ないでくれ〜」悲痛な叫びも虚しくスマホの画面を覗き込む理佐ちゃん
「赤い糸の理佐ちゃん・・・こわあ・・・」俺が書いた理佐ちゃんを題材にした小説を読んでドン引きの理佐ちゃん
「あんた、人の名前使ってなに書いてんのよ!」
色々あって仲が深まったせいかたまに口調が乱暴になる理佐ちゃん、可愛い
「理佐ちゃん待ってる間、暇だったからつい書いてしまった、ちなみにコブクロの赤い糸が原案だよ」って言い訳する俺
「名前使われるの恥ずかしいんだけど・・・」って顔を赤める奥ゆかしい理佐ちゃん
恥ずかしいのは心に秘めた妄想癖を世界で一番好きな理佐ちゃんにバレてしまった俺のほうだよ
「それより先生に用事ってなんだったの?」さりげなく話題を変える俺
「うん?たいした用事じゃないから気にしないで」って用事には触れて欲しくないらしく、そそくさと帰り支度する理佐ちゃん
「先生がね文化祭で舞台やるから学級委員が率先して話を進めろとか言ってんだよね・・・」
学校の薄暗い廊下を歩きながら先生の無茶ぶりに困り顔の理佐ちゃん
「舞台!?あいつなに考えてんだ・・・」
理佐ちゃんに調子併せるものの心の中は理佐ちゃんと手を繋ぎたい欲でいっぱいの俺
「ねぇ、なんか目がギラギラしてて怖いんだけど・・・」
警戒心の強い理佐ちゃんだけに俺の野心を察知してそうだから好き
放課後の教室で熱心にスマホをいじくる俺に声をかける理佐ちゃん
慌ててスマホを隠そうとするが間一髪で理佐ちゃんに奪われるスマホ
「見ないでくれ〜」悲痛な叫びも虚しくスマホの画面を覗き込む理佐ちゃん
「赤い糸の理佐ちゃん・・・こわあ・・・」俺が書いた理佐ちゃんを題材にした小説を読んでドン引きの理佐ちゃん
「あんた、人の名前使ってなに書いてんのよ!」
色々あって仲が深まったせいかたまに口調が乱暴になる理佐ちゃん、可愛い
「理佐ちゃん待ってる間、暇だったからつい書いてしまった、ちなみにコブクロの赤い糸が原案だよ」って言い訳する俺
「名前使われるの恥ずかしいんだけど・・・」って顔を赤める奥ゆかしい理佐ちゃん
恥ずかしいのは心に秘めた妄想癖を世界で一番好きな理佐ちゃんにバレてしまった俺のほうだよ
「それより先生に用事ってなんだったの?」さりげなく話題を変える俺
「うん?たいした用事じゃないから気にしないで」って用事には触れて欲しくないらしく、そそくさと帰り支度する理佐ちゃん
「先生がね文化祭で舞台やるから学級委員が率先して話を進めろとか言ってんだよね・・・」
学校の薄暗い廊下を歩きながら先生の無茶ぶりに困り顔の理佐ちゃん
「舞台!?あいつなに考えてんだ・・・」
理佐ちゃんに調子併せるものの心の中は理佐ちゃんと手を繋ぎたい欲でいっぱいの俺
「ねぇ、なんか目がギラギラしてて怖いんだけど・・・」
警戒心の強い理佐ちゃんだけに俺の野心を察知してそうだから好き
102愛しの嫁理佐ちゃん 第18話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.8])
2018/01/30(火) 20:11:47.84ID:R+PGQcExa 「理佐ちゃん今日帰っていいってよ」
お客さんのとこに書類を届け、理佐ちゃんの待つ病室へとトンボ返りした俺
病院に泊まりたくないと言う理佐ちゃんの願いを叶えるために交渉、見事満額解答で理佐ちゃんに報告の俺だ
「本当に?やった〜!」喜ぶ理佐ちゃんを目を細めて見つめる俺
「その代わり絶対に無理させるなって言われたからしばらくはのんびりしててね」
「うーん?それが一番難しいかな」なんて笑う理佐ちゃん
点滴が効いたせいか元気な理佐ちゃんが戻ってきて嬉しい俺
「なんか掃除したくなっちゃう」
家につくなり掃除大好きな血が騒いじゃう理佐ちゃん
「今日は俺がやるから理佐ちゃんは指示だけしてくれ」
「えっ、俺君が掃除してくれるの?」驚く理佐ちゃん
「うん、夕飯も俺が作るから今日はもう
ゴロゴロしててな」そう言って掃除始める俺
「あ〜気持ちいい」
夕飯を食べ終わり俺に肩を揉んでもらう理佐ちゃん
「風邪引くと俺君が優しくなるから嬉しいな〜」ってのたまう理佐ちゃん
「俺の方こそ理佐ちゃんに心配かけたから罪滅ぼしだよ」って理佐ちゃんの胸チラを盗み見ながら一生懸命肩を揉む俺
本当は他のとこも揉みたいけど病み上がりの理佐ちゃんは大事にせねばと自粛する俺
「ありがとう」なんて至れり尽くせりな待遇に上機嫌に眠りにつく理佐ちゃん
「いつも優しい俺君大好きだよ...むにゃむにゃzzz」
なんて寝言言ってくれそうだから好き
お客さんのとこに書類を届け、理佐ちゃんの待つ病室へとトンボ返りした俺
病院に泊まりたくないと言う理佐ちゃんの願いを叶えるために交渉、見事満額解答で理佐ちゃんに報告の俺だ
「本当に?やった〜!」喜ぶ理佐ちゃんを目を細めて見つめる俺
「その代わり絶対に無理させるなって言われたからしばらくはのんびりしててね」
「うーん?それが一番難しいかな」なんて笑う理佐ちゃん
点滴が効いたせいか元気な理佐ちゃんが戻ってきて嬉しい俺
「なんか掃除したくなっちゃう」
家につくなり掃除大好きな血が騒いじゃう理佐ちゃん
「今日は俺がやるから理佐ちゃんは指示だけしてくれ」
「えっ、俺君が掃除してくれるの?」驚く理佐ちゃん
「うん、夕飯も俺が作るから今日はもう
ゴロゴロしててな」そう言って掃除始める俺
「あ〜気持ちいい」
夕飯を食べ終わり俺に肩を揉んでもらう理佐ちゃん
「風邪引くと俺君が優しくなるから嬉しいな〜」ってのたまう理佐ちゃん
「俺の方こそ理佐ちゃんに心配かけたから罪滅ぼしだよ」って理佐ちゃんの胸チラを盗み見ながら一生懸命肩を揉む俺
本当は他のとこも揉みたいけど病み上がりの理佐ちゃんは大事にせねばと自粛する俺
「ありがとう」なんて至れり尽くせりな待遇に上機嫌に眠りにつく理佐ちゃん
「いつも優しい俺君大好きだよ...むにゃむにゃzzz」
なんて寝言言ってくれそうだから好き
103愛しの嫁理佐ちゃん 第19話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.8])
2018/01/30(火) 20:41:23.68ID:R+PGQcExa 「じゃあ、帰ってきたら俺が夕飯作るから大人しくゴロゴロしてるように」
朝も早から理佐ちゃんに朝ごはんを作り片づけまでテキパキ済ませて出社の俺
「過保護すぎだよ」って呆れる理佐ちゃん
「理佐ちゃんは普段頑張り過ぎるから過保護なぐらいでちょうどいいの、それよりご褒美ちょうだい」っておねだりする俺
「バカ・・・」なんて照れながら行ってらっしゃいのキスしてくれる理佐ちゃん
理佐ちゃんが心配だからマッハの早さで仕事を片づけ退社の俺
駅ついたら買い物してる理佐ちゃん発見
「なにやってんだよ理佐ちゃん、また倒れるぞ」って駆け寄る俺
「わっ!?なんで居んの?まだ5時前だよ」突然の俺の登場に驚く理佐ちゃん
「心配だから仕事てきぱき片づけて帰ってきたんだよ」
「俺君・・・掃除やご飯の時も思ったんだけど、やれば出来る人だったんだね」なんて俺のことどう思ってたんだ疑惑の理佐ちゃん
「理佐ちゃんのためなら有能にもなりますよ」って言いながら理佐ちゃんが両手に持ってる荷物を持ってあげる俺
「そっか、私のためだからか」って嬉しそうな理佐ちゃん
「ねぇ、荷物半分持つからさ、たまには手繋いで歩こうよ」って手を出す理佐ちゃん
しばらくぶりに手を繋いで歩く二人
「なんか照れくさいな」って呟く俺を
「照れてんじゃねーよ」ってからかう理佐ちゃんだけど
「私は俺君と手繋いでると凄く幸せなんだけどな・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
朝も早から理佐ちゃんに朝ごはんを作り片づけまでテキパキ済ませて出社の俺
「過保護すぎだよ」って呆れる理佐ちゃん
「理佐ちゃんは普段頑張り過ぎるから過保護なぐらいでちょうどいいの、それよりご褒美ちょうだい」っておねだりする俺
「バカ・・・」なんて照れながら行ってらっしゃいのキスしてくれる理佐ちゃん
理佐ちゃんが心配だからマッハの早さで仕事を片づけ退社の俺
駅ついたら買い物してる理佐ちゃん発見
「なにやってんだよ理佐ちゃん、また倒れるぞ」って駆け寄る俺
「わっ!?なんで居んの?まだ5時前だよ」突然の俺の登場に驚く理佐ちゃん
「心配だから仕事てきぱき片づけて帰ってきたんだよ」
「俺君・・・掃除やご飯の時も思ったんだけど、やれば出来る人だったんだね」なんて俺のことどう思ってたんだ疑惑の理佐ちゃん
「理佐ちゃんのためなら有能にもなりますよ」って言いながら理佐ちゃんが両手に持ってる荷物を持ってあげる俺
「そっか、私のためだからか」って嬉しそうな理佐ちゃん
「ねぇ、荷物半分持つからさ、たまには手繋いで歩こうよ」って手を出す理佐ちゃん
しばらくぶりに手を繋いで歩く二人
「なんか照れくさいな」って呟く俺を
「照れてんじゃねーよ」ってからかう理佐ちゃんだけど
「私は俺君と手繋いでると凄く幸せなんだけどな・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
104名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.8])
2018/01/30(火) 20:47:57.92ID:R+PGQcExa 久々の連投規制発動w
105帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第17話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.8])
2018/01/30(火) 20:48:07.59ID:R+PGQcExa 「なんかこわ〜い」
俺のギラギラを怖がって距離をとる理佐ちゃん
まずい、理佐ちゃんはこうゆうとこ敏感なの忘れてた・・・
「理佐ちゃん待ってくれ誤解だ、変なことしようなんて思ってないよ」って慌てて弁解する俺
「本当に?」めっちゃ眉間にしわ寄せて睨む理佐ちゃん
「うん、変なことじゃなくて手繋ぎたいなぁなんて思っただけ」どさくさ紛れにチャレンジャーな俺
「手繋ぎたいの・・・?」って戸惑う理佐ちゃん
おっ!いけんじゃねぇか?
押せばいけそうな雰囲気の理佐ちゃんに
「理佐ちゃんと手繋ぎたい!」って渾身のお願いする俺
「どうしようかな?」なんて考える振りする理佐ちゃん
ドキドキが止まらない俺
「手繋いであげるから私のお願い聞いてくれる?」ってなんか恥ずかしそうな理佐ちゃんにますます高鳴る胸の鼓動
まったく恋ってやつは心臓に悪いや・・・
なんて俺の気持ちを知ってか知らずか
「この前寄れなかった公園に寄ってもいい?」なんて真剣な眼差しの理佐ちゃん
「もう秋だね」
公園に向かいながら夜空を見上げて呟く理佐ちゃん
「うん、秋だよ」初めて理佐ちゃんと手を繋いでることに緊張して棒読みな俺
理佐ちゃんも慣れてないらしく緊張で固まってる俺の手に遠慮気味にそっと手を添えてるだけ状態だ
そんな「これで手繋いだって言えんのか!」状態だけど俺は凄く幸せなのだ、理佐ちゃんと手繋いでるだけで時間よ止まれ!ってなぐらい幸せなのだ
「ねぇ、私に大事な話あるんだよね」
公園のベンチに座ってからも俺と手を繋いだままの理佐ちゃん
公園に寄りたいのはそのためだったのか!?
