それはトンデモ説じゃないかな?
たしかに月に関して言えば、2つほど不自然なことがある。
(1)地球から見た視直径が太陽とほぼ同じ。
(2)あのくらいの大きさの天体としては密度がかなり小さい。

ただし、二つともに一応は教示されている。
(1)はただの偶然。
月は地球から年々遠ざかっていて、今の時代にたまたま視直径が太陽と同じになっているだけ。
視直径は昔は太陽よりもずっと大きかったし、何億年後かの未来にはずっと小さくなる。

(2)はいわゆるジャイアント・インパクト説から説明される。
地球に火星ほどの惑星が衝突したが、正面衝突ではなく地球をかすめるように衝突した。
そのとき殆どが岩石成分からなる地球の外層部分が大量に飛び散ったが、それらは地球の引力県内に留まり、
地球の周りをぐるぐる回っているうちに一つに固まり月となった。
だから、金属成分が少なく、月は異常に密度が小さいと説明されている。
スパコンによるシミュレーションでもうまく再現できているらしい。