「お〜い朝だぞ〜早く起きて〜」
眠ってる俺の耳に響く世界一心地良い声

「う〜ん、ミニスカサンタの理佐ちゃんとスカートめくりごっこは止められないムニャムニャzzz」 
見てる夢と心地良い声の相乗効果で天国に居るみたいな俺

「ちょっと夢で私に変なことさせないでよ」って俺を揺すり起こす理佐ちゃん

「うーん、なんで理佐ちゃん居んの・・・?」って寝ぼけ眼の俺

「今日は朝から私とデートの約束でしょ」って俺から布団を剥ぎ取る理佐ちゃん

「まだ7時だよ」ってあんた何時に家出てきたんだよな俺

「いいから起きて、朝ごはん冷めちゃうよ」って布団をたたみ始める理佐ちゃん

よく見たらエプロン姿の理佐ちゃん

「昨日の朝俺君のお母さんに頼まれたの日帰りで出かけるから俺君のことよろしくって」

「また二人だけで出かけたのかよ〜理佐ちゃんにまで迷惑かけて」って呆れる俺

「別に迷惑じゃないよ」って楽しそうに朝ごはんの用意してくれる理佐ちゃん

うむ、確かに迷惑じゃないかも・・・いや、むしろ嬉しい

「はい、どうぞ」ってご飯よそってくれる理佐ちゃん

「うむ、ありがとう」ってちょっと旦那様気取りの俺

「ところで俺の枕元になんかなかった?」って理佐ちゃんに聞く俺

「えっ、なんにもなかったよ」って答える理佐ちゃん

「そう」
って答える俺を見つめる理佐ちゃん

目と目が合うとどちらともなく自然に微笑みが漏れる二人

幸せだ、枕元に置いといた昨日理佐ちゃんが着てたミニスカサンタコスがどっか行っちゃったけど幸せだ

せっかくバイト代負けるかわりにゲットしたのに・・・お母ちゃんがどっかにしまったのかもしれないから帰ってきたら聞いてみよ

「理佐ちゃんこれ、昨日渡しそびれちゃったから」って理佐ちゃんにクリスマスプレゼント渡す俺

「わあ、嬉しい」ってピョンピョン跳ねて喜ぶ理佐ちゃん

「そんな大したもんじゃないから期待しないでね」って予防線張る俺

「ううん、俺君が私のために選らんでくれた物ならなんでも嬉しいの」なんて健気な理佐ちゃん

「開けてもいい」って目を輝かせて聞く理佐ちゃん  

「どうぞ」ってうなづく俺

「地下鉄・・・路線図・・・」固まる理佐ちゃん

「理佐ちゃん電車の路線図好きだろ」って得意顔の俺に

「うん・・・好き・・・」って微妙な表情しそうだから好き