「じゃあ、こいつらのことよろしくお願いします」
翌朝、旧知のおっさんに悟空、八戒、沙悟浄の3人を預けて現金getな俺

「1ヶ月で帰らせてもらえるように頼んでやったから頑張ってダム作ってきてくれ」
ダンプの荷台に汚えおっさんたちに混ざって乗せられた理佐ちゃん護衛隊の面々に声かける俺

「俺君はどうするんですか?」別行動の俺を心配してくれる悟空

「俺はもっと大変な現場に送られるみたいだけど気にしないでくれ、一番辛いことこそ自分がやるべきだってのが俺の生きる筋だから、1ヶ月後に元気に再会しようや、達者でな」って手を振る俺

「俺君もお達者で〜」俺の男気に感激して大げさに手を振る3人


「ねぇ、こんな早くから皆どこ行ったの?」
ボロ宿に戻ってきて3人を売っ払って手に入れた金を数える俺に寝惚けまなこで訊く理佐ちゃん

「なんか理佐ちゃんのため働いてくるって言ってたよ」

「えっ!?昨日あんなにイジワルしちゃったのに」
俺の言葉に驚き眠気も吹っ飛ぶ理佐ちゃん

「八戒の奴が理佐ちゃんを責めたの反省しちゃってさ悟空とハゲを誘ったみたいだよ
俺も働きたかったんだけど理佐ちゃんが一人ぼっちになっちゃうから残ってくれって言われちゃってさ」立て板に水の如くウソをつく俺

「なんか悪いことしちゃったなぁ」猛反省の理佐ちゃん

「そう思うならエロい格好で出迎えてあげなよ」

「エロい格好って?」

俺の提案にドス効かすかと思いきや意外と乗り気な理佐ちゃん

「パジャマのズボン脱いで上はちょっとはだけて見ようか、いや、ちょっと待ってね・・・パジャマのズボンは好きな奴は好きだよな・・・」なんて本気で悩む俺に

「多様なニーズに応えさせようとしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「私のパジャマ姿どんな目で見てんのよ」って拗ねる理佐ちゃんだから好き