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【欅ちゃん小説】小林マネージャーのキセキ
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0001名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 21:16:11.85ID:8X5MpODB0
(第一章)

ドライヤーのスイッチを切り、洗面所から部屋に戻ると、この日六回目の着信バイブがベッドを揺らしていた。
そんなことには気も留めず、小林由依は自宅用のポーチから化粧水と乳液を取り出した。
化粧水を顔につけてから、乳液の容器を逆さまにした。出なかった。
その間にもバイブは鳴り続け、由依の思考を邪魔していた。
「乳液、乳液…」と独り言で振動を打ち消しながら、物置のなかを探した。
白地に灰色の水玉模様がプリントされたクリスマスプレゼントが無造作に置いてあった。
黒いテープを解くと、新品の乳液が出てきた。去年のクリスマスプレゼントが今になって開封された。

乳液を塗り終えると、やっと由依は電話に出た。
「小林、ブログ書いたか?」
「あ、風呂入ってました。」
「おい、もう日付変わってるぞ。誕生日なんだからブログ書けよ」
「すいません。すぐやります」
「朝までには送って来いよ」
「はい」

電話の相手は、通称「GM」。メンバーのスケジュール管理や外部との交渉、その他諸々の雑用をこなす役割だ。
まあ、要はただのマネージャーだ。細かい性格だからマネージャーには向いているのだろうが、由依は嫌いだった。
人に催促されて仕事をするのは嫌だったし、
第一なぜ誕生日だからといってブログを書かなければならないのか分からなかった。
今頃、世間の人は台風に面食らっている。そんな状況で浮かれた文章など読みたくもないだろう。

由依は再びスマホを手に取り、携帯ゲームを始めた。
そのゲームに自分が出てくることに、まだ馴れなかった。自分のカードを見るたびにドキドキする。
織田奈那のカードを引き当てたところで、画面が止まった。
次第に画面が強く光り始め、由依は眩しさで気を失った。
0002名無しって、書けない?(大阪府)
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2017/11/06(月) 21:17:28.20ID:8X5MpODB0
(第二章)

「由依、聞いてる?」
由依はヘアアイロンを握っていた。前方の鏡には、自分の他に、ロングヘアに隠れた横顔が映っていた。
見回したところ、楽屋のようだった。
「由依、聞いてる?毛先、もう少し巻いて」
その人は言った。その瞳に鋭い眼光を感じた。
「あれ、織田?」
「呼び捨て?誰に口聞いてんの」
「ごめんなさい…」
「とにかく早く髪巻いて。時間無いから」
「ああ…はい」

「織田さーん、時間です」
「はーい、今行きます」
髪を二、三回巻くと、織田は、「サンキュー、もういいよ」と親指を立てて楽屋から出ていった。

入れ違いでやって来たスタッフは、小さめのダンボールを抱えていた。側面にマジックでファンレターと書いてある。
「小林、これチェックしといて。危険物があるかもしれないから」
「ああ、わかりました」
由依は状況を掴めていなかったが、言われるがままにダンボールを開封した。

ファンレターに目を通していると、「お疲れ様でーす」という声が廊下から漏れてきた。
織田が楽屋に戻ってきた。
織田は机のボトルを手に取り、残業から帰ってきたサラリーマンのようにソファーへもたれ掛かった。
「あの…お疲れ様です」
由依は声をかけた。織田はチラッと目線を上げて、「ああ」とだけ答えた。
「あの…ファンレター読みますか?」
「どうせ大したことないだろ」
「何か女性のファンが多いですね」
「まあ、俺は男だからね」

由依は改めて織田を見た。
いつも通りの織田で、特に変わったところは見当たらない。
黒スーツに、黒い長髪、男に見えなくもないが、その姿は何処をとっても織田であった。
由依は不安になった。もしかしたら自分も男かもしれない。
そう思うと、自然に自分の胸へ手が行っていた。よかった。ちゃんとある。
「ねえ、何やってんの」
織田が半笑いで由依を見つめている。
「あ、いや…」
「まあいいや、今日ご飯行かない?」
「今からですか?」
「予定ある?」
「いや、多分ないと思いますけど」
「じゃ、行こう」
0003名無しって、書けない?(大阪府)
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2017/11/06(月) 21:18:29.22ID:8X5MpODB0
(第三章)