「今さら告白必要?」って照れてはぐらかす俺を
「照れてんじゃねーよ」ってドス効かせて追い込みにかかる理佐ちゃん
「ちゃんと俺君から付き合おうって言われたいの」なんて小首かしげる理佐ちゃん
「理佐ちゃんのこと世界一好きです、俺と付き合ってください」
真っ直ぐ俺のこと見つめる理佐ちゃんに勇気もらってやっと告った俺に
「うーん?どうしようかな」なんて照れ隠しにツンかましてきそうだから好き
俺のギラギラを怖がって距離をとる理佐ちゃん
まずい、理佐ちゃんはこうゆうとこ敏感なの忘れてた・・・
「理佐ちゃん待ってくれ誤解だ、変なことしようなんて思ってないよ」って慌てて弁解する俺
「本当に?」めっちゃ眉間にしわ寄せて睨む理佐ちゃん
「うん、変なことじゃなくて手繋ぎたいなぁなんて思っただけ」どさくさ紛れにチャレンジャーな俺
「手繋ぎたいの・・・?」って戸惑う理佐ちゃん
おっ!いけんじゃねぇか?
押せばいけそうな雰囲気の理佐ちゃんに
「理佐ちゃんと手繋ぎたい!」って渾身のお願いする俺
「どうしようかな?」なんて考える振りする理佐ちゃん
ドキドキが止まらない俺
「手繋いであげるから私のお願い聞いてくれる?」ってなんか恥ずかしそうな理佐ちゃんにますます高鳴る胸の鼓動
まったく恋ってやつは心臓に悪いや・・・
なんて俺の気持ちを知ってか知らずか
「この前寄れなかった公園に寄ってもいい?」なんて真剣な眼差しの理佐ちゃん
「もう秋だね」
公園に向かいながら夜空を見上げて呟く理佐ちゃん
「うん、秋だよ」初めて理佐ちゃんと手を繋いでることに緊張して棒読みな俺
理佐ちゃんも慣れてないらしく緊張で固まってる俺の手に遠慮気味にそっと手を添えてるだけ状態だ
そんな「これで手繋いだって言えんのか!」状態だけど俺は凄く幸せなのだ、理佐ちゃんと手繋いでるだけで時間よ止まれ!ってなぐらい幸せなのだ
「ねぇ、私に大事な話あるんだよね」
公園のベンチに座ってからも俺と手を繋いだままの理佐ちゃん
公園に寄りたいのはそのためだったのか!?
「今さら告白必要?」って照れてはぐらかす俺を
「照れてんじゃねーよ」ってドス効かせて追い込みにかかる理佐ちゃん
「ちゃんと俺君から付き合おうって言われたいの」なんて小首かしげる理佐ちゃん
「理佐ちゃんのこと世界一好きです、俺と付き合ってください」
真っ直ぐ俺のこと見つめる理佐ちゃんに勇気もらってやっと告った俺に
「うーん?どうしようかな」なんて照れ隠しにツンかましてきそうだから好き
106突然ですが、洋楽クイズの時間だよ(大阪府) (ワッチョイWW c357-6fWl [58.94.38.100])
2018/01/30(火) 21:35:39.49ID:fBcjUpOa0 ベリカ2号機「で、あなたはどうなりたいの?」
ぺーちゃん「優しい人になりたい」
2号「あっそ、でもそのために可愛い顔して嘘をつくことになるよ」
ぺー「嘘つきは嫌だなぁ…」
2号「いい?誠実であることは難しいのよ」
ぺー「何で?」
2号「寂しい言葉よね、『誠実』って」
ぺー「いい言葉じゃん」
2号「本気でそう思ってるなら世間を見渡すことね。みんな不誠実よ」
ぺー「でも、世の中には優しい人もいっぱい居るよ」
2号「それは誠実な人とは言わないね。誰にでもできる」
ぺー「そっか…じゃあ誠実になるにはどうしたらいいの?」
2号「本気でそう思った時に私のところへ来なさい」
ぺー「うん、そうするよ。私、2号機ちゃんのこと頼りにしてるよ。じゃあね」
2号「あぁ、行っちゃった。誠実こそ君に求めたいものなんだ。難しいけどね」
ぺーちゃん「優しい人になりたい」
2号「あっそ、でもそのために可愛い顔して嘘をつくことになるよ」
ぺー「嘘つきは嫌だなぁ…」
2号「いい?誠実であることは難しいのよ」
ぺー「何で?」
2号「寂しい言葉よね、『誠実』って」
ぺー「いい言葉じゃん」
2号「本気でそう思ってるなら世間を見渡すことね。みんな不誠実よ」
ぺー「でも、世の中には優しい人もいっぱい居るよ」
2号「それは誠実な人とは言わないね。誰にでもできる」
ぺー「そっか…じゃあ誠実になるにはどうしたらいいの?」
2号「本気でそう思った時に私のところへ来なさい」
ぺー「うん、そうするよ。私、2号機ちゃんのこと頼りにしてるよ。じゃあね」
2号「あぁ、行っちゃった。誠実こそ君に求めたいものなんだ。難しいけどね」
107名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW c357-6fWl [58.94.38.100])
2018/01/30(火) 21:52:52.65ID:fBcjUpOa0108名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/30(火) 22:43:50.97ID:Nc2/wFXkK >>106
男「あのぉ…番台さん」
米「うわ!びっくりしたぁ…急に声かけないでくださいよ」
男「あ、すいません…じゃあどうすれば良かったんですか?」
米「声をかけるまえに目配せとかするのが先でしょ。あなたみたいなナイスガイなら当然知っておくべき常識ですよ」
男「そうなんですか…?」
米「昔から言うでしょ、『合図、番台さん(会津磐梯山)』って」
男「…」
米「まあとにかく、ご用は何ですか?その肉体美を私にただ見せに来たんですか?(笑)」
男「いや、あの…私の脱いだ服をどこに入れたか覚えられてないかなと思いまして」
米「え?でもそこのロッカーのどこかに入れて鍵を自分で閉めたんでは?」
男「風呂から上がって気が付くとその鍵が見当たらないんですよ。それで困ってしまって。覚えておられたら合い鍵かなんかで開けていただけないかと」
米「鍵の紛失ですか?だったらその場合鍵の作り直し費用100万円いただきますが」
男「100万円!?なんでそんなに?」
米「これから鍵職人になる修行に出ますのでその費用で」
男「お願いですから鍵屋さんに頼んでくださいよ」
米「冗談ですよ(笑)。ていうか、そのタオルの先に引っかかってるものは何ですか?」
男「え?あ、あった!鍵ありました!ありがとうございます」
米「良かったですね。…52番のロッカーだったのね…つまり…入浴で52番のガイだったわけね…」
男「さっきはどうもありがとぅ〜ん♪また来るわねぇ〜ん♪」
米「ええぇぇ?あんなナイスガイ風なのに、実は…『オネェでスッテェ〜』!?」
m(_ _)m
男「あのぉ…番台さん」
米「うわ!びっくりしたぁ…急に声かけないでくださいよ」
男「あ、すいません…じゃあどうすれば良かったんですか?」
米「声をかけるまえに目配せとかするのが先でしょ。あなたみたいなナイスガイなら当然知っておくべき常識ですよ」
男「そうなんですか…?」
米「昔から言うでしょ、『合図、番台さん(会津磐梯山)』って」
男「…」
米「まあとにかく、ご用は何ですか?その肉体美を私にただ見せに来たんですか?(笑)」
男「いや、あの…私の脱いだ服をどこに入れたか覚えられてないかなと思いまして」
米「え?でもそこのロッカーのどこかに入れて鍵を自分で閉めたんでは?」
男「風呂から上がって気が付くとその鍵が見当たらないんですよ。それで困ってしまって。覚えておられたら合い鍵かなんかで開けていただけないかと」
米「鍵の紛失ですか?だったらその場合鍵の作り直し費用100万円いただきますが」
男「100万円!?なんでそんなに?」
米「これから鍵職人になる修行に出ますのでその費用で」
男「お願いですから鍵屋さんに頼んでくださいよ」
米「冗談ですよ(笑)。ていうか、そのタオルの先に引っかかってるものは何ですか?」
男「え?あ、あった!鍵ありました!ありがとうございます」
米「良かったですね。…52番のロッカーだったのね…つまり…入浴で52番のガイだったわけね…」
男「さっきはどうもありがとぅ〜ん♪また来るわねぇ〜ん♪」
米「ええぇぇ?あんなナイスガイ風なのに、実は…『オネェでスッテェ〜』!?」
m(_ _)m
109名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/30(火) 23:19:05.49ID:fBcjUpOa0 >>108
お〜すげぇ〜正解です
ご丁寧にアルバムまでご指定いただき有難うございます
個人的な話なんですが、今日の未明に壊れた掛け時計のメロディーがこの歌だったもので…
いい歌だったので、クイズにしました
お〜すげぇ〜正解です
ご丁寧にアルバムまでご指定いただき有難うございます
個人的な話なんですが、今日の未明に壊れた掛け時計のメロディーがこの歌だったもので…
いい歌だったので、クイズにしました
110名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 07:19:34.27ID:04ncfClra チワンさんの推理力超半端ないっす
しかも漫談で解答するというストロングスタイル
しかも漫談で解答するというストロングスタイル
111名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 07:23:02.41ID:04ncfClra >>107
初めて手繋いだ時のトキメキはヤバイですよね
初めて手繋いだ時のトキメキはヤバイですよね
112名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW c357-6fWl [58.94.38.100])
2018/01/31(水) 07:41:42.44ID:x7G5QfdO0113名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 08:05:31.63ID:04ncfClra114帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第18話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 08:09:44.77ID:04ncfClra 「なんでバレてんだ?」
俺が理佐ちゃんに告白したことがクラス中にバレてることに懸念を抱く俺
「参ったな、理佐ちゃん照れ屋だからまた変な空気になっちゃうよ」なんて独り言言いながらトイレでオシッコする俺
やっと理佐ちゃんに告白してちゃんと付き合い始めったてのによ
もっとも多少偏屈な気がある理佐ちゃんは「どうしようかな?」とか言って返事してくんなかったけど・・・
そんな複雑な心境を抱えながら教室に戻ると
「うん、急に大事な話があるからって公園に連れてかれて告白されたの、入学した時からずっと私のこと好きだったんだって」
なんてクラスの女友達に嬉しそうに話してる理佐ちゃんだ!
マジか?
まさかの噂の元が理佐ちゃんだったことにドン引きな俺
しかもちょっと脚色されてる・・・
俺が戻ってきたことに気づき笑顔で去ってく女友達
「理佐ちゃん、喋っちゃったの?めっちゃ恥ずかしいんだけど」って軽く注意する俺
「うん、嬉しくて昨日の夜まなかに話したら詳しいこと教えろって言われちゃってさ、ダメだった?」
なんて嬉しそうに話す理佐ちゃん
「うーん?理佐ちゃんが嬉しいんじゃいいか」って理佐ちゃんには甘い俺
おもむろにカバンから教科書を出す俺
「ねぇ、どうしたのそれ?」俺の教科書を見て不思議がる理佐ちゃん
「いや、なんか毎日見せてもらうの悪いからさ」理佐ちゃんと付き合い始めたので教科書忘れた作戦は終了の俺
「ふーん、忘れてないんじゃ見せてあげなくてもいいね」
俺がちゃんと教科書持ってきたことに不服そうな顔する理不尽な理佐ちゃん
そして翌日
理佐ちゃんに気を使って教科書忘れてく俺
「理佐ちゃん、教科書忘れちゃったから見せてくんない」白々しいけどそれが恋だと頼む俺に
「ごめん、私も俺君に見せてもらいたくて忘れてきちゃった・・・」
なんて恥ずかしそうに言いそうだから好き
俺が理佐ちゃんに告白したことがクラス中にバレてることに懸念を抱く俺
「参ったな、理佐ちゃん照れ屋だからまた変な空気になっちゃうよ」なんて独り言言いながらトイレでオシッコする俺
やっと理佐ちゃんに告白してちゃんと付き合い始めったてのによ
もっとも多少偏屈な気がある理佐ちゃんは「どうしようかな?」とか言って返事してくんなかったけど・・・
そんな複雑な心境を抱えながら教室に戻ると
「うん、急に大事な話があるからって公園に連れてかれて告白されたの、入学した時からずっと私のこと好きだったんだって」
なんてクラスの女友達に嬉しそうに話してる理佐ちゃんだ!
マジか?
