「ほっこり」よりもっと切実に嫌な誤用がある。

「謙虚・優しさ・絆!キラキラ輝け欅坂!」

あれ嫌なんだよ。これで完全に意味を間違えちゃってるのがわかるだろ今の子は
「絆」って本来いい意味じゃないんだ
サマセット・モームの『人間の絆』初版1915年日本語版は1950年?だがこの作品「人と人との結びつき、その美しさを描いたヒューマンな作品」、では・な・い・ん・だ・よ!!
人間という、鎖にくくりつけられた動物である自分、障害をもって生まれそれが原因でいろんな苦悩のうちに自制的な性格になり、女に騙されたりギャンブルで大損したり苦しみのうちに生きてゆく、
そういう人生を「絆」に結び付けられた不自由で苦しいものだと言ってるそういう暗い暗い小説のタイトルなんだ
「絆」とは元来、木綱、動物の首を逃げないよう道端の木にでもくくって繋いでおく紐のことだ
そもそも原題は『Of Human Bondage』ボンデージだぞ!!SMか!!
そう絆とは本来良い意味で使われるものでなかった。現代のマスコミが盛んに「家族の絆」「師弟の絆」「グループの絆」「ファンとの絆(笑)」とか誤用してほんの数十年で言葉の意味を逆転してさせてしまった
だが、本来日本語として誤りであることはこの名著のお陰で証明されているわけだ

「絆」が女衒秋元一派にこき使われる自分たちを自虐的に表すものでないならば、こんな掛詞は辞めるべきだ
やっぱり言葉、日本語を正しく歴史、伝統に沿って用いるというのは大事なんだよ