一時間後、由依はイタリアンレストランで黒板のメニューを見ていた。
「由依、決まった?」
「はい、ペペロンチーノにします」
織田が店員を呼んだ。
「ご注文お決まりでしょうか」
「えっと、ペペロンチーノと、ボロネーゼ。あと、あれね」
「はい、かしこまりました」
織田が店員にウィンクをした。

「こんなオシャレなお店知ってたんですね」
「まあね」
織田はちっともこちらを向いて話してくれない。
それもそのはず、織田とは声のトーンも、テンポも、考え方もまるっきり違っていた。
由依はおしぼりを何度も巻き直して時間を潰した。

ペペロンチーノは美味しかった。
ボロネーゼも美味しそうに見え、しばらく見ていると、織田が頬をふくらませたまま、「いる?」と聞いた。
由依は首を横に振った。
それでも織田はパスタを巻きつけ由依の口元に差し出した。
「ほら、あーん」
周りのテーブルを見た。従業員が動いているだけで、客はいない。
由依は甘えた。

「あ、ソース口についてる。取ってあげるよ」
「自分でやります」そう言おうとした時、急に真っ暗になった。厨房の奥から、揺れた炎が近づいてきた。
唇を撫でる柔らかい感触が何であるかを判断するに、瞳孔の働きは追いつかず、
織田の唇の赤さがミートソースによるものか、由依の口紅によるものかを判断するに、炎の赤さが邪魔をした。
0004名無しって、書けない?(大阪府)
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2017/11/06(月) 21:19:36.90ID:8X5MpODB0
(第四章)

由依は、並木道のタイルを高鳴らせて歩いた。葉っぱが空からひらひらと舞い降りていた。
口の奥は、唐辛子とクリームの匂いが混ざっている。

急に、織田が止まった。
「何だよ、さっきから!」
由依は驚いて横を向いた。調子に乗りすぎたかもしれないと思った。
織田は後ろを振り返って仁王立ちしていた。
「ちっ、何だ男かよ」
由依が声のする方を振り返ると、すでにウォレットチェーンの金属音が闇の中に消えていた。
織田が由依の手を握った。織田の手は冷たい。
「こうしとけばさ、カップルに見えるかな?変なやつに絡まれんの嫌だろ」
「うん」

落ち葉を踏みつけ歩き始めると、魔法が解けた。
0005名無しって、書けない?(大阪府)
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2017/11/06(月) 21:20:40.42ID:8X5MpODB0
(最終章)

右手が震えていた。また、マネージャーから着信があった。
「小林です」
「どう、ブログ進んでる」
「もう出来そうです」
「オッケー、じゃ頼むぞ」

電話が切れた。由依はキッチンへ向かい、インスタントコーヒーを淹れた。
夜の底が浅くなりゆくのを感じながら、静かにブログの文字を打ち始めた。

_________________________________________________________
ゲームってさ、
始めたばっかりのときって
アイテムとかいっぱいもらえるし
どんどんステージクリアできるし
体力無限にあって全然減らないからさ
寝る前に始めちゃうと全然寝れなくなるのよね

まさに今、欅のキセキがそれ。
気づいたら朝4時だった←


小林由依です♪

こんばんは

(中略)

日付変わって1番最初にメールくれたのは…

オダナナでした笑

----小林由依 公式ブログ『17→18☆彡』より一部抜粋----
http://www.keyakizaka46.com/s/k46o/diary/detail/12161?ima=0000&;cd=member
0006名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 21:21:02.71ID:8X5MpODB0
おわり〜
0008名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 21:57:40.91ID:8X5MpODB0
>>7
あざーす

ゆいぽんは文才あると思うので、是非小説とか書いてもらいたいっすね
0009名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 23:05:44.54ID:8X5MpODB0
『白いマスクに秘めた顔』

街を歩いていると、色々な香りがする。
香辛料の混じった中華料理、雑貨屋さんの石鹸、そういったものもあれば、
海から運ばれてきた潮風、乾燥した土、暖かい太陽、自然の匂いだってする。
それなのに何だこのマスクは、全部グレープフルーツの香りにしてしまう。
由依は酔いかけて、マスクを下にずらした。

「あれ、ゆいぽんじゃない!?」
「は、人違いだと思いますけど」
由依は相手の顔も見ずに、テンプレート通りに答えた。
アイドルになり、随分有名になったおかげで、最近は声を掛けられることも多い。
そんな時のために、日頃からお母さんとシミュレーションをしている。
不機嫌な顔を瞬時に作り出すことが出来るのは、恐らく母親からの遺伝のおかげだった。
大抵の人は「すいません…」と言って、遠ざかってくれる。
0010名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 23:06:53.96ID:8X5MpODB0
(つづき)