まさかの噂の元が理佐ちゃんだったことにドン引きな俺
しかもちょっと脚色されてる・・・
俺が戻ってきたことに気づき笑顔で去ってく女友達
「理佐ちゃん、喋っちゃったの?めっちゃ恥ずかしいんだけど」って軽く注意する俺
「うん、嬉しくて昨日の夜まなかに話したら詳しいこと教えろって言われちゃってさ、ダメだった?」
なんて嬉しそうに話す理佐ちゃん
「うーん?理佐ちゃんが嬉しいんじゃいいか」って理佐ちゃんには甘い俺
おもむろにカバンから教科書を出す俺
「ねぇ、どうしたのそれ?」俺の教科書を見て不思議がる理佐ちゃん
「いや、なんか毎日見せてもらうの悪いからさ」理佐ちゃんと付き合い始めたので教科書忘れた作戦は終了の俺
「ふーん、忘れてないんじゃ見せてあげなくてもいいね」
俺がちゃんと教科書持ってきたことに不服そうな顔する理不尽な理佐ちゃん
そして翌日
理佐ちゃんに気を使って教科書忘れてく俺
「理佐ちゃん、教科書忘れちゃったから見せてくんない」白々しいけどそれが恋だと頼む俺に
「ごめん、私も俺君に見せてもらいたくて忘れてきちゃった・・・」
なんて恥ずかしそうに言いそうだから好き
115名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 08:13:04.39ID:04ncfClra 時系列の異なるのを並べて付き合い始めと新婚生活を対比させようかと思ったけど難しい・・・
116名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/31(水) 10:20:52.12ID:rp4CBaV0K117洋楽クイズ作ったよ(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/31(水) 10:22:49.78ID:rp4CBaV0K てち「寒いね〜」
もん「ほんと寒いね〜…ってさ、なんでよりによってこんな日に私たちここにいるわけ?」
てち「いや、たまには外に出て気分転換も必要かなって思って。天気も最高だし」
もん「でもわざわざこうしてボートで川下りしなくてもよくない?てちこは腕傷めてるから漕ぐの私だけだし」
てち「いや、これがインスタ映えするんだって」
もん「インスタやってないじゃん」
てち「いいからいいから、ここで自撮りしよ。ほら」
カシャ
てち「ほら、川の上のボートで自撮りって最高でしょ」
もん「思いっきり寒そうだけど…今、何度ぐらいかな」
てち「まあまあ0度ですかい」
もん「寒すぎだろ!こんな日に川に来る人なんかいない…」
オ〜イ…
もん「あれ?誰か呼んでる?だ〜れで〜すかぁ〜?」
てち「あ!あの川岸にいるの、ねるじゃない?」
もん「本当だ…なんでわざわざこんなとこでカレー食べてんだろ」
てち「あれ?カレーを脇に置いた?」
もん「え?え?今度は四股踏みはじめたよ?」
てち「なんかの合図なのかな?」
もん「少女が、カレー…どすこい…合図?」
てち「そろそろ帰ってこいっていう意味かな?」
もん「帰るって…どっちに向かえばいいんだっけ?」
てち「空を見ればわかるよ」
もん「空を?…わっ!?なんか記号がいっぱい浮かんでる!何これ?」
てち「ダイヤモンドの記号の隣にある目印を目指して帰るのよ」
もん「ダイヤモンドのそばにある印(しるし)インザスカイだね」
2人「さあ、みんなで考えよう!」
もん「ほんと寒いね〜…ってさ、なんでよりによってこんな日に私たちここにいるわけ?」
てち「いや、たまには外に出て気分転換も必要かなって思って。天気も最高だし」
もん「でもわざわざこうしてボートで川下りしなくてもよくない?てちこは腕傷めてるから漕ぐの私だけだし」
てち「いや、これがインスタ映えするんだって」
もん「インスタやってないじゃん」
てち「いいからいいから、ここで自撮りしよ。ほら」
カシャ
てち「ほら、川の上のボートで自撮りって最高でしょ」
もん「思いっきり寒そうだけど…今、何度ぐらいかな」
てち「まあまあ0度ですかい」
もん「寒すぎだろ!こんな日に川に来る人なんかいない…」
オ〜イ…
もん「あれ?誰か呼んでる?だ〜れで〜すかぁ〜?」
てち「あ!あの川岸にいるの、ねるじゃない?」
もん「本当だ…なんでわざわざこんなとこでカレー食べてんだろ」
てち「あれ?カレーを脇に置いた?」
もん「え?え?今度は四股踏みはじめたよ?」
てち「なんかの合図なのかな?」
もん「少女が、カレー…どすこい…合図?」
てち「そろそろ帰ってこいっていう意味かな?」
もん「帰るって…どっちに向かえばいいんだっけ?」
てち「空を見ればわかるよ」
もん「空を?…わっ!?なんか記号がいっぱい浮かんでる!何これ?」
てち「ダイヤモンドの記号の隣にある目印を目指して帰るのよ」
もん「ダイヤモンドのそばにある印(しるし)インザスカイだね」
2人「さあ、みんなで考えよう!」
118@出先の大阪府(茸) (スププ Sdf2-6fWl [49.98.45.3])
2018/01/31(水) 12:21:07.43ID:B1nr5RPvd ゆいぽん「また、ずーみんの奇声…お兄ちゃん譲りなのかな」
ずみ子「ねぇゆいぽん。これ見てかわいいでしょ」
ゆい「ちょっと、何やってんの。これペーパーアシッドじゃん!」
ずみ「というわけで、この間NHKでもアルバム特集やってた、あの曲ですね」
ゆい「たまたま、頭文字が薬物になってしまったというね…」
ずみ「ゆいぽんもやってみれば?」
ゆい「麻薬、ダメ、ゼッタイ」
ずみ「でも、ゆいぽん、LSDは身体依存ないし、大丈夫だよ」
ゆい「そう?じゃあやってみるか」
ずみ「あとね、覚醒剤もあるんだ」
ゆい「何でそんなもの持ってるんですか…さすがにそれはダメだよ」
ずみ「でもゆいぽん、覚醒したら6thセンターいけると思うんだよね〜」
ゆい「そう?じゃ…スーッ…ゴホッ!って何これ?」
ずみ「塩(salt)と胡椒(pepper)だよ」
ゆい「私、鼻炎持ちなんだから止めてください。くしゃみ止まんなーい」
ずみ「みなさんも止めましょう。LSD には、身体依存こそほとんどありませんが、強い精神依存があります」
ゆい「土田さんも、『変な薬物やってる?』とか厳しく取り締まってますからね」
ずみ子「ねぇゆいぽん。これ見てかわいいでしょ」
ゆい「ちょっと、何やってんの。これペーパーアシッドじゃん!」
ずみ「というわけで、この間NHKでもアルバム特集やってた、あの曲ですね」
ゆい「たまたま、頭文字が薬物になってしまったというね…」
ずみ「ゆいぽんもやってみれば?」
ゆい「麻薬、ダメ、ゼッタイ」
ずみ「でも、ゆいぽん、LSDは身体依存ないし、大丈夫だよ」
ゆい「そう?じゃあやってみるか」
ずみ「あとね、覚醒剤もあるんだ」
ゆい「何でそんなもの持ってるんですか…さすがにそれはダメだよ」
ずみ「でもゆいぽん、覚醒したら6thセンターいけると思うんだよね〜」
ゆい「そう?じゃ…スーッ…ゴホッ!って何これ?」
ずみ「塩(salt)と胡椒(pepper)だよ」
ゆい「私、鼻炎持ちなんだから止めてください。くしゃみ止まんなーい」
ずみ「みなさんも止めましょう。LSD には、身体依存こそほとんどありませんが、強い精神依存があります」
ゆい「土田さんも、『変な薬物やってる?』とか厳しく取り締まってますからね」
119@出先の大阪府(茸) (スププ Sdf2-6fWl [49.98.47.239])
2018/01/31(水) 12:23:31.46ID:jvjInOISd >>115
今のところ、上手いですよ
今のところ、上手いですよ
120名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKae-Q0Jj [05004013125393_vg])
2018/01/31(水) 12:32:57.70ID:rp4CBaV0K >>118
さすが大阪府先生m(_ _)m
タネ明かし↓
てち「ほら、川の上のボートで自撮りって最高でしょ」
Picture yourself in a boat on a river
てち「まあまあ0度ですかい」
marmalade skies
もん「あれ?誰か呼んでる?だ〜れで〜すかぁ〜?」
Somebody calls you,you answer quite slowly,
もん「少女が、カレー…どすこい…合図?」
A girl with kaleidoscope eyes.
もん「ダイヤモンドのそばにある印(しるし)インザスカイだね」
Lucy in the sky with diamonds
まあまあ0度ですかい、が書きたかっただけのために無理やりこじつけてみました(笑)
さすが大阪府先生m(_ _)m
タネ明かし↓
てち「ほら、川の上のボートで自撮りって最高でしょ」
Picture yourself in a boat on a river
てち「まあまあ0度ですかい」
marmalade skies
もん「あれ?誰か呼んでる?だ〜れで〜すかぁ〜?」
Somebody calls you,you answer quite slowly,
もん「少女が、カレー…どすこい…合図?」
A girl with kaleidoscope eyes.
もん「ダイヤモンドのそばにある印(しるし)インザスカイだね」
Lucy in the sky with diamonds
まあまあ0度ですかい、が書きたかっただけのために無理やりこじつけてみました(笑)
121名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 12:53:12.62ID:04ncfClra 凄い凝ったクイズ合戦w
122帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第19話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 12:58:51.21ID:04ncfClra 「私がシンデレラ・・・」
満場一致でシンデレラ役に推挙された理佐ちゃんが困った顔してる
先生が学園祭で舞台やりたいなんて言うから配役決める進行係を学級委員の俺と理佐ちゃんがやってるってわけだ
もっとも内気な理佐ちゃんに司会なんて出来るわけもなく俺の後ろに立ってるだけの理佐ちゃんなわけだが・・・可愛いからそれでいい
「理佐ちゃん、不安になるのは分かるけど王子役の俺がフォローしてあげるから心配しないで」って優しくささやく俺
「じゃあ、王子役も開票すっから誰が選ばれても恨みっこ無しで頼むよ」
なんて理佐ちゃんがシンデレラに選ばれるの見越して買収工作バッチリで余裕の開票始める俺
「ちきしょう!なんで俺の1票しか入ってねぇんだ、裏切りやがって」
投票に負けて投票箱叩きつけて悔しがる俺
あれほど頼んどいたのに誰も俺に投票してくれてないなんて
思ったより理佐ちゃんと付き合ってるのを妬まれてんのか?
「俺君、悔しいの分かるけど今は学級委員なんだからちゃんと司会して」俺に耳打ちする理佐ちゃん
「理佐ちゃん司会して」ってふて腐れる俺
「無理だよ、司会なんて出来るわけないじゃん」とか言って俺の背後で小さくなる理佐ちゃん・・・やっぱり可愛い
ふて腐れてはみたものの引っ込み思案な理佐ちゃんに司会を出来るわけもなく・・・
結局司会に精出す俺なのであった
「王子の役やりたかったな・・・」
学校帰りに立ち寄った公園で愚痴る俺
「私だってシンデレラなんてやりたくないよ・・・」負けじと愚痴る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、ちょっと聞きたいことあんだけど?」改まる俺
「なに?」って可愛い理佐ちゃん
「怒ってるわけじゃないんだけど、なんで俺に投票してくんなかったのかと思って」って小さい俺
「だって私がシンデレラに選ばれると思ってなかったから・・・」って口ごもる理佐ちゃん
「うん?どういうこと」って理佐ちゃんの言ってるが意味わかんない俺
「俺君にぶいよ・・・俺君がシンデレラ役の娘の相手役になったら嫌だから投票しなかったの」
なんてヤキモチ妬いてくれそうだから好き
満場一致でシンデレラ役に推挙された理佐ちゃんが困った顔してる
先生が学園祭で舞台やりたいなんて言うから配役決める進行係を学級委員の俺と理佐ちゃんがやってるってわけだ
もっとも内気な理佐ちゃんに司会なんて出来るわけもなく俺の後ろに立ってるだけの理佐ちゃんなわけだが・・・可愛いからそれでいい
「理佐ちゃん、不安になるのは分かるけど王子役の俺がフォローしてあげるから心配しないで」って優しくささやく俺
「じゃあ、王子役も開票すっから誰が選ばれても恨みっこ無しで頼むよ」
なんて理佐ちゃんがシンデレラに選ばれるの見越して買収工作バッチリで余裕の開票始める俺
「ちきしょう!なんで俺の1票しか入ってねぇんだ、裏切りやがって」
投票に負けて投票箱叩きつけて悔しがる俺
あれほど頼んどいたのに誰も俺に投票してくれてないなんて
思ったより理佐ちゃんと付き合ってるのを妬まれてんのか?
