「理佐ちゃんまだかな?」
2日連続で幸運が微笑んだせいか、理佐ちゃんと並んで帰る喜びを知ってしまった俺

放課後誰よりも早く教室を抜け出して校門で理佐ちゃんを待ち伏せしてるってわけだ

「おかしいな?今日は部活無いはずだぞ」って首を傾げる俺

すると4、5人でこっちに向かってくる女子たち

最後尾に理佐ちゃんを発見する俺

どうやらどこぞのファミレスで駄弁ってくようだ

俺のことなど眼中にないかのように楽しそうに話す女友達たちと理佐ちゃん

俺の前を通りすぎて遠ざかる理佐ちゃんの後ろ姿・・・

「今日も理佐ちゃんが追いかけてきてくれるかも」
なんて淡い期待がシャボン玉のように弾けて立ち尽くす俺に

女友達たちに見えないように振り向いた理佐ちゃんが手でごめんねのポーズしてくれそうだから好き