由依は早歩きで通りを抜けた。誰かに跡を付けられていた。
この間、志田がストーカーについてぐちぐち言っていたのを思い出した。
携帯を片手に急いで公衆トイレに駆け込んだ。女子トイレには付いて来れないだろう。
個室のドアを閉め、志田に電話した。
「もひもひ、どうした由依」
スマホの向こうから、ガリガリとした音が聞こえていた。
「ごめん今大丈夫?」
「うん、じゃがりこ食べてる」
「あっそ、あのねこの前ストーカーのこと話してたじゃん」
「ああ、うん」
「どうするのが正解だっけ」
「とにかく逃げること。止まっちゃダメ」
「ありがと」

由依はドアを蹴飛ばし、出口へ向かった。
その時、誰かに左腕を掴まれた。
鏡のなかに、黒髪のお化けが映っていた。

「何で無視したの」
「ごめん、オダナナはオーラないからさ」
由依は、せっかくの休日を、コーヒーを奢ることと、涙目の女をなだめることに費やしていた。
このタイプの女は意外と面倒くさい。自分のことが好きなら尚更だ。
どうにかしてこの状況を切り抜けたかった。
「でも私はそういう素朴なオダナナが好きだな〜」
両手をわざとらしく胸の前に組み、斜め上を眺めた。
「由依…」
「だからさ、買い物の続きしてきなよ。お金は払っとくから」
「うん、由依は?」
「私はこれから用事あるから」
「そっか、じゃあね」
織田が元気に歩いていった。チョロいぜ。


数分の後、由依は立ち上がった。
カバンの中から新しいマスクを取り出し、丁寧につけた。
一件落着のため息がマスクに跳ね返り、甘酸っぱい青春が閉じ込められた。
やっぱり、一人ぼっちが一番だ。

__________________

マスクはすごく身近な存在で
風邪予防以外にもつける場面が多くあるので
マスク君にはいつも助けられています(^^)

----小林由依 公式ブログ『17歳ロス☆彡』より一部抜粋----

http://www.keyakizaka46.com/s/k46o/diary/detail/12315?ima=0000&;cd=member
0011名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/06(月) 23:08:11.62ID:8X5MpODB0
おわり〜
0013 ◆OZEKI//pzs (SB-iPhone)
垢版 |
2017/11/07(火) 07:51:27.04ID:veGw0ZWXp
好き。
0014名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2017/11/07(火) 10:10:11.62ID:6lF5d3EpK
新装開店おめでとうございます♪
これからも期待しています♪
0015名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/07(火) 20:59:14.11ID:n3lzhVZK0
>>12
ありがとう
続編がんばりまーす
0016名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/07(火) 20:59:34.23ID:n3lzhVZK0
>>13
ありがと、尾関
0017名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/07(火) 21:09:53.19ID:n3lzhVZK0
>>14
どうもm(_ _)m
さりげなく音符が入ってるw
0018have(茸)
垢版 |
2017/11/07(火) 23:08:32.91ID:n1Utc8yXd
おもしろかったです!
次回作にも期待しかない!
0019名無しって、書けない?(東京都)
垢版 |
2017/11/07(火) 23:21:51.07ID:j6PmckXnM
いいぞいいぞ
0020名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2017/11/08(水) 14:30:26.86ID:MkObIYi2a
原案ありスレに顔を出さないと思ったらこっちのスレが続いてたんですね

また読みに来ま〜す
0021名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:21:35.26ID:mEzWFq500
>>18
イエス・アイ・ハブ
0022名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:21:44.60ID:mEzWFq500
>>19
どうもです
0023名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:22:22.57ID:mEzWFq500
>>20
原案スレにも顔出しまーす
0024名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:24:28.54ID:mEzWFq500
『シナモンアレルギー』

(第一章)
透明人間、そう呼ばれてた〜♪ら、もはやそれは透明人間ではない。
どこかのアイドルが歌っているが、最初から設定が破綻している。
存在を認めてもらえるだけで、ありがたいと思わなければならない。

スーパーマーケットの出口を前にして、由依はそう感じていた。
透明人間になってしまった原因はシナモンだ。
普段から食べないように気を付けていたのだが、シナモンは不意打ちでやってくる。
試食コーナーのお兄さんが少し格好良かったものだから、思わずシナモンロールを食べてしまったのだ。
あと十分もすれば、体が完全に透き通る。
それまでに全裸にならなければ、服やメガネだけが浮き立ってしまう。
そして、この透明人間副作用(由依が名付けた)があと5時間程続くことも、経験からよく分かっていた。
下手に動けば、心霊騒ぎとなり、物理学者か化学者が総動員され、
アイドル人生はおろか本当の人生まで終了してしまう。