「俺君、悔しいの分かるけど今は学級委員なんだからちゃんと司会して」俺に耳打ちする理佐ちゃん
「理佐ちゃん司会して」ってふて腐れる俺
「無理だよ、司会なんて出来るわけないじゃん」とか言って俺の背後で小さくなる理佐ちゃん・・・やっぱり可愛い
ふて腐れてはみたものの引っ込み思案な理佐ちゃんに司会を出来るわけもなく・・・
結局司会に精出す俺なのであった
「王子の役やりたかったな・・・」
学校帰りに立ち寄った公園で愚痴る俺
「私だってシンデレラなんてやりたくないよ・・・」負けじと愚痴る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、ちょっと聞きたいことあんだけど?」改まる俺
「なに?」って可愛い理佐ちゃん
「怒ってるわけじゃないんだけど、なんで俺に投票してくんなかったのかと思って」って小さい俺
「だって私がシンデレラに選ばれると思ってなかったから・・・」って口ごもる理佐ちゃん
「うん?どういうこと」って理佐ちゃんの言ってるが意味わかんない俺
「俺君にぶいよ・・・俺君がシンデレラ役の娘の相手役になったら嫌だから投票しなかったの」
なんてヤキモチ妬いてくれそうだから好き
123帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第20話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.7])
2018/01/31(水) 13:42:39.02ID:04ncfClra 「なんか恥ずかしくてやだな・・・」
先生の書いてきた台本をもとに舞台の稽古開始とともにビビる理佐ちゃん
ビビる理佐ちゃんを助けてあげたいが、『木の3』なんてどうでもいい役を与えられてしまって動けない俺
「なんで私だけ毎日掃除嫌になっちゃう」ってめっちゃ棒読みな理佐ちゃん
ざわ・・ざわ・・ざわ・・・
理佐ちゃんの予想外の棒っぷりにざわつく教室
「理佐ちゃんちょっとふざけてるだけだからざわつくなよ」馴れない演技に戸惑う理佐ちゃんを庇い皆を落ち着かせる俺
「うん?全然ふざけてないよ、本気でやってんだけど」って俺の言葉全否定の理佐ちゃん
ざわ・・ざわ・・ざわ・・・
理佐ちゃんの本気宣言にまたもざわつく教室
頭抱える舞台監督気取りの土田先生
やっぱり主演はルックスだけで選んじゃダメだな・・・
「もうやんない!」
自分の演技が棒だと気づいてへそ曲げる帰り道の理佐ちゃん
へそは曲げているがちゃっかり手は繋いで歩く理佐ちゃんにちょっと嬉しい俺
「理佐ちゃん気にすんなよ、素人の舞台なんてみんな演技下手なんだから理佐ちゃんの棒も紛れちゃうよ」先生に言われて主演女優理佐ちゃんの機嫌とる俺
「女の子に棒とか言ってんじゃねーよ」恥ずかしさと怒りで動転してるらしくちょっと下ネタっぽいドスの理佐ちゃん
「まあまあ、そう怒らないで、毎日稽古してれば上手くなるよ」
文句言うたびに理佐ちゃんが手をギュッって握ってくるので内心嬉しいどうしようもない俺
「やだ、やだ、絶対やだよ!俺君の横で『木の2』やる、それなら台詞無いから簡単に出来るもん」
なんて『木の2』役の人が聞いたら木の演技舐めんなって怒りそうなこと言っちゃう理佐ちゃん
「それにさ舞台なんて心細いよ、俺君そばにいてくんないしさ・・・」
なんて最後に可愛い本音聞かせてくれそうだから好き
先生の書いてきた台本をもとに舞台の稽古開始とともにビビる理佐ちゃん
ビビる理佐ちゃんを助けてあげたいが、『木の3』なんてどうでもいい役を与えられてしまって動けない俺
「なんで私だけ毎日掃除嫌になっちゃう」ってめっちゃ棒読みな理佐ちゃん
ざわ・・ざわ・・ざわ・・・
理佐ちゃんの予想外の棒っぷりにざわつく教室
「理佐ちゃんちょっとふざけてるだけだからざわつくなよ」馴れない演技に戸惑う理佐ちゃんを庇い皆を落ち着かせる俺
「うん?全然ふざけてないよ、本気でやってんだけど」って俺の言葉全否定の理佐ちゃん
ざわ・・ざわ・・ざわ・・・
理佐ちゃんの本気宣言にまたもざわつく教室
頭抱える舞台監督気取りの土田先生
やっぱり主演はルックスだけで選んじゃダメだな・・・
「もうやんない!」
自分の演技が棒だと気づいてへそ曲げる帰り道の理佐ちゃん
へそは曲げているがちゃっかり手は繋いで歩く理佐ちゃんにちょっと嬉しい俺
「理佐ちゃん気にすんなよ、素人の舞台なんてみんな演技下手なんだから理佐ちゃんの棒も紛れちゃうよ」先生に言われて主演女優理佐ちゃんの機嫌とる俺
「女の子に棒とか言ってんじゃねーよ」恥ずかしさと怒りで動転してるらしくちょっと下ネタっぽいドスの理佐ちゃん
「まあまあ、そう怒らないで、毎日稽古してれば上手くなるよ」
文句言うたびに理佐ちゃんが手をギュッって握ってくるので内心嬉しいどうしようもない俺
「やだ、やだ、絶対やだよ!俺君の横で『木の2』やる、それなら台詞無いから簡単に出来るもん」
なんて『木の2』役の人が聞いたら木の演技舐めんなって怒りそうなこと言っちゃう理佐ちゃん
「それにさ舞台なんて心細いよ、俺君そばにいてくんないしさ・・・」
なんて最後に可愛い本音聞かせてくれそうだから好き
124名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ c357-rgA5 [58.94.38.100])
2018/01/31(水) 16:16:18.53ID:x7G5QfdO0 『Nobody knows her』
額は汗ばみ、頬は白く染まっていた。少女は固まった顔を南風にさらし、髪をなびかせていた。
遠い国からやって来たのであろうか、船舶の揺れる水平線をじっと眺めている。海の青さに対を成すように、赤い口紅が浮いている。
微笑みこそ無いが、柔らかい表情を保っている。不自然にも思えるほどの堅みの取れたその表情は、血の気を感じない。
穏やかに吹く南風は、少女の服と髪だけを延々と撫で続けた。
レンガ造りのホテルからは、海が一望できた。開いた窓からは、潮風が吹き込み、波音も聞こえる。
その窓から斜めに向かって砂浜が続き、海岸沿いにはヤシの木が並んでいる。砂浜の端には岩壁がそびえ立ち、打ちつける波は白いしぶきを上げている。
雨の日であれ、曇りの日であれ、起床して一番に飛び込んでくる景色は海だった。
「では、今日もお客様に最高のおもてなしをするよう、心がけましょう」
チーフの言葉で、ボーイの朝は始まる。
レストランに朝食バイキングを並べ、テーブルクロスの上にナイフとフォークを揃える。
机のなかに椅子を収め、BGMの調整が終わった頃には、午前六時半まで少し。
今日も、待ち構えていたように入り口に現れた。上村莉菜が一番乗りのお客だ。
「もう入ってもいいですか」
彼女のチェックインを手伝ったのは、僕だった。
五日前の午後一時、本来ならば一時間早いのだが、チーフに許可を取ってから手続きを済ませたのをよく覚えている。
リゾート地には不似合いのガーリーな衣装に身を包み、貝殻のようなポーチを提げていた。
「すみません、無理言っちゃったみたいで」
「いいえ、もう部屋の準備は出来ておりましたので」
七泊分のキャリーバックはカートで運んでも重さを感じるほどで、一体何が入っているのか気になった。
ただ、彼女のファッションセンスを見れば自然な重さにも感じた。そもそもこの場所に七泊もした人の前例はない。
僕が荷物を部屋へ運び込んでいる間、彼女はずっと窓の外を眺めていた。
「おはようございます、どうぞお席へ」
今朝も彼女はピンク色のポーチを提げている。僕は窓際の席へ案内した。
彼女は席に座るとしばらくの間は動かずにいる。毎日、何かを待っている表情で海を見据え、それからバイキング料理を取りに行く。
そう言えば、彼女が誰かと一緒にいるところを見たことがなかった。
その日の夜、0時半にフロントの電話が鳴った。彼女の部屋からだった。
「こちら、フロントです。どうなさいましたか」
「あの、金庫が開かなくなっちゃって…」
「すぐに向かいます」
機械トラブルかと思われたのだが、単に彼女が番号を忘れただけであった。
フロントに戻り、解除キーを持って再び部屋へ向かった。
「ありがとうございました。すみませんね、夜遅くに…」
彼女はわざわざ頭を下げて謝った。髪とパーカの紐が垂れた。
部屋着も女の子らしいものであり、昼間の世界観と統一されている。
室内にはテレビの音が響いている。
「えー、『私は今“私を知っている人が1人もいないところ”に行きたい』、大丈夫ですか(笑)」
「だいぶやられてますよね。ただここにマイナス付けることもできないので、スルーで」
「この女の子、お客様に似ておいでですね」
「ほんとですね。でも私、この子知らないんですよ」
終
額は汗ばみ、頬は白く染まっていた。少女は固まった顔を南風にさらし、髪をなびかせていた。
遠い国からやって来たのであろうか、船舶の揺れる水平線をじっと眺めている。海の青さに対を成すように、赤い口紅が浮いている。
微笑みこそ無いが、柔らかい表情を保っている。不自然にも思えるほどの堅みの取れたその表情は、血の気を感じない。
穏やかに吹く南風は、少女の服と髪だけを延々と撫で続けた。
レンガ造りのホテルからは、海が一望できた。開いた窓からは、潮風が吹き込み、波音も聞こえる。
その窓から斜めに向かって砂浜が続き、海岸沿いにはヤシの木が並んでいる。砂浜の端には岩壁がそびえ立ち、打ちつける波は白いしぶきを上げている。
雨の日であれ、曇りの日であれ、起床して一番に飛び込んでくる景色は海だった。
「では、今日もお客様に最高のおもてなしをするよう、心がけましょう」
チーフの言葉で、ボーイの朝は始まる。
レストランに朝食バイキングを並べ、テーブルクロスの上にナイフとフォークを揃える。
机のなかに椅子を収め、BGMの調整が終わった頃には、午前六時半まで少し。
今日も、待ち構えていたように入り口に現れた。上村莉菜が一番乗りのお客だ。
「もう入ってもいいですか」
彼女のチェックインを手伝ったのは、僕だった。
五日前の午後一時、本来ならば一時間早いのだが、チーフに許可を取ってから手続きを済ませたのをよく覚えている。
リゾート地には不似合いのガーリーな衣装に身を包み、貝殻のようなポーチを提げていた。
「すみません、無理言っちゃったみたいで」
「いいえ、もう部屋の準備は出来ておりましたので」
七泊分のキャリーバックはカートで運んでも重さを感じるほどで、一体何が入っているのか気になった。
ただ、彼女のファッションセンスを見れば自然な重さにも感じた。そもそもこの場所に七泊もした人の前例はない。
僕が荷物を部屋へ運び込んでいる間、彼女はずっと窓の外を眺めていた。
「おはようございます、どうぞお席へ」
今朝も彼女はピンク色のポーチを提げている。僕は窓際の席へ案内した。
彼女は席に座るとしばらくの間は動かずにいる。毎日、何かを待っている表情で海を見据え、それからバイキング料理を取りに行く。
そう言えば、彼女が誰かと一緒にいるところを見たことがなかった。
その日の夜、0時半にフロントの電話が鳴った。彼女の部屋からだった。
「こちら、フロントです。どうなさいましたか」
「あの、金庫が開かなくなっちゃって…」
「すぐに向かいます」
機械トラブルかと思われたのだが、単に彼女が番号を忘れただけであった。
フロントに戻り、解除キーを持って再び部屋へ向かった。
「ありがとうございました。すみませんね、夜遅くに…」
彼女はわざわざ頭を下げて謝った。髪とパーカの紐が垂れた。
部屋着も女の子らしいものであり、昼間の世界観と統一されている。
室内にはテレビの音が響いている。
「えー、『私は今“私を知っている人が1人もいないところ”に行きたい』、大丈夫ですか(笑)」
「だいぶやられてますよね。ただここにマイナス付けることもできないので、スルーで」
「この女の子、お客様に似ておいでですね」
「ほんとですね。でも私、この子知らないんですよ」
終
