奈々未さんはケラケラ笑いだした。人の不幸が飯の次に大好きなのだ。

「ごめん。それで私が具合悪そうだから、今日は帰りなよっていったの。んで、帰ろうとしたんだけどすごいフラフラしててさ。心配になって送っていったの。アパートまで。」

もう、随分前のことのようだ。だが、実際は半年前。つい最近だ。