こんな時に頼りになるのが鈴本だ。
神様の低俗なダジャレ心が、解決への近道だった。
シナ「モン」、スズ「モン」。由依はこのダジャレに呆れていた。
どうせなら、くまモンとかにして欲しかった。

「あ、もしもし鈴本、助けて」
「え、何?聞こえないよ」
「ちっ」
思ったよりもシナモンの回りが早いみたいだ。シナモンは声まで透明にしてしまう。
由依はスーパーのトイレに駆け込んで、メールを送り、服を脱ぎ、鈴本を待った。
0025名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:25:58.23ID:mEzWFq500
(第二章)
鈴本の家に上がり込むと、お風呂場へ直行した。
寒かったのではない。汚れを落とすという、動物本来の行動に近い理由だった。
裸足で街を歩き回ると、足の裏が異常に汚れる。裸足でSummerなんか過ごせるもんか。

「ねえ、由依。私も入っていい?」
無理もない。帰りのタクシーはサウナ状態だった。
鈴本は気を利かしたつもりか知らないが、「温度上げてもらえますか」としきりに運転手に頼んだ結果、
車内は炎のように暑くなり、最後の方には運転手の意識が朦朧としたせいで、運賃4000円のところ、何と400円にお値引きされた。

「入るよ」
脱水症状寸前の鈴本がよろめきながら入ってきた。
何度見ても全く飽きない、いい体をしている。今から、この体と抱きつくのだ。
「由依、今やっちゃおうか」
声の出ない由依に弁解の余地はない。
「この辺かな」
鈴本が言いながら、由依の背中に手を回した。由依も手を回す。
由依の乳房の少し下に、鈴本の胸が密着した。呼吸で胸が波打つ度に密着が増した。
由依に息吹が甦ってきた。
体が戻った。

その日は鈴本の家に泊めてもらい、明日に備えた。
0026名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:29:36.26ID:mEzWFq500
(第三章)

翌日、「欅って、書けない?」の収録があった。

「ゆいぽん一筋の発言はダメだろうが。ゆいぽんの横を見てみろよ!」
土田さんが言った。
前席の織田は司会の二人を真っ直ぐに見つめている。
由依は右隣りの鈴本を見た。唇を尖らせて下を向いていた。
「どう、小林は?」
澤部さんが振ってくれた。
澤部さんは由依のことを好きなのかもしれない。
同じ埼玉出身という事実を差し引いても、他のメンバーより振られる回数が多い気がする。
由依は少しだけ鈴本を見ると、答えた。
「何か、意外とショック受けてるのかなと思ってて、鈴本が。だからゆいぽんって来られるとワケわかんない感情になって…」
左隣りの志田が大きな声で笑った。

メンバーが騒ぐなか、由依はまた鈴本を見た。
一瞬ぶつかった視線は、まぎれもなく一本の線となり表れている。
由依はこころの中の相関図に一本線を書き足した。

数秒後、その線が織田の奇行により引き裂かれたのは、言うまでもない。

____________________

自動ドアが開かないんです。

ああ、わたしもついに透明人間になったのか〜
みんな私のこと見えてないんだな〜
これからどうしようかな〜

とかいう冗談を考えていたら
本当に全くドアが開かないから
透明人間としてのこれからを
本気で考えようとしてました。

--小林由依 公式ブログ『あ、ティッシュがない☆彡』より一部抜粋--
http://www.keyakizaka46.com/s/k46o/diary/detail/8276?ima=0000&;cd=member
0027名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/08(水) 21:32:01.51ID:mEzWFq500
おわり〜
ちょっと弁解しておくと、乃木坂ちゃんに対する悪意はないです
あと、ゆいぽんにシナモンアレルギーはないと思います
0028名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2017/11/09(木) 03:33:47.69ID:P9yYQrIBK
エロスが漂いながらもいやらしくならないのが大阪府先生の品性のなせる業ですな

なかなか真似できないw
0030名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/09(木) 21:06:26.46ID:KLXORabA0
>>28
エロい描写は苦手なんですよw
どう工夫しても淡白になってしまいます