125名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW c357-6fWl [58.94.38.100])
2018/01/31(水) 16:28:30.84ID:x7G5QfdO0126名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.14])
2018/01/31(水) 20:39:43.14ID:asMoL5fha127シンデレラな理佐ちゃん 第1話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.14])
2018/01/31(水) 21:28:06.75ID:asMoL5fha 「ねぇ、魔法使って私もお城の舞踏会に連れてってよ」
お義母さんとお義姉さんたちに置き去りにされたシンデレラ理佐ちゃんが俺を呼び出してのたまう
「いいけど、お義母さんたちが帰ってくるまでに掃除終わってないと怒られるんじゃない?」なんてシンデレラ理佐ちゃんを心配する俺
「あんた魔法使いなんだから魔法で掃除してよ」って俺の魔法に頼る気満々のシンデレラ理佐ちゃん
「なにこれ?こんなの乗りたくないよ」
シンデレラ理佐ちゃんの願いを叶えるために俺が用意したカボチャの馬車に因縁つけるシンデレラ理佐ちゃん
「我慢してよ、シンデレラには付き物だからさ」
我が儘なシンデレラ理佐ちゃんに手を焼く俺
こんな我が儘だからお義母さんやお義姉さんに嫌われてんじゃないのかな・・・
「やだよ、お洒落な馬車じゃなきゃやだ、カボチャに乗って舞踏会なんていったら馬鹿にされるじゃん」
おもむろに馬車のカボチャ部分を壊しちゃう理佐ちゃん
俺の魔法で出したカボチャの馬車が・・・
「ほら、早く乗って」呆然と立ち尽くす俺を急かすシンデレラ理佐ちゃん
「ねぇ、なんでガラスの靴なんて用意してんのよ、嫌がらせ?」
必死に馬車を御する俺にまたも因縁つけてくるシンデレラ理佐ちゃん
馬を急かすために振るうムチが頬に当たって痛い上に理佐ちゃんに絡まれて散々な俺
世界一の美人じゃなかったら職務放棄して逃げちゃうとこだな・・・凄く我が儘な女だわ
「着いたよ理佐ちゃん、急ごう」ってお城に着くなり走り出そうとする俺
「あっ、俺君待って」懐から絆創膏取り出すシンデレラ理佐ちゃん
「ムチが当たっちゃったみたいだよ」
なんて俺の頬に張ってくれそうだから好き
「」
お義母さんとお義姉さんたちに置き去りにされたシンデレラ理佐ちゃんが俺を呼び出してのたまう
「いいけど、お義母さんたちが帰ってくるまでに掃除終わってないと怒られるんじゃない?」なんてシンデレラ理佐ちゃんを心配する俺
「あんた魔法使いなんだから魔法で掃除してよ」って俺の魔法に頼る気満々のシンデレラ理佐ちゃん
「なにこれ?こんなの乗りたくないよ」
シンデレラ理佐ちゃんの願いを叶えるために俺が用意したカボチャの馬車に因縁つけるシンデレラ理佐ちゃん
「我慢してよ、シンデレラには付き物だからさ」
我が儘なシンデレラ理佐ちゃんに手を焼く俺
こんな我が儘だからお義母さんやお義姉さんに嫌われてんじゃないのかな・・・
「やだよ、お洒落な馬車じゃなきゃやだ、カボチャに乗って舞踏会なんていったら馬鹿にされるじゃん」
おもむろに馬車のカボチャ部分を壊しちゃう理佐ちゃん
俺の魔法で出したカボチャの馬車が・・・
「ほら、早く乗って」呆然と立ち尽くす俺を急かすシンデレラ理佐ちゃん
「ねぇ、なんでガラスの靴なんて用意してんのよ、嫌がらせ?」
必死に馬車を御する俺にまたも因縁つけてくるシンデレラ理佐ちゃん
馬を急かすために振るうムチが頬に当たって痛い上に理佐ちゃんに絡まれて散々な俺
世界一の美人じゃなかったら職務放棄して逃げちゃうとこだな・・・凄く我が儘な女だわ
「着いたよ理佐ちゃん、急ごう」ってお城に着くなり走り出そうとする俺
「あっ、俺君待って」懐から絆創膏取り出すシンデレラ理佐ちゃん
「ムチが当たっちゃったみたいだよ」
なんて俺の頬に張ってくれそうだから好き
「」
128シンデレラな理佐ちゃん 第2話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.14])
2018/01/31(水) 22:03:16.04ID:asMoL5fha 「案外優しいとこあるんだな・・・」
お城に向かって駆けってくシンデレラ理佐ちゃんを頬の絆創膏触りながら見送る俺
「ガラスの靴のせいでたどたどしい走り方が可愛いな・・・」
なんてシンデレラ理佐ちゃんのツンデレに恋してしまった俺
「理佐ちゃん慌てると危ないよ〜」って声かける俺
「うるさい!黙って!」
舞踏会に間に合わないかもと言う焦りとわざわざ魔法でガラスの靴なんて出した俺へのイラつきで不機嫌なシンデレラ理佐ちゃん
さっきまであんなに疎ましかった理佐ちゃんの性格が可愛く感じる俺、恋って怖いな・・・
理佐ちゃんが帰ってくるまで馬車で寝てようかと思ったら理佐ちゃんからLINEだ
「知らない人ばっかりで不安だから直ぐに来て」なんてLINEの文字
大事な理佐ちゃんが心細い思いしとるなんて駆け出す俺
絆創膏1つでこんなに理佐ちゃんに惚れちやうなんてどんだけ惚れっぽいんだ俺
「俺君、こっちこっち」
俺を見るなりほっとした顔する理佐ちゃん、ヤバイぐらい可愛いな
「こんなに人が居るなんて知らなかったからさ、知ってたら心の準備しといたからなんてことないのにさ」
俺がそばに居ることでちょっと強気になる内弁慶理佐ちゃんが可愛い
「理佐ちゃん、落ち着いたのはいいんだけどさ、魔法の時間が切れちゃうから帰るよ」今頃12時限定魔法だったの思い出す俺
「今頃思い出してんじゃねーよ」ってドス効かすシンデレラ理佐ちゃん
「えーん、王子様と知り合えないで終わっちゃったよ〜」
なんて泣き出しちゃうシンデレラ理佐ちゃんだから好き
お城に向かって駆けってくシンデレラ理佐ちゃんを頬の絆創膏触りながら見送る俺
「ガラスの靴のせいでたどたどしい走り方が可愛いな・・・」
なんてシンデレラ理佐ちゃんのツンデレに恋してしまった俺
「理佐ちゃん慌てると危ないよ〜」って声かける俺
「うるさい!黙って!」
舞踏会に間に合わないかもと言う焦りとわざわざ魔法でガラスの靴なんて出した俺へのイラつきで不機嫌なシンデレラ理佐ちゃん
さっきまであんなに疎ましかった理佐ちゃんの性格が可愛く感じる俺、恋って怖いな・・・
理佐ちゃんが帰ってくるまで馬車で寝てようかと思ったら理佐ちゃんからLINEだ
「知らない人ばっかりで不安だから直ぐに来て」なんてLINEの文字
大事な理佐ちゃんが心細い思いしとるなんて駆け出す俺
絆創膏1つでこんなに理佐ちゃんに惚れちやうなんてどんだけ惚れっぽいんだ俺
「俺君、こっちこっち」
俺を見るなりほっとした顔する理佐ちゃん、ヤバイぐらい可愛いな
「こんなに人が居るなんて知らなかったからさ、知ってたら心の準備しといたからなんてことないのにさ」
俺がそばに居ることでちょっと強気になる内弁慶理佐ちゃんが可愛い
「理佐ちゃん、落ち着いたのはいいんだけどさ、魔法の時間が切れちゃうから帰るよ」今頃12時限定魔法だったの思い出す俺
「今頃思い出してんじゃねーよ」ってドス効かすシンデレラ理佐ちゃん
「えーん、王子様と知り合えないで終わっちゃったよ〜」
なんて泣き出しちゃうシンデレラ理佐ちゃんだから好き
129シンデレラな理佐ちゃん 第3話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.14])
2018/01/31(水) 22:37:40.33ID:asMoL5fha 「理佐ちゃん急げ!12時過ぎると魔法が解けて素っ裸になっちゃうよ」
愛しの理佐ちゃんの裸を舞踏会に集まる連中に見られたくない俺
「ちょっと待ってよ」
走りやすいようにガラスの靴を脱ぎ捨てるシンデレラ理佐ちゃん
裸足になったお陰でなんとか時間ギリギリで馬車に滑り込むシンデレラ理佐ちゃん
馬車の隙間から魔法が解けて素っ裸になった理佐ちゃんを覗く俺
「覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
俺が調達してきたセカアイ衣装に着替えたシンデレラ理佐ちゃん
「残念だったね、王子様と知り合えなくて」って笑う俺
「うるさい!黙って!」なんてキレるシンデレラ理佐ちゃん
「それよりさ、舞踏会でひとりで不安だった時に俺君の顔見たらときめいちゃったんだよね」なんて呟くシンデレラ理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」
「好きになっちゃったのかな?俺君のこと・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
おわり
愛しの理佐ちゃんの裸を舞踏会に集まる連中に見られたくない俺
「ちょっと待ってよ」
走りやすいようにガラスの靴を脱ぎ捨てるシンデレラ理佐ちゃん
裸足になったお陰でなんとか時間ギリギリで馬車に滑り込むシンデレラ理佐ちゃん
馬車の隙間から魔法が解けて素っ裸になった理佐ちゃんを覗く俺
「覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
俺が調達してきたセカアイ衣装に着替えたシンデレラ理佐ちゃん
「残念だったね、王子様と知り合えなくて」って笑う俺
「うるさい!黙って!」なんてキレるシンデレラ理佐ちゃん
「それよりさ、舞踏会でひとりで不安だった時に俺君の顔見たらときめいちゃったんだよね」なんて呟くシンデレラ理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」
「好きになっちゃったのかな?俺君のこと・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
おわり
130帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第21話(庭) (アウアウカー Sa8f-uKVv [182.250.243.14])
2018/01/31(水) 23:49:42.17ID:asMoL5fha 「うーん、眠い」
駅前広場で理佐ちゃんが来るのを待ってる俺
徹夜仕事したせいてついウトウトと・・・
「わっ!?なに寝てんのよ」
ベンチで寝てる俺を見て悲鳴あげる理佐ちゃん
「うーん、朝、理佐ちゃんに起こしてもらうのが夢だった...ムニャムニャzzz」って寝言な俺
「もう、なに寝惚けてんのよ、そんな夢見なくても将来毎朝起こしてあげるしお弁当作ってあげるから早く起きて」
俺が寝てると思って大胆にも将来設計を語ってしまう俺ラブな理佐ちゃん
「ほらぁ、早く走ってよ、遅刻しちゃうよ」徹夜明けにはキツいよ理佐ちゃん
だいたい誰のために徹夜したと思ってるんだよ理佐ちゃん
教室に着くなり無言でスマホ見せる俺
「うん?・・・シンデレラな理佐ちゃん?」
なんて怪訝の表情で読み始める理佐ちゃん
「これ書いてて徹夜しちゃったの?」
「先生の台本だと口調が硬いからより棒に感じると思ってさ、普段の理佐ちゃんの口調に書き換えたんだ」って説明する俺
「口調だけじゃなくて内容も変わってるような・・・」徹夜した俺の努力に免じて遠慮気味に言う理佐ちゃん
「俺が王子様の役じゃないからね、あとは先生にねじ込んで魔法使いの役を俺に差し替えてもらうだけだよ」
「俺君、ありがとうね」って俺の手をとる理佐ちゃん
「でも土田先生が台本変えるの許してくれるかな?」俺と手を繋いで歩きながら不安そうな理佐ちゃん
「大丈夫だよ土田先生も副担の澤部先生も理佐ちゃんにメロメロだからこの台本じゃなきゃ理佐ちゃんが嫌だって言えば楽勝でしょう」って余裕な俺
「えっ、先生たち私にメロメロなの?」って驚く理佐ちゃん
「メロメロだね、同じ理佐ちゃんに恋する男だから俺には分かる、理佐ちゃんを知って理佐ちゃんに恋しない男なんて居ないよ」って自信満々に言い切る俺に