もうちょっとエロくしようと思ったら、

〈丸みを帯びた胸の先端同士が顔を合わせると、互いに刺激を求め擦れ合い…〉
もう止めとこw

と、急にレベルが下がりますw
0031名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/09(木) 21:13:20.60ID:KLXORabA0
>>29
あざーす

妄想勝ち組!
ロマンス万歳!
0032 ◆OZEKI//pzs (はんぺん)
垢版 |
2017/11/09(木) 22:20:11.91ID:Si95RDr30
良き。
0033名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2017/11/09(木) 22:26:48.25ID:QGXiIF6Da
>>26
ストーリーからブログで締める流れが完璧過ぎて素晴らしい
0034名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2017/11/10(金) 19:25:41.52ID:iv0Tq5hBa
ゆいぽんのスカートの中の詩人と呼ばれた俺も脱帽の揚げ
0035名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/10(金) 22:59:55.34ID:zFXVn+C40
>>32
あざーす
0036名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/10(金) 23:02:30.74ID:zFXVn+C40
>>34
スカートの中で風を凌ぎながら色づいてゆく木々を眺める季節ですね
0037名無しって、書けない?(東日本)
垢版 |
2017/11/10(金) 23:26:33.22ID:FmpoIH/A0
こんなスレあったんだ?
なんか懐かしいっすねΣ(´∀`;)
0038名無しって、書けない?(茸)
垢版 |
2017/11/11(土) 01:18:29.22ID:lDbR21hJd
>>24
なんかこう・・・いい!
0039名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:09:27.72ID:iCTQWYsg01111
>>37
懐かしいですかw
スカートの詩人さん方には頭が下がりますw
0040名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:09:51.30ID:iCTQWYsg01111
>>38
なんかこう…ありがと!
0041名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:23:06.32ID:iCTQWYsg01111
『傘と文庫本』

(第一章)

白く光っていたグラウンドが、暗くなっていた。
青かった空が雲に覆われ、太陽が居場所を失くしていた。
窓一面に切り取ったフレームは、梅雨の到来を収めていた。
不規則に何かを叩く音が不安の断片となり、聞こえてくる。

小林由依は折りたたみ傘のケースを外した。
六月のカバンには必ず傘が入っている。
日本に住む限り当たり前のことだ。

「はい、今日はここまで」
先生が教室から出ていった。
いつもはお喋りをしている連中も、雲行きの怪しさに急かされて帰っていった。
由依は、前から二番目の席に座っている男の子を見た。
帰る準備もせず、ひたすら文庫本のページをめくっている。

「ちょうどよかった。二人、ちょっと手伝ってくれないかな」
先生が急いだ様子で戻ってきた。
0042名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:23:57.45ID:iCTQWYsg01111
(第二章)

平手はいつも本を読んでいる。みんなが帰った後も、二十分ほど本を読んでから帰る。
由依もできるだけ長く教室に留まるようにしていたが、
いざ二人きりになると恥ずかしくなって先に教室を出てしまう。
先生が入ってきたのは、ちょうどそんなタイミングだった。

「今からここで会議があるから、机を並べてくれないか」
先生が言った。
平手は本を閉じ、立ち上がった。由依もカバンを置いて手伝った。
運び終えた頃には、雨が降り始めていた。

「先生、さようなら」
平手は文庫本を仕舞うと、教室から出ていった。
由依は少し間を置いてから、教室を出た。
0043名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:25:10.37ID:iCTQWYsg01111
(第三章)

下駄箱の出口で、平手は空を見上げていた。
由依は横を通り過ぎ、傘を開いた。

ぽつぽつと、大粒の雨が傘に当たった。
そのうち雨が強くなり、地面を打つ音が大きくなってきた。
由依は三分ほど歩いたところで、振り返った。
誰もいない。由依は踵を返した。

再び学校へ戻り、傘をたたんだ。
平手は下駄箱にもたれて本を読んでいた。
由依は思い切って聞いた。
「平手くん、傘持ってないの」
「持ってるよ」
平手はかばんから折りたたみ傘を取り出した。
「じゃあ、何で帰らないの」
「本が濡れるから。でも、雨弱まってきたね」
平手は本を丁寧に仕舞い、傘を広げた。
0044名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:25:45.41ID:iCTQWYsg01111
(第四章)

由依は斜め後ろから、傘の向こうをのぞいた。
平手は、雨からカバンを守るように抱えていた。
また雨が強くなった。と、平手が小走りになった。
そのままシャッターの閉まった駄菓子屋に駆け込んだ。

由依は聞いた。
「どうしたの」
平手が答えた。
「本が濡れるから」
「そんなに大切な本なの?」
「本はみんな大切だよ」

平手は傘をたたみ、軒下に入った。由依も傘をたたんだ。
その時、雷が凄い近くで鳴った。
由依は少し驚いた。が、それ以上に平手は驚いていた。
右手で頭を抱えて、左手で由依の袖を掴んでいた。
0045名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:27:46.66ID:iCTQWYsg01111
(第五章)

「あ、ごめん…」
平手は掴んでいた袖を、ゆっくりと離した。
「大丈夫?」と由依は聞こうとしたが、平手は傘を開いて逃げていった。
カバンが置かれたままだった。

平手の傘が遥か遠くに消えていく。
由依は、平手のカバンを右腕に抱えた。
降りしきる雨のなか傘を右手に持ち、左肩が濡れるのも気にせずに追いかけた。


_____________


雨やなぁ〜

右手で傘持つからさ、左手だけめっちゃぬれるのよ。

まぁ、あるあるよね。

あとさ、折り畳み傘でいける雨と
普通の傘じゃないといけない雨あるやん。
それさ、朝の時点で見抜けんよね。

いつも見抜けなくて土砂降りの中ちっさい折り畳み傘で
肩だけめっちゃぬれるんよ。

あるあるよね。  、、  ?


小林由依です♪


---小林由依 公式ブログ『雨の中カッパ着て自転車こいで中学校通ってたのが嘘みたい☆彡』より一部抜粋---
0046名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 12:28:56.82ID:iCTQWYsg01111
おわり〜
0047名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2017/11/11(土) 13:03:53.13ID:54igPQBRK1111
やっぱりこの爽やかな読後感がイイですよね〜

話が戻りますけどちょいとエロスを描く場面でもやっぱり爽やかさがあるんですよ
淡白とは違う何かが…

このスレを見て「あ、『小林マネージャーの〇〇キ』ってのはどうかな?」と思い立って、それを元に他スレで下ネタを書いたとはとても言い出せないなぁ…
0048名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/11(土) 15:39:20.32ID:iCTQWYsg01111
>>47
って言いながら、言うんかーい
見ましたけど、高いのは完成度だけですねw
結構えげつない事言わせてる…

爽やかとは、ありがたいお言葉です
ただ爽やかなエロスって、もはやエロくない気がするんですが、まあいいか
0049名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2017/11/12(日) 10:37:44.26ID:niFAGd2Pa
大阪府さんの筆致にかかれば俺の青春も爽やかな青春になる気がする
0050名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/12(日) 12:16:18.87ID:ZktMe80h0
>>49
つまらない出来事でも、捉え方によっては面白くなったりしますからね
ゆいぽんはそういうの上手ですね
0051名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2017/11/13(月) 02:22:18.85ID:IicS2GD+a
丑三つ時の挙げ
0052名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2017/11/14(火) 08:11:34.11ID:umamN8pkK
埼玉県民の日でage
0053 ◆Suzuka..h. (はんぺん)
垢版 |
2017/11/14(火) 17:51:31.03ID:xPqFZEy50
良きかな。
0054通りすがりのりさ民(庭)
垢版 |
2017/11/15(水) 20:35:25.04ID:5hhYvatSa
挙げて良いのか戸惑いながらの挙げ
0055出来心で保守(広西チワン族自治区)
垢版 |
2017/11/17(金) 05:46:50.64ID:zRIfIxoTK
今年も欅坂46が紅白歌合戦に出場することが決まりました。
これも全てファンのみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます。

早速、家に帰って報告したんです。

そしたら母に
「じゃあ、今年も大晦日は帰ってこれなそうだから、由依の分の晩御飯は要らないのね」
と言われました。

おいおい…(笑)
お祝いの言葉とか無いんかい(笑)。
あと、そこは晩御飯じゃなくて年越し蕎麦じゃないんかい(笑)。

まあ、お正月に限らず大晦日も普通な小林家なので。

そういえば前回は家に帰ったら開口一番に
「あれ?ティッシュはもらわなかったの?」
って言われたなぁ。

番組が違うよね。

小林由依です♪
0056名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2017/11/17(金) 22:23:03.47ID:I0mnIDQE0
>>55
レベル高き保守に感謝します
0057名無しって、書けない?(長崎県)
垢版 |
2017/11/18(土) 23:10:53.76ID:g0AGkzPP0
良スレあげ
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