「そんなに色んな人に恋されなくていいよ、私は俺君が恋してくれてるだけで嬉しいだから」
なんてさらりと言っちゃいそうだから好き
駅前広場で理佐ちゃんが来るのを待ってる俺
徹夜仕事したせいてついウトウトと・・・
「わっ!?なに寝てんのよ」
ベンチで寝てる俺を見て悲鳴あげる理佐ちゃん
「うーん、朝、理佐ちゃんに起こしてもらうのが夢だった...ムニャムニャzzz」って寝言な俺
「もう、なに寝惚けてんのよ、そんな夢見なくても将来毎朝起こしてあげるしお弁当作ってあげるから早く起きて」
俺が寝てると思って大胆にも将来設計を語ってしまう俺ラブな理佐ちゃん
「ほらぁ、早く走ってよ、遅刻しちゃうよ」徹夜明けにはキツいよ理佐ちゃん
だいたい誰のために徹夜したと思ってるんだよ理佐ちゃん
教室に着くなり無言でスマホ見せる俺
「うん?・・・シンデレラな理佐ちゃん?」
なんて怪訝の表情で読み始める理佐ちゃん
「これ書いてて徹夜しちゃったの?」
「先生の台本だと口調が硬いからより棒に感じると思ってさ、普段の理佐ちゃんの口調に書き換えたんだ」って説明する俺
「口調だけじゃなくて内容も変わってるような・・・」徹夜した俺の努力に免じて遠慮気味に言う理佐ちゃん
「俺が王子様の役じゃないからね、あとは先生にねじ込んで魔法使いの役を俺に差し替えてもらうだけだよ」
「俺君、ありがとうね」って俺の手をとる理佐ちゃん
「でも土田先生が台本変えるの許してくれるかな?」俺と手を繋いで歩きながら不安そうな理佐ちゃん
「大丈夫だよ土田先生も副担の澤部先生も理佐ちゃんにメロメロだからこの台本じゃなきゃ理佐ちゃんが嫌だって言えば楽勝でしょう」って余裕な俺
「えっ、先生たち私にメロメロなの?」って驚く理佐ちゃん
「メロメロだね、同じ理佐ちゃんに恋する男だから俺には分かる、理佐ちゃんを知って理佐ちゃんに恋しない男なんて居ないよ」って自信満々に言い切る俺に
「そんなに色んな人に恋されなくていいよ、私は俺君が恋してくれてるだけで嬉しいだから」
なんてさらりと言っちゃいそうだから好き
131愛しの嫁理佐ちゃん 第20話(庭) (アウアウカー Sa49-ZfQa [182.250.243.37])
2018/02/01(木) 21:13:00.69ID:gO1bOsCja 「朝だよ〜早く起きて」
愛しの理佐ちゃんの声で目覚めるいつもの朝だ
やっちまった・・・心労と風邪のWパンチでダウンしてしまった理佐ちゃん
しばらくはのんびり過ごしてもらうつもりだったのに・・・油断して朝寝坊な俺
「理佐ちゃん申し訳ない」って土下座する俺
「うーん?なに?」
キッチンからこっち見る理佐ちゃん
「うわっ!?なんで土下座してんの?」って驚く理佐ちゃん
「病み上がりの理佐ちゃんより遅く起きたうえにお弁当まで作ってもらって面目無い・・・」
「そんなこと気にしないでよ」なんて言いながらご飯よそってくれる理佐ちゃん
「私の方こそ約束守れなくて悔しい〜」
朝ごはんをパクつく俺の横に座りながら笑う理佐ちゃん
「約束?」
「うん、学園祭でシンデレラやったの覚えてる?」って懐かしそうな理佐ちゃん
「あぁ、理佐ちゃんの棒演技ね」って思い出す俺に
「よけいなこと思い出してんじゃねーよ」
ってドス効かせながら俺の頬についたご飯粒とってくれる理佐ちゃん
「あの時さぁ、俺君が私のために徹夜で先生の台本書き直してくれたじゃん」
「書いたなぁ、あの頃理佐ちゃん主役で妄想小説書くのにハマってたんだよね」って笑う俺
「書いてたねぇ、キモいやつ」って毒舌理佐ちゃん
「あの時に毎朝起こしてあげてお弁当作ってあげる約束したんだ、俺君と」なんて嬉しそうな理佐ちゃん
「そんな約束したっけ?」って覚えてない俺
「俺君は知らないよ、私が寝てる俺君と勝手に約束したんだから」ってイタズラな笑顔浮かべる理佐ちゃん
「なんかよく分かんないな」って呟く俺に
「いいの分かんなくて、学園祭の俺君が格好良くて私が勝手に約束守りたくなっただけだから」
なんて言ってくれそうだから好き
愛しの理佐ちゃんの声で目覚めるいつもの朝だ
やっちまった・・・心労と風邪のWパンチでダウンしてしまった理佐ちゃん
しばらくはのんびり過ごしてもらうつもりだったのに・・・油断して朝寝坊な俺
「理佐ちゃん申し訳ない」って土下座する俺
「うーん?なに?」
キッチンからこっち見る理佐ちゃん
「うわっ!?なんで土下座してんの?」って驚く理佐ちゃん
「病み上がりの理佐ちゃんより遅く起きたうえにお弁当まで作ってもらって面目無い・・・」
「そんなこと気にしないでよ」なんて言いながらご飯よそってくれる理佐ちゃん
「私の方こそ約束守れなくて悔しい〜」
朝ごはんをパクつく俺の横に座りながら笑う理佐ちゃん
「約束?」
「うん、学園祭でシンデレラやったの覚えてる?」って懐かしそうな理佐ちゃん
「あぁ、理佐ちゃんの棒演技ね」って思い出す俺に
「よけいなこと思い出してんじゃねーよ」
ってドス効かせながら俺の頬についたご飯粒とってくれる理佐ちゃん
「あの時さぁ、俺君が私のために徹夜で先生の台本書き直してくれたじゃん」
「書いたなぁ、あの頃理佐ちゃん主役で妄想小説書くのにハマってたんだよね」って笑う俺
「書いてたねぇ、キモいやつ」って毒舌理佐ちゃん
「あの時に毎朝起こしてあげてお弁当作ってあげる約束したんだ、俺君と」なんて嬉しそうな理佐ちゃん
「そんな約束したっけ?」って覚えてない俺
「俺君は知らないよ、私が寝てる俺君と勝手に約束したんだから」ってイタズラな笑顔浮かべる理佐ちゃん
「なんかよく分かんないな」って呟く俺に
「いいの分かんなくて、学園祭の俺君が格好良くて私が勝手に約束守りたくなっただけだから」
なんて言ってくれそうだから好き
132帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第22話(庭) (アウアウカー Sa49-ZfQa [182.250.243.37])
2018/02/01(木) 22:32:18.36ID:gO1bOsCja 「なんだか上手く行きそうな気がしてきた」
学園祭を明日に控えて最後の稽古を終えた理佐ちゃん
俺の書いた台本のお陰でそれほど酷い棒演技にならなそうで安心する理佐ちゃん
「でも本番はまた違う緊張感あるから油断禁物だよ」って諌める俺に
「俺君の台本だと話す相手も俺君だけだし、普段のままでいいから簡単だよ」なんて少々調子に乗ってる理佐ちゃんもまた可愛い
そして翌日
「ひぇ〜俺君どうしよう・・・」
本番直前、見なきゃいいのに舞台袖から観客席覗いて腰抜かす理佐ちゃん
「どうしたの?」理佐ちゃんを助け起こす俺
「お客さんが多いし近いよ、やっぱ無理」なんて超ビビる理佐ちゃん
「今さら逃げるなんて無理じゃないかな・・・」
「だって怖いよ・・・」なんて震える理佐ちゃん
完全にビビっとるな・・・
無言で理佐ちゃんの肩を抱き寄せる俺
「俺君・・・?」不安そうに俺の顔を見上げる理佐ちゃん
「何があっても理佐ちゃんには俺がついてんだから心配すんなよ、例え失敗して世界中が敵になっても守ってやるよ」言いながら理佐ちゃんを強く抱きしめる俺
「うん」俺の言葉にうなずく理佐ちゃん
安心したのか俺の腕の中で理佐ちゃんの緊張が溶けてく
「ねぇ、なんで拗ねてんの?」
教室で学園祭の後片づけしながら聞いてくる理佐ちゃん
「だってさ、あんなにビビってたのにいざ本番になっとら全然堂々として俺の出る幕まったく無しじゃん」
世界中相手に理佐ちゃんを守る覚悟を返せ気分な俺
「ごめん、私も自分が本番に強いタイプって知らなかったからさ・・・」なんて困る理佐ちゃん
「ちぇっ、俺なんか要らないじゃん」ってまた拗ねる俺
「そんなことないよ、俺君が守るって言ってくれたから逃げないで舞台に立てたんだよ」
そう言いながら俺にくっついてくる理佐ちゃん
「それに・・・今日の俺君格好良かった」
なんて俺の肩に遠慮気味に頭を乗せてきそうだから好き
学園祭を明日に控えて最後の稽古を終えた理佐ちゃん
俺の書いた台本のお陰でそれほど酷い棒演技にならなそうで安心する理佐ちゃん
「でも本番はまた違う緊張感あるから油断禁物だよ」って諌める俺に
「俺君の台本だと話す相手も俺君だけだし、普段のままでいいから簡単だよ」なんて少々調子に乗ってる理佐ちゃんもまた可愛い
そして翌日
「ひぇ〜俺君どうしよう・・・」
本番直前、見なきゃいいのに舞台袖から観客席覗いて腰抜かす理佐ちゃん
「どうしたの?」理佐ちゃんを助け起こす俺
「お客さんが多いし近いよ、やっぱ無理」なんて超ビビる理佐ちゃん
「今さら逃げるなんて無理じゃないかな・・・」
「だって怖いよ・・・」なんて震える理佐ちゃん
完全にビビっとるな・・・
無言で理佐ちゃんの肩を抱き寄せる俺
「俺君・・・?」不安そうに俺の顔を見上げる理佐ちゃん
「何があっても理佐ちゃんには俺がついてんだから心配すんなよ、例え失敗して世界中が敵になっても守ってやるよ」言いながら理佐ちゃんを強く抱きしめる俺
「うん」俺の言葉にうなずく理佐ちゃん
安心したのか俺の腕の中で理佐ちゃんの緊張が溶けてく
「ねぇ、なんで拗ねてんの?」
教室で学園祭の後片づけしながら聞いてくる理佐ちゃん
「だってさ、あんなにビビってたのにいざ本番になっとら全然堂々として俺の出る幕まったく無しじゃん」
世界中相手に理佐ちゃんを守る覚悟を返せ気分な俺
「ごめん、私も自分が本番に強いタイプって知らなかったからさ・・・」なんて困る理佐ちゃん
「ちぇっ、俺なんか要らないじゃん」ってまた拗ねる俺
「そんなことないよ、俺君が守るって言ってくれたから逃げないで舞台に立てたんだよ」
そう言いながら俺にくっついてくる理佐ちゃん
「それに・・・今日の俺君格好良かった」
なんて俺の肩に遠慮気味に頭を乗せてきそうだから好き
133名無しって、書けない?(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 14:19:35.47ID:KeJYcX/Ha0202 書き手が増えない問題・・・
134愛しの嫁理佐ちゃん 第21話(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 14:22:10.11ID:KeJYcX/Ha0202 「うん、分かった」
電話の向こうで愛しの理佐ちゃんの声が曇る
再就職以来出世より理佐ちゃんと過ごす時間の方が大事とばかりに巧みに立ち回り残業を避けてきた俺
しかし、ついに残業しなければならない日が来てしまった俺
帰りが遅くなりそうだと理佐ちゃんに電話してるってわけだ
「ごめんね、終電までには帰れると思うんだけど先にご飯食べてて」って理佐ちゃんを気づかう俺
「うん、会社出る時にLINEでいいから教えて」なんてなかなか俺の動向チェックな理佐ちゃん
「ひとりでご飯は寂しいだろうけどごめんね」って謝る俺に
「大丈夫だよ」
ぶっきらぼうな返事が大丈夫じゃないことを教えてる
俺を心配させないようにするためにぶっきらぼうになる不器用な優しさの理佐ちゃん
「まったく素直じゃないなぁ」
電話切ったあと理佐ちゃんの不器用な優しさの余韻に浸り独り言の俺
思った以上に長時間余韻に浸ってしまい残業終わったのが終電ギリギリで焦る俺
なんとか終電に飛び乗りほっとする俺
駅に着いてから理佐ちゃんにLINEするのを忘れてたことに気づく手遅れな俺
「会社出る時にLINEしてって言ったのに!」案の定お怒りの理佐ちゃん
「仕事の邪魔になるから私からはLINEしづらいんだからさ・・・」
神妙な顔しなきゃいけないんだろうけど・・・
ほっぺふくらますプンプン理佐ちゃんも可愛くて頬が弛む俺に
「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「せっかくご飯食べないで待っててあげたのに」って文句言いながらお味噌汁温めなおす理佐ちゃん
「先に食べててって言ったのに・・・」って言いかける俺を
「うるさい!黙って!」って言論封殺する理佐ちゃん
不器用な優しさ・・・どこ行った?
「ほらぁ、早く食べよう」部屋の隅でいじける俺に声かける理佐ちゃん
「俺君が寂しいと思ってご飯食べないで待っててあげたんだから機嫌直してよ」なんていじける俺に困る理佐ちゃん
「自分の方が寂しいくせに・・・」ポツリと呟く俺に
「見抜いてんじゃねーよ」
なんて恥ずかしそうにドス効かせそうだから好き
電話の向こうで愛しの理佐ちゃんの声が曇る
再就職以来出世より理佐ちゃんと過ごす時間の方が大事とばかりに巧みに立ち回り残業を避けてきた俺
しかし、ついに残業しなければならない日が来てしまった俺
帰りが遅くなりそうだと理佐ちゃんに電話してるってわけだ
「ごめんね、終電までには帰れると思うんだけど先にご飯食べてて」って理佐ちゃんを気づかう俺
「うん、会社出る時にLINEでいいから教えて」なんてなかなか俺の動向チェックな理佐ちゃん
「ひとりでご飯は寂しいだろうけどごめんね」って謝る俺に
「大丈夫だよ」
ぶっきらぼうな返事が大丈夫じゃないことを教えてる
俺を心配させないようにするためにぶっきらぼうになる不器用な優しさの理佐ちゃん
「まったく素直じゃないなぁ」
電話切ったあと理佐ちゃんの不器用な優しさの余韻に浸り独り言の俺
思った以上に長時間余韻に浸ってしまい残業終わったのが終電ギリギリで焦る俺
なんとか終電に飛び乗りほっとする俺
駅に着いてから理佐ちゃんにLINEするのを忘れてたことに気づく手遅れな俺
「会社出る時にLINEしてって言ったのに!」案の定お怒りの理佐ちゃん
「仕事の邪魔になるから私からはLINEしづらいんだからさ・・・」
神妙な顔しなきゃいけないんだろうけど・・・
ほっぺふくらますプンプン理佐ちゃんも可愛くて頬が弛む俺に
「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「せっかくご飯食べないで待っててあげたのに」って文句言いながらお味噌汁温めなおす理佐ちゃん
「先に食べててって言ったのに・・・」って言いかける俺を
「うるさい!黙って!」って言論封殺する理佐ちゃん
不器用な優しさ・・・どこ行った?
「ほらぁ、早く食べよう」部屋の隅でいじける俺に声かける理佐ちゃん
「俺君が寂しいと思ってご飯食べないで待っててあげたんだから機嫌直してよ」なんていじける俺に困る理佐ちゃん
「自分の方が寂しいくせに・・・」ポツリと呟く俺に
「見抜いてんじゃねーよ」
なんて恥ずかしそうにドス効かせそうだから好き
135名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (アタマイタイー KK8b-ZbXD [05004013125393_vg])
2018/02/02(金) 17:10:03.58ID:0lGxskWWK0202 ミニストーリーを巧みに挟み込んでの怒涛の更新乙です
作者の減少は確かに寂しい気もしますね
…ていうか私自身がなかなか書けなくなってるのに何言ってんのって話でもありますが
ちょっとずつでも復帰できたらなあとは思っておりますm(_ _)m
作者の減少は確かに寂しい気もしますね
…ていうか私自身がなかなか書けなくなってるのに何言ってんのって話でもありますが
ちょっとずつでも復帰できたらなあとは思っておりますm(_ _)m
136名無しって、書けない?(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 17:59:49.80ID:KeJYcX/Ha0202137愛しの嫁理佐ちゃん 第22話(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 18:01:43.23ID:KeJYcX/Ha0202 「見抜いてんじゃねーよ」
なんて恥ずかしそうにドス効かせた理佐ちゃん
「もう少し素直になるともっと可愛いと思うんだけどな」ってからかう俺
「じゃあ離婚してあげるから素直な娘と再婚すればいいじゃん」からかう俺に対抗してくる気の強い理佐ちゃんも可愛い
「それは無理!理佐ちゃんと離れ離れだった時に地獄見てるから絶対に無理!」
理佐ちゃんが高校を卒業してから東京に上京してしまった悪夢の日々が甦る俺
「地獄って・・・ちょっと大げさ過ぎない?俺君ちょくちょく会いに来てたじゃん」って苦笑いの理佐ちゃん
「大げさじゃないよ、理佐ちゃんと毎日会えない日々は地獄だよ!絶対離婚なんてしたくないよ〜」って5体投地して駄々こねる俺
見たか理佐ちゃん、これが素直ってやつだ!
「ちょっと、冗談言っただけでしょう」俺の素直な過剰反応に慌てる理佐ちゃん
「本当に冗談?」
「冗談に決まってるでしょ」って答える理佐ちゃん
「素直な俺可愛かった?」ってどさくさ紛れな俺
「うーん?・・・可愛かった・・・かな?」なんてやや素直な理佐ちゃん
「理佐ちゃんが思ってる以上にトラウマになってんだから気をつけてくれよな」
ようやく落ち着きを取り戻して理佐ちゃんに注意する俺
「変なトラウマで威張ってんじゃねーよ」
苦笑いしながらドス効かせる理佐ちゃんが床に座る俺に寄り添ってくる
「私だって俺君と離れて暮らすなんてもうやだよ」なんて素直に言ってくれそうだから好き
なんて恥ずかしそうにドス効かせた理佐ちゃん
「もう少し素直になるともっと可愛いと思うんだけどな」ってからかう俺
「じゃあ離婚してあげるから素直な娘と再婚すればいいじゃん」からかう俺に対抗してくる気の強い理佐ちゃんも可愛い
「それは無理!理佐ちゃんと離れ離れだった時に地獄見てるから絶対に無理!」
理佐ちゃんが高校を卒業してから東京に上京してしまった悪夢の日々が甦る俺
「地獄って・・・ちょっと大げさ過ぎない?俺君ちょくちょく会いに来てたじゃん」って苦笑いの理佐ちゃん
「大げさじゃないよ、理佐ちゃんと毎日会えない日々は地獄だよ!絶対離婚なんてしたくないよ〜」って5体投地して駄々こねる俺
見たか理佐ちゃん、これが素直ってやつだ!
「ちょっと、冗談言っただけでしょう」俺の素直な過剰反応に慌てる理佐ちゃん
「本当に冗談?」
「冗談に決まってるでしょ」って答える理佐ちゃん
「素直な俺可愛かった?」ってどさくさ紛れな俺
「うーん?・・・可愛かった・・・かな?」なんてやや素直な理佐ちゃん
「理佐ちゃんが思ってる以上にトラウマになってんだから気をつけてくれよな」
ようやく落ち着きを取り戻して理佐ちゃんに注意する俺
「変なトラウマで威張ってんじゃねーよ」
苦笑いしながらドス効かせる理佐ちゃんが床に座る俺に寄り添ってくる
「私だって俺君と離れて暮らすなんてもうやだよ」なんて素直に言ってくれそうだから好き
138上京理佐ちゃん再び 第1話(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 19:26:47.01ID:KeJYcX/Ha0202 「また暗くなってる」
電車に乗った理佐ちゃんが俺の手を握りしめながら呟く
「暗くなるに決まってるじゃん」ってふて腐れる俺
「別れる訳じゃないんだから・・・そこまで暗くならなくても」って言い澱む理佐ちゃん
「分かってんだけどやっぱり寂しいんだよね」
本当は俺も東京の大学に進学して理佐ちゃんと一緒に上京する予定だったのに・・・
見事に受かった理佐ちゃんと落ちた俺
明日には理佐ちゃんは東京に旅立ち俺は田舎で浪人生活ってわけだ
「寂しいの分かるけど勉強頑張ってよ、遠距離1年以上は無理だからね私」なんて悲しいこと言う理佐ちゃん
「俺は理佐ちゃんとなら何年だって遠距離恋愛出きるけどね」って拗ねる俺
「バカ、そういう意味じゃないよ」ってそっぽ向く理佐ちゃん
「来年俺君が・・・」何か言いかけた理佐ちゃんを阻むように閉まる電車のドア
慌てて電車のドアを叩く俺だけど無情に動き出す電車
「マジか!?理佐ちゃんなんか言おうとしてたぞ」って次の電車待って理佐ちゃんを追う俺
「遅いな〜まだ理佐ちゃん家の駅まで2駅もあんのかよ」って苛立つ俺
気休めに窓の外見る俺
間の悪いことに逆方向の電車がホームに入って来て風景を塞ぐ
ますます苛立ちながら窓叩いてたら逆方向の電車に理佐ちゃんが!?
俺に気づいた理佐ちゃんが慌てて電車を降りようと立ち上がるが無情に走り出す俺を乗せた電車
「戻って来るから待ってて」窓開けてホームの理佐ちゃんに必死に叫ぶ俺
駅着いて逆方向の電車を待ちきれず駆け出す白線流しの長瀬みたいな俺
青春って好きな娘に向かって走るってことだろ
途中の踏み切りがうぜぇ、早く走り去れ電車って怒鳴る俺
電車が走り去った踏み切りの向こうに息切らせた理佐ちゃん
「待ってろって言ったのに」って俺も息切れ半端ない
「電車来たけど俺君乗ってなかったから・・・もしかして走ってくんのかと思って」やっぱり息切れな理佐ちゃん
やっぱり電車待ってた方が早かったのか・・・
「それにしても、もう8時近いんだから女の子が一人は危ないよ」てなこと言って電車に負けた気恥ずかしさを誤魔化す俺に
「俺君が勘違いしたからだよ」って拗ねる理佐ちゃん
「勘違い?」
「うん、来年俺君が上京してこなかったら私が田舎に帰って来たくなっちゃうって言いたかったの、俺君と1年以上離れるなんて耐えられないから・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
電車に乗った理佐ちゃんが俺の手を握りしめながら呟く
「暗くなるに決まってるじゃん」ってふて腐れる俺
「別れる訳じゃないんだから・・・そこまで暗くならなくても」って言い澱む理佐ちゃん
「分かってんだけどやっぱり寂しいんだよね」
本当は俺も東京の大学に進学して理佐ちゃんと一緒に上京する予定だったのに・・・
見事に受かった理佐ちゃんと落ちた俺
明日には理佐ちゃんは東京に旅立ち俺は田舎で浪人生活ってわけだ
「寂しいの分かるけど勉強頑張ってよ、遠距離1年以上は無理だからね私」なんて悲しいこと言う理佐ちゃん
「俺は理佐ちゃんとなら何年だって遠距離恋愛出きるけどね」って拗ねる俺
「バカ、そういう意味じゃないよ」ってそっぽ向く理佐ちゃん
「来年俺君が・・・」何か言いかけた理佐ちゃんを阻むように閉まる電車のドア
慌てて電車のドアを叩く俺だけど無情に動き出す電車
「マジか!?理佐ちゃんなんか言おうとしてたぞ」って次の電車待って理佐ちゃんを追う俺
「遅いな〜まだ理佐ちゃん家の駅まで2駅もあんのかよ」って苛立つ俺
気休めに窓の外見る俺
間の悪いことに逆方向の電車がホームに入って来て風景を塞ぐ
ますます苛立ちながら窓叩いてたら逆方向の電車に理佐ちゃんが!?
俺に気づいた理佐ちゃんが慌てて電車を降りようと立ち上がるが無情に走り出す俺を乗せた電車
「戻って来るから待ってて」窓開けてホームの理佐ちゃんに必死に叫ぶ俺
駅着いて逆方向の電車を待ちきれず駆け出す白線流しの長瀬みたいな俺
青春って好きな娘に向かって走るってことだろ
途中の踏み切りがうぜぇ、早く走り去れ電車って怒鳴る俺
電車が走り去った踏み切りの向こうに息切らせた理佐ちゃん
「待ってろって言ったのに」って俺も息切れ半端ない
「電車来たけど俺君乗ってなかったから・・・もしかして走ってくんのかと思って」やっぱり息切れな理佐ちゃん
やっぱり電車待ってた方が早かったのか・・・
「それにしても、もう8時近いんだから女の子が一人は危ないよ」てなこと言って電車に負けた気恥ずかしさを誤魔化す俺に
「俺君が勘違いしたからだよ」って拗ねる理佐ちゃん
「勘違い?」
「うん、来年俺君が上京してこなかったら私が田舎に帰って来たくなっちゃうって言いたかったの、俺君と1年以上離れるなんて耐えられないから・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
139名無しって、書けない?(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 19:55:54.88ID:KeJYcX/Ha0202 >>138
白線流し見ながら書いたせいかモロに影響されてしまったw
白線流し見ながら書いたせいかモロに影響されてしまったw
140帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第23話(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 20:06:54.92ID:KeJYcX/Ha0202 「ねぇ、俺君は進路どうすんの?」
学園祭も終わり季節が秋から冬に変わり始めた日曜日
理佐ちゃんが映画見たいなんて言うから映画デートした帰り道
「たぶん大学に行くんじゃないかな・・・」ってアバウトな俺
「そんな曖昧な進路で平気なの?」心配顔の理佐ちゃん
「人生の最大目標がきっちり定まってるから過程に関しては心配してないんだよね、俺のお爺ちゃんが男は細かい目標を持つより人生の最大目標だけ腹に納めとけって言ってたから」
そう言いながら理佐ちゃんを見つめる俺
「最大目標って・・・」自分を指差す理佐ちゃん
「うん、当たり、理佐ちゃんを世界一幸せにして大勢の子供や孫に大事にされてる理佐ちゃんを見ながら息を引き取るのが俺の人生の最大目標」
なんて理佐ちゃんとの明るい未来を笑顔で語る俺
「それは・・・嬉しいかも」小さな声で呟く理佐ちゃん
「理佐ちゃん」幸せな未来を共有した喜びに堪らず理佐ちゃんを抱きしめちゃう俺
「きゃっ!?」なんて小さな悲鳴あげるけど抱きしめられてくれる理佐ちゃん
「私も俺君のこと幸せにしてあげられるかな?」なんて呟く理佐ちゃん
「もうしてくれてるよ、理佐ちゃんと出会ってからずっと幸せ」って理佐ちゃんの良い匂いにますます幸せな俺
「俺君・・・なんだか泣いちゃいそう」なんて呟く理佐ちゃん
ついにキスしちゃいそうだから好き
学園祭も終わり季節が秋から冬に変わり始めた日曜日
理佐ちゃんが映画見たいなんて言うから映画デートした帰り道
「たぶん大学に行くんじゃないかな・・・」ってアバウトな俺
「そんな曖昧な進路で平気なの?」心配顔の理佐ちゃん
「人生の最大目標がきっちり定まってるから過程に関しては心配してないんだよね、俺のお爺ちゃんが男は細かい目標を持つより人生の最大目標だけ腹に納めとけって言ってたから」
そう言いながら理佐ちゃんを見つめる俺
「最大目標って・・・」自分を指差す理佐ちゃん
「うん、当たり、理佐ちゃんを世界一幸せにして大勢の子供や孫に大事にされてる理佐ちゃんを見ながら息を引き取るのが俺の人生の最大目標」
なんて理佐ちゃんとの明るい未来を笑顔で語る俺
「それは・・・嬉しいかも」小さな声で呟く理佐ちゃん
「理佐ちゃん」幸せな未来を共有した喜びに堪らず理佐ちゃんを抱きしめちゃう俺
「きゃっ!?」なんて小さな悲鳴あげるけど抱きしめられてくれる理佐ちゃん
「私も俺君のこと幸せにしてあげられるかな?」なんて呟く理佐ちゃん
「もうしてくれてるよ、理佐ちゃんと出会ってからずっと幸せ」って理佐ちゃんの良い匂いにますます幸せな俺
「俺君・・・なんだか泣いちゃいそう」なんて呟く理佐ちゃん
ついにキスしちゃいそうだから好き
141帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第24話(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 21:28:58.59ID:KeJYcX/Ha0202 「俺君遅いよ!」
駅前広場で待っててくれた理佐ちゃんが俺を見つけて手を振る
「ねぇ、たまには私より早く来てようと思わないの?」って呟く理佐ちゃん
「ごめん・・・」昨日キスしちゃったせいか気恥ずかしくて理佐ちゃんをまともに見れない俺
本当はキスした興奮で寝れなくて早く来てた俺
どんな顔で理佐ちゃんに会えばいいのか分からずに
物陰から俺を待ってくれてる理佐ちゃん見ながら悶々としてたってわけだ
「ねぇ、聞いてる?」心ここに在らずな俺の手を握りしめる理佐ちゃん
「うん?」ってうわのそらな返事する俺
下校の時は手を繋ぐけど登校の時は人目を気にして手を繋がなかった理佐ちゃん
「やっぱり聞いてなかった」
理佐ちゃんの心境の変化に戸惑う俺を見て微笑む理佐ちゃん
キスしたせいでちょっと大胆になったみたいだ・・・
「学園祭終わったら言おうと思ったんだけど、東京の大学に進学したいんだ」
教室に着くなり重大発表する理佐ちゃん
「それで学園祭前に先生に相談してたんだ」って納得な俺
「うん、それでね俺君は進路どうすんのかなぁと思って昨日聞いたんだよね」
昨日って言った途端に色々思い出して真っ赤になってうつむく理佐ちゃん・・・可愛い
「うーん、俺も東京の大学に行こうかな」
照れてる理佐ちゃんの姿に決意する俺
「本当に?」って嬉しそうな理佐ちゃん
「うん、昨日も言ったけど俺の人生の最大目標は理佐ちゃんだからね、当然の進路だよ」
「じゃあ、今日から放課後勉強しよう」って急に現実的な理佐ちゃんに
「え〜〜っ」ドン引きな俺
「だって俺君の成績じゃ合格難しいよ」シビアな理佐ちゃん
「いや、俺気づいたんだけど理佐ちゃん理佐ちゃん言ってれば人生なんとかなるんだよね」って2ちゃんのヲタみたいなこと言う俺に
「人のことおまじないみたいに言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「とにかく今日から私の家で勉強するから」
なんてさりげなく理佐ちゃんのお家に招待してくれそうだから好き
駅前広場で待っててくれた理佐ちゃんが俺を見つけて手を振る
「ねぇ、たまには私より早く来てようと思わないの?」って呟く理佐ちゃん
「ごめん・・・」昨日キスしちゃったせいか気恥ずかしくて理佐ちゃんをまともに見れない俺
本当はキスした興奮で寝れなくて早く来てた俺
どんな顔で理佐ちゃんに会えばいいのか分からずに
物陰から俺を待ってくれてる理佐ちゃん見ながら悶々としてたってわけだ
「ねぇ、聞いてる?」心ここに在らずな俺の手を握りしめる理佐ちゃん
「うん?」ってうわのそらな返事する俺
下校の時は手を繋ぐけど登校の時は人目を気にして手を繋がなかった理佐ちゃん
「やっぱり聞いてなかった」
理佐ちゃんの心境の変化に戸惑う俺を見て微笑む理佐ちゃん
キスしたせいでちょっと大胆になったみたいだ・・・
「学園祭終わったら言おうと思ったんだけど、東京の大学に進学したいんだ」
教室に着くなり重大発表する理佐ちゃん
「それで学園祭前に先生に相談してたんだ」って納得な俺
「うん、それでね俺君は進路どうすんのかなぁと思って昨日聞いたんだよね」
昨日って言った途端に色々思い出して真っ赤になってうつむく理佐ちゃん・・・可愛い
「うーん、俺も東京の大学に行こうかな」
照れてる理佐ちゃんの姿に決意する俺
「本当に?」って嬉しそうな理佐ちゃん
「うん、昨日も言ったけど俺の人生の最大目標は理佐ちゃんだからね、当然の進路だよ」
「じゃあ、今日から放課後勉強しよう」って急に現実的な理佐ちゃんに
「え〜〜っ」ドン引きな俺
「だって俺君の成績じゃ合格難しいよ」シビアな理佐ちゃん
「いや、俺気づいたんだけど理佐ちゃん理佐ちゃん言ってれば人生なんとかなるんだよね」って2ちゃんのヲタみたいなこと言う俺に
「人のことおまじないみたいに言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「とにかく今日から私の家で勉強するから」
なんてさりげなく理佐ちゃんのお家に招待してくれそうだから好き
142名無しって、書けない?(大阪府) (アタマイタイー a557-wbgk [58.94.38.100])
2018/02/02(金) 21:35:41.88ID:sexcRDaF00202143名無しって、書けない?(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 21:49:22.06ID:KeJYcX/Ha0202 >>142
最近理佐ちゃんにガチ恋なので長瀬くんでも許せないかも・・・お似合いだとは思いますが・・・
上京理佐ちゃんは隣の席の理佐ちゃんの後に始める予定だったのですが
同時進行で絡めたら面白いかなと始めたんですが・・・やはりちょっと早かったかなと後悔していますw
むーちゃんはもっと人気出てもいいと思うんですよね
理佐ちゃんいなかったらたぶんむーちゃんの妄想が湧き出してたんだろうなと思うぐらい好きなメンバーです
最近理佐ちゃんにガチ恋なので長瀬くんでも許せないかも・・・お似合いだとは思いますが・・・
上京理佐ちゃんは隣の席の理佐ちゃんの後に始める予定だったのですが
同時進行で絡めたら面白いかなと始めたんですが・・・やはりちょっと早かったかなと後悔していますw
むーちゃんはもっと人気出てもいいと思うんですよね
理佐ちゃんいなかったらたぶんむーちゃんの妄想が湧き出してたんだろうなと思うぐらい好きなメンバーです
144名無しって、書けない?(庭) (アタマイタイー Sa49-ZfQa [182.250.243.12])
2018/02/02(金) 21:54:20.12ID:KeJYcX/Ha0202 ここ何日か妄想湧き過ぎて自分が怖い・・・
145名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ a557-wbgk [58.94.38.100])
2018/02/02(金) 22:27:14.78ID:sexcRDaF0146名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ a557-wbgk [58.94.38.100])
2018/02/02(金) 22:28:02.53ID:sexcRDaF0 俺のID、何か卑猥…
147名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ a557-wbgk [58.94.38.100])
2018/02/02(金) 22:30:54.31ID:sexcRDaF0 『看板に偽りなし』
第一章 違うんだ、わかってよ、みいちゃん。
女子トイレの空気は少し軽い感じがした。男子トイレと構造は変わらないはずだが、なぜか明るい。
小池が目の前にいたからかもしれない。
「何してんの、ここ女子トイレやで」
小池は言った。ハンカチを持った右手が強く握られている。
「あ、ごめん。間違えた」
僕は女子トイレから出ようとした。
振り返ると、女子数人の声が近づいていた。まだ顔は見えない。
突然、小池は僕の手を引っ張った。個室の中へ連れ込まれた。
女の子の話は長い。どうでもいいことを延々と喋り続ける。
その間、僕と小池は黙っていなくてはならなかった。
「ごめん、助けようと思ったんやけど」
小池が耳元で囁く。僕は首を振る。
まだギリギリのところで窮地には陥っていない。
そう考えると、悪くない状況に思えた。
肩が触れ合うたび少し離れて、再び僅かな感触がする。
「小池、髪切ったんだね」
「それ、だいぶ前やで」
「ああ、そうごめん」
「それより、何で女子トイレ入ったん?」
「ぼーっとしてただけだよ」
「おや、ホントかな?実は隠しカメラ持ってたりして」
「持ってないよ」
僕は両手を上げる。小池は「冗談やって、別に疑ってへんよ」と笑った。
「先、出ていきーや」「サンキュー、助かったよ」
女子グループの声がなくなり、小池が外を覗くと、もう誰もいなかった。
僕は教室に戻った。遅れて小池も入ってきた。
女子グループは噂話をしている様子はなく、いつもと変わらない。
小池は自然を装いそのグループに近づいた。二言三言、言葉を交わしてから、僕にうなずいた。
(つづく)
第一章 違うんだ、わかってよ、みいちゃん。
女子トイレの空気は少し軽い感じがした。男子トイレと構造は変わらないはずだが、なぜか明るい。
小池が目の前にいたからかもしれない。
「何してんの、ここ女子トイレやで」
小池は言った。ハンカチを持った右手が強く握られている。
「あ、ごめん。間違えた」
僕は女子トイレから出ようとした。
振り返ると、女子数人の声が近づいていた。まだ顔は見えない。
突然、小池は僕の手を引っ張った。個室の中へ連れ込まれた。
女の子の話は長い。どうでもいいことを延々と喋り続ける。
その間、僕と小池は黙っていなくてはならなかった。
「ごめん、助けようと思ったんやけど」
小池が耳元で囁く。僕は首を振る。
まだギリギリのところで窮地には陥っていない。
そう考えると、悪くない状況に思えた。
肩が触れ合うたび少し離れて、再び僅かな感触がする。
「小池、髪切ったんだね」
「それ、だいぶ前やで」
「ああ、そうごめん」
「それより、何で女子トイレ入ったん?」
「ぼーっとしてただけだよ」
「おや、ホントかな?実は隠しカメラ持ってたりして」
「持ってないよ」
僕は両手を上げる。小池は「冗談やって、別に疑ってへんよ」と笑った。
「先、出ていきーや」「サンキュー、助かったよ」
女子グループの声がなくなり、小池が外を覗くと、もう誰もいなかった。
僕は教室に戻った。遅れて小池も入ってきた。
女子グループは噂話をしている様子はなく、いつもと変わらない。
小池は自然を装いそのグループに近づいた。二言三言、言葉を交わしてから、僕にうなずいた。
(つづく)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています