この小説スレのルールは単純で、次の2つだけです。
1 必ず欅坂46またはけやき坂46のメンバーが登場人物となること。
2 原案ありのものを書くこと。また、物語が完了したら、その出典を明らかにしてください。
(原案の作品や作者についての情報も書いてもらえればありがたい。)
1は説明の余地はないので、2について補足しておきます。
インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:----: EXT was configured
【原案ありの】欅坂46orけやき坂46の物語【パクリ】 ★3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
1名無しって、書けない?(庭) (9級) (アウアウカー 182.250.243.6)
2017/11/04(土) 08:06:33.09ID:9DLOPAyEa144三蔵な理佐ちゃん 第136話(庭) (アウアウカー 182.250.243.15)
2017/11/26(日) 09:08:18.11ID:8yYjRkVoa 「俺君ちょっといいですか?」
愛しの理佐ちゃんが俺たちの元を去って1ヶ月が経とうとしたある日
理佐ちゃん企画の事務所で陰陰滅滅と過ごす俺を八戒と澤部が訪ねてきた
「なんだ八戒と2代目三蔵さんか、二人揃ってなんて珍しいね」って声かける俺
「なにもわざわざホテル引き払ってこんな事務所で寝泊まりせんでも・・・」
理佐ちゃんが居た頃は掃除も行き届き整理整頓されていたが、今は散らかりっぱなしの事務所を見渡しため息つく八戒
「ホテルは理佐ちゃんの思い出がありすぎてな・・・」
1ヶ月経っても理佐ちゃんが恋しくて仕方ない俺
「まだお師匠様のこと引きずってるんですか?全然顔出さないって長老や街の幹部連中も心配してますよ」
理佐ちゃんが居なくなってからすっかり腑抜けた俺に呆れる八戒
「引きずるに決まってんじゃねぇか!生涯女は理佐ちゃんだけって決めてた俺だぞ、これからの人生どうやって性欲処理すりゃいいんだよ!」って慟哭する女々しい俺
「風俗行くなりなんなりすりゃいいじゃないですか、だいいちお師匠様にだって性欲処理してもらってなかったんだから問題ないでしょ」ってますます呆れ顔の八戒
「当たり前じゃねぇか、結婚するまでは理佐ちゃんに指一本触れないって決めてたんだよ、俺は」
色々エッチなイタズラは試みたけど、なんだかんだ言って一線は引いて理佐ちゃんの貞操は大切にしてた俺
「大声出さないでくださいよ、せっかくお師匠様に会える口実を2代目三蔵さんが作ってくれたのに」
なんて聞き捨てならないこと言う八戒に胸がドキドキな俺
「2代目三蔵さんがですねお師匠様に頼んで悟空の兄貴の緊箍児を解約して欲しいらしいです」
「どうゆうこと?」意味がいまいち分からない俺
「なんでもお師匠様に解約してもらって2代目三蔵さんの考えた呪文にしないと2代目三蔵用にならないみたいです」親切に説明してくれる八戒
「てめえ!この野郎!緊箍児の権利まで理佐ちゃんから取り上げようってのか!」
2代目三蔵法師を襲名しただけでなく緊箍児の権利まで欲しがる澤部に怒髪天を衝いちゃう俺
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってください」俺の怒りに慌てる澤部
「俺さんが先代に会える口実をと思いまして」って俺のために緊箍児の権利を主張してくれた澤部
「でもよ一般人になった理佐ちゃんに観音菩薩が会いに行っていいのかな?」
極楽界に属する自分が理佐ちゃんに会うことで理佐ちゃんに迷惑がかかるのが心配な俺
「それは私2代目三蔵からの指示だから問題ありません、お釈迦様や極楽の幹部連中には嘴入れさせませんよ」
俺の心配を断ち切るようにきっぱり請け負ってくれる澤部だけどやっぱり理佐ちゃんの方が好き
愛しの理佐ちゃんが俺たちの元を去って1ヶ月が経とうとしたある日
理佐ちゃん企画の事務所で陰陰滅滅と過ごす俺を八戒と澤部が訪ねてきた
「なんだ八戒と2代目三蔵さんか、二人揃ってなんて珍しいね」って声かける俺
「なにもわざわざホテル引き払ってこんな事務所で寝泊まりせんでも・・・」
理佐ちゃんが居た頃は掃除も行き届き整理整頓されていたが、今は散らかりっぱなしの事務所を見渡しため息つく八戒
「ホテルは理佐ちゃんの思い出がありすぎてな・・・」
1ヶ月経っても理佐ちゃんが恋しくて仕方ない俺
「まだお師匠様のこと引きずってるんですか?全然顔出さないって長老や街の幹部連中も心配してますよ」
理佐ちゃんが居なくなってからすっかり腑抜けた俺に呆れる八戒
「引きずるに決まってんじゃねぇか!生涯女は理佐ちゃんだけって決めてた俺だぞ、これからの人生どうやって性欲処理すりゃいいんだよ!」って慟哭する女々しい俺
「風俗行くなりなんなりすりゃいいじゃないですか、だいいちお師匠様にだって性欲処理してもらってなかったんだから問題ないでしょ」ってますます呆れ顔の八戒
「当たり前じゃねぇか、結婚するまでは理佐ちゃんに指一本触れないって決めてたんだよ、俺は」
色々エッチなイタズラは試みたけど、なんだかんだ言って一線は引いて理佐ちゃんの貞操は大切にしてた俺
「大声出さないでくださいよ、せっかくお師匠様に会える口実を2代目三蔵さんが作ってくれたのに」
なんて聞き捨てならないこと言う八戒に胸がドキドキな俺
「2代目三蔵さんがですねお師匠様に頼んで悟空の兄貴の緊箍児を解約して欲しいらしいです」
「どうゆうこと?」意味がいまいち分からない俺
「なんでもお師匠様に解約してもらって2代目三蔵さんの考えた呪文にしないと2代目三蔵用にならないみたいです」親切に説明してくれる八戒
「てめえ!この野郎!緊箍児の権利まで理佐ちゃんから取り上げようってのか!」
2代目三蔵法師を襲名しただけでなく緊箍児の権利まで欲しがる澤部に怒髪天を衝いちゃう俺
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってください」俺の怒りに慌てる澤部
「俺さんが先代に会える口実をと思いまして」って俺のために緊箍児の権利を主張してくれた澤部
「でもよ一般人になった理佐ちゃんに観音菩薩が会いに行っていいのかな?」
極楽界に属する自分が理佐ちゃんに会うことで理佐ちゃんに迷惑がかかるのが心配な俺
「それは私2代目三蔵からの指示だから問題ありません、お釈迦様や極楽の幹部連中には嘴入れさせませんよ」
俺の心配を断ち切るようにきっぱり請け負ってくれる澤部だけどやっぱり理佐ちゃんの方が好き
145名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/26(日) 12:09:51.52ID:yvxoBNta0 『生憎の雪』(つづき)
「○○町の○番地までお願いしやす」
酔った口調で詩織が言った。タクシー運転手はアクセルを踏んだ。
「詩織ちゃんも○番地に住んでるんだ」
「いや、違うよ」
「え?」
詩織は運転手に方向を指図し、僕の家へ向かわせた。
僕がお金を払っている間に、彼女はフラフラと歩きはじめ、道の真ん中で寝転がった。
「詩織ちゃん、何してんの」
「もう動けなーい」
「ダメだよ、こんな所で寝ちゃ」
道路上は暗いとはいえ、人がいないわけではなかった。
通り過ぎる人に憐れな目を向けられた。
僕は詩織を抱きかかえ、エントランスへ入ろうとした。その時だった。
「人の女に手出してんじゃねーよ」
振り返ると、全身黒ずくめの小柄な人が立っていた。
右手にはナイフを持っている。
幼稚園の頃から学んでいる合気道の経験が活きるのは、この時が初めてだった。
口から息を吐き、相手の出方を窺った。
「おりゃー」
相手は右手のナイフを僕に突き刺そうとした。
しかし、その動きはあまりにも鈍かった。
僕は相手の背後に回り、背中を蹴り飛ばした。
落ちたナイフを拾い、相手の肘を曲げ背中に固定した。
「詩織ちゃん、警察呼んで」
詩織は笑いながら僕に言う。
「それ、ふーちゃんだよ」
詩織がナイフの人に近寄り、サングラスを外した。
まぎれもなく、パーティーピーポー齋藤だった。
「実はね、しーちゃんに相談されてたんだ」
齋藤は口ひげを取ってから、話を続けた。
「弱そうな男を好きになっちゃたんだけど、どうしたらいい?ってね。それでちょっと試してみたの」
「ごめんね」
愛を伝えるような顔で、詩織は謝った。
(つづく)
「○○町の○番地までお願いしやす」
酔った口調で詩織が言った。タクシー運転手はアクセルを踏んだ。
「詩織ちゃんも○番地に住んでるんだ」
「いや、違うよ」
「え?」
詩織は運転手に方向を指図し、僕の家へ向かわせた。
僕がお金を払っている間に、彼女はフラフラと歩きはじめ、道の真ん中で寝転がった。
「詩織ちゃん、何してんの」
「もう動けなーい」
「ダメだよ、こんな所で寝ちゃ」
道路上は暗いとはいえ、人がいないわけではなかった。
通り過ぎる人に憐れな目を向けられた。
僕は詩織を抱きかかえ、エントランスへ入ろうとした。その時だった。
「人の女に手出してんじゃねーよ」
振り返ると、全身黒ずくめの小柄な人が立っていた。
右手にはナイフを持っている。
幼稚園の頃から学んでいる合気道の経験が活きるのは、この時が初めてだった。
口から息を吐き、相手の出方を窺った。
「おりゃー」
相手は右手のナイフを僕に突き刺そうとした。
しかし、その動きはあまりにも鈍かった。
僕は相手の背後に回り、背中を蹴り飛ばした。
落ちたナイフを拾い、相手の肘を曲げ背中に固定した。
「詩織ちゃん、警察呼んで」
詩織は笑いながら僕に言う。
「それ、ふーちゃんだよ」
詩織がナイフの人に近寄り、サングラスを外した。
まぎれもなく、パーティーピーポー齋藤だった。
「実はね、しーちゃんに相談されてたんだ」
齋藤は口ひげを取ってから、話を続けた。
「弱そうな男を好きになっちゃたんだけど、どうしたらいい?ってね。それでちょっと試してみたの」
「ごめんね」
愛を伝えるような顔で、詩織は謝った。
(つづく)
146名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/26(日) 12:16:09.87ID:yvxoBNta0 青い空に直線を引くようにカモメが飛んでいた。
翌朝になっても、僕はまだナイフの記憶を引きずっていた。
「何もそんなことして試さなくてもよかったのに」
詩織は大きめのバスローブを羽織り、眠そうに目を擦っている。
細い手首が裾から少し見えている。詩織がバスローブを広げた。
「広い空が怖かったんだ。翼はあるのに、心もとなく彷徨うだけ」
詩織が窓に向かって言った。
やっと東に昇った太陽が、そのまま東の空へ墜ちてゆくような気がしてならなかった。
(おわり)
この物語はフィクションです
未成年が飲酒する場面がありますが、パーティーピーポー齋藤は架空の人物です
原案はGARNET CROW『As the Dew』です
翌朝になっても、僕はまだナイフの記憶を引きずっていた。
「何もそんなことして試さなくてもよかったのに」
詩織は大きめのバスローブを羽織り、眠そうに目を擦っている。
細い手首が裾から少し見えている。詩織がバスローブを広げた。
「広い空が怖かったんだ。翼はあるのに、心もとなく彷徨うだけ」
詩織が窓に向かって言った。
やっと東に昇った太陽が、そのまま東の空へ墜ちてゆくような気がしてならなかった。
(おわり)
この物語はフィクションです
未成年が飲酒する場面がありますが、パーティーピーポー齋藤は架空の人物です
原案はGARNET CROW『As the Dew』です
147名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/26(日) 12:17:24.47ID:yvxoBNta0148名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.15)
2017/11/26(日) 13:42:14.71ID:8yYjRkVoa >>147
あくまで私見ですが
恋愛関係1歩手前を丁寧に描写するのと風景や情景を丁寧に積み重ねることによって登場人物たちを包み込む世界まで描写するのが大阪府さんワールドかなとおもってます
東京都さんみたいに大阪府さんワールドを上手く解説出来ないのがもどかしい・・・
あくまで私見ですが
恋愛関係1歩手前を丁寧に描写するのと風景や情景を丁寧に積み重ねることによって登場人物たちを包み込む世界まで描写するのが大阪府さんワールドかなとおもってます
東京都さんみたいに大阪府さんワールドを上手く解説出来ないのがもどかしい・・・
149名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/26(日) 16:48:58.51ID:oIIexfSRK150名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/26(日) 17:33:06.17ID:yvxoBNta0151名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/26(日) 18:22:09.00ID:oIIexfSRK >>150
お言葉に甘えて書いたけど長いだけで結局内容は庭先生と同じだと気づいたw↓
小説作品を映画に例えてみますね。
私の場合、最初のシーンは主人公またはメインのキャストの顔のアップから始まるイメージです。
ひどいとそのまま登場人物のアップだけで話が終わるという小津映画のパロディコントみたいになります(笑)。
それに対して大阪府先生は、最初から風景が描かれます。
今回の場合もあの短いスペースの中で、雪の降った駅前広場でバス停に2人の男女がいる情景が描かれています。
そして2人はその風景の中で会話をしています。
この姿勢は作品の中でずっと一貫していて、決して顔のアップだらけにはなりません。
そして同じ姿勢は登場人物の心理描写にも現れていて、恋愛感情を描く場合にも例えば「理佐ちゃんが好き」みたいな直接的な表現はほぼほぼ出てきません。
登場人物たちの行動、またはセリフの端々などから立ちのぼってくるニュアンス的なものから読者それぞれが感じ取れるように描かれています。
つまり「直接的・直截的」というよりは「間接的・感覚的」っていうんでしょうか。
そしてそれを可能にするだけの筆力を持っているんだと私も思います。
そしてこの大阪府先生の姿勢は、
人間の感情・感覚は「好き・嫌い」「幸・不幸」「苦・楽」といった2分法では割り切れない複雑で繊細なものだ
という視点が根本にあるからじゃないかなあっていう気がしてます。
お言葉に甘えて書いたけど長いだけで結局内容は庭先生と同じだと気づいたw↓
小説作品を映画に例えてみますね。
私の場合、最初のシーンは主人公またはメインのキャストの顔のアップから始まるイメージです。
ひどいとそのまま登場人物のアップだけで話が終わるという小津映画のパロディコントみたいになります(笑)。
それに対して大阪府先生は、最初から風景が描かれます。
今回の場合もあの短いスペースの中で、雪の降った駅前広場でバス停に2人の男女がいる情景が描かれています。
そして2人はその風景の中で会話をしています。
この姿勢は作品の中でずっと一貫していて、決して顔のアップだらけにはなりません。
そして同じ姿勢は登場人物の心理描写にも現れていて、恋愛感情を描く場合にも例えば「理佐ちゃんが好き」みたいな直接的な表現はほぼほぼ出てきません。
登場人物たちの行動、またはセリフの端々などから立ちのぼってくるニュアンス的なものから読者それぞれが感じ取れるように描かれています。
つまり「直接的・直截的」というよりは「間接的・感覚的」っていうんでしょうか。
そしてそれを可能にするだけの筆力を持っているんだと私も思います。
そしてこの大阪府先生の姿勢は、
人間の感情・感覚は「好き・嫌い」「幸・不幸」「苦・楽」といった2分法では割り切れない複雑で繊細なものだ
という視点が根本にあるからじゃないかなあっていう気がしてます。
152名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.15)
2017/11/26(日) 20:02:05.46ID:8yYjRkVoa153三蔵な理佐ちゃん 第137話(庭) (アウアウカー 182.250.243.16)
2017/11/26(日) 23:33:25.03ID:ktZCUN24a 「はるばる来たぜ茨城♪愛しの理佐ちゃん待ってろよ♪」
なんてもう会えないと思ってた理佐ちゃんに会える喜びをサブちゃんの函館の女の曲に乗せて歌う俺
2代目三蔵こと澤部の温情で愛しの理佐ちゃんに会うために電車に揺られてるってわけだ
「おい、理佐ちゃんに不便かけてないだろうな」って駅まで迎えに現れた北関東の若い衆が運転する車に乗り込む俺
「はい、組の総力をあげてお守りしています」
若い衆の言葉に満足して諭吉を1枚若い衆のポッケにねじ込む俺
「おい、理佐ちゃん家の手前の通りで止まれ、あんまり大げさに騒いで理佐ちゃんが疲れちゃうと身体に障るからよ」どんな時も理佐ちゃんファーストな俺の気づかいに尊敬の眼差し向ける若い衆
無言で若い衆のポッケにふたたび諭吉をねじ込む尊敬されて嬉しい俺
「俺も観音菩薩なんて立場だからよ、いくら理佐ちゃんとは言え一般人相手に長居出来ないから一時間もしたら迎えに来てくれや」若い衆に言い残して車を降りる俺
「こんにちは」期待と不安にかられながら声かける俺
「あら、俺君じゃない」なんて突然の来訪に驚くお義母さん
「実は2代目三蔵から頼まれまして理佐ちゃんに会いにきました」取り急ぎ要件を告げるものの理佐ちゃんがどこに居るか目で探しちゃう俺
「そうなの、あの娘きっと喜ぶわよ」ってさっそく理佐ちゃんの元へと案内してくれるお義母さん
「あの娘ね、この1ヶ月で面変わりしちゃったから驚かないであげてね」理佐ちゃんの部屋の前で改まって俺にお願いするお義母さん
「俺君!?」俺の顔を見るなり布団に隠れる理佐ちゃん
「何しにきたのよ?」なんてぶつきらぼうな理佐ちゃん
「実はさ2代目三蔵の澤部って野郎がさ・・・」
「ふーん、私が解約しないと緊箍児使えないんだ」
俺が来訪の目的を語る間も布団に隠れて顔を見せてくれない理佐ちゃん
いくらしばらくぶりでも恥ずかしがり過ぎだろ
「まぁそれもあるんだけど本当は理佐ちゃんに会いたくてさ」って照れながらも言っちゃう俺
「ありがとう」布団の中からぼそりと呟く理佐ちゃん
「せっかくだから世界一可愛い理佐ちゃんの顔見たいな」呟いてみる俺に
「やだ」ってにべもないお返事の理佐ちゃん
どうしちゃったんだ理佐ちゃん・・・
ここまで来てこの仕打ち、やっぱり筋金入りのドSだよ理佐ちゃん・・・なんて途方に暮れてたら
「せっかく会いに来てくれたんだから布団から出てきなさい」とか言って理佐ちゃんから布団を奪っちゃうお義母さん
「理佐ちゃん・・・少し劣化した?」
1ヶ月ぶりの理佐ちゃんは俺の知ってる理佐ちゃんよりブスになっていた・・・
「劣化したとか言ってんじゃねーよ」呆然と立ち尽くす俺にドス効かす劣化理佐ちゃん
顔は劣化したけどドス声は一緒に旅してた頃のままだから好き
なんてもう会えないと思ってた理佐ちゃんに会える喜びをサブちゃんの函館の女の曲に乗せて歌う俺
2代目三蔵こと澤部の温情で愛しの理佐ちゃんに会うために電車に揺られてるってわけだ
「おい、理佐ちゃんに不便かけてないだろうな」って駅まで迎えに現れた北関東の若い衆が運転する車に乗り込む俺
「はい、組の総力をあげてお守りしています」
若い衆の言葉に満足して諭吉を1枚若い衆のポッケにねじ込む俺
「おい、理佐ちゃん家の手前の通りで止まれ、あんまり大げさに騒いで理佐ちゃんが疲れちゃうと身体に障るからよ」どんな時も理佐ちゃんファーストな俺の気づかいに尊敬の眼差し向ける若い衆
無言で若い衆のポッケにふたたび諭吉をねじ込む尊敬されて嬉しい俺
「俺も観音菩薩なんて立場だからよ、いくら理佐ちゃんとは言え一般人相手に長居出来ないから一時間もしたら迎えに来てくれや」若い衆に言い残して車を降りる俺
「こんにちは」期待と不安にかられながら声かける俺
「あら、俺君じゃない」なんて突然の来訪に驚くお義母さん
「実は2代目三蔵から頼まれまして理佐ちゃんに会いにきました」取り急ぎ要件を告げるものの理佐ちゃんがどこに居るか目で探しちゃう俺
「そうなの、あの娘きっと喜ぶわよ」ってさっそく理佐ちゃんの元へと案内してくれるお義母さん
「あの娘ね、この1ヶ月で面変わりしちゃったから驚かないであげてね」理佐ちゃんの部屋の前で改まって俺にお願いするお義母さん
「俺君!?」俺の顔を見るなり布団に隠れる理佐ちゃん
「何しにきたのよ?」なんてぶつきらぼうな理佐ちゃん
「実はさ2代目三蔵の澤部って野郎がさ・・・」
「ふーん、私が解約しないと緊箍児使えないんだ」
俺が来訪の目的を語る間も布団に隠れて顔を見せてくれない理佐ちゃん
いくらしばらくぶりでも恥ずかしがり過ぎだろ
「まぁそれもあるんだけど本当は理佐ちゃんに会いたくてさ」って照れながらも言っちゃう俺
「ありがとう」布団の中からぼそりと呟く理佐ちゃん
「せっかくだから世界一可愛い理佐ちゃんの顔見たいな」呟いてみる俺に
「やだ」ってにべもないお返事の理佐ちゃん
どうしちゃったんだ理佐ちゃん・・・
ここまで来てこの仕打ち、やっぱり筋金入りのドSだよ理佐ちゃん・・・なんて途方に暮れてたら
「せっかく会いに来てくれたんだから布団から出てきなさい」とか言って理佐ちゃんから布団を奪っちゃうお義母さん
「理佐ちゃん・・・少し劣化した?」
1ヶ月ぶりの理佐ちゃんは俺の知ってる理佐ちゃんよりブスになっていた・・・
「劣化したとか言ってんじゃねーよ」呆然と立ち尽くす俺にドス効かす劣化理佐ちゃん
顔は劣化したけどドス声は一緒に旅してた頃のままだから好き
154三蔵な理佐ちゃん 第138話(庭) (アウアウカー 182.250.243.16)
2017/11/26(日) 23:37:59.95ID:ktZCUN24a 三蔵な理佐ちゃん 第138話
「1ヶ月ぶりに会った彼女に言うセリフかな」
緊箍児を解約する書類にサインしながら俺にダメ出しする怒りの理佐ちゃん
「体を動かさないから筋肉が落ちちゃっただけだからね」ってブスになったわけではないと主張する愛しの理佐ちゃん
「劣化とか言ってすいません」平謝りの俺
「昨日から顔の体操始めたからさ、会いにくるタイミング考えてよ」っプンプンな理佐ちゃん
「俺君がいつ来ても良いように毎日俺君のお気に入りの服で待ってたのにねぇ」にやにや笑いながら理佐ちゃんに話しかけるお義母さん
「ちょっと、余計なこと言わないで」お義母さんの言葉に慌てて布団に隠れる理佐ちゃん
それでまだ徳誰の制服着てたのか・・・笑
「なに笑ってんの?」布団の中からこっち睨む理佐ちゃん
「さっき理佐ちゃんが1ヶ月ぶりに会った彼女って言ってくれてたのが嬉しくてさ、まだ彼女で居てくれたんだと思って安心した」って笑う俺
「劣化したとか言ったくせに喜んでんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、もしかしたら一生寝たきりかも知れないんだよ私、それでも良いの?」なんて不安そうに聞く理佐ちゃん
「見くびんなよな」ってそっぽ向く俺
「バカだな・・・」って言いながら布団で顔を隠す涙の理佐ちゃん
そのまま泣き寝入りしちゃった理佐ちゃんのそばでゴロゴロする俺
「やっぱり理佐ちゃんのそばは寛ぐわ〜」な俺
そんなこんなでしばらくしたら
「俺君お迎えが来たわよ」ってお義母さんの呼ぶ声
「これ常夏の街にいる八戒に届けてくれや」理佐ちゃんが書いてくれた緊箍児解約の書類を若い衆に渡す俺
走り去る若い衆の車を見送りながらこのまま理佐ちゃんと暮らし茨城に骨を埋める覚悟を固める俺
「えっ!?まだ一緒に居られるの」
俺が常夏の街に帰らないと聞いて喜びを隠しきれない理佐ちゃん
「うん、なんだか2代目三蔵の品格に問題があるから取経の旅自体を見直すからお役ごめんだってさ」理佐ちゃんにウソつく俺
本当のこと言ったら理佐ちゃんが心配するからな、ウソも方便ってな良い言葉だ
「じゃあ私も俺君が喜ぶように顔の体操頑張ろうかな」なんて張り切って美人に戻ってくれそうだから好き
「1ヶ月ぶりに会った彼女に言うセリフかな」
緊箍児を解約する書類にサインしながら俺にダメ出しする怒りの理佐ちゃん
「体を動かさないから筋肉が落ちちゃっただけだからね」ってブスになったわけではないと主張する愛しの理佐ちゃん
「劣化とか言ってすいません」平謝りの俺
「昨日から顔の体操始めたからさ、会いにくるタイミング考えてよ」っプンプンな理佐ちゃん
「俺君がいつ来ても良いように毎日俺君のお気に入りの服で待ってたのにねぇ」にやにや笑いながら理佐ちゃんに話しかけるお義母さん
「ちょっと、余計なこと言わないで」お義母さんの言葉に慌てて布団に隠れる理佐ちゃん
それでまだ徳誰の制服着てたのか・・・笑
「なに笑ってんの?」布団の中からこっち睨む理佐ちゃん
「さっき理佐ちゃんが1ヶ月ぶりに会った彼女って言ってくれてたのが嬉しくてさ、まだ彼女で居てくれたんだと思って安心した」って笑う俺
「劣化したとか言ったくせに喜んでんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、もしかしたら一生寝たきりかも知れないんだよ私、それでも良いの?」なんて不安そうに聞く理佐ちゃん
「見くびんなよな」ってそっぽ向く俺
「バカだな・・・」って言いながら布団で顔を隠す涙の理佐ちゃん
そのまま泣き寝入りしちゃった理佐ちゃんのそばでゴロゴロする俺
「やっぱり理佐ちゃんのそばは寛ぐわ〜」な俺
そんなこんなでしばらくしたら
「俺君お迎えが来たわよ」ってお義母さんの呼ぶ声
「これ常夏の街にいる八戒に届けてくれや」理佐ちゃんが書いてくれた緊箍児解約の書類を若い衆に渡す俺
走り去る若い衆の車を見送りながらこのまま理佐ちゃんと暮らし茨城に骨を埋める覚悟を固める俺
「えっ!?まだ一緒に居られるの」
俺が常夏の街に帰らないと聞いて喜びを隠しきれない理佐ちゃん
「うん、なんだか2代目三蔵の品格に問題があるから取経の旅自体を見直すからお役ごめんだってさ」理佐ちゃんにウソつく俺
本当のこと言ったら理佐ちゃんが心配するからな、ウソも方便ってな良い言葉だ
「じゃあ私も俺君が喜ぶように顔の体操頑張ろうかな」なんて張り切って美人に戻ってくれそうだから好き
155三蔵な理佐ちゃん 第139話(庭) (アウアウカー 182.250.243.16)
2017/11/26(日) 23:44:36.33ID:ktZCUN24a 「ねぇ、今日は雨だから畑は無理だね」嬉しそうに呟く愛しの理佐ちゃん
理佐ちゃんと離れたくない俺の気持ちを理解してくれた悟空や八戒が送ってくれた金と理佐ちゃんの両親の好意を得た俺
さっそく理佐ちゃんの実家の隣を北関東軍の圧力を使い買い取り理佐ちゃんと一緒に暮らし始めて1週間
理佐ちゃんのルックスは顔の体操の成果か世界一の美人に戻っていた
そんな超美人な理佐ちゃんと暮らすという至福を得た俺は野心や欲が絶えてしまって晴耕雨読の穏やかな日々を過ごしていた
「ねぇ、本当に平気?」朝ごはんを食べ終えて食器を洗う俺に理佐ちゃんが声をかける
「何が?」もう何度となく同じ質問されてるせいか興味ない俺
「常夏の街に残してきた事業に未練無いのかなぁと思ってさ」やっぱり同じ質問する理佐ちゃん
「未練なんて無いよ、事業も悪事も理佐ちゃんを守るためにやってただけだからね」自分でも不思議なほど理佐ちゃんとの穏やかな生活に満足してる俺
「本当に理佐ちゃんファーストになっちゃったんだ」ちょっと嬉しそうな理佐ちゃん
そんなある日
穏やかな俺と理佐ちゃんの静寂を破る闖入者がやって来た
「俺君よぉ、職場放棄はシャレになんねぇよ」静寂を破る闖入者ことお釈迦様が俺を詰めてくる
「すいません、病身の理佐ちゃんを放って置けなくて」お釈迦様の足下に土下座して慈悲を乞う俺
「まぁ気持ちは分かるけどよ」呟いて隣の部屋でテレビ見てる理佐ちゃんをチラ見するお釈迦様
「まだ原因分からないのかよ?」
お釈迦様の問いに首を横に振る俺
しばし考え込むお釈迦様
「よし、俺君は明日から地獄勤めね、閻魔大王の秘書として頑張ってくれ」そう言って辞令書くお釈迦様
「そんな殺生な〜理佐ちゃん一人にして転勤なんて出来ませんよ」って泣きが入る俺
「おらっ!泣いてねぇで手伝え」めそめそしてる俺をどやしつけてドアを設置するお釈迦様
「なんなんすか〜勝手に俺と理佐ちゃんの愛の巣にドアなんてつけて」って文句言う俺
「ねぇ、どうしたの?」騒ぎを聞きつけた理佐ちゃんが声をかけてくる
「明日からコイツ地獄勤務になったんだけどさ、理佐ちゃん置いて転勤したくないなんて泣きやがるから『どこでもドア』設置させてもらったよ」なんて理佐ちゃんにウインクするお釈迦様
「俺君よ、わざわざ地獄の閻魔の秘書にしたのは俺の温情だからな肝に銘じとけよ」なんて念を押して帰るお釈迦様
「ほら、元気出して」お釈迦様が帰った後もめそめそしてる俺を励ましてくれる理佐ちゃん
「アイツ意地悪いんだよ、人のこと地獄勤務にしといて何が温情だよ」って文句言う俺
「でも凄いよね、『どこでもドア』なんてドラえもんしか持ってないと思ってた」って呟く理佐ちゃん
もう西遊記から離れ過ぎて訳わかんないけど理佐ちゃんさえ出てればOKだから好き
理佐ちゃんと離れたくない俺の気持ちを理解してくれた悟空や八戒が送ってくれた金と理佐ちゃんの両親の好意を得た俺
さっそく理佐ちゃんの実家の隣を北関東軍の圧力を使い買い取り理佐ちゃんと一緒に暮らし始めて1週間
理佐ちゃんのルックスは顔の体操の成果か世界一の美人に戻っていた
そんな超美人な理佐ちゃんと暮らすという至福を得た俺は野心や欲が絶えてしまって晴耕雨読の穏やかな日々を過ごしていた
「ねぇ、本当に平気?」朝ごはんを食べ終えて食器を洗う俺に理佐ちゃんが声をかける
「何が?」もう何度となく同じ質問されてるせいか興味ない俺
「常夏の街に残してきた事業に未練無いのかなぁと思ってさ」やっぱり同じ質問する理佐ちゃん
「未練なんて無いよ、事業も悪事も理佐ちゃんを守るためにやってただけだからね」自分でも不思議なほど理佐ちゃんとの穏やかな生活に満足してる俺
「本当に理佐ちゃんファーストになっちゃったんだ」ちょっと嬉しそうな理佐ちゃん
そんなある日
穏やかな俺と理佐ちゃんの静寂を破る闖入者がやって来た
「俺君よぉ、職場放棄はシャレになんねぇよ」静寂を破る闖入者ことお釈迦様が俺を詰めてくる
「すいません、病身の理佐ちゃんを放って置けなくて」お釈迦様の足下に土下座して慈悲を乞う俺
「まぁ気持ちは分かるけどよ」呟いて隣の部屋でテレビ見てる理佐ちゃんをチラ見するお釈迦様
「まだ原因分からないのかよ?」
お釈迦様の問いに首を横に振る俺
しばし考え込むお釈迦様
「よし、俺君は明日から地獄勤めね、閻魔大王の秘書として頑張ってくれ」そう言って辞令書くお釈迦様
「そんな殺生な〜理佐ちゃん一人にして転勤なんて出来ませんよ」って泣きが入る俺
「おらっ!泣いてねぇで手伝え」めそめそしてる俺をどやしつけてドアを設置するお釈迦様
「なんなんすか〜勝手に俺と理佐ちゃんの愛の巣にドアなんてつけて」って文句言う俺
「ねぇ、どうしたの?」騒ぎを聞きつけた理佐ちゃんが声をかけてくる
「明日からコイツ地獄勤務になったんだけどさ、理佐ちゃん置いて転勤したくないなんて泣きやがるから『どこでもドア』設置させてもらったよ」なんて理佐ちゃんにウインクするお釈迦様
「俺君よ、わざわざ地獄の閻魔の秘書にしたのは俺の温情だからな肝に銘じとけよ」なんて念を押して帰るお釈迦様
「ほら、元気出して」お釈迦様が帰った後もめそめそしてる俺を励ましてくれる理佐ちゃん
「アイツ意地悪いんだよ、人のこと地獄勤務にしといて何が温情だよ」って文句言う俺
「でも凄いよね、『どこでもドア』なんてドラえもんしか持ってないと思ってた」って呟く理佐ちゃん
もう西遊記から離れ過ぎて訳わかんないけど理佐ちゃんさえ出てればOKだから好き
156名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.16)
2017/11/26(日) 23:54:28.28ID:ktZCUN24a 次から次に妄想が涌き出てしまいカオスな展開に・・・
もはや沙悟浄編とは言えないような気もするが妄想を信頼して書き続けるか!
もはや沙悟浄編とは言えないような気もするが妄想を信頼して書き続けるか!
157名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/27(月) 09:33:51.83ID:pBxBsJOPK 制御できるものは妄想とは言いませんからね(笑)
期待しかないっす
期待しかないっす
158名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.47)
2017/11/27(月) 18:55:26.57ID:NGhFXnVDa159名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/27(月) 22:46:56.20ID:ID0wfWW90 『チェリーガール』
張りつめたビニールに音色が跳ねて、固い土壌へ吸い込まれた。
そのわずかに漏れる音色の周りを、澤部はすでに五周も回っていた。
ビニールの中には、緑の葉っぱや赤い実が見えるだけだった。
一向に音が止まないので、澤部はビニールの暖簾をくぐった。
縮こまった自然の匂いが鼻を突き、温まった空気が坊主頭を包んだ。
音色があちこちへ反射して、音源がどこかわからない。
澤部は中央の方へ進んだ。
連なる緑の葉の向こう、バイオリンの弓が上下に動いていた。
「おはよー」
澤部の声はバイオリンに掻き消された。
三回呼んでも、バイオリンは止まなかった。
澤部はゆっくりと近づき、背後から肩を触った。
音が乱れた。
「おはよー、なして、振り向いてくれんの?」
「たまげた。どこおったんよ?」
「ずっと、ここおったよ。で、話ってなんだ」
「うちね、明日家を出ていこう思うとる」
「なして急にそんなこと…」
「みんな、うちのこと嫌いなんだ」
「そなことねえて、みんな菜々香ちゃんのこと好きだよ」
「ほんて?澤部くんも好き?」
「ん、それはわかんね」
菜々香が籠を持って立ち上がった。脚立に上り、さくらんぼを摘み始めた。
十個取る度に、一個つまみ食いしていた。
澤部がすることもなく突っ立っていると、「ほれ」と菜々香がさくらんぼを投げた。
もうこれが最後のさくらんぼかもしれなかった。
「菜々香ちゃん、東京でも頑張れよ。みんな、応援してるから」
菜々香は帽子を深くかぶり直して頷いた。澤部はさくらんぼを右手にきつく握った。
もうそれっきり菜々香が顔を上げることはなかった。
「ありがと…」
小さな声はビニールに響かなかった。
澤部はビニールハウスを後にした。
(おわり)
けやかけの自分ヒストリーの父親の一言、
「出てけ!」より妄想を膨らませた結果、なぜか澤部が出てきてしまいましたw
張りつめたビニールに音色が跳ねて、固い土壌へ吸い込まれた。
そのわずかに漏れる音色の周りを、澤部はすでに五周も回っていた。
ビニールの中には、緑の葉っぱや赤い実が見えるだけだった。
一向に音が止まないので、澤部はビニールの暖簾をくぐった。
縮こまった自然の匂いが鼻を突き、温まった空気が坊主頭を包んだ。
音色があちこちへ反射して、音源がどこかわからない。
澤部は中央の方へ進んだ。
連なる緑の葉の向こう、バイオリンの弓が上下に動いていた。
「おはよー」
澤部の声はバイオリンに掻き消された。
三回呼んでも、バイオリンは止まなかった。
澤部はゆっくりと近づき、背後から肩を触った。
音が乱れた。
「おはよー、なして、振り向いてくれんの?」
「たまげた。どこおったんよ?」
「ずっと、ここおったよ。で、話ってなんだ」
「うちね、明日家を出ていこう思うとる」
「なして急にそんなこと…」
「みんな、うちのこと嫌いなんだ」
「そなことねえて、みんな菜々香ちゃんのこと好きだよ」
「ほんて?澤部くんも好き?」
「ん、それはわかんね」
菜々香が籠を持って立ち上がった。脚立に上り、さくらんぼを摘み始めた。
十個取る度に、一個つまみ食いしていた。
澤部がすることもなく突っ立っていると、「ほれ」と菜々香がさくらんぼを投げた。
もうこれが最後のさくらんぼかもしれなかった。
「菜々香ちゃん、東京でも頑張れよ。みんな、応援してるから」
菜々香は帽子を深くかぶり直して頷いた。澤部はさくらんぼを右手にきつく握った。
もうそれっきり菜々香が顔を上げることはなかった。
「ありがと…」
小さな声はビニールに響かなかった。
澤部はビニールハウスを後にした。
(おわり)
けやかけの自分ヒストリーの父親の一言、
「出てけ!」より妄想を膨らませた結果、なぜか澤部が出てきてしまいましたw
160名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/27(月) 23:07:33.30ID:ID0wfWW90161名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/27(月) 23:51:58.72ID:pBxBsJOPK >>160
今回も大阪府先生ワールドを堪能致しました
そういえば自分は書くときに何を意識してるのかなと考えてみたら
『テンポ』かなと思いました
話のテンポとしての理想は、吉本新喜劇(笑)
それも特におもろい回限定で(笑)
今回も大阪府先生ワールドを堪能致しました
そういえば自分は書くときに何を意識してるのかなと考えてみたら
『テンポ』かなと思いました
話のテンポとしての理想は、吉本新喜劇(笑)
それも特におもろい回限定で(笑)
162名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 10:01:25.08ID:/KdW42TPa >>159
大阪府先生ワールドに澤部が馴染んでてワロタw
大阪府先生ワールドに澤部が馴染んでてワロタw
163三蔵な理佐ちゃん 第140話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 10:40:24.00ID:/KdW42TPa 「行ってきま〜す」
隣に住むお義母さんが愛しの理佐ちゃんの相手しにやって来たのと入れ替わりに地獄へと出社する俺
「あっ、俺君待って」慌てて俺を引き留める理佐ちゃん
「どうしたの?」やっぱり俺が居ないと寂しいのかな?
「ネクタイ曲がってるよ」なんて枕元に俺を手招きする理佐ちゃん
「夫の身だしなみは妻の責任だからね」俺のネクタイ直しながら呟く理佐ちゃん
いつの間にか夫婦になってることに戸惑う俺
「ダメ?」って恥ずかしそうに俺のこと見る理佐ちゃん
「ダメなわけねぇじゃん、むしろ嬉しくて今日は仕事休むは」理佐ちゃんに夫なんて言われたら出社できるか!な俺
「初日からサボってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、遅刻したら閻魔様に舌抜かれちゃうよ」しぶしぶ出社の準備する俺に怖いこと言う理佐ちゃん
「『どこでもドア』があるから遅刻なんてしないよ」って言い返す俺に
「初めて見たけどスーツ似合ってるよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「やっぱり似合ってる?」照れながら訊く俺に
「うん、カッコいい」って笑顔でうなずいてくれる理佐ちゃん
朝から最高の気分で出社させてくれるなんて理佐ちゃんは世界一素晴らしい嫁じゃないか!
どこでもドアをくぐるとそこは閻魔大王の執務室だ
「お初にお目にかかります、本日付を持ちまして閻魔大王様の首席秘書官を拝命しました」理佐ちゃんに上げて貰った最高の気分のまま挨拶する俺
「こちらこそよろしくお願いします」丁寧に頭を下げる閻魔大王に拍子抜けする俺
おいおい、俺より若いじゃねぇか、これはチョロそうだなってほくそ笑む俺
「早速俺さんのこと調べさせてもらいましたけど人間だったら即地獄送り間違いなしですね」なんてタブレット覗き込みながら失礼なこと言う閻魔大王
「俺のこと知ってるんですか・・・?」
「このタブレットは人の過去を全て見透してしまうんですよ、人にしたことも人にされたこともね」タブレットを差し出しながら笑う閻魔大王
「うわっ、とっくに忘れてたことも載ってますね」過去の悪事見せられて照れくさい俺
死ぬと閻魔大王から自分の人生を見せられるって噂は本当だったのか・・・
「しかし、閻魔様は噂と違って紳士ですね」閻魔大王に仕事前の紅茶を淹れる甲斐甲斐しい俺
「ありがとうございます」丁寧にお礼を言い紅茶を受け取る閻魔大王
「閻魔大王様の秘書になれって言われた時は怖くて怖くて・・・」なんてビビるふりする役者な俺
「とかく噂は当てにならないものですよ、人を裁く仕事に携わ・・・」話ながらティーカップ落としちゃう閻魔様
「やっと効いたね」なんて俺がこっそり仕込んだ眠り薬で完全に寝ちゃった閻魔大王に笑顔の俺
理佐ちゃんのためなら閻魔大王にだって眠り薬盛れちゃうから好き
隣に住むお義母さんが愛しの理佐ちゃんの相手しにやって来たのと入れ替わりに地獄へと出社する俺
「あっ、俺君待って」慌てて俺を引き留める理佐ちゃん
「どうしたの?」やっぱり俺が居ないと寂しいのかな?
「ネクタイ曲がってるよ」なんて枕元に俺を手招きする理佐ちゃん
「夫の身だしなみは妻の責任だからね」俺のネクタイ直しながら呟く理佐ちゃん
いつの間にか夫婦になってることに戸惑う俺
「ダメ?」って恥ずかしそうに俺のこと見る理佐ちゃん
「ダメなわけねぇじゃん、むしろ嬉しくて今日は仕事休むは」理佐ちゃんに夫なんて言われたら出社できるか!な俺
「初日からサボってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、遅刻したら閻魔様に舌抜かれちゃうよ」しぶしぶ出社の準備する俺に怖いこと言う理佐ちゃん
「『どこでもドア』があるから遅刻なんてしないよ」って言い返す俺に
「初めて見たけどスーツ似合ってるよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「やっぱり似合ってる?」照れながら訊く俺に
「うん、カッコいい」って笑顔でうなずいてくれる理佐ちゃん
朝から最高の気分で出社させてくれるなんて理佐ちゃんは世界一素晴らしい嫁じゃないか!
どこでもドアをくぐるとそこは閻魔大王の執務室だ
「お初にお目にかかります、本日付を持ちまして閻魔大王様の首席秘書官を拝命しました」理佐ちゃんに上げて貰った最高の気分のまま挨拶する俺
「こちらこそよろしくお願いします」丁寧に頭を下げる閻魔大王に拍子抜けする俺
おいおい、俺より若いじゃねぇか、これはチョロそうだなってほくそ笑む俺
「早速俺さんのこと調べさせてもらいましたけど人間だったら即地獄送り間違いなしですね」なんてタブレット覗き込みながら失礼なこと言う閻魔大王
「俺のこと知ってるんですか・・・?」
「このタブレットは人の過去を全て見透してしまうんですよ、人にしたことも人にされたこともね」タブレットを差し出しながら笑う閻魔大王
「うわっ、とっくに忘れてたことも載ってますね」過去の悪事見せられて照れくさい俺
死ぬと閻魔大王から自分の人生を見せられるって噂は本当だったのか・・・
「しかし、閻魔様は噂と違って紳士ですね」閻魔大王に仕事前の紅茶を淹れる甲斐甲斐しい俺
「ありがとうございます」丁寧にお礼を言い紅茶を受け取る閻魔大王
「閻魔大王様の秘書になれって言われた時は怖くて怖くて・・・」なんてビビるふりする役者な俺
「とかく噂は当てにならないものですよ、人を裁く仕事に携わ・・・」話ながらティーカップ落としちゃう閻魔様
「やっと効いたね」なんて俺がこっそり仕込んだ眠り薬で完全に寝ちゃった閻魔大王に笑顔の俺
理佐ちゃんのためなら閻魔大王にだって眠り薬盛れちゃうから好き
164三蔵な理佐ちゃん 第141話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 10:49:14.97ID:/KdW42TPa 「さて!理佐ちゃんの病気を治しに行くか」
完全に寝ちゃってる閻魔大王の机の引き出しから白紙の委任状をパクる俺
「おい、命のロウソクの部屋に案内しろ!」閻魔大王からパクった委任状を赤鬼に見せる俺
「やい貴様!早く連れてけ」前を歩く赤鬼を怒鳴り飛ばす俺
「理佐ちゃんの命のロウソク持ってこい」赤鬼に案内された命のロウソクの部屋の番人のやってる青鬼に命じる俺
「うわっ!?めちゃ短くなってる」青鬼が運んできた愛しの理佐ちゃんの命のロウソクが風前の灯火だ
やっぱり元気に見えるけど確実に寿命が縮んでんじやねぇか!って嘆きの俺
「おい、スペアのロウソクあんだろ?持ってこい」
閻魔大王の委任状を見せながら命じる俺
お釈迦様の温情に応えて愛しの理佐ちゃんの命のロウソクを新品に取り替える俺
「これで寿命どのぐらい伸びんだよ」命のロウソクの部屋の番人青鬼に訊く俺
「120才まで伸びました」俺の貫禄に敬語で答える青鬼
「おい、切りが悪いから200才まで伸ばせや」って大サービスの俺
よっしゃ!これで理佐ちゃんの病気も治るだろ、なんたって200才まで生きる健康優良児になったんだからな!って高笑いの俺
「すいません、せっかく俺さんの淹れてくれた紅茶をこぼしてしまいました」理佐ちゃんの寿命を伸ばして一安心した俺が部屋に戻ると一生懸命絨毯を洗う閻魔大王が
「閻魔大王様ともあろうお方が勿体ない」そう言いながら閻魔大王の持つ雑巾を取り上げ絨毯を洗い始める俺
そんな俺に尊敬の眼差しを向ける閻魔大王
「俺さんそろそろお昼にしませんか?」書類に片っ端から判子捺す俺に声をかける閻魔大王
「ちょっくら理佐ちゃんとこに行ってきます」お昼は理佐ちゃんと食べると決めてる俺
どこでもドアで一瞬にして愛しの理佐ちゃんの元へ
「治ってねぇ!?」
寿命を伸ばしたにも関わらず未だに寝たきりの理佐ちゃん
「ねぇ、どうしたの・・・閻魔様にいじめられた?」落ち込む俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん
「えっ!?私の寿命200才に伸ばしてきたの」って驚く理佐ちゃん
「うん、昨日お釈迦様が閻魔様の秘書にすんのは温情だって言ってたからさ、きっと理佐ちゃんの寿命伸ばしてこいってことだと思ってさ」
「そんなわけねぇだろ」
俺の言葉を打ち消すようにお釈迦様登場
「お前本当のバカか?どこの世界に200才まで生きる人間が居るんだよ、しかも寝たきりで」なかなかお怒りのお釈迦様
思わず理佐ちゃんに助け求める俺に
「余計なことしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「200才まで寝たきりで生きるなんてヤダ〜」なんて泣き出しちゃいそうだから好き
完全に寝ちゃってる閻魔大王の机の引き出しから白紙の委任状をパクる俺
「おい、命のロウソクの部屋に案内しろ!」閻魔大王からパクった委任状を赤鬼に見せる俺
「やい貴様!早く連れてけ」前を歩く赤鬼を怒鳴り飛ばす俺
「理佐ちゃんの命のロウソク持ってこい」赤鬼に案内された命のロウソクの部屋の番人のやってる青鬼に命じる俺
「うわっ!?めちゃ短くなってる」青鬼が運んできた愛しの理佐ちゃんの命のロウソクが風前の灯火だ
やっぱり元気に見えるけど確実に寿命が縮んでんじやねぇか!って嘆きの俺
「おい、スペアのロウソクあんだろ?持ってこい」
閻魔大王の委任状を見せながら命じる俺
お釈迦様の温情に応えて愛しの理佐ちゃんの命のロウソクを新品に取り替える俺
「これで寿命どのぐらい伸びんだよ」命のロウソクの部屋の番人青鬼に訊く俺
「120才まで伸びました」俺の貫禄に敬語で答える青鬼
「おい、切りが悪いから200才まで伸ばせや」って大サービスの俺
よっしゃ!これで理佐ちゃんの病気も治るだろ、なんたって200才まで生きる健康優良児になったんだからな!って高笑いの俺
「すいません、せっかく俺さんの淹れてくれた紅茶をこぼしてしまいました」理佐ちゃんの寿命を伸ばして一安心した俺が部屋に戻ると一生懸命絨毯を洗う閻魔大王が
「閻魔大王様ともあろうお方が勿体ない」そう言いながら閻魔大王の持つ雑巾を取り上げ絨毯を洗い始める俺
そんな俺に尊敬の眼差しを向ける閻魔大王
「俺さんそろそろお昼にしませんか?」書類に片っ端から判子捺す俺に声をかける閻魔大王
「ちょっくら理佐ちゃんとこに行ってきます」お昼は理佐ちゃんと食べると決めてる俺
どこでもドアで一瞬にして愛しの理佐ちゃんの元へ
「治ってねぇ!?」
寿命を伸ばしたにも関わらず未だに寝たきりの理佐ちゃん
「ねぇ、どうしたの・・・閻魔様にいじめられた?」落ち込む俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん
「えっ!?私の寿命200才に伸ばしてきたの」って驚く理佐ちゃん
「うん、昨日お釈迦様が閻魔様の秘書にすんのは温情だって言ってたからさ、きっと理佐ちゃんの寿命伸ばしてこいってことだと思ってさ」
「そんなわけねぇだろ」
俺の言葉を打ち消すようにお釈迦様登場
「お前本当のバカか?どこの世界に200才まで生きる人間が居るんだよ、しかも寝たきりで」なかなかお怒りのお釈迦様
思わず理佐ちゃんに助け求める俺に
「余計なことしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「200才まで寝たきりで生きるなんてヤダ〜」なんて泣き出しちゃいそうだから好き
165三蔵な理佐ちゃん 第142話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 10:55:15.54ID:/KdW42TPa 「ちきしょう!?なんでこんな修羅場になってんだ」
お釈迦様には怒られるは愛しの理佐ちゃんには泣かれちゃうわで頭抱えて嘆く俺
「だいたい閻魔大王に眠り薬盛っちゃう首席秘書官なんてありえねぇだろ、俺の温情を曲解しやがって」嘆く俺に追い討ちかけるお釈迦様
「そうだよ、俺君少しは反省しなよ」お釈迦様に同調して俺を詰る流されやすい性格の理佐ちゃん
「理佐ちゃんを助けたい一心で眠り薬を盛ってしまいました」ってお釈迦様に許しを乞う俺
「お前よ、いつも理佐ちゃんのためだと見境無くなっちゃうけどさ、そのうち理佐ちゃんのために犯罪犯すぞ」って警告するお釈迦様
お釈迦様に返す言葉も無い俺
「理佐ちゃんファーストも良いけどよ、あんまり依存してると振られた時に立ち直れないぞ」
なんて良い兄貴ぶるお釈迦様がウザい俺
「振らないよ」ってさりげなくお釈迦様に反論してくれる理佐ちゃん
「えっ?」て聞き返すお釈迦様
「俺君に振られることがあっても、私が俺君を振るなんて絶対に無いから」お釈迦様にきっぱり言いきって布団をかぶる愛しの理佐ちゃん
きっと照れてんだろうなってデレデレな俺
「俺だって理佐ちゃんに振られることがあっても、俺が理佐ちゃんを振るなんて絶対に無いよ」心から理佐ちゃんに語りかける俺
「うるさい!そんなのわかってるよ」照れ隠しにつっけんどんな口調になっちゃう愛しの理佐ちゃん
「ちょっと理佐ちゃん俺君借りるね」
ツンデレな理佐ちゃんにデレデレな俺を外に連れ出すお釈迦様
「どうしたんすか?」
「どうしたんすか?じゃねぇだろコラ!てめえらの為に骨折ってんのにイチャイチャしやがって、全然不幸じゃねぇじゃねぇか!」
俺と理佐ちゃんが羨ましくてめっちゃキレてる理不尽なお釈迦様
「すいません、理佐ちゃんのツンデレが世界一可愛くて・・・」謝る俺
「とにかくよう、閻魔の持ってるタブレットで理佐ちゃんのこと調べろよ、そうすりゃ理佐ちゃんの身に何が起きたのか分かんだろ」一気に捲し立てるお釈迦様
「お釈迦様の温情ってそっちでしたか」ってようやくピンときた俺
「鈍いぜ俺君、早いとこ理佐ちゃんを元の身体に戻してやれよ、あんなに身体動かすの好きだった娘なんだからよ」なんてちょっとカッコいいお釈迦様
そうと決まったらダッシュでどこでもドアに駆け寄る俺
「ねぇ待って」引き留める理佐ちゃんの声
「どうしたの?」って呼び止められてもどかしい俺に
「一緒にお昼ご飯食べたいんだけど・・・」なんて言いそうだから好き
お釈迦様には怒られるは愛しの理佐ちゃんには泣かれちゃうわで頭抱えて嘆く俺
「だいたい閻魔大王に眠り薬盛っちゃう首席秘書官なんてありえねぇだろ、俺の温情を曲解しやがって」嘆く俺に追い討ちかけるお釈迦様
「そうだよ、俺君少しは反省しなよ」お釈迦様に同調して俺を詰る流されやすい性格の理佐ちゃん
「理佐ちゃんを助けたい一心で眠り薬を盛ってしまいました」ってお釈迦様に許しを乞う俺
「お前よ、いつも理佐ちゃんのためだと見境無くなっちゃうけどさ、そのうち理佐ちゃんのために犯罪犯すぞ」って警告するお釈迦様
お釈迦様に返す言葉も無い俺
「理佐ちゃんファーストも良いけどよ、あんまり依存してると振られた時に立ち直れないぞ」
なんて良い兄貴ぶるお釈迦様がウザい俺
「振らないよ」ってさりげなくお釈迦様に反論してくれる理佐ちゃん
「えっ?」て聞き返すお釈迦様
「俺君に振られることがあっても、私が俺君を振るなんて絶対に無いから」お釈迦様にきっぱり言いきって布団をかぶる愛しの理佐ちゃん
きっと照れてんだろうなってデレデレな俺
「俺だって理佐ちゃんに振られることがあっても、俺が理佐ちゃんを振るなんて絶対に無いよ」心から理佐ちゃんに語りかける俺
「うるさい!そんなのわかってるよ」照れ隠しにつっけんどんな口調になっちゃう愛しの理佐ちゃん
「ちょっと理佐ちゃん俺君借りるね」
ツンデレな理佐ちゃんにデレデレな俺を外に連れ出すお釈迦様
「どうしたんすか?」
「どうしたんすか?じゃねぇだろコラ!てめえらの為に骨折ってんのにイチャイチャしやがって、全然不幸じゃねぇじゃねぇか!」
俺と理佐ちゃんが羨ましくてめっちゃキレてる理不尽なお釈迦様
「すいません、理佐ちゃんのツンデレが世界一可愛くて・・・」謝る俺
「とにかくよう、閻魔の持ってるタブレットで理佐ちゃんのこと調べろよ、そうすりゃ理佐ちゃんの身に何が起きたのか分かんだろ」一気に捲し立てるお釈迦様
「お釈迦様の温情ってそっちでしたか」ってようやくピンときた俺
「鈍いぜ俺君、早いとこ理佐ちゃんを元の身体に戻してやれよ、あんなに身体動かすの好きだった娘なんだからよ」なんてちょっとカッコいいお釈迦様
そうと決まったらダッシュでどこでもドアに駆け寄る俺
「ねぇ待って」引き留める理佐ちゃんの声
「どうしたの?」って呼び止められてもどかしい俺に
「一緒にお昼ご飯食べたいんだけど・・・」なんて言いそうだから好き
166三蔵な理佐ちゃん 第143話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 11:13:21.28ID:/KdW42TPa 「ふーん、そのタブレットで私の身体が動かなくなっちゃった原因が分かるんだ」
お昼ご飯を食べながら閻魔大王のタブレットについて俺から講義を受ける愛しの理佐ちゃん
「凄えんだよ、俺の過去の悪事もバッチリ出てくんだよ、まぁあれさえ見れば理佐ちゃんの全てはお見通しだよ」って理佐ちゃんのこと見る俺
「ちょっと、変なこと考えてんでしょ?」
理佐ちゃんを見る俺の目に邪な何かを感じて警戒する理佐ちゃん
「全然考えてないよ」堂々ウソつく俺
理佐ちゃんの女体の成長に興味津々なのは仕方あるまい
「ねぇ、絶対変なこと考えてる」どうやら全く俺を信じてない理佐ちゃん
車イスを指差してニヤリと笑う理佐ちゃん
「まさか・・・地獄に?」おっかなびっくり訊く俺
食いぎみに頭カクカクして頷く理佐ちゃん
「わぁ、びっくりした」いきなり閻魔大王とのご対面に思わず声出す理佐ちゃん
どこでもドアをくぐると直ぐに閻魔大王の執務室だって知らなかったから仕方あるまい
「俺さんの奥さんですか?」ぎこちない挨拶を終えて理佐ちゃんに確認する疑り深い閻魔大王
「はい」ってちゃっかり奥さん面する愛しの理佐ちゃん、めっちゃ閻魔大王のタブレットガン見してる
「ああ、これですか?」理佐ちゃんの視線に気づいた閻魔大王がタブレットをタッチし始める
おおっ!ラッキー!超美人の理佐ちゃんにタブレットを自慢したくて早速俺にして見せたみたいに理佐ちゃんを調べてやがる
「これは・・・」理佐ちゃんの過去を調べて絶句する閻魔大王
「どうしました?」思わず身を乗り出す俺
「尻子玉・・・」目に飛び込んできた文字に目が点の俺
「河童の好物ですね」理佐ちゃんと俺に紅茶を差し出しながら尻子玉について説明する閻魔大王
「尻子玉を抜かれると腑抜けになると言われてます、おそらく奥さんの症状と合致しますね」
閻魔大王の言葉を聞くまでもなく河童には心当たり大ありな俺
「ねぇ、どうしたの?」俺の様子が変なのに気づいた理佐ちゃん
「理佐ちゃんの身体がおかしくなったのは俺のせいかもしんない・・・」ポツリと呟く俺
「ねぇ、なんで俺君のせいなの」可愛い顔して訊いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんが動けなくなっちゃった日だよ、流沙河で悟空にケツ触られたって騒いでたじゃん、あん時に尻子玉抜かれちゃったんだよ・・・」
「それがなんで俺君のせいなの?」なんて訊く理佐ちゃん
「俺が拷問しちゃった河童が仕返しに理佐ちゃんの尻子玉抜いちゃったんだよ、めっちゃイジメたから・・・てへっ笑」 なんてバツが悪くて思わずてへぺろな俺に
「てへぺろしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、俺君が原因なんだから流沙河の河童に謝って私の尻子玉返してもらってきてよ」なんて怒りそうだから好き
お昼ご飯を食べながら閻魔大王のタブレットについて俺から講義を受ける愛しの理佐ちゃん
「凄えんだよ、俺の過去の悪事もバッチリ出てくんだよ、まぁあれさえ見れば理佐ちゃんの全てはお見通しだよ」って理佐ちゃんのこと見る俺
「ちょっと、変なこと考えてんでしょ?」
理佐ちゃんを見る俺の目に邪な何かを感じて警戒する理佐ちゃん
「全然考えてないよ」堂々ウソつく俺
理佐ちゃんの女体の成長に興味津々なのは仕方あるまい
「ねぇ、絶対変なこと考えてる」どうやら全く俺を信じてない理佐ちゃん
車イスを指差してニヤリと笑う理佐ちゃん
「まさか・・・地獄に?」おっかなびっくり訊く俺
食いぎみに頭カクカクして頷く理佐ちゃん
「わぁ、びっくりした」いきなり閻魔大王とのご対面に思わず声出す理佐ちゃん
どこでもドアをくぐると直ぐに閻魔大王の執務室だって知らなかったから仕方あるまい
「俺さんの奥さんですか?」ぎこちない挨拶を終えて理佐ちゃんに確認する疑り深い閻魔大王
「はい」ってちゃっかり奥さん面する愛しの理佐ちゃん、めっちゃ閻魔大王のタブレットガン見してる
「ああ、これですか?」理佐ちゃんの視線に気づいた閻魔大王がタブレットをタッチし始める
おおっ!ラッキー!超美人の理佐ちゃんにタブレットを自慢したくて早速俺にして見せたみたいに理佐ちゃんを調べてやがる
「これは・・・」理佐ちゃんの過去を調べて絶句する閻魔大王
「どうしました?」思わず身を乗り出す俺
「尻子玉・・・」目に飛び込んできた文字に目が点の俺
「河童の好物ですね」理佐ちゃんと俺に紅茶を差し出しながら尻子玉について説明する閻魔大王
「尻子玉を抜かれると腑抜けになると言われてます、おそらく奥さんの症状と合致しますね」
閻魔大王の言葉を聞くまでもなく河童には心当たり大ありな俺
「ねぇ、どうしたの?」俺の様子が変なのに気づいた理佐ちゃん
「理佐ちゃんの身体がおかしくなったのは俺のせいかもしんない・・・」ポツリと呟く俺
「ねぇ、なんで俺君のせいなの」可愛い顔して訊いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんが動けなくなっちゃった日だよ、流沙河で悟空にケツ触られたって騒いでたじゃん、あん時に尻子玉抜かれちゃったんだよ・・・」
「それがなんで俺君のせいなの?」なんて訊く理佐ちゃん
「俺が拷問しちゃった河童が仕返しに理佐ちゃんの尻子玉抜いちゃったんだよ、めっちゃイジメたから・・・てへっ笑」 なんてバツが悪くて思わずてへぺろな俺に
「てへぺろしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、俺君が原因なんだから流沙河の河童に謝って私の尻子玉返してもらってきてよ」なんて怒りそうだから好き
167名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/28(火) 17:20:35.24ID:/wHm9nQLK168名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 18:02:18.54ID:/KdW42TPa169三蔵な理佐ちゃん 第144話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:06:00.71ID:/KdW42TPa 「謝り行きたいのは山々なんだけど・・・」
理佐ちゃんから河童に謝罪して尻子玉を返してもらってこいと厳命された俺
しかし、今の俺は閻魔大王の首席秘書官
そう簡単に流沙河になんて行ける訳もなく・・・
「好きにしてくれて良いですよ」理佐ちゃんに睨まれながらチラチラ視線送る俺に気づいてくれる閻魔大王
「良いんすか!?」
「ええ、閻魔大王に眠り薬盛るような秘書は解任です」なんて言いながら解任状を書く閻魔大王
「知ってたんすか!?」って驚きの俺
「前もってお釈迦様の方から俺さんのこと聞いてましたから、そのぐらいのことするだろうなと・・・
もっとも必要以上にタブレットの説明してあげたのに命のロウソクを伸ばしに行ってしまったのは計算外でしたけどね」笑う閻魔大王
「あんた良い奴だな」って閻魔大王の優しさに感謝の涙を流す俺
「半日だけどお世話になりました」閻魔大王にお礼を言い理佐ちゃんの車イスを押す俺
「『どこでもドア』で行くなら私も常夏の街行きたいな」なんて言い出す理佐ちゃん
俺に異存が有るわけもなく二人でどこでもドアくぐる俺と理佐ちゃん
「うーん、やっぱり夏が好きだな〜」久しぶりの常夏の街に感激する理佐ちゃん
病気の原因も判明し尻子玉さえ取り戻せば元気になれると分かった理佐ちゃん
しばらくぶりに心からの笑顔の理佐ちゃんに涙が溢れちゃう俺に
「泣いてんじゃねーよ」って心なしかドス声まで希望に溢れる理佐ちゃん
「ねぇ、早く皆に会いに行こうよ」泣きべそかいてる俺を促す理佐ちゃん
「お師匠様お久しぶりです」感激して思わず理佐ちゃんに泣きつく八戒
「ちょっとキモ〜い」って悲鳴あげる理佐ちゃん
それ見て男泣きする悟空
「それじゃあ、尻子玉を取り返せばお師匠様は元気になれるんですね」俺の話に喜ぶ悟空と八戒
「うん、あの腐れ河童の野郎泣きながら理佐ちゃんの奴隷になるって誓いやがったくせに
挨拶に来るどころか復讐に理佐ちゃんの尻子玉抜くなんて真似しやがって、今度は奥歯だけじゃなく全部抜いて総入れ歯にしてやる」なんて全然懲りてない俺
「もう、そんなこと言ってないで河童さんに謝んなよ、奥歯抜いちゃった俺君が悪いんだからさ」
なんてなんだかんだ平和主義な理佐ちゃんだから好き
理佐ちゃんから河童に謝罪して尻子玉を返してもらってこいと厳命された俺
しかし、今の俺は閻魔大王の首席秘書官
そう簡単に流沙河になんて行ける訳もなく・・・
「好きにしてくれて良いですよ」理佐ちゃんに睨まれながらチラチラ視線送る俺に気づいてくれる閻魔大王
「良いんすか!?」
「ええ、閻魔大王に眠り薬盛るような秘書は解任です」なんて言いながら解任状を書く閻魔大王
「知ってたんすか!?」って驚きの俺
「前もってお釈迦様の方から俺さんのこと聞いてましたから、そのぐらいのことするだろうなと・・・
もっとも必要以上にタブレットの説明してあげたのに命のロウソクを伸ばしに行ってしまったのは計算外でしたけどね」笑う閻魔大王
「あんた良い奴だな」って閻魔大王の優しさに感謝の涙を流す俺
「半日だけどお世話になりました」閻魔大王にお礼を言い理佐ちゃんの車イスを押す俺
「『どこでもドア』で行くなら私も常夏の街行きたいな」なんて言い出す理佐ちゃん
俺に異存が有るわけもなく二人でどこでもドアくぐる俺と理佐ちゃん
「うーん、やっぱり夏が好きだな〜」久しぶりの常夏の街に感激する理佐ちゃん
病気の原因も判明し尻子玉さえ取り戻せば元気になれると分かった理佐ちゃん
しばらくぶりに心からの笑顔の理佐ちゃんに涙が溢れちゃう俺に
「泣いてんじゃねーよ」って心なしかドス声まで希望に溢れる理佐ちゃん
「ねぇ、早く皆に会いに行こうよ」泣きべそかいてる俺を促す理佐ちゃん
「お師匠様お久しぶりです」感激して思わず理佐ちゃんに泣きつく八戒
「ちょっとキモ〜い」って悲鳴あげる理佐ちゃん
それ見て男泣きする悟空
「それじゃあ、尻子玉を取り返せばお師匠様は元気になれるんですね」俺の話に喜ぶ悟空と八戒
「うん、あの腐れ河童の野郎泣きながら理佐ちゃんの奴隷になるって誓いやがったくせに
挨拶に来るどころか復讐に理佐ちゃんの尻子玉抜くなんて真似しやがって、今度は奥歯だけじゃなく全部抜いて総入れ歯にしてやる」なんて全然懲りてない俺
「もう、そんなこと言ってないで河童さんに謝んなよ、奥歯抜いちゃった俺君が悪いんだからさ」
なんてなんだかんだ平和主義な理佐ちゃんだから好き
170三蔵な理佐ちゃん 第145話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:10:05.93ID:/KdW42TPa 「ところで2代目三蔵の澤部は?」
愛しの理佐ちゃんに怒られて雲行きが怪しくなってきたので話題を変える俺
「それが・・・」何かを言いかける八戒
「あの野郎生意気なんで追い出しちまいやした」バツが悪そうに話す悟空
「えっ!?追い出しちゃったの?」って驚く愛しの理佐ちゃん
「実は・・・澤部がお師匠様から緊箍児を取り上げようとしたのを悟空の兄貴が怒りまして」悟空をチラチラ見ながら話す八戒
「俺の頭締めつけていいのは世界でお師匠様だけなんでね」照れ隠しに鼻ほじる悟空
「悟空ちゃん・・・」ウルウル瞳の理佐ちゃん
「澤部のことは後で考えるとしてお師匠様のためにパーティしましょうよ」ってはしゃぐ八戒
「てめえ、どこまで連れてくんだよ理佐ちゃんの車イス押す俺の身になってみろバカ野郎!」
キャバレー理佐ちゃんに行くかと思いきや、俺と理佐ちゃんに見せたい物があるって言う八戒に連れられてイライラな俺
「ちょっと、そんな言い方したら私が重いみたいじゃん」口を尖らせて文句言う理佐ちゃん
「だから俺が押すって言ってるじゃないすか」ってさっきから理佐ちゃんの車イスを押したくて仕方ない悟空
「うるせぇ!こんな幸せな役目俺の独り占めじゃ!ボケ!」理佐ちゃんの車イス押す役は誰にも渡さない覚悟の俺
「うるさい!いちいちケンカしないでよ!」ってキレる理佐ちゃん
「まあまあ皆さん怒んないで、あれ見てくださいよ」
ヘラヘラしながら仲裁に入る八戒が指差す先には
今週のけやかけで見たフライングダイナソー理佐ちゃんの大看板が!?
「キャバレー理佐ちゃん3号店です」笑いながら得意顔の八戒
「凄え!?この理佐ちゃん大好き」って感動の俺
「お師匠様と俺君が帰ってきたら驚かそうと思いましてね」もはや名経営者と言っても過言ではない八戒
「喜ぶの俺君だけじゃん」
またもや自分の大看板を掲げられて拗ねちゃいそうな理佐ちゃんだから好き
愛しの理佐ちゃんに怒られて雲行きが怪しくなってきたので話題を変える俺
「それが・・・」何かを言いかける八戒
「あの野郎生意気なんで追い出しちまいやした」バツが悪そうに話す悟空
「えっ!?追い出しちゃったの?」って驚く愛しの理佐ちゃん
「実は・・・澤部がお師匠様から緊箍児を取り上げようとしたのを悟空の兄貴が怒りまして」悟空をチラチラ見ながら話す八戒
「俺の頭締めつけていいのは世界でお師匠様だけなんでね」照れ隠しに鼻ほじる悟空
「悟空ちゃん・・・」ウルウル瞳の理佐ちゃん
「澤部のことは後で考えるとしてお師匠様のためにパーティしましょうよ」ってはしゃぐ八戒
「てめえ、どこまで連れてくんだよ理佐ちゃんの車イス押す俺の身になってみろバカ野郎!」
キャバレー理佐ちゃんに行くかと思いきや、俺と理佐ちゃんに見せたい物があるって言う八戒に連れられてイライラな俺
「ちょっと、そんな言い方したら私が重いみたいじゃん」口を尖らせて文句言う理佐ちゃん
「だから俺が押すって言ってるじゃないすか」ってさっきから理佐ちゃんの車イスを押したくて仕方ない悟空
「うるせぇ!こんな幸せな役目俺の独り占めじゃ!ボケ!」理佐ちゃんの車イス押す役は誰にも渡さない覚悟の俺
「うるさい!いちいちケンカしないでよ!」ってキレる理佐ちゃん
「まあまあ皆さん怒んないで、あれ見てくださいよ」
ヘラヘラしながら仲裁に入る八戒が指差す先には
今週のけやかけで見たフライングダイナソー理佐ちゃんの大看板が!?
「キャバレー理佐ちゃん3号店です」笑いながら得意顔の八戒
「凄え!?この理佐ちゃん大好き」って感動の俺
「お師匠様と俺君が帰ってきたら驚かそうと思いましてね」もはや名経営者と言っても過言ではない八戒
「喜ぶの俺君だけじゃん」
またもや自分の大看板を掲げられて拗ねちゃいそうな理佐ちゃんだから好き
171名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:16:41.16ID:/KdW42TPa 何故か埋め立て禁止が?
172三蔵な理佐ちゃん 第146話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:16:56.53ID:/KdW42TPa 「皆さんありがとうごさいます」
愛しの理佐ちゃんの素っ気ない挨拶で始まる理佐ちゃん戻って来てくれてありがとうの会
理佐ちゃん帰還の報を聞きつけた長老や街の有力者も駆けつけて盛り上がるキャバレー理佐ちゃん3号店
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」うっかりお酒飲んじゃって酔ったせいか、持ちネタの緊箍児を披露する愛しの理佐ちゃん
「ちょっと勘弁してくださいよ、持ちネタなら右手が勝つ一人じゃんけんがあるじゃないですか〜」って頭抱えてうずくまる悟空
「うるさい!あれはもう封印しちゃったからやんないよ」ってキレる酔いどれ理佐ちゃん
「すいません、俺君宛に手紙を預かりました」買い物から帰ってきた従業員から手紙渡される俺
「なんですか?」手紙読む俺に訊ねる八戒
「なんか澤部を誘拐したから流沙河まで来いってさ」
「例の河童ですかね?」
俺から手紙を受け取り呟く八戒
「だろうね」って答えながら理佐ちゃんの方を見る俺
まだ悟空相手に緊箍児を披露してるドSな理佐ちゃんも可愛い
「お前さ、また理佐ちゃんと天竺目指す旅したくね?」
「そりゃあ、したいですけど、それが澤部の誘拐と何か関係あるんですか?」突然関係ない話を始めた俺に怪訝な顔する八戒
「あの河童さ俺と恵岸行者にボコられるまで坊主襲って喰ってたんだよ」
「それは聞いたことあります」って八戒
「理佐ちゃんが元気になったら三蔵法師に戻ってもらおうと思ってんだけどさ、澤部・・・邪魔じゃね」ニヤリと笑いながら手紙を燃やしちゃう俺
「そ、それって・・・」俺の描こうとしてる絵図に冷や汗の八戒
「澤部が河童に喰われちゃったらお釈迦様も諦めるべ、そうすればお釈迦様の命令無視して澤部追い出した悟空も庇えるしな」なんだかんだ悟空に仲間意識芽生えてきてる俺
そんな謀略を語り合ってる俺と八戒に
「お店の中で火遊びしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、皆で盛り上がってる時に二人だけでひそひそ話しないでよ」
なんて言いながら尻子玉抜かれて寝たきり設定のくせに
八戒の頭をカラオケのリモコンで殴っちゃう横綱並に酒癖の悪い理佐ちゃんだから好き
愛しの理佐ちゃんの素っ気ない挨拶で始まる理佐ちゃん戻って来てくれてありがとうの会
理佐ちゃん帰還の報を聞きつけた長老や街の有力者も駆けつけて盛り上がるキャバレー理佐ちゃん3号店
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」うっかりお酒飲んじゃって酔ったせいか、持ちネタの緊箍児を披露する愛しの理佐ちゃん
「ちょっと勘弁してくださいよ、持ちネタなら右手が勝つ一人じゃんけんがあるじゃないですか〜」って頭抱えてうずくまる悟空
「うるさい!あれはもう封印しちゃったからやんないよ」ってキレる酔いどれ理佐ちゃん
「すいません、俺君宛に手紙を預かりました」買い物から帰ってきた従業員から手紙渡される俺
「なんですか?」手紙読む俺に訊ねる八戒
「なんか澤部を誘拐したから流沙河まで来いってさ」
「例の河童ですかね?」
俺から手紙を受け取り呟く八戒
「だろうね」って答えながら理佐ちゃんの方を見る俺
まだ悟空相手に緊箍児を披露してるドSな理佐ちゃんも可愛い
「お前さ、また理佐ちゃんと天竺目指す旅したくね?」
「そりゃあ、したいですけど、それが澤部の誘拐と何か関係あるんですか?」突然関係ない話を始めた俺に怪訝な顔する八戒
「あの河童さ俺と恵岸行者にボコられるまで坊主襲って喰ってたんだよ」
「それは聞いたことあります」って八戒
「理佐ちゃんが元気になったら三蔵法師に戻ってもらおうと思ってんだけどさ、澤部・・・邪魔じゃね」ニヤリと笑いながら手紙を燃やしちゃう俺
「そ、それって・・・」俺の描こうとしてる絵図に冷や汗の八戒
「澤部が河童に喰われちゃったらお釈迦様も諦めるべ、そうすればお釈迦様の命令無視して澤部追い出した悟空も庇えるしな」なんだかんだ悟空に仲間意識芽生えてきてる俺
そんな謀略を語り合ってる俺と八戒に
「お店の中で火遊びしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、皆で盛り上がってる時に二人だけでひそひそ話しないでよ」
なんて言いながら尻子玉抜かれて寝たきり設定のくせに
八戒の頭をカラオケのリモコンで殴っちゃう横綱並に酒癖の悪い理佐ちゃんだから好き
173三蔵な理佐ちゃん 第147話(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:29:50.59ID:/KdW42TPa 「理佐ちゃんやり過ぎ〜!」
車イスから身を乗り出し八戒を殴り続ける酒乱の理佐ちゃん
慌てて理佐ちゃんの車イスを押して店の外に連れ出して落ち着かせる俺
「理佐ちゃんはしゃぎ過ぎだよ」
「ごめんなさい」嗜める俺に泣きべそかく愛しの理佐ちゃん
今度は泣き上戸かよ・・・面倒くせぇ〜
「はぁ・・・やれやれ」泣き出しちゃった理佐ちゃんをなんとか宥めて寝かしつけた俺
しかし、なかなかの酒癖の悪さだな・・・成人してもお酒を飲ますのは止めようって決意の俺
理佐ちゃんの車イス押しながら店に戻る俺
「あっ、俺君頭がぱっくり行っちゃってますよ」八戒を介抱してた悟空が駆け寄ってくる
「マジか!?医者連れてく前に因果含めとけよ」ってアドバイスな俺
「それは大丈夫です、殴られたショックで前後の記憶が飛んでますよ」
「マジかよ、なんか店の若いのが預かってきた手紙あったんだけど八戒が読んで燃やしちまったんだよな・・・参ったな、内容分からんぞ」
八戒の記憶が飛んだと聞いてすかさず澤部誘拐の手紙の内容を俺は知らないことにする抜け目ない俺
これで万が一澤部謀殺がお釈迦様にバレても俺だけは安全圏に居れるってもんだ
「皆さん!お騒がせしました、どうも八戒君が僕に説教されてる最中にスマホを弄ったらしくてですね
その態度に日頃から八戒君を可愛がってる理佐ちゃんがお前それは違うんじゃないかと怒りまして、まぁ天竺旅行には付き物の『かわいがり』ってやつなんでお気になさらずに」挨拶と共に店の従業員に目配せする俺
俺の合図と共に客全員に金の入った封筒を配り出す従業員たち
どこぞの横綱みたいに愛しの理佐ちゃんを暴行事件で警察に引っ張られる訳にはいかないからな、金に糸目はつけんよ
そんな俺の苦労も知らないで幸せそうな寝顔の理佐ちゃん
そして翌朝
「頭が痛〜い」って人生初の二日酔いに苦しむ理佐ちゃん
「調子に乗って飲み過ぎるからだよ」
「うるさいなぁ、頭痛いんだから優しくしてよ」俺の冷たい視線に拗ねる理佐ちゃん
「あれ?八戒ちゃんどこ行ったの?」
なんて酒のせいで自分が病院送りにした記憶も飛んでる理佐ちゃんだから好き
車イスから身を乗り出し八戒を殴り続ける酒乱の理佐ちゃん
慌てて理佐ちゃんの車イスを押して店の外に連れ出して落ち着かせる俺
「理佐ちゃんはしゃぎ過ぎだよ」
「ごめんなさい」嗜める俺に泣きべそかく愛しの理佐ちゃん
今度は泣き上戸かよ・・・面倒くせぇ〜
「はぁ・・・やれやれ」泣き出しちゃった理佐ちゃんをなんとか宥めて寝かしつけた俺
しかし、なかなかの酒癖の悪さだな・・・成人してもお酒を飲ますのは止めようって決意の俺
理佐ちゃんの車イス押しながら店に戻る俺
「あっ、俺君頭がぱっくり行っちゃってますよ」八戒を介抱してた悟空が駆け寄ってくる
「マジか!?医者連れてく前に因果含めとけよ」ってアドバイスな俺
「それは大丈夫です、殴られたショックで前後の記憶が飛んでますよ」
「マジかよ、なんか店の若いのが預かってきた手紙あったんだけど八戒が読んで燃やしちまったんだよな・・・参ったな、内容分からんぞ」
八戒の記憶が飛んだと聞いてすかさず澤部誘拐の手紙の内容を俺は知らないことにする抜け目ない俺
これで万が一澤部謀殺がお釈迦様にバレても俺だけは安全圏に居れるってもんだ
「皆さん!お騒がせしました、どうも八戒君が僕に説教されてる最中にスマホを弄ったらしくてですね
その態度に日頃から八戒君を可愛がってる理佐ちゃんがお前それは違うんじゃないかと怒りまして、まぁ天竺旅行には付き物の『かわいがり』ってやつなんでお気になさらずに」挨拶と共に店の従業員に目配せする俺
俺の合図と共に客全員に金の入った封筒を配り出す従業員たち
どこぞの横綱みたいに愛しの理佐ちゃんを暴行事件で警察に引っ張られる訳にはいかないからな、金に糸目はつけんよ
そんな俺の苦労も知らないで幸せそうな寝顔の理佐ちゃん
そして翌朝
「頭が痛〜い」って人生初の二日酔いに苦しむ理佐ちゃん
「調子に乗って飲み過ぎるからだよ」
「うるさいなぁ、頭痛いんだから優しくしてよ」俺の冷たい視線に拗ねる理佐ちゃん
「あれ?八戒ちゃんどこ行ったの?」
なんて酒のせいで自分が病院送りにした記憶も飛んでる理佐ちゃんだから好き
174名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/11/28(火) 22:32:20.13ID:/KdW42TPa 物語の内容はともかく150話が見えてきたw
175名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/28(火) 22:47:37.71ID:6pFPZQRA0176名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/28(火) 22:56:24.98ID:6pFPZQRA0177名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.8)
2017/11/29(水) 07:26:17.75ID:QMGU97d6a178名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ニククエ 05004013125393_vg)
2017/11/29(水) 22:19:28.75ID:1v8pcvHgKNIKU スレがあれば続きが書けるし
スレが無くなってれば続きで頭を悩ませずに済むし
どちらもいいですよね(笑)
全てのものには終わりがある
人生の糸だって永遠には続かない
オール・シングス・マスト・パス
今日は、ある意味我が恩人でもある、元ビートルズのサー・ジョージ・ハリスンの命日であります
というスレチ保守
スレが無くなってれば続きで頭を悩ませずに済むし
どちらもいいですよね(笑)
全てのものには終わりがある
人生の糸だって永遠には続かない
オール・シングス・マスト・パス
今日は、ある意味我が恩人でもある、元ビートルズのサー・ジョージ・ハリスンの命日であります
というスレチ保守
179ぽん民(SB-iPhone) (ニククエ 126.253.70.38)
2017/11/29(水) 23:32:24.26ID:LZP2MNO2pNIKU ゆいぽん妄想ショートストーリー
第1話「好きって、引力」
「どうして、海の水は落ちないの?」
彼女は首を傾げながら、地球儀を何度もひっくり返して僕に質問した。
僕は机の上の消しゴムを手に取ると
床に落として見せた。
「僕たちの住む世界にはね、引力ってのが
あってね。質量を持つすべてのものは互いに
引っ張り合ってるんだよ。昔ニュートンって
偉い人がいてね…」
万有引力について、講義する家庭教師の
僕の話を彼女は目を丸くして聞いている。
二人だけの彼女の部屋には、僕の声だけが
響いていた。
「…というわけでね、海の水は地球から
落ちないんだよ」
「そうなんだ! さっすが先生! なんでも
知ってるね」
「由依ちゃんが知らなすぎるだけだよ。
どうせまた、授業サボってたんだろ」
「もう!そんなことないもん」
そう言って彼女は口を膨らませて、
拗ねてみせた。大学生の僕にとって、
高校生の彼女は妹のような存在のはずだった。だけどいつからか、僕は彼女の混じりっけの
ない純粋な無邪気さに惹かれていたのかも
しれない。由依ちゃんの拗ねる顔を愛おしく
感じていた。
「もう一つ質問していい?」
由依ちゃんが恥ずかしそうに顔を下に向けた。
「あのね。私が先生から離れたくないのも、
引力のせいなのかな?」
そう言って体を寄せてくる由依ちゃんを、
僕はそっと抱きしめてから、耳元で囁いた。
「それは、好きってことだよ」
【欅って、書けない?】
小林由依
「どうして水が落ちないのだろう?」より
気持ち悪い妄想、失礼しましたw
第1話「好きって、引力」
「どうして、海の水は落ちないの?」
彼女は首を傾げながら、地球儀を何度もひっくり返して僕に質問した。
僕は机の上の消しゴムを手に取ると
床に落として見せた。
「僕たちの住む世界にはね、引力ってのが
あってね。質量を持つすべてのものは互いに
引っ張り合ってるんだよ。昔ニュートンって
偉い人がいてね…」
万有引力について、講義する家庭教師の
僕の話を彼女は目を丸くして聞いている。
二人だけの彼女の部屋には、僕の声だけが
響いていた。
「…というわけでね、海の水は地球から
落ちないんだよ」
「そうなんだ! さっすが先生! なんでも
知ってるね」
「由依ちゃんが知らなすぎるだけだよ。
どうせまた、授業サボってたんだろ」
「もう!そんなことないもん」
そう言って彼女は口を膨らませて、
拗ねてみせた。大学生の僕にとって、
高校生の彼女は妹のような存在のはずだった。だけどいつからか、僕は彼女の混じりっけの
ない純粋な無邪気さに惹かれていたのかも
しれない。由依ちゃんの拗ねる顔を愛おしく
感じていた。
「もう一つ質問していい?」
由依ちゃんが恥ずかしそうに顔を下に向けた。
「あのね。私が先生から離れたくないのも、
引力のせいなのかな?」
そう言って体を寄せてくる由依ちゃんを、
僕はそっと抱きしめてから、耳元で囁いた。
「それは、好きってことだよ」
【欅って、書けない?】
小林由依
「どうして水が落ちないのだろう?」より
気持ち悪い妄想、失礼しましたw
180名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/30(木) 00:00:49.69ID:zSYkfIlWK >>179
乙でございます
いやいや、やはり愛もまた引力のひとつですね
君の使う引力 心を奪うの
いつも感じる引力 消えないよ
視線盗む引力 こぼれたその顔
こころ全て引力 君しか見えない未来
Perfumeさんの佳曲『引力』を思い出しました
乙でございます
いやいや、やはり愛もまた引力のひとつですね
君の使う引力 心を奪うの
いつも感じる引力 消えないよ
視線盗む引力 こぼれたその顔
こころ全て引力 君しか見えない未来
Perfumeさんの佳曲『引力』を思い出しました
181ぽん民(SB-iPhone) (ササクッテロロ 126.253.97.194)
2017/11/30(木) 11:04:09.68ID:BHsB9gKap >>180
チワンさん、ありがとうございます。
おお! 確かにPerfumeさんに、そのような
曲がありましたね。
愛は引力と言えばAKBの『ハロウィンナイト』にもそんな歌詞があるのを思い出しました。
夜明けになって
キスしてるのは
僕たち2人だけ
愛はいつだって強い引力
引力のように強く惹かれ合う恋がしてみたい
ものです。
チワンさん、ありがとうございます。
おお! 確かにPerfumeさんに、そのような
曲がありましたね。
愛は引力と言えばAKBの『ハロウィンナイト』にもそんな歌詞があるのを思い出しました。
夜明けになって
キスしてるのは
僕たち2人だけ
愛はいつだって強い引力
引力のように強く惹かれ合う恋がしてみたい
ものです。
182名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/30(木) 20:51:41.45ID:4od0vKJw0183名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.46)
2017/11/30(木) 20:52:23.23ID:9OZQ8Ia7a >>179
妄想は気持ち悪いぐらいが魂を揺さぶりますな
妄想は気持ち悪いぐらいが魂を揺さぶりますな
184名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/11/30(木) 20:55:11.25ID:4od0vKJw0 じゃあ、俺もパフュームで参戦w
『If you wanna kiss me』
冷たい廊下に軸を置き、スカートが回った。
遅れて回る緑色の短髪が頬に振りかかった。
「あ、教室にマフラー忘れた」
落ち着いたトーンには反省の色が見られなかった。
僕は肩に手を置かれ、軽々と回された。
生活指導の呼び出しに付き合い、時刻はもう六時を回っている。
志田と僕は教室に向かって歩き出した。
教室からは黄色い光が漏れていて、志田は厳しい顔で中をのぞいていた。
僕が遅れて近づくと、志田はニヤつきながら人差し指を口に当てた。
ドアの隙間から中を見た。
窓際の机で、男子と女子が向かい合っていた。
男子の方は同じクラスの庭くんで、女子の方は誰だかわからなかったが、顔の小さな人だった。
その女子が顔を傾けて、庭くんの両肩に手を置いた。唇が触れ合った。
マフラーを忘れただけという理由だけで、熱い空気の中を割って入るのは難しそうだった。
志田のマフラーを教室に置いたまま、僕たちは校門を出た。
冷え込んではいたが、志田は寒くなさそうだった。
髪から突き出た大きな耳が赤くなっていた。珍しく、狭い歩幅で女の子らしい歩き方をしている。
「ああいうのいいなあ。ねえ、わたしもしてあげよっか?」
志田が手で顔を仰ぎながら言った。
「どうしてもしたいならすれば?」
僕が言うと、志田が顔をのぞきこんだ。
「やっぱしてあげなーい」
志田の顔が近くにあったせいで、僕は背後の足音に直前まで気づいていなかった。
「お願い、黙ってて!」
振り返ると、顔の小さな女子が両手を顔の前で合わせていた。
「何の話?」
志田が答えた。
「あれ、見てなかったの?」
「いや、庭くんと話してるところは見たけど…」
「なんだ、じゃあいいや。バイバイ」
女の子は手を振って、走り去った。
「何で嘘付いたの?てか、あれ誰?」
志田が信じられないというような顔をした。
「理佐だよ、ミス欅学園の。結構前に友達になったんだけどね、真面目で気にしすぎなところがあって」
「ふーん。そう言えば志田はコンテスト出なかったの?」
「だって、わたし可愛くないもん」
「そんなことないよ」
「えっ…」
志田の歩幅がまた狭くなった。そして下を向きながら言う。
「ねえ、もしわたしがキスしたかったらしてもいい?」
原案はPerfume『If you wanna』
一昨日、ベストアーティストで歌ってましたね
AM1:27トリオでパフュームカバーはやっぱ難しいかな?
雰囲気はイケそうなんですけどね
『If you wanna kiss me』
冷たい廊下に軸を置き、スカートが回った。
遅れて回る緑色の短髪が頬に振りかかった。
「あ、教室にマフラー忘れた」
落ち着いたトーンには反省の色が見られなかった。
僕は肩に手を置かれ、軽々と回された。
生活指導の呼び出しに付き合い、時刻はもう六時を回っている。
志田と僕は教室に向かって歩き出した。
教室からは黄色い光が漏れていて、志田は厳しい顔で中をのぞいていた。
僕が遅れて近づくと、志田はニヤつきながら人差し指を口に当てた。
ドアの隙間から中を見た。
窓際の机で、男子と女子が向かい合っていた。
男子の方は同じクラスの庭くんで、女子の方は誰だかわからなかったが、顔の小さな人だった。
その女子が顔を傾けて、庭くんの両肩に手を置いた。唇が触れ合った。
マフラーを忘れただけという理由だけで、熱い空気の中を割って入るのは難しそうだった。
志田のマフラーを教室に置いたまま、僕たちは校門を出た。
冷え込んではいたが、志田は寒くなさそうだった。
髪から突き出た大きな耳が赤くなっていた。珍しく、狭い歩幅で女の子らしい歩き方をしている。
「ああいうのいいなあ。ねえ、わたしもしてあげよっか?」
志田が手で顔を仰ぎながら言った。
「どうしてもしたいならすれば?」
僕が言うと、志田が顔をのぞきこんだ。
「やっぱしてあげなーい」
志田の顔が近くにあったせいで、僕は背後の足音に直前まで気づいていなかった。
「お願い、黙ってて!」
振り返ると、顔の小さな女子が両手を顔の前で合わせていた。
「何の話?」
志田が答えた。
「あれ、見てなかったの?」
「いや、庭くんと話してるところは見たけど…」
「なんだ、じゃあいいや。バイバイ」
女の子は手を振って、走り去った。
「何で嘘付いたの?てか、あれ誰?」
志田が信じられないというような顔をした。
「理佐だよ、ミス欅学園の。結構前に友達になったんだけどね、真面目で気にしすぎなところがあって」
「ふーん。そう言えば志田はコンテスト出なかったの?」
「だって、わたし可愛くないもん」
「そんなことないよ」
「えっ…」
志田の歩幅がまた狭くなった。そして下を向きながら言う。
「ねえ、もしわたしがキスしたかったらしてもいい?」
原案はPerfume『If you wanna』
一昨日、ベストアーティストで歌ってましたね
AM1:27トリオでパフュームカバーはやっぱ難しいかな?
雰囲気はイケそうなんですけどね
185名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/11/30(木) 22:15:58.99ID:zSYkfIlWK >>184
いやあ、庭先生、役得ですなあ(笑)
もしも4人が同級生ならあり得る話にも思えてきました
モナ王の隠れた一面がまた魅力的です
ところで大変申し訳ないことでもあるんですが、実は私まだその曲は一度も見たことも聴いたこともなくて(笑)
代わりに最近もビタミンドロップとかリニアモーターガールとか聴いてます(笑)
いやあ、庭先生、役得ですなあ(笑)
もしも4人が同級生ならあり得る話にも思えてきました
モナ王の隠れた一面がまた魅力的です
ところで大変申し訳ないことでもあるんですが、実は私まだその曲は一度も見たことも聴いたこともなくて(笑)
代わりに最近もビタミンドロップとかリニアモーターガールとか聴いてます(笑)
186名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.51)
2017/12/01(金) 08:12:59.39ID:LeWGEO7aa187名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/02(土) 04:54:16.04ID:geMSNR3GK188名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.40)
2017/12/02(土) 09:27:27.47ID:1+yy562Sa >>187
試し書きしてみたんですけど勘が鈍ってるらしくもう少し時期を待ちますw
試し書きしてみたんですけど勘が鈍ってるらしくもう少し時期を待ちますw
189名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/02(土) 12:14:41.94ID:8mYGTvoz0190名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/02(土) 12:49:01.78ID:geMSNR3GK191名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/02(土) 19:37:39.66ID:8mYGTvoz0 『She’s Electric』
1903年、オランダの学者アイントーフェンは、心臓が電気を発している事実を発見した。
心臓の筋肉が収縮と弛緩をするのは、電気によるものであり、この電気を測定する機械が心電図である。
「心電図の父」と呼ばれたアイントーフェンは、1924年にノーベル賞を受賞した。
そして今、僕は電流を感じた。明らかに静電気の感触ではなかった。
「まだ流してないよー」
真正面の齋藤が、人差し指を立てながら言った。
輪になった七人グループのなかで、実権を握っているのは彼女だ。
彼女がプラスチックコップからはみ出たアルミホイルに触れば、七人全員が感電する。
俗に言う「100人おどし」の実験だ。
電圧は一万ボルトに達するが、電気の量は少なく、一億分の一秒の間だけ体の中を流れる。
「じゃあいくよ」
齋藤がアルミホイルに触れると、彼女を含めた五人が悲鳴をあげた。
悲鳴をあげなかったのは、僕と、その隣りにいる女の子だけだった。
各グループが実験を終えて、それぞれの席に着いた。
「というわけで、人の体は電気を通します。人間の体の60%は水分で、イオンが存在するので…」
先生の説明に納得できず、隣の女の子を見た。丸い眼鏡を俯けて、ノートを取っている。
「なあ尾関、さっき電気来た?」
「あ…うん」
尾関はペンを止めて、裾で手首を隠した。
(つづく)
1903年、オランダの学者アイントーフェンは、心臓が電気を発している事実を発見した。
心臓の筋肉が収縮と弛緩をするのは、電気によるものであり、この電気を測定する機械が心電図である。
「心電図の父」と呼ばれたアイントーフェンは、1924年にノーベル賞を受賞した。
そして今、僕は電流を感じた。明らかに静電気の感触ではなかった。
「まだ流してないよー」
真正面の齋藤が、人差し指を立てながら言った。
輪になった七人グループのなかで、実権を握っているのは彼女だ。
彼女がプラスチックコップからはみ出たアルミホイルに触れば、七人全員が感電する。
俗に言う「100人おどし」の実験だ。
電圧は一万ボルトに達するが、電気の量は少なく、一億分の一秒の間だけ体の中を流れる。
「じゃあいくよ」
齋藤がアルミホイルに触れると、彼女を含めた五人が悲鳴をあげた。
悲鳴をあげなかったのは、僕と、その隣りにいる女の子だけだった。
各グループが実験を終えて、それぞれの席に着いた。
「というわけで、人の体は電気を通します。人間の体の60%は水分で、イオンが存在するので…」
先生の説明に納得できず、隣の女の子を見た。丸い眼鏡を俯けて、ノートを取っている。
「なあ尾関、さっき電気来た?」
「あ…うん」
尾関はペンを止めて、裾で手首を隠した。
(つづく)
192名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/02(土) 19:38:49.20ID:8mYGTvoz0 「誰にも言わないでね」の秘密が、秘密にされたままであったのを僕は見たことがない。
尾関は自身の体の秘密を明かしてくれた。
「私ね、人より強い電流が流れてるらしくて、調べたことはないんだけどね。心臓か手首に触わると感電するみたいなんだ。
始めのうちは静電気かなと思ってたんだけど、季節関係なく相手がビクってするから…」
人の少なくなった理科室で、尾関は塞ぎ込んでいた。
彼女の普段の言動からして、嘘をついているとは思えなかった。
「誰にも言わないよ。何かあったら相談くらい乗るから」
その次の日、尾関の目の下にクマが出来ていた。
「おはよう、寝不足?」
「うんちょっとね…何ていうか」
「いや、言いたくなかったら、別にいいよ」
「あ、うん。あとで言うよ。」
授業中、尾関がうつらうつらする度に、気になって仕方がなかった。
昼休みになる頃には、クマもなくなっていて、幾分か元気を取り戻したように見えた。
「別に今から言うことは信じなくてもいいからね」
尾関は周りを気にしてから、話した。
(つづく)
尾関は自身の体の秘密を明かしてくれた。
「私ね、人より強い電流が流れてるらしくて、調べたことはないんだけどね。心臓か手首に触わると感電するみたいなんだ。
始めのうちは静電気かなと思ってたんだけど、季節関係なく相手がビクってするから…」
人の少なくなった理科室で、尾関は塞ぎ込んでいた。
彼女の普段の言動からして、嘘をついているとは思えなかった。
「誰にも言わないよ。何かあったら相談くらい乗るから」
その次の日、尾関の目の下にクマが出来ていた。
「おはよう、寝不足?」
「うんちょっとね…何ていうか」
「いや、言いたくなかったら、別にいいよ」
「あ、うん。あとで言うよ。」
授業中、尾関がうつらうつらする度に、気になって仕方がなかった。
昼休みになる頃には、クマもなくなっていて、幾分か元気を取り戻したように見えた。
「別に今から言うことは信じなくてもいいからね」
尾関は周りを気にしてから、話した。
(つづく)
193名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/02(土) 19:42:03.46ID:8mYGTvoz0 「理佐ちゃん、これおいしいよ」
教室の隅の方では、クラスメイトの庭くんが卵焼きを頬張っている。
理佐ちゃんは「まあね」と言って、腕組みをしていた。
「なあ、尾関。今の話さ、本当かどうか確かめてみようよ。」
「どうやって」
「いいから…おーい、庭!ちょっとこっち来て」
「あ、なにー?」
「あのさ、尾関が手相見れるらしいんだよ」
「え、マジ!?待っててね理佐ちゃん、すぐ戻るから」
僕は席を明け渡した。
尾関は庭くんにさりげなく手首を重ね合わせた。有る事無い事言って、できるだけ時間を稼いでいた。
僕は、一人で待っている理佐ちゃんの元へ向かった。
「あのさ、今日何か予定ある?」
「えっ、急になに?」
「いや無かったらいいんだ」
「あるよ、今日は二人で映画館行くんだあ♪」
なんて言ってこれから起こることも知らずに両手で頬を包んで楽しそうな理佐ちゃんだから好き
(たぶんつづく)
教室の隅の方では、クラスメイトの庭くんが卵焼きを頬張っている。
理佐ちゃんは「まあね」と言って、腕組みをしていた。
「なあ、尾関。今の話さ、本当かどうか確かめてみようよ。」
「どうやって」
「いいから…おーい、庭!ちょっとこっち来て」
「あ、なにー?」
「あのさ、尾関が手相見れるらしいんだよ」
「え、マジ!?待っててね理佐ちゃん、すぐ戻るから」
僕は席を明け渡した。
尾関は庭くんにさりげなく手首を重ね合わせた。有る事無い事言って、できるだけ時間を稼いでいた。
僕は、一人で待っている理佐ちゃんの元へ向かった。
「あのさ、今日何か予定ある?」
「えっ、急になに?」
「いや無かったらいいんだ」
「あるよ、今日は二人で映画館行くんだあ♪」
なんて言ってこれから起こることも知らずに両手で頬を包んで楽しそうな理佐ちゃんだから好き
(たぶんつづく)
194名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/02(土) 22:47:45.81ID:geMSNR3GK195名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.5)
2017/12/02(土) 22:50:33.30ID:lwzyjyH5a >>194
幸せな運命を祈ってます
幸せな運命を祈ってます
196名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.5)
2017/12/03(日) 00:18:32.92ID:ZgXklgBOa 目を離した隙にハコオシさんのスレが落ちてしまった・・・
197名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/03(日) 00:22:09.56ID:OhoIplFyK どうも最近のクソスレ保守のあおりを受けて、現時点では最終書き込みから12時間でもう危険みたいですな
198名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/03(日) 07:53:12.94ID:5DZIGaOx0199名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 09:03:50.92ID:Er0Sg1+Wa200名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/03(日) 09:12:12.91ID:OhoIplFyK クソスレ立てクソスレ保守している人たちの中には
欅板にはびこるアンチスレをdat落ちさせて一掃するためだとか言ってる人もいるようですが
もちろん効果出てないしそのうち飽きるでしょうw
ハコオシ先生がここを見てくださるといいけど
欅板にはびこるアンチスレをdat落ちさせて一掃するためだとか言ってる人もいるようですが
もちろん効果出てないしそのうち飽きるでしょうw
ハコオシ先生がここを見てくださるといいけど
201名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 09:27:12.21ID:Er0Sg1+Wa >>200
保守できずにハコオシさんには本当に申し訳ないですわ
保守できずにハコオシさんには本当に申し訳ないですわ
202三蔵な理佐ちゃん 第148話(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 09:30:39.51ID:Er0Sg1+Wa 「凄い!?もうくっついてるじゃん」
八戒の頭の傷を見て驚く愛しの理佐ちゃん
昨夜酔っぱらった理佐ちゃんに頭をぱっくり行かれた八戒
理佐ちゃんと俺がお昼にお見舞いにやってくる頃には傷口はふさがり元気を回復していた
「さすが妖怪の回復力だな」キャバレーの敏腕経営者に成りすましているが、やはり素性は豚の妖怪、半端ない回復力に舌を巻く俺と理佐ちゃん
「じゃあ、退院の手続きしてくるね」もう退院出来ると言い張る八戒の要請で退院の手続きしに行く理佐ちゃん
「押してあげなくていいんすか?」器用に車イスで移動する理佐ちゃんを見て訊ねる八戒
「もう治ったも同然だから思い出に自分でこぎたいんだってさ」押し役を解任されてちょっと淋しい俺
「おっ!俺を迎えにタクシーが来とる」俺たちの姿を見るなりトランク開けに走る運転手にいい気分の俺
「なんで俺君を迎えにくんのよ、八戒ちゃんのために優しい私が呼んだの」
いくら妖怪の回復力とはいえ頭に重傷を負った八戒を心配してタクシーを呼んでいた理佐ちゃん
冷静に考えたら自分で八戒の頭をかち割っちゃっといて優しいもないもんだな・・・
「ちょっと店に寄っていいですか?」退院したてにも関わらず店が気になる経営の鬼八戒
「お店の留守番なら悟空ちゃんに頼んでるから今日はのんびりしてなよ、かなりの重傷だったみたいだからさ」加害者とは思えないお言葉の理佐ちゃん
「気持ちは嬉しいんですけど悟空の兄貴に任せといたらキャバレー理佐ちゃんは倒産しちまいますよ」なんてごもっともな意見の八戒
案の定店を放ったらかしでどっか行っちゃってる悟空
「俺君これ」悟空の置き手紙を見つけて俺に手渡す八戒
「まだ早いわ!ボケ!」朝イチで理佐ちゃんの尻子玉を取り返しに流沙河に向かった悟空に怒り心頭の俺
昨日の今日じゃ澤部が喰われてねぇかもしんねぇじゃないかよって手紙を叩きつけて天を仰ぐ俺
「ねぇ、なんて書いてあったの?」車イスから手紙を拾おうと手を伸ばす理佐ちゃん
「なんで私の尻子玉を取り返しに行ってくれてんのに早いとか怒ってんのよ!」手紙を読むなり凄い見幕で俺に噛みつく理佐ちゃん
「すいません、まだ澤部喰い終わってねぇかと思いまして」怒りの理佐ちゃんにビビりうっか口滑らす俺
「ねぇ、なに言ってんの?」耳敏い理佐ちゃんの追求が始まり陥落寸前の俺
「お前は鬼畜か!」厳しい尋問に澤部謀殺計画をあっさり白状な俺に理佐ちゃんが怒る
「元気になった理佐ちゃんとまた天竺を目指したかったんだ」って男泣きの俺
「気持ちは嬉しいけど・・・誰かを犠牲にして幸せにはなりたくないよ」なんて天使なこと言う理佐ちゃんだから好き
八戒の頭の傷を見て驚く愛しの理佐ちゃん
昨夜酔っぱらった理佐ちゃんに頭をぱっくり行かれた八戒
理佐ちゃんと俺がお昼にお見舞いにやってくる頃には傷口はふさがり元気を回復していた
「さすが妖怪の回復力だな」キャバレーの敏腕経営者に成りすましているが、やはり素性は豚の妖怪、半端ない回復力に舌を巻く俺と理佐ちゃん
「じゃあ、退院の手続きしてくるね」もう退院出来ると言い張る八戒の要請で退院の手続きしに行く理佐ちゃん
「押してあげなくていいんすか?」器用に車イスで移動する理佐ちゃんを見て訊ねる八戒
「もう治ったも同然だから思い出に自分でこぎたいんだってさ」押し役を解任されてちょっと淋しい俺
「おっ!俺を迎えにタクシーが来とる」俺たちの姿を見るなりトランク開けに走る運転手にいい気分の俺
「なんで俺君を迎えにくんのよ、八戒ちゃんのために優しい私が呼んだの」
いくら妖怪の回復力とはいえ頭に重傷を負った八戒を心配してタクシーを呼んでいた理佐ちゃん
冷静に考えたら自分で八戒の頭をかち割っちゃっといて優しいもないもんだな・・・
「ちょっと店に寄っていいですか?」退院したてにも関わらず店が気になる経営の鬼八戒
「お店の留守番なら悟空ちゃんに頼んでるから今日はのんびりしてなよ、かなりの重傷だったみたいだからさ」加害者とは思えないお言葉の理佐ちゃん
「気持ちは嬉しいんですけど悟空の兄貴に任せといたらキャバレー理佐ちゃんは倒産しちまいますよ」なんてごもっともな意見の八戒
案の定店を放ったらかしでどっか行っちゃってる悟空
「俺君これ」悟空の置き手紙を見つけて俺に手渡す八戒
「まだ早いわ!ボケ!」朝イチで理佐ちゃんの尻子玉を取り返しに流沙河に向かった悟空に怒り心頭の俺
昨日の今日じゃ澤部が喰われてねぇかもしんねぇじゃないかよって手紙を叩きつけて天を仰ぐ俺
「ねぇ、なんて書いてあったの?」車イスから手紙を拾おうと手を伸ばす理佐ちゃん
「なんで私の尻子玉を取り返しに行ってくれてんのに早いとか怒ってんのよ!」手紙を読むなり凄い見幕で俺に噛みつく理佐ちゃん
「すいません、まだ澤部喰い終わってねぇかと思いまして」怒りの理佐ちゃんにビビりうっか口滑らす俺
「ねぇ、なに言ってんの?」耳敏い理佐ちゃんの追求が始まり陥落寸前の俺
「お前は鬼畜か!」厳しい尋問に澤部謀殺計画をあっさり白状な俺に理佐ちゃんが怒る
「元気になった理佐ちゃんとまた天竺を目指したかったんだ」って男泣きの俺
「気持ちは嬉しいけど・・・誰かを犠牲にして幸せにはなりたくないよ」なんて天使なこと言う理佐ちゃんだから好き
203三蔵な理佐ちゃん 第149話(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 09:44:08.34ID:Er0Sg1+Wa 「世界一美人なだけじゃなくて心まで世界一綺麗なのかよ〜」って感激のどさくさに紛れて理佐ちゃんに抱きつく俺に
「あ〜うざい」って面倒くさがる理佐ちゃん
「それより早く悟空ちゃん追いかけるよ」
愛しの理佐ちゃんの号令に駆け出す俺と八戒
「ちょっと!置いてかないでよ」慌てて叫ぶ理佐ちゃん
「理佐ちゃんも来るの?」面倒くさ顔する俺と八戒
「監視してないとあんたたちが澤部さんに何するか分からないからね」なんて俺達を信用してない理佐ちゃん
「このスピードで間に合いますか?」理佐ちゃんの車イス押す俺に心配する八戒
「難しいかもな」って答える俺
「お師匠様には後から来てもらうとして俺たちだけでも急ぎませんか?」
ごもっともな八戒の提案にうなずく俺
「そういうわけで理佐ちゃんは後から来てくれ」って頼む俺
「ひとりじゃ車イス動かせないからやだよ!」病院で器用にこいでたくせに今はこげないとか言ってのける理佐ちゃん
女ってのは本当に自分に都合よく生きてるもんだぜ・・・
しかし、世界一美人で気立ての良い理佐ちゃんには逆らうことなど出来ない俺
そんなこんなでのんびり流沙河にやって来た理佐ちゃん一行
「お師匠様も来てくれたんですか」理佐ちゃんまで置き手紙見てやって来たことに感激の悟空
その悟空の足元にボロ雑巾のようにうずくまる河童
澤部が見当たらないのを確認して「悟空が殴り込む前に喰われちゃったみたい」なんて喜びを隠しきれない俺
「沙悟浄君しばらくぶりだね」地べたにうずくまる沙悟浄を足で仰向けにひっくり返す俺
「ひぃ・・・」俺を見て悲鳴をあげる沙悟浄
「最初は俺君に復讐するつもりだったらしいんすけど拷問された恐怖が甦って的をお師匠様に替えたみたいです」すでに尋問も終えてる優秀な悟空
「理佐ちゃんを狙うなんて天地始まって以来の大悪党だな、その罪は極刑に値するが理佐ちゃんが三蔵法師に復帰するのをスムーズにした功績を考慮して罪一等を減じてやるから理佐ちゃんに感謝しろ」沙悟浄に判決を言い渡す俺
悟空と八戒に手伝ってもらって沙悟浄を流すボロ筏を作る俺
「罪一等を減じてあげてんのに河に流しちゃうの?」沙悟浄をちょっと可哀想になっちゃう優しい理佐ちゃん
「生涯奴隷として尽くしますからお許しください」地べたに頭を叩きつけて土下座する沙悟浄を後ろ手に縛りボロ筏の上に転がす俺
「うるせぇ、理佐ちゃん狙っといて許してもらおうなんて虫のいいこと言ってんじゃねぇ」って筏を流沙河に蹴りだす俺の姿を見て
「コイツ本当に観音菩薩なのかな?」なんて呟く理佐ちゃんだけど好き
「あ〜うざい」って面倒くさがる理佐ちゃん
「それより早く悟空ちゃん追いかけるよ」
愛しの理佐ちゃんの号令に駆け出す俺と八戒
「ちょっと!置いてかないでよ」慌てて叫ぶ理佐ちゃん
「理佐ちゃんも来るの?」面倒くさ顔する俺と八戒
「監視してないとあんたたちが澤部さんに何するか分からないからね」なんて俺達を信用してない理佐ちゃん
「このスピードで間に合いますか?」理佐ちゃんの車イス押す俺に心配する八戒
「難しいかもな」って答える俺
「お師匠様には後から来てもらうとして俺たちだけでも急ぎませんか?」
ごもっともな八戒の提案にうなずく俺
「そういうわけで理佐ちゃんは後から来てくれ」って頼む俺
「ひとりじゃ車イス動かせないからやだよ!」病院で器用にこいでたくせに今はこげないとか言ってのける理佐ちゃん
女ってのは本当に自分に都合よく生きてるもんだぜ・・・
しかし、世界一美人で気立ての良い理佐ちゃんには逆らうことなど出来ない俺
そんなこんなでのんびり流沙河にやって来た理佐ちゃん一行
「お師匠様も来てくれたんですか」理佐ちゃんまで置き手紙見てやって来たことに感激の悟空
その悟空の足元にボロ雑巾のようにうずくまる河童
澤部が見当たらないのを確認して「悟空が殴り込む前に喰われちゃったみたい」なんて喜びを隠しきれない俺
「沙悟浄君しばらくぶりだね」地べたにうずくまる沙悟浄を足で仰向けにひっくり返す俺
「ひぃ・・・」俺を見て悲鳴をあげる沙悟浄
「最初は俺君に復讐するつもりだったらしいんすけど拷問された恐怖が甦って的をお師匠様に替えたみたいです」すでに尋問も終えてる優秀な悟空
「理佐ちゃんを狙うなんて天地始まって以来の大悪党だな、その罪は極刑に値するが理佐ちゃんが三蔵法師に復帰するのをスムーズにした功績を考慮して罪一等を減じてやるから理佐ちゃんに感謝しろ」沙悟浄に判決を言い渡す俺
悟空と八戒に手伝ってもらって沙悟浄を流すボロ筏を作る俺
「罪一等を減じてあげてんのに河に流しちゃうの?」沙悟浄をちょっと可哀想になっちゃう優しい理佐ちゃん
「生涯奴隷として尽くしますからお許しください」地べたに頭を叩きつけて土下座する沙悟浄を後ろ手に縛りボロ筏の上に転がす俺
「うるせぇ、理佐ちゃん狙っといて許してもらおうなんて虫のいいこと言ってんじゃねぇ」って筏を流沙河に蹴りだす俺の姿を見て
「コイツ本当に観音菩薩なのかな?」なんて呟く理佐ちゃんだけど好き
204三蔵な理佐ちゃん 第150話(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 10:13:44.61ID:Er0Sg1+Wa 「よし、理佐ちゃんの尻子玉出せや」
流沙河を流れて行く沙悟浄を見送りながら悟空に命じる俺
「あっ!?尻子玉はまだ取り返してませんでした」なんて迂闊な悟空
「え〜〜っ!?、私の尻子玉どうなっちゃうの?」なんて慌てふためく愛しの理佐ちゃん
見る見る遠ざかる沙悟浄を乗せたボロ筏
「え〜ん、一生寝たきりになっちゃうじゃん」って泣き出しちゃう理佐ちゃん
いったんは元の身体に戻れると期待しただけショックかでかいみたいだ・・・
「理佐ちゃん心配すんな、俺が一生そばにいて着替えやお風呂は手伝うから」って励ます俺に
「お前この期に及んで着替えとお風呂とかよく言えるな」ってキレる理佐ちゃん
「ねぇ、献身的な愛のふりして自分のエッチ心が出ちゃってるよ」俺の図星を突く鋭い理佐ちゃん
「そんなくだらないケンカしてる場合じゃないですよ」なおも俺を詰めようとする理佐ちゃんを止めてくれる悟空
「俺君泳いで尻子玉返してもらってきてよ」なんて無茶を言い出す理佐ちゃん
下向く俺
「ねぇ、私のためならなんでも出来るんだよね」下向く俺の顔を覗きこんで凄む理佐ちゃん
「あっ!?筏がバラけ始めてる」叫ぶ八戒
「俺君が沙悟浄を確実に沈めようと丸太を結んでる縄に切り込み入れた効果が出てますね」って空気を読まずに大声で喋る悟空
「俺君、やり過ぎだよ」って判決と違う刑を執行してた俺にマジ怒りの理佐ちゃん
理佐ちゃんが怖くて慌てて流沙河に飛び込むも力泳虚しくただ流されるだけの俺
結局悟空に筋斗雲での救出を命じる理佐ちゃんの機転で助かる俺と沙悟浄
「理佐ちゃんありがとう」って感謝する俺に
「これに懲りたら仲良くしなよ」なんて諭しそうだから好き
流沙河を流れて行く沙悟浄を見送りながら悟空に命じる俺
「あっ!?尻子玉はまだ取り返してませんでした」なんて迂闊な悟空
「え〜〜っ!?、私の尻子玉どうなっちゃうの?」なんて慌てふためく愛しの理佐ちゃん
見る見る遠ざかる沙悟浄を乗せたボロ筏
「え〜ん、一生寝たきりになっちゃうじゃん」って泣き出しちゃう理佐ちゃん
いったんは元の身体に戻れると期待しただけショックかでかいみたいだ・・・
「理佐ちゃん心配すんな、俺が一生そばにいて着替えやお風呂は手伝うから」って励ます俺に
「お前この期に及んで着替えとお風呂とかよく言えるな」ってキレる理佐ちゃん
「ねぇ、献身的な愛のふりして自分のエッチ心が出ちゃってるよ」俺の図星を突く鋭い理佐ちゃん
「そんなくだらないケンカしてる場合じゃないですよ」なおも俺を詰めようとする理佐ちゃんを止めてくれる悟空
「俺君泳いで尻子玉返してもらってきてよ」なんて無茶を言い出す理佐ちゃん
下向く俺
「ねぇ、私のためならなんでも出来るんだよね」下向く俺の顔を覗きこんで凄む理佐ちゃん
「あっ!?筏がバラけ始めてる」叫ぶ八戒
「俺君が沙悟浄を確実に沈めようと丸太を結んでる縄に切り込み入れた効果が出てますね」って空気を読まずに大声で喋る悟空
「俺君、やり過ぎだよ」って判決と違う刑を執行してた俺にマジ怒りの理佐ちゃん
理佐ちゃんが怖くて慌てて流沙河に飛び込むも力泳虚しくただ流されるだけの俺
結局悟空に筋斗雲での救出を命じる理佐ちゃんの機転で助かる俺と沙悟浄
「理佐ちゃんありがとう」って感謝する俺に
「これに懲りたら仲良くしなよ」なんて諭しそうだから好き
205三蔵な理佐ちゃん 第151話(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/03(日) 10:25:20.85ID:Er0Sg1+Wa 「立った!理佐ちゃんが立った」
アルプスの少女ハイジのクララが立ったなみに感動する俺
流沙河で溺れ死ぬところを愛しの理佐ちゃんの機転で助かった沙悟浄が
命だけは助ける約束で尻子玉を理佐ちゃんに返してくれたのだ
「俺君ありがとう」元の身体に戻れた感激で俺に抱きついてくる愛しの理佐ちゃん
ここぞとばかりに理佐ちゃんのケツを触る俺に
「触ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、せっかく感動してんのに台無しじゃん」拗ねる理佐ちゃん
「ごめん、尻子玉がちゃんと戻ったか確かめたかったんだ」って言い訳する俺
「でも本当に良かったですよ」雲行きが怪しくなって来たのを察知して大袈裟に喜ぶ悟空
「なにが良かったのよ、澤部さん食べられちゃってんじゃん」澤部を思い悲しむ心優しき理佐ちゃん
「なんのことっすか?」きょとん顔の何も知らない悟空
「俺君がね、また私と天竺旅行したくて澤部さんが誘拐されたの隠してたの・・・」俺の企みを悟空に話す理佐ちゃん
「怖っ・・・」ちょっとサイコパスな俺にドン引きな悟空
「すいません・・・」って話しに割って入る沙悟浄
「てめえの処分を忘れてたよ」って再び筏を作って沙悟浄を流沙河に流そうとする執念深い俺
「ちょっと待ってください、尻子玉返したら許してくれるって約束したじゃないですか」必死に抵抗する沙悟浄
「うるせぇ、理佐ちゃんの尻子玉をパクった貴様はどんなに減刑してもボロ筏であの世まで流れて逝けの刑だ」理佐ちゃんのケツ触って怒られた腹いせに沙悟浄を小突く俺
「まぁ澤部のことも喰っちゃったみたいだし仕方ないか・・・」なんて言いながら俺を手伝いだす悟空と八戒
「さっきから言われてる澤部って人のことも知らないんです」必死に抗う往生際の悪い沙悟浄
「俺君ちょっと待って、この人澤部さんのこと知らないって言ってるよ」慌てて俺たちを制する理佐ちゃん
「ねぇ、本当に澤部さんのこと知らないの?」
理佐ちゃんの問いかけに必死にうなずく沙悟浄
「本当に知らないみたいだよ」沙悟浄の言葉を信じるピュアな理佐ちゃん
「犯罪者ってのはやってないってとぼけるもんだよ」って理佐ちゃんを諭す俺に
「もう、仲良くしてって言ってんでしょ」
なんて俺の諭しを無視して勝手に手打ちにしちゃう理佐ちゃんだから好き
アルプスの少女ハイジのクララが立ったなみに感動する俺
流沙河で溺れ死ぬところを愛しの理佐ちゃんの機転で助かった沙悟浄が
命だけは助ける約束で尻子玉を理佐ちゃんに返してくれたのだ
「俺君ありがとう」元の身体に戻れた感激で俺に抱きついてくる愛しの理佐ちゃん
ここぞとばかりに理佐ちゃんのケツを触る俺に
「触ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、せっかく感動してんのに台無しじゃん」拗ねる理佐ちゃん
「ごめん、尻子玉がちゃんと戻ったか確かめたかったんだ」って言い訳する俺
「でも本当に良かったですよ」雲行きが怪しくなって来たのを察知して大袈裟に喜ぶ悟空
「なにが良かったのよ、澤部さん食べられちゃってんじゃん」澤部を思い悲しむ心優しき理佐ちゃん
「なんのことっすか?」きょとん顔の何も知らない悟空
「俺君がね、また私と天竺旅行したくて澤部さんが誘拐されたの隠してたの・・・」俺の企みを悟空に話す理佐ちゃん
「怖っ・・・」ちょっとサイコパスな俺にドン引きな悟空
「すいません・・・」って話しに割って入る沙悟浄
「てめえの処分を忘れてたよ」って再び筏を作って沙悟浄を流沙河に流そうとする執念深い俺
「ちょっと待ってください、尻子玉返したら許してくれるって約束したじゃないですか」必死に抵抗する沙悟浄
「うるせぇ、理佐ちゃんの尻子玉をパクった貴様はどんなに減刑してもボロ筏であの世まで流れて逝けの刑だ」理佐ちゃんのケツ触って怒られた腹いせに沙悟浄を小突く俺
「まぁ澤部のことも喰っちゃったみたいだし仕方ないか・・・」なんて言いながら俺を手伝いだす悟空と八戒
「さっきから言われてる澤部って人のことも知らないんです」必死に抗う往生際の悪い沙悟浄
「俺君ちょっと待って、この人澤部さんのこと知らないって言ってるよ」慌てて俺たちを制する理佐ちゃん
「ねぇ、本当に澤部さんのこと知らないの?」
理佐ちゃんの問いかけに必死にうなずく沙悟浄
「本当に知らないみたいだよ」沙悟浄の言葉を信じるピュアな理佐ちゃん
「犯罪者ってのはやってないってとぼけるもんだよ」って理佐ちゃんを諭す俺に
「もう、仲良くしてって言ってんでしょ」
なんて俺の諭しを無視して勝手に手打ちにしちゃう理佐ちゃんだから好き
206名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/03(日) 12:47:37.09ID:5DZIGaOx0 『She’s Electric』つづき
「ねえ、ちょっとどういうこと」
理佐ちゃんは泣いた。庭くんに映画館の約束を断られたのだ。
日没迫る公園の物陰に隠れて、理佐ちゃんと僕は、二人の動向を窺っていた。
庭くんと尾関は、二つ並んだブランコに、微妙な距離を隔てて座っていた。
「ねえ、あの二人どうなっちゃうの?」
理佐ちゃんが涙目で訴えかけた。
「もうすぐ別れると思うよ。」
「何でそんなこと分かるの?」
「雰囲気、あ、ほら、庭くんが立ち上がったよ」
遠くて声は聞こえないが、庭くんは尾関に頭を下げ、公園から出ていった。
理佐ちゃんは、それを必死で追いかけて行った。
僅かに揺れるブランコが、長い影を大きく動かしていた。
砂地の音を立てぬよう、静かに足を下ろしながら尾関に近づいた。
「思ったよりも効果あったね。あんだけラブラブのカップルを少しの間でも引き離せたんだから」
「ねえ、私の気持ち考えたことある?」
尾関の目が、一瞬だけキツくなった。
「無いよね、どんだけつらいか…」
「ごめん…」
「何が悪いか分かってないでしょ。今から教えてあげる」
(つづく)
「ねえ、ちょっとどういうこと」
理佐ちゃんは泣いた。庭くんに映画館の約束を断られたのだ。
日没迫る公園の物陰に隠れて、理佐ちゃんと僕は、二人の動向を窺っていた。
庭くんと尾関は、二つ並んだブランコに、微妙な距離を隔てて座っていた。
「ねえ、あの二人どうなっちゃうの?」
理佐ちゃんが涙目で訴えかけた。
「もうすぐ別れると思うよ。」
「何でそんなこと分かるの?」
「雰囲気、あ、ほら、庭くんが立ち上がったよ」
遠くて声は聞こえないが、庭くんは尾関に頭を下げ、公園から出ていった。
理佐ちゃんは、それを必死で追いかけて行った。
僅かに揺れるブランコが、長い影を大きく動かしていた。
砂地の音を立てぬよう、静かに足を下ろしながら尾関に近づいた。
「思ったよりも効果あったね。あんだけラブラブのカップルを少しの間でも引き離せたんだから」
「ねえ、私の気持ち考えたことある?」
尾関の目が、一瞬だけキツくなった。
「無いよね、どんだけつらいか…」
「ごめん…」
「何が悪いか分かってないでしょ。今から教えてあげる」
(つづく)
207名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/03(日) 12:48:29.92ID:5DZIGaOx0 「行き過ぎた愛って、どうなると思う?」
尾関がベッドの上の雑誌を片付けながら言った。
「親って子供に触れる機会が多いでしょ。だからそのぶん、愛されるはずなんだけどね…
結局、怖がられる。神聖視されて構ってもらえなくなる」
尾関はベッドに寝転がった。
「だからね、人を好きになれないんだ。行き着く先がわかってるから」
「じゃあ一回も付き合ったこと無いの?」
「うん、怖いからね」
「あのさ…俺でよかったら付き合うよ。触らないからさ」
「止めといたほうがいいよ。つらいのはそっちだし」
「でもいつか治るかもしれないよ。人を好きになったら治るかも」
「無理だよ」
僕は尾関の手を取った。
「たぶんね、誰でも恋は怖いんじゃないかな。俺だって怖いもん」
「私のは、そんな洒落っ気のある怖さじゃない」
「いや、同じだね」
尾関が強く手を握り返した。
「好きになってもいいのかな」
おわり
原案はオアシス『She’s electric』、『欅って、書けない?』#94カラオケ対決の罰ゲーム、
レコメンゆっかーの「好きになっても…いいかな?」より
尾関がベッドの上の雑誌を片付けながら言った。
「親って子供に触れる機会が多いでしょ。だからそのぶん、愛されるはずなんだけどね…
結局、怖がられる。神聖視されて構ってもらえなくなる」
尾関はベッドに寝転がった。
「だからね、人を好きになれないんだ。行き着く先がわかってるから」
「じゃあ一回も付き合ったこと無いの?」
「うん、怖いからね」
「あのさ…俺でよかったら付き合うよ。触らないからさ」
「止めといたほうがいいよ。つらいのはそっちだし」
「でもいつか治るかもしれないよ。人を好きになったら治るかも」
「無理だよ」
僕は尾関の手を取った。
「たぶんね、誰でも恋は怖いんじゃないかな。俺だって怖いもん」
「私のは、そんな洒落っ気のある怖さじゃない」
「いや、同じだね」
尾関が強く手を握り返した。
「好きになってもいいのかな」
おわり
原案はオアシス『She’s electric』、『欅って、書けない?』#94カラオケ対決の罰ゲーム、
レコメンゆっかーの「好きになっても…いいかな?」より
208名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 125.204.223.123)
2017/12/03(日) 12:52:32.76ID:5DZIGaOx0209名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/03(日) 19:22:44.98ID:OhoIplFyK210名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.36)
2017/12/03(日) 20:07:58.19ID:htoRVVtfa211名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.36)
2017/12/03(日) 20:15:23.69ID:htoRVVtfa212名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.36)
2017/12/03(日) 20:26:36.81ID:htoRVVtfa213名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.36)
2017/12/03(日) 20:28:22.55ID:htoRVVtfa 何故か連投してる!?
214名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW 125.204.223.123)
2017/12/04(月) 06:34:49.00ID:o/MS6maU0215名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/04(月) 15:43:15.73ID:LZKiBIFAK 転載保守しとく
http://o.5ch.net/10v3k.png
http://o.5ch.net/10v3k.png
216名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.2)
2017/12/04(月) 19:47:12.00ID:drJCGCtua >>215
完全に画伯ですやんw
完全に画伯ですやんw
217三蔵な理佐ちゃん 第152話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 22:40:51.50ID:JFZb/FRYa 「色々と心配かけましたが元気な身体に戻れました、乾杯」
照れ屋な理佐ちゃんらしい素っ気ない挨拶と共に始まる理佐ちゃん全快おめでとうの会
「はぁ・・・緊張した」なんて俺の隣に戻ってくるなり安心して虚脱状態になる愛しの理佐ちゃん
「立派な挨拶でしたよ」なんて理佐ちゃんに気を使う悟空
「あのう、私も自己紹介の挨拶した方がいいでしょうか?」恐る恐る俺にお伺いたてる沙悟浄
「これは理佐ちゃんの全快を祝う会だぞ、なんでてめえごとき奴隷が挨拶すんだよ、おこがましいこと言ってねぇで皿洗いでも手伝ってこいバカ野郎!」ってまだ沙悟浄を許してない俺
「悟浄ちゃんイジメないでよ」なんて言いながら俺の耳を引っ張る理佐ちゃん
「いたたたたた〜」って悲鳴あげる俺
「悟浄ちゃんも反省してんだから水に流してあげなよ」なんて俺を諭す理佐ちゃん
「わかりましたよ」って返事しながら理佐ちゃんの肩を揉んで機嫌とる俺
「この命尽きるまでお師匠様の為に働かしていただきます」理佐ちゃんの寛大さにひれ伏して誓う沙悟浄
ふん、調子の良い野郎だなってイライラしながらも理佐ちゃんの肩を揉みつつ胸チラを楽しむ俺
「胸チラをお楽しみのところすいません」余計な一言を付け加えて俺に手紙を差し出す従業員
「胸元覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、人前では恥ずかしいから止めて」なんて二人だけの時はOKだよって含みをもたせる理佐ちゃんにデレデレな俺
「今度は誰からだよ」文句言いながらも従業員から受け取った手紙を開く俺
昨夜とまったく同じ内容の手紙を丸めて火をつける俺に
「手紙燃やしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんて書いてあったの?」俺を問いただす理佐ちゃん
「今はまだお話し出来ません」って貴乃花親方な俺
「なんで話せないの」って怒る理佐ちゃん
「ラブレターもらったら怒るかと思って」澤部を見捨てるためにウソつく俺
「なんでそんなことで怒るのよ、俺君が私以外を好きになるわけないのに」言葉とは裏腹に不機嫌極まりない焼きもち理佐ちゃん
しめしめ、嫉妬のあまり澤部誘拐の脅迫状だとは思い至らないみたいだぞってほくそ笑む俺
「焼きもち妬いてるわけじゃないけど特技披露しようかな」って悟空を見る理佐ちゃんだから好き
照れ屋な理佐ちゃんらしい素っ気ない挨拶と共に始まる理佐ちゃん全快おめでとうの会
「はぁ・・・緊張した」なんて俺の隣に戻ってくるなり安心して虚脱状態になる愛しの理佐ちゃん
「立派な挨拶でしたよ」なんて理佐ちゃんに気を使う悟空
「あのう、私も自己紹介の挨拶した方がいいでしょうか?」恐る恐る俺にお伺いたてる沙悟浄
「これは理佐ちゃんの全快を祝う会だぞ、なんでてめえごとき奴隷が挨拶すんだよ、おこがましいこと言ってねぇで皿洗いでも手伝ってこいバカ野郎!」ってまだ沙悟浄を許してない俺
「悟浄ちゃんイジメないでよ」なんて言いながら俺の耳を引っ張る理佐ちゃん
「いたたたたた〜」って悲鳴あげる俺
「悟浄ちゃんも反省してんだから水に流してあげなよ」なんて俺を諭す理佐ちゃん
「わかりましたよ」って返事しながら理佐ちゃんの肩を揉んで機嫌とる俺
「この命尽きるまでお師匠様の為に働かしていただきます」理佐ちゃんの寛大さにひれ伏して誓う沙悟浄
ふん、調子の良い野郎だなってイライラしながらも理佐ちゃんの肩を揉みつつ胸チラを楽しむ俺
「胸チラをお楽しみのところすいません」余計な一言を付け加えて俺に手紙を差し出す従業員
「胸元覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、人前では恥ずかしいから止めて」なんて二人だけの時はOKだよって含みをもたせる理佐ちゃんにデレデレな俺
「今度は誰からだよ」文句言いながらも従業員から受け取った手紙を開く俺
昨夜とまったく同じ内容の手紙を丸めて火をつける俺に
「手紙燃やしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんて書いてあったの?」俺を問いただす理佐ちゃん
「今はまだお話し出来ません」って貴乃花親方な俺
「なんで話せないの」って怒る理佐ちゃん
「ラブレターもらったら怒るかと思って」澤部を見捨てるためにウソつく俺
「なんでそんなことで怒るのよ、俺君が私以外を好きになるわけないのに」言葉とは裏腹に不機嫌極まりない焼きもち理佐ちゃん
しめしめ、嫉妬のあまり澤部誘拐の脅迫状だとは思い至らないみたいだぞってほくそ笑む俺
「焼きもち妬いてるわけじゃないけど特技披露しようかな」って悟空を見る理佐ちゃんだから好き
218三蔵な理佐ちゃん 第153話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 22:45:18.38ID:JFZb/FRYa 「痛いっすよ〜」
特技披露の名を借りた愛しの理佐ちゃんの八つ当たりで緊箍児攻撃を喰らう悟空
そんな悟空を見て盛り上がるキャバレー理佐ちゃんの来客たち
二夜連続で理佐ちゃんのために集まってくれた街の有力者たちを眺めて悦に入る俺
「ちょっと立ちション」八戒に声かけて外に出る俺
チンチン出してオシッコしてたらケツに走る鋭利な痛み
「痛ぇ〜」思わず転がる俺
「卑怯者なお前のことだから今晩も流沙河に来ないとふんで待ち伏せさせてもらったぜ」
出刃包丁握り締めて俺を見下ろす影
「なんなんですかいきなり、僕なんかしましたか?」よくわかんないけどいきなりケツ刺されて敬語になっちゃう気弱な俺
「猫被ってんじゃねぇや、この野郎!」激昂して怒鳴りだす影
「ちょっと冷静になってくださいよ」ってケツ押さえながら後ずさる俺
月明かりに照らされ影の顔に差す光
「て、てめえは・・・」俺のケツを刺した影の正体に驚く俺
「お前に嵌められて警察に捕まるは店は無くすは散々な目にあったぜ」驚く俺を見て笑いを浮かべる似非かっぱ寿司の若旦那
「あのう、なんか誤解してませんか?」俺を怨んでるであろう若旦那になんとか言い訳して逃げたい俺
「うるせえ!俺の店を踏み台にしてキャバレーは3店舗出して流沙河の埋め立て地に理佐ちゃんランドやら理佐ちゃんタワーだ建てる計画も順調だそうじゃねぇか?調子に乗りやがって子悪党が」って完全に俺を逆恨みしてる若旦那
いや、あながち逆恨みでもねぇか?って我が悪行に心当たり大有りな俺
「気持ちは分かるが待ちなさい、冷静になってそんな危険な物は置きなさい、暴力では何も解決しないよ、僕に出来ることならなんでもしようじゃないか」って出刃包丁振り回すような狂人には逆らえない根性無しな俺
「じゃあ、死んでくれ」俺の必死の説得虚しく出刃包丁の刃を上に向けて構える殺意ありありな若旦那
「ひぃ〜お助けください」って土下座して哀願する俺
「うるせえ、お前だけは許さねえ!」怒鳴ると同時に俺の方に歩きだす若旦那
もうアカン・・・俺が観念した瞬間
「止めて!」なんて叫びながら俺を助けるために飛び出してきてくれそうな理佐ちゃんだから好き
特技披露の名を借りた愛しの理佐ちゃんの八つ当たりで緊箍児攻撃を喰らう悟空
そんな悟空を見て盛り上がるキャバレー理佐ちゃんの来客たち
二夜連続で理佐ちゃんのために集まってくれた街の有力者たちを眺めて悦に入る俺
「ちょっと立ちション」八戒に声かけて外に出る俺
チンチン出してオシッコしてたらケツに走る鋭利な痛み
「痛ぇ〜」思わず転がる俺
「卑怯者なお前のことだから今晩も流沙河に来ないとふんで待ち伏せさせてもらったぜ」
出刃包丁握り締めて俺を見下ろす影
「なんなんですかいきなり、僕なんかしましたか?」よくわかんないけどいきなりケツ刺されて敬語になっちゃう気弱な俺
「猫被ってんじゃねぇや、この野郎!」激昂して怒鳴りだす影
「ちょっと冷静になってくださいよ」ってケツ押さえながら後ずさる俺
月明かりに照らされ影の顔に差す光
「て、てめえは・・・」俺のケツを刺した影の正体に驚く俺
「お前に嵌められて警察に捕まるは店は無くすは散々な目にあったぜ」驚く俺を見て笑いを浮かべる似非かっぱ寿司の若旦那
「あのう、なんか誤解してませんか?」俺を怨んでるであろう若旦那になんとか言い訳して逃げたい俺
「うるせえ!俺の店を踏み台にしてキャバレーは3店舗出して流沙河の埋め立て地に理佐ちゃんランドやら理佐ちゃんタワーだ建てる計画も順調だそうじゃねぇか?調子に乗りやがって子悪党が」って完全に俺を逆恨みしてる若旦那
いや、あながち逆恨みでもねぇか?って我が悪行に心当たり大有りな俺
「気持ちは分かるが待ちなさい、冷静になってそんな危険な物は置きなさい、暴力では何も解決しないよ、僕に出来ることならなんでもしようじゃないか」って出刃包丁振り回すような狂人には逆らえない根性無しな俺
「じゃあ、死んでくれ」俺の必死の説得虚しく出刃包丁の刃を上に向けて構える殺意ありありな若旦那
「ひぃ〜お助けください」って土下座して哀願する俺
「うるせえ、お前だけは許さねえ!」怒鳴ると同時に俺の方に歩きだす若旦那
もうアカン・・・俺が観念した瞬間
「止めて!」なんて叫びながら俺を助けるために飛び出してきてくれそうな理佐ちゃんだから好き
219三蔵な理佐ちゃん 第154話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 22:54:33.63ID:JFZb/FRYa 「止めて!」
俺を助けるために若旦那の前に立ちはだかる愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃん危ないからどいてろ」さすがに理佐ちゃんを盾には出来ない俺
「そいつの言う通りだ、あんたまで傷つけるつもりは無い、大人しくどいててくれ」出刃包丁ちらつかせながら理佐ちゃんに命じる若旦那
「どけるわけないじゃん」若旦那の握る出刃包丁を前に恐怖に震えながらも気丈な理佐ちゃん
「理佐ちゃん無理すんな、そいつはマジでヤベェ奴だ」必死に叫ぶ俺
「俺君のこと見捨てらんないよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「いやいや見捨てろ、俺みてえなクズのために理佐ちゃんが傷つくことはねぇ、せっかく元気な身体に戻れたんだから自分を大事にしてくれ」って頼む俺
「元気な身体に戻ったって俺君が死んじゃったら意味ないよ、俺君が居なくなったら私はどうしたらいいのよ?」ってめっちゃ俺を愛してくれてる理佐ちゃん
場面も弁えずに感動する俺
その時、
「その人を傷つけちゃダメ」なんて左手をグルグル回しながら駆け寄ってくる若旦那の愛妻ゆいぽん
「邪魔するな」止めに入るゆいぽんを一喝する若旦那
「理佐ちゃんは傷つけないで私たちの恩人だよ」若旦那に必死にとりすがるゆいぽん
「お、恩人!?」ゆいぽんの言葉に戸惑う若旦那
「私が工面したって言ってた新しいお店を出す資金は理佐ちゃんが私にくれたお金なの」って衝撃の告白するゆいぽん
呆然と立ち尽くす若旦那
騒ぎに気づいて店から飛び出してくる悟空たち
気が抜けてへたりこむ理佐ちゃんを受け止める俺
「悟空ちゃん!手荒にしないで」俺の腕の中でぐったりしながらも悟空に命じる理佐ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫か?」理佐ちゃんを抱きしめる俺
理佐ちゃんの温もりに生きてて良かったって心からな俺に
「俺君こそお尻大丈夫?」なんて俺に抱きしめられたまま優しく聞いてくれそうだから好き
俺を助けるために若旦那の前に立ちはだかる愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃん危ないからどいてろ」さすがに理佐ちゃんを盾には出来ない俺
「そいつの言う通りだ、あんたまで傷つけるつもりは無い、大人しくどいててくれ」出刃包丁ちらつかせながら理佐ちゃんに命じる若旦那
「どけるわけないじゃん」若旦那の握る出刃包丁を前に恐怖に震えながらも気丈な理佐ちゃん
「理佐ちゃん無理すんな、そいつはマジでヤベェ奴だ」必死に叫ぶ俺
「俺君のこと見捨てらんないよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「いやいや見捨てろ、俺みてえなクズのために理佐ちゃんが傷つくことはねぇ、せっかく元気な身体に戻れたんだから自分を大事にしてくれ」って頼む俺
「元気な身体に戻ったって俺君が死んじゃったら意味ないよ、俺君が居なくなったら私はどうしたらいいのよ?」ってめっちゃ俺を愛してくれてる理佐ちゃん
場面も弁えずに感動する俺
その時、
「その人を傷つけちゃダメ」なんて左手をグルグル回しながら駆け寄ってくる若旦那の愛妻ゆいぽん
「邪魔するな」止めに入るゆいぽんを一喝する若旦那
「理佐ちゃんは傷つけないで私たちの恩人だよ」若旦那に必死にとりすがるゆいぽん
「お、恩人!?」ゆいぽんの言葉に戸惑う若旦那
「私が工面したって言ってた新しいお店を出す資金は理佐ちゃんが私にくれたお金なの」って衝撃の告白するゆいぽん
呆然と立ち尽くす若旦那
騒ぎに気づいて店から飛び出してくる悟空たち
気が抜けてへたりこむ理佐ちゃんを受け止める俺
「悟空ちゃん!手荒にしないで」俺の腕の中でぐったりしながらも悟空に命じる理佐ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫か?」理佐ちゃんを抱きしめる俺
理佐ちゃんの温もりに生きてて良かったって心からな俺に
「俺君こそお尻大丈夫?」なんて俺に抱きしめられたまま優しく聞いてくれそうだから好き
220三蔵な理佐ちゃん 第155話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 22:57:48.37ID:JFZb/FRYa 「すころがった拍子に木の枝が刺さっただけだから大げさに騒がないでくんない」
愛しの理佐ちゃんに頼まれてかっぱ寿司の若旦那を庇うためにウソつく俺
「木の枝ってあんた・・・」騒ぎの一部始終を見ていた警察署長が絶句する
俺の目配せでお金を配る八戒
「まぁ俺さんもそう言ってるんで理佐ちゃんの全快祝いを続けましょうや」お金を懐にしまいながら皆を促す街の長老
「本当にすいません」未だ納得してない若旦那の代わりに謝るゆいぽん
「こちらこそ俺君のせいで色々迷惑かけてすいません」謝るゆいぽんを制して謝る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、お金あげたってどういうこと?」理佐ちゃんに謝るように促されるもお金が気になって仕方ない俺
そんな俺を無視してそっぽ向く理佐ちゃん
「お店を失い街にも居られなくなって途方に暮れてた私たち夫婦に理佐ちゃんが1億円くれたんです」理佐ちゃんの代わりに答えてくれるゆいぽん
「なんですと〜!?」金額に驚きの悲鳴あげる俺
「たまたま拾ったお金だからあげただけだよ」自分の陰徳が世に知られてしまい照れる理佐ちゃん
1億って俺のヘソクリをパクった金じゃねぇか!丸々あげちゃったのかよ・・・って悔しがる俺
こうして若旦那とゆいぽん夫妻は新しい店がある街へと去って行った
「理佐ちゃんには感謝するけどお前は許さんからな」去り際、ゆいぽんに促されて感謝の言葉を言うものの俺を怨んだままの若旦那・・・
「人騒がせな野郎だったな」危機が去ってほっとする俺
「あんた理佐ちゃんに一生頭あがらんな」理佐ちゃんのお陰で命拾いした俺をからかう長老
「自慢じゃねぇが出会った頃からあがってねぇよ」って拗ねる俺に
「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす笑顔の理佐ちゃん
「ねぇ、こういうの内助の功って言うんだよ」なんて得意顔しそうだから好き
愛しの理佐ちゃんに頼まれてかっぱ寿司の若旦那を庇うためにウソつく俺
「木の枝ってあんた・・・」騒ぎの一部始終を見ていた警察署長が絶句する
俺の目配せでお金を配る八戒
「まぁ俺さんもそう言ってるんで理佐ちゃんの全快祝いを続けましょうや」お金を懐にしまいながら皆を促す街の長老
「本当にすいません」未だ納得してない若旦那の代わりに謝るゆいぽん
「こちらこそ俺君のせいで色々迷惑かけてすいません」謝るゆいぽんを制して謝る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、お金あげたってどういうこと?」理佐ちゃんに謝るように促されるもお金が気になって仕方ない俺
そんな俺を無視してそっぽ向く理佐ちゃん
「お店を失い街にも居られなくなって途方に暮れてた私たち夫婦に理佐ちゃんが1億円くれたんです」理佐ちゃんの代わりに答えてくれるゆいぽん
「なんですと〜!?」金額に驚きの悲鳴あげる俺
「たまたま拾ったお金だからあげただけだよ」自分の陰徳が世に知られてしまい照れる理佐ちゃん
1億って俺のヘソクリをパクった金じゃねぇか!丸々あげちゃったのかよ・・・って悔しがる俺
こうして若旦那とゆいぽん夫妻は新しい店がある街へと去って行った
「理佐ちゃんには感謝するけどお前は許さんからな」去り際、ゆいぽんに促されて感謝の言葉を言うものの俺を怨んだままの若旦那・・・
「人騒がせな野郎だったな」危機が去ってほっとする俺
「あんた理佐ちゃんに一生頭あがらんな」理佐ちゃんのお陰で命拾いした俺をからかう長老
「自慢じゃねぇが出会った頃からあがってねぇよ」って拗ねる俺に
「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす笑顔の理佐ちゃん
「ねぇ、こういうの内助の功って言うんだよ」なんて得意顔しそうだから好き
221三蔵な理佐ちゃん 第156話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:00:58.94ID:JFZb/FRYa 「俺君早く起きて!」
元気になった愛しの理佐ちゃんから朝も早くから起こされる俺
「元気になったのは良いけど張り切り過ぎて朝から駆けずり回らなくても」って飲み過ぎな俺
理佐ちゃんの身体は元に戻りかっぱ寿司の若旦那とゆいぽんが新しい店を出して頑張ってると分かった昨夜
全てが丸く治まりキャバレー理佐ちゃんでは朝まで大宴会が続き二日酔いの俺
「もう、だらしないなぁ、こんな男を命懸けで守ったかと思うと泣けてくるよ・・・」なんて二日酔いの俺に呆れる理佐ちゃん
「ありがとう」理佐ちゃんの言葉に昨夜のことを思い出してお礼を言う俺
おそらく人類史上1位に可愛い美人が俺を守るために出刃包丁振り回す狂人に立ち塞がってくれたかと思うと自然に頬が緩むってもんだ
「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?キモいよ」なんて照れ隠しにツンな理佐ちゃん出してくるけど手遅れさw
「照れんな照れんな、体張って助けるほど俺に惚れてるくせに」って高笑いの俺に
「調子に乗ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、そんなことより澤部さんのこと忘れてない?」照れ隠しと話変えついでにやっと本題に入る理佐ちゃん
澤部ごときのことで俺の眠りを妨げるなんて理佐ちゃんじゃなかったら八つ裂きだよ・・・・
なんて本音はおくびにも出さず慌てて探しに行くふりする俺
「俺君、私も一緒に行く」駈け足で俺についてくる理佐ちゃん
自分の足で走る理佐ちゃんに不覚にも涙の俺に
「ねぇ、どうしたの急に泣きだして」って思いきり不審がる理佐ちゃん
「いや、元気に走ってんなぁと思って」って呟く俺を何を当たり前なこと言ってんだってな顔を向ける理佐ちゃん
流沙河に着いて数刻
「見つからないね」早々と諦める俺
「諦め早くない」って苦笑いの理佐ちゃん
「だって2代目三蔵が見つからなくても代役居るからさ」むしろ澤部なんて居ない方が好都合な俺
「また薄情なこと言ってる」って呆れる理佐ちゃん
「じゃあ理佐ちゃんは俺と離ればなれになってもいいの?」
俺の言葉にうつむく理佐ちゃん
「やっと元気になった理佐ちゃんとこうしていられるのにお別れなんて俺は嫌だよ」って生な感情をぶつける俺に
「私だって俺君と離れたくない」って答えてくれる理佐ちゃん
「じゃあ、澤部は諦めちゃおうよ」って悪魔の囁きな俺
「うん・・・」なんとなくうなずく流されやすい理佐ちゃんだから好き
元気になった愛しの理佐ちゃんから朝も早くから起こされる俺
「元気になったのは良いけど張り切り過ぎて朝から駆けずり回らなくても」って飲み過ぎな俺
理佐ちゃんの身体は元に戻りかっぱ寿司の若旦那とゆいぽんが新しい店を出して頑張ってると分かった昨夜
全てが丸く治まりキャバレー理佐ちゃんでは朝まで大宴会が続き二日酔いの俺
「もう、だらしないなぁ、こんな男を命懸けで守ったかと思うと泣けてくるよ・・・」なんて二日酔いの俺に呆れる理佐ちゃん
「ありがとう」理佐ちゃんの言葉に昨夜のことを思い出してお礼を言う俺
おそらく人類史上1位に可愛い美人が俺を守るために出刃包丁振り回す狂人に立ち塞がってくれたかと思うと自然に頬が緩むってもんだ
「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?キモいよ」なんて照れ隠しにツンな理佐ちゃん出してくるけど手遅れさw
「照れんな照れんな、体張って助けるほど俺に惚れてるくせに」って高笑いの俺に
「調子に乗ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、そんなことより澤部さんのこと忘れてない?」照れ隠しと話変えついでにやっと本題に入る理佐ちゃん
澤部ごときのことで俺の眠りを妨げるなんて理佐ちゃんじゃなかったら八つ裂きだよ・・・・
なんて本音はおくびにも出さず慌てて探しに行くふりする俺
「俺君、私も一緒に行く」駈け足で俺についてくる理佐ちゃん
自分の足で走る理佐ちゃんに不覚にも涙の俺に
「ねぇ、どうしたの急に泣きだして」って思いきり不審がる理佐ちゃん
「いや、元気に走ってんなぁと思って」って呟く俺を何を当たり前なこと言ってんだってな顔を向ける理佐ちゃん
流沙河に着いて数刻
「見つからないね」早々と諦める俺
「諦め早くない」って苦笑いの理佐ちゃん
「だって2代目三蔵が見つからなくても代役居るからさ」むしろ澤部なんて居ない方が好都合な俺
「また薄情なこと言ってる」って呆れる理佐ちゃん
「じゃあ理佐ちゃんは俺と離ればなれになってもいいの?」
俺の言葉にうつむく理佐ちゃん
「やっと元気になった理佐ちゃんとこうしていられるのにお別れなんて俺は嫌だよ」って生な感情をぶつける俺に
「私だって俺君と離れたくない」って答えてくれる理佐ちゃん
「じゃあ、澤部は諦めちゃおうよ」って悪魔の囁きな俺
「うん・・・」なんとなくうなずく流されやすい理佐ちゃんだから好き
222三蔵な理佐ちゃん 第157話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:10:02.50ID:JFZb/FRYa 「うん・・・」
俺の囁きに催眠にかかったように素直にうなずく愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃんがうなずいてくれて良かったよ、これからも一緒に居たかったからさ」念には念を入れてさらに囁く俺
「うん、私だって俺君と一緒に居たい」小さな声で呟くと俺の方に手を差し出す理佐ちゃん
まるでファースト博士に悪魔の契約書にサインさせるが如く差し出された理佐ちゃんの手を握り歩きだす俺
「しあわせだなぁ、理佐ちゃんの手を僕は2度と離さないよ」なんて加山雄三な俺
「うん、離さないでね」なんて俺の肩にちょこんと頭寄せる理佐ちゃん
おそらく世界中の幸せを集めたとしても敵わないぐらい幸せ独占禁止法違反な俺
おもむろに理佐ちゃんにキスしようとした瞬間
「待てえい!」って野暮を絵に描いたような怒鳴り声
理佐ちゃんを抱き寄せたまま振り返ると後ろ手に縛られた人質スタイルの澤部
無言で澤部に近づきテトラポットの隙間に落とす俺
「ちょ、ちょっとなんで?助けに来たんじゃないのか〜い!」
理佐ちゃんの元に歩き去る俺に虚しく響く澤部の訴え
「理佐ちゃんごめんね、なんか幻だったみたい」理佐ちゃんに声かけて再び理佐ちゃんの可憐な唇を目指す俺に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす催眠から覚めてしまった理佐ちゃん
「ねぇ、催眠かけんの止めて」なんて催眠禁止令な理佐ちゃん
催眠から覚めた理佐ちゃんに棒で突っつかれながらテトラポットの隙間から澤部を救出な俺
「澤部よ〜生きてて良かったな」救出した澤部を突き飛ばす俺
「澤部さんのことイジメないでよ」って怒る理佐ちゃんだから好き
俺の囁きに催眠にかかったように素直にうなずく愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃんがうなずいてくれて良かったよ、これからも一緒に居たかったからさ」念には念を入れてさらに囁く俺
「うん、私だって俺君と一緒に居たい」小さな声で呟くと俺の方に手を差し出す理佐ちゃん
まるでファースト博士に悪魔の契約書にサインさせるが如く差し出された理佐ちゃんの手を握り歩きだす俺
「しあわせだなぁ、理佐ちゃんの手を僕は2度と離さないよ」なんて加山雄三な俺
「うん、離さないでね」なんて俺の肩にちょこんと頭寄せる理佐ちゃん
おそらく世界中の幸せを集めたとしても敵わないぐらい幸せ独占禁止法違反な俺
おもむろに理佐ちゃんにキスしようとした瞬間
「待てえい!」って野暮を絵に描いたような怒鳴り声
理佐ちゃんを抱き寄せたまま振り返ると後ろ手に縛られた人質スタイルの澤部
無言で澤部に近づきテトラポットの隙間に落とす俺
「ちょ、ちょっとなんで?助けに来たんじゃないのか〜い!」
理佐ちゃんの元に歩き去る俺に虚しく響く澤部の訴え
「理佐ちゃんごめんね、なんか幻だったみたい」理佐ちゃんに声かけて再び理佐ちゃんの可憐な唇を目指す俺に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす催眠から覚めてしまった理佐ちゃん
「ねぇ、催眠かけんの止めて」なんて催眠禁止令な理佐ちゃん
催眠から覚めた理佐ちゃんに棒で突っつかれながらテトラポットの隙間から澤部を救出な俺
「澤部よ〜生きてて良かったな」救出した澤部を突き飛ばす俺
「澤部さんのことイジメないでよ」って怒る理佐ちゃんだから好き
223名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:16:37.20ID:JFZb/FRYa 埋め立て出ちったw
224三蔵な理佐ちゃん 第158話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:17:15.58ID:JFZb/FRYa 「澤部さんおんぶしてあげて」
怒る理佐ちゃんに命令されて理佐ちゃん企画の事務所まで衰弱した澤部をおんぶさせられる俺
「てめえおんぶなんてさせやがって、理佐ちゃんの目を盗んで絶対に復讐してやるからな、覚えてろよ、」理佐ちゃんに聞こえないように小声で囁く俺
「聞こえません、全然聞こえません」って首を横に振る澤部
「おい八戒、今晩は理佐ちゃんが澤部を救出したのを祝って宴会だ!」
理佐ちゃん企画に帰り着いて一息ついたら復活の俺
「今日もですか!?お師匠様が帰ってきてから3日連続宴会じゃないっすか〜そうそうただで宴会なんて出来ませんよ」なんて泣きが入る八戒
「うるせえ!毎晩お祝いして理佐ちゃんを讃えるために、てめえにキャバレー理佐ちゃんの経営任せてんだろバカ野郎!」
この街に来た時の真面目な事業家になる志はすっかり忘れちゃったヤクザな俺
キャバレー理佐ちゃんで宴会の準備する俺と理佐ちゃん護衛隊の面々
「なんで俺たち理佐ちゃん護衛隊なんて呼ばれてんすか?」って不満そうな悟空
「だって沙悟浄と澤部まで増えてひとりひとり名前書くの面倒くさいじゃん」って答える俺
「うわっ!?今日も宴会の準備してる」店に入ってくるなり驚く理佐ちゃん
「理佐ちゃん今日の宴会は理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会だから挨拶考えといてね」って理佐ちゃんにお願いする俺
「そろそろこの街も潮時かな・・・」なんて気になること呟きそうな理佐ちゃんだから好き
怒る理佐ちゃんに命令されて理佐ちゃん企画の事務所まで衰弱した澤部をおんぶさせられる俺
「てめえおんぶなんてさせやがって、理佐ちゃんの目を盗んで絶対に復讐してやるからな、覚えてろよ、」理佐ちゃんに聞こえないように小声で囁く俺
「聞こえません、全然聞こえません」って首を横に振る澤部
「おい八戒、今晩は理佐ちゃんが澤部を救出したのを祝って宴会だ!」
理佐ちゃん企画に帰り着いて一息ついたら復活の俺
「今日もですか!?お師匠様が帰ってきてから3日連続宴会じゃないっすか〜そうそうただで宴会なんて出来ませんよ」なんて泣きが入る八戒
「うるせえ!毎晩お祝いして理佐ちゃんを讃えるために、てめえにキャバレー理佐ちゃんの経営任せてんだろバカ野郎!」
この街に来た時の真面目な事業家になる志はすっかり忘れちゃったヤクザな俺
キャバレー理佐ちゃんで宴会の準備する俺と理佐ちゃん護衛隊の面々
「なんで俺たち理佐ちゃん護衛隊なんて呼ばれてんすか?」って不満そうな悟空
「だって沙悟浄と澤部まで増えてひとりひとり名前書くの面倒くさいじゃん」って答える俺
「うわっ!?今日も宴会の準備してる」店に入ってくるなり驚く理佐ちゃん
「理佐ちゃん今日の宴会は理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会だから挨拶考えといてね」って理佐ちゃんにお願いする俺
「そろそろこの街も潮時かな・・・」なんて気になること呟きそうな理佐ちゃんだから好き
225三蔵な理佐ちゃん 第159話(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:24:19.03ID:JFZb/FRYa 「なんで私が挨拶するのか分からないんですけど・・・お陰様で澤部さんが救出されました」
相変わらずぶっきらぼうな理佐ちゃんの挨拶で始まる理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会
「だいたい肝心の澤部さんまだ事務所で寝てるよ」澤部そっちのけで3日連続のどんちゃん騒ぎに浮かれてる俺たちに呆れ顔する愛しの理佐ちゃん
そこにいつもの従業員が手紙持ってくる
「今度は誰が誘拐されたんだバカ野郎」ってくだ巻く酔っ払いな俺を素通りして理佐ちゃんに手紙を渡す従業員
「理佐ちゃん何の手紙?」って理佐ちゃんの手元を覗き込む俺
「お酒くさいなぁ、お釈迦様からだよ」俺の顔を押し退ける理佐ちゃん
「八戒ちゃんマイク貸して」気分良く歌う八戒からマイク取り上げる理佐ちゃん
「皆さん、お世話になりましたけど私たち三蔵法師一行は明日天竺へと旅立ちます、ありがとうございました」突然の理佐ちゃんの宣言にざわつくキャバレー理佐ちゃん
「俺君どうゆうことっすか?」事態が飲み込めずに慌てる八戒
「理佐ちゃんどうゆうこと?」八戒以上に訳分かんない俺
「澤部さんが2代目三蔵を返上したから私に復帰してくれって」お釈迦様の手紙を見せる理佐ちゃん
「マジか!?」って絶句する俺
澤部が2代目三蔵を返上するなんて、なんだかんだ俺の脅しが効いてたのかな・・・
「それにしても明日出発は急すぎない?」って未練ありありで翻意を促す俺
「うーん?このままここに居たら俺君がダメ人間になっちゃうからさ」って苦笑いの理佐ちゃん
「八戒ちゃんキャバレー理佐ちゃんはかっぱ寿司の若旦那とゆいぽん夫妻に無償で譲渡するから手続きお願い」八戒に命じる理佐ちゃん
「長老さん、理佐ちゃんランドと理佐ちゃんタワーは理佐ちゃん企画の管轄なんで理佐ちゃん企画ごと街に寄付しますからよろしくお願いします」って長老に頭を下げる理佐ちゃん
一部始終を呆気にとられて見てるだけの俺に
「これで良い?」なんて可愛く聞いてくる理佐ちゃん
「うん」って素直にうなずく俺
理佐ちゃんの可愛いの前には何もいらない無欲な俺に
「わがまま聞いてくれてありがとう、俺君大好きだよ」なんて最高の笑顔で言ってくれそうだから好き
相変わらずぶっきらぼうな理佐ちゃんの挨拶で始まる理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会
「だいたい肝心の澤部さんまだ事務所で寝てるよ」澤部そっちのけで3日連続のどんちゃん騒ぎに浮かれてる俺たちに呆れ顔する愛しの理佐ちゃん
そこにいつもの従業員が手紙持ってくる
「今度は誰が誘拐されたんだバカ野郎」ってくだ巻く酔っ払いな俺を素通りして理佐ちゃんに手紙を渡す従業員
「理佐ちゃん何の手紙?」って理佐ちゃんの手元を覗き込む俺
「お酒くさいなぁ、お釈迦様からだよ」俺の顔を押し退ける理佐ちゃん
「八戒ちゃんマイク貸して」気分良く歌う八戒からマイク取り上げる理佐ちゃん
「皆さん、お世話になりましたけど私たち三蔵法師一行は明日天竺へと旅立ちます、ありがとうございました」突然の理佐ちゃんの宣言にざわつくキャバレー理佐ちゃん
「俺君どうゆうことっすか?」事態が飲み込めずに慌てる八戒
「理佐ちゃんどうゆうこと?」八戒以上に訳分かんない俺
「澤部さんが2代目三蔵を返上したから私に復帰してくれって」お釈迦様の手紙を見せる理佐ちゃん
「マジか!?」って絶句する俺
澤部が2代目三蔵を返上するなんて、なんだかんだ俺の脅しが効いてたのかな・・・
「それにしても明日出発は急すぎない?」って未練ありありで翻意を促す俺
「うーん?このままここに居たら俺君がダメ人間になっちゃうからさ」って苦笑いの理佐ちゃん
「八戒ちゃんキャバレー理佐ちゃんはかっぱ寿司の若旦那とゆいぽん夫妻に無償で譲渡するから手続きお願い」八戒に命じる理佐ちゃん
「長老さん、理佐ちゃんランドと理佐ちゃんタワーは理佐ちゃん企画の管轄なんで理佐ちゃん企画ごと街に寄付しますからよろしくお願いします」って長老に頭を下げる理佐ちゃん
一部始終を呆気にとられて見てるだけの俺に
「これで良い?」なんて可愛く聞いてくる理佐ちゃん
「うん」って素直にうなずく俺
理佐ちゃんの可愛いの前には何もいらない無欲な俺に
「わがまま聞いてくれてありがとう、俺君大好きだよ」なんて最高の笑顔で言ってくれそうだから好き
226名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/04(月) 23:25:35.79ID:JFZb/FRYa なんとか沙悟浄編を書き終えましたm(__)m
227名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/04(月) 23:39:02.43ID:LZKiBIFAK >>226
乙でございます
理佐ちゃんが元気になって良かった(笑)
しかし飛び交うお金が桁外れで(笑)
で、ついでに転載
顔を似せるのはハナから諦めてますorz
http://o.5ch.net/10vs5.png
乙でございます
理佐ちゃんが元気になって良かった(笑)
しかし飛び交うお金が桁外れで(笑)
で、ついでに転載
顔を似せるのはハナから諦めてますorz
http://o.5ch.net/10vs5.png
228名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.13)
2017/12/05(火) 00:30:52.01ID:Kupm59uAa229名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/05(火) 08:02:36.96ID:+R3EetUCK 次はマリーアントワネット理佐ちゃんが来るのかな?って、今日20歳になったこの方も楽しみにしてるはず(適当)
http://o.5ch.net/10vzg.png
http://i.imgur.com/U7cbe1B.jpg
http://o.5ch.net/10vzg.png
http://i.imgur.com/U7cbe1B.jpg
230名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/05(火) 19:49:15.16ID:+R3EetUCK あげとくで〜
231【毎度スレチ】(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/05(火) 23:35:30.84ID:+R3EetUCK てち「今日は誕生日ですね」
もん「何よその言い方(笑)」
てち「いや、おめでとうと言っていいものかどうかと」
もん「まだ誕生日が嬉しくない年齢じゃないわ(笑)」
てち「じゃあ、おめでとうございます」
もん「ありがとう(笑)」
てち「もうメンバーからプレゼントもらったりしたの?」
もん「うん。ぺーちゃんに写真集もらった」
てち「今日発売だっけね」
もん「理佐にはノンノもらって、オダナナはみかんをくれて、米さんが春雨スープ…」
てち「それってみんな、プレゼントっていうかお裾分けじゃないの?」
もん「長沢くんはレトルトのお粥くれた」
てち「本人の非常食やないかい」
もん「まあ、気持ちですからね。嬉しいですよ」
てち「じゃ、私も何かあげないと」
もん「いやいや気を使っていただいて(笑)」
てち「甘栗でいいでしょ」
もん「ずいぶん安上がりだなおい」
てち「いやいや、特選の甘栗ですよ」
もん「いやいや、だいたいどれでも書いてあるから」
てち「何で私にだけ注文が厳しいの」
もん「いや、実を言うとね、てちこからは欲しいものがあるんだ…」
てち「リクエストっすか。何ですか?」
もん「てちこの笑顔」
てち「えっ…?」
もん「いや、また最近見なくなっちゃったからさ…てちこの笑顔は人を幸せにするんだよ。だからまた見せて欲しいなって」
てち「…でも、高いっすよ」
もん「へ…?た、高いって何?」
てち「今はね、私の笑顔は1分ごとの時間契約になってまして」
もん「時間契約ぅ!?」
てち「1分笑うとこれぐらい…」ピコピコ
もん「こんなギャラとるの!?」
てち「私の笑顔は希少価値ってことで、風吹かのTV収録が始まったときからこういう契約になったんです」
もん「UFO映像の放映料みたいになっとるやん」
てち「で、最初のうちはその契約で笑顔でパフォーマンスしてたんですけど、最近TV局がお金無くなってギャラが払えないってことで、また仏頂面に戻ったという訳なんです」
もん「スマイル0円にしてくれ〜」
もん「何よその言い方(笑)」
てち「いや、おめでとうと言っていいものかどうかと」
もん「まだ誕生日が嬉しくない年齢じゃないわ(笑)」
てち「じゃあ、おめでとうございます」
もん「ありがとう(笑)」
てち「もうメンバーからプレゼントもらったりしたの?」
もん「うん。ぺーちゃんに写真集もらった」
てち「今日発売だっけね」
もん「理佐にはノンノもらって、オダナナはみかんをくれて、米さんが春雨スープ…」
てち「それってみんな、プレゼントっていうかお裾分けじゃないの?」
もん「長沢くんはレトルトのお粥くれた」
てち「本人の非常食やないかい」
もん「まあ、気持ちですからね。嬉しいですよ」
てち「じゃ、私も何かあげないと」
もん「いやいや気を使っていただいて(笑)」
てち「甘栗でいいでしょ」
もん「ずいぶん安上がりだなおい」
てち「いやいや、特選の甘栗ですよ」
もん「いやいや、だいたいどれでも書いてあるから」
てち「何で私にだけ注文が厳しいの」
もん「いや、実を言うとね、てちこからは欲しいものがあるんだ…」
てち「リクエストっすか。何ですか?」
もん「てちこの笑顔」
てち「えっ…?」
もん「いや、また最近見なくなっちゃったからさ…てちこの笑顔は人を幸せにするんだよ。だからまた見せて欲しいなって」
てち「…でも、高いっすよ」
もん「へ…?た、高いって何?」
てち「今はね、私の笑顔は1分ごとの時間契約になってまして」
もん「時間契約ぅ!?」
てち「1分笑うとこれぐらい…」ピコピコ
もん「こんなギャラとるの!?」
てち「私の笑顔は希少価値ってことで、風吹かのTV収録が始まったときからこういう契約になったんです」
もん「UFO映像の放映料みたいになっとるやん」
てち「で、最初のうちはその契約で笑顔でパフォーマンスしてたんですけど、最近TV局がお金無くなってギャラが払えないってことで、また仏頂面に戻ったという訳なんです」
もん「スマイル0円にしてくれ〜」
232名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.1)
2017/12/05(火) 23:58:29.64ID:c2yqqTBva >>231
保守&作品投稿乙でありますm(__)m
保守&作品投稿乙でありますm(__)m
233名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/06(水) 00:22:37.49ID:K8skroaMK234名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー 182.250.243.1)
2017/12/06(水) 00:26:46.98ID:QdbeS+Hca235名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー 05004013125393_vg)
2017/12/06(水) 11:59:22.11ID:K8skroaMK >>234
なんか悪徳広告みたいに思われるらしいっすね(笑)
なんか悪徳広告みたいに思われるらしいっすね(笑)
236三蔵な理佐ちゃん 第160話(庭) (アウアウカー 182.250.243.37)
2017/12/06(水) 21:21:48.99ID:JNis9R+Da 「ついこないだまでは贅沢な食事してたのにな・・・」
もったいなくも愛しの理佐ちゃんが作ってくれたカレーライスを前に愚痴る八戒
「食べたくないなら食べなくていいよ」つっけんどんな理佐ちゃんの言葉に場の空気が悪くなる
常夏の街を出て1週間
険しい山々をぬけて街にたどり着いたは良いけどわずかな路銀を節約するために具無しカレーの日々だ
自然team三蔵はギスギス感で険悪だ
「二人ともそんなにイライラしないで、具無しカレーとはいえ理佐ちゃんの愛情入りだから美味しいよ」って気を使う俺に
「愛情なんて入れてねーよ」って身も蓋も無いこと言うやさぐれ理佐ちゃん
「お師匠様がノリでキャバレー理佐ちゃんや理佐ちゃん企画を手放しちゃうから貧乏なんすけどね、愛情ぐらい入れて欲しいもんすよ」
皆が思ってるけど口に出さない禁句を言っちゃう八戒
食い物の恨みってやつは怖いな・・・
スプーンを置いて八戒を睨む理佐ちゃん
「ちょっと、食べ物ぐらいでギスギスし過ぎですよ」理佐ちゃんと八戒に割って入る悟空
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」間髪入れず緊箍児の呪文唱える理佐ちゃん
「なんで・・・」って頭抱えてうずくまる悟空・・・
瞬殺された悟空を見てたじろぐ八戒
やべぇ・・・連日続く具無しカレーに理佐ちゃんのイライラはピークだ
「おい、ハゲなんとかしろ」土間に置いたみかん箱でカレーを食べさせられてる沙悟浄に命令する俺
「なんとかしろって言われましても・・・」理佐ちゃんの醸し出す不機嫌オーラにビビる沙悟浄
「そんなに具無しカレー嫌だったらローズポーク使ったポークカレー作ってあげようか?」なんて八戒を脅す理佐ちゃん
理佐ちゃんに尻の肉をしょうが焼きにされたのを思い出したのか?青ざめた顔でカレー食べ始める八戒
「なんか金策しないとteam三蔵がバラバラになっちゃいますね」
理佐ちゃんの機嫌を取るために食後の片づけを買って出た俺を手伝いながら悟空が呟く
「うーん?仕方ねぇバイト探すか?」早速理佐ちゃんもCM出てるバイトルで仕事探す俺に
「俺君、皿洗い終わったら肩揉んで」
なんて胸チラチャンスくれる優しい理佐ちゃんだから好き
もったいなくも愛しの理佐ちゃんが作ってくれたカレーライスを前に愚痴る八戒
「食べたくないなら食べなくていいよ」つっけんどんな理佐ちゃんの言葉に場の空気が悪くなる
常夏の街を出て1週間
険しい山々をぬけて街にたどり着いたは良いけどわずかな路銀を節約するために具無しカレーの日々だ
自然team三蔵はギスギス感で険悪だ
「二人ともそんなにイライラしないで、具無しカレーとはいえ理佐ちゃんの愛情入りだから美味しいよ」って気を使う俺に
「愛情なんて入れてねーよ」って身も蓋も無いこと言うやさぐれ理佐ちゃん
「お師匠様がノリでキャバレー理佐ちゃんや理佐ちゃん企画を手放しちゃうから貧乏なんすけどね、愛情ぐらい入れて欲しいもんすよ」
皆が思ってるけど口に出さない禁句を言っちゃう八戒
食い物の恨みってやつは怖いな・・・
スプーンを置いて八戒を睨む理佐ちゃん
「ちょっと、食べ物ぐらいでギスギスし過ぎですよ」理佐ちゃんと八戒に割って入る悟空
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」間髪入れず緊箍児の呪文唱える理佐ちゃん
「なんで・・・」って頭抱えてうずくまる悟空・・・
瞬殺された悟空を見てたじろぐ八戒
やべぇ・・・連日続く具無しカレーに理佐ちゃんのイライラはピークだ
「おい、ハゲなんとかしろ」土間に置いたみかん箱でカレーを食べさせられてる沙悟浄に命令する俺
「なんとかしろって言われましても・・・」理佐ちゃんの醸し出す不機嫌オーラにビビる沙悟浄
「そんなに具無しカレー嫌だったらローズポーク使ったポークカレー作ってあげようか?」なんて八戒を脅す理佐ちゃん
理佐ちゃんに尻の肉をしょうが焼きにされたのを思い出したのか?青ざめた顔でカレー食べ始める八戒
「なんか金策しないとteam三蔵がバラバラになっちゃいますね」
理佐ちゃんの機嫌を取るために食後の片づけを買って出た俺を手伝いながら悟空が呟く
「うーん?仕方ねぇバイト探すか?」早速理佐ちゃんもCM出てるバイトルで仕事探す俺に
「俺君、皿洗い終わったら肩揉んで」
なんて胸チラチャンスくれる優しい理佐ちゃんだから好き
237三蔵な理佐ちゃん 第161話(庭) (アウアウカー 182.250.243.37)
2017/12/06(水) 21:32:11.64ID:JNis9R+Da 「じゃあ、こいつらのことよろしくお願いします」
翌朝、旧知のおっさんに悟空、八戒、沙悟浄の3人を預けて現金getな俺
「1ヶ月で帰らせてもらえるように頼んでやったから頑張ってダム作ってきてくれ」
ダンプの荷台に汚えおっさんたちに混ざって乗せられた理佐ちゃん護衛隊の面々に声かける俺
「俺君はどうするんですか?」別行動の俺を心配してくれる悟空
「俺はもっと大変な現場に送られるみたいだけど気にしないでくれ、一番辛いことこそ自分がやるべきだってのが俺の生きる筋だから、1ヶ月後に元気に再会しようや、達者でな」って手を振る俺
「俺君もお達者で〜」俺の男気に感激して大げさに手を振る3人
「ねぇ、こんな早くから皆どこ行ったの?」
ボロ宿に戻ってきて3人を売っ払って手に入れた金を数える俺に寝惚けまなこで訊く理佐ちゃん
「なんか理佐ちゃんのため働いてくるって言ってたよ」
「えっ!?昨日あんなにイジワルしちゃったのに」
俺の言葉に驚き眠気も吹っ飛ぶ理佐ちゃん
「八戒の奴が理佐ちゃんを責めたの反省しちゃってさ悟空とハゲを誘ったみたいだよ
俺も働きたかったんだけど理佐ちゃんが一人ぼっちになっちゃうから残ってくれって言われちゃってさ」立て板に水の如くウソをつく俺
「なんか悪いことしちゃったなぁ」猛反省の理佐ちゃん
「そう思うならエロい格好で出迎えてあげなよ」
「エロい格好って?」
俺の提案にドス効かすかと思いきや意外と乗り気な理佐ちゃん
「パジャマのズボン脱いで上はちょっとはだけて見ようか、いや、ちょっと待ってね・・・パジャマのズボンは好きな奴は好きだよな・・・」なんて本気で悩む俺に
「多様なニーズに応えさせようとしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「私のパジャマ姿どんな目で見てんのよ」って拗ねる理佐ちゃんだから好き
翌朝、旧知のおっさんに悟空、八戒、沙悟浄の3人を預けて現金getな俺
「1ヶ月で帰らせてもらえるように頼んでやったから頑張ってダム作ってきてくれ」
ダンプの荷台に汚えおっさんたちに混ざって乗せられた理佐ちゃん護衛隊の面々に声かける俺
「俺君はどうするんですか?」別行動の俺を心配してくれる悟空
「俺はもっと大変な現場に送られるみたいだけど気にしないでくれ、一番辛いことこそ自分がやるべきだってのが俺の生きる筋だから、1ヶ月後に元気に再会しようや、達者でな」って手を振る俺
「俺君もお達者で〜」俺の男気に感激して大げさに手を振る3人
「ねぇ、こんな早くから皆どこ行ったの?」
ボロ宿に戻ってきて3人を売っ払って手に入れた金を数える俺に寝惚けまなこで訊く理佐ちゃん
「なんか理佐ちゃんのため働いてくるって言ってたよ」
「えっ!?昨日あんなにイジワルしちゃったのに」
俺の言葉に驚き眠気も吹っ飛ぶ理佐ちゃん
「八戒の奴が理佐ちゃんを責めたの反省しちゃってさ悟空とハゲを誘ったみたいだよ
俺も働きたかったんだけど理佐ちゃんが一人ぼっちになっちゃうから残ってくれって言われちゃってさ」立て板に水の如くウソをつく俺
「なんか悪いことしちゃったなぁ」猛反省の理佐ちゃん
「そう思うならエロい格好で出迎えてあげなよ」
「エロい格好って?」
俺の提案にドス効かすかと思いきや意外と乗り気な理佐ちゃん
「パジャマのズボン脱いで上はちょっとはだけて見ようか、いや、ちょっと待ってね・・・パジャマのズボンは好きな奴は好きだよな・・・」なんて本気で悩む俺に
「多様なニーズに応えさせようとしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「私のパジャマ姿どんな目で見てんのよ」って拗ねる理佐ちゃんだから好き
238名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 22:54:40.02ID:RwHZf7e00239名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 22:55:24.74ID:RwHZf7e00 『お父さんの足音』
1
ダイニングテーブルには、ラップの掛かった野菜炒めとホウレン草のおひたしがある。
理佐は、その斜め向かいの席に座り、分厚い赤本とノートを広げて、文字を書き走っていた。
二階にある自分の部屋は、冬が近づくに連れて段々と寒くなり、暖房を付けていても足元が冷える。
その点、ダイニングにはコンロの火や暖炉の炎があるので、勉強するにはこちらの方が暖かくて都合がよい。
キッチンでは、お母さんがお皿を洗ったり、明日のお弁当を作ったりと、せわしなく動き回っていた。
赤本の長文問題に取り掛かり始めた時だった。
長文読解は、ただでさえ多大な集中力を必要とするものだから、
エンジン音が家の外から近づいてくるなか集中するのはさらに無理な話だった。
この独特な低音は、宅配のトラックや郵便のスーパーカブとは違っていた。
「お父さんかな」
そう言いながらも、お母さんはすでにご飯をよそい、お味噌汁を温め直している。
理佐は本を閉じて、二階の部屋へ戻った。
1
ダイニングテーブルには、ラップの掛かった野菜炒めとホウレン草のおひたしがある。
理佐は、その斜め向かいの席に座り、分厚い赤本とノートを広げて、文字を書き走っていた。
二階にある自分の部屋は、冬が近づくに連れて段々と寒くなり、暖房を付けていても足元が冷える。
その点、ダイニングにはコンロの火や暖炉の炎があるので、勉強するにはこちらの方が暖かくて都合がよい。
キッチンでは、お母さんがお皿を洗ったり、明日のお弁当を作ったりと、せわしなく動き回っていた。
赤本の長文問題に取り掛かり始めた時だった。
長文読解は、ただでさえ多大な集中力を必要とするものだから、
エンジン音が家の外から近づいてくるなか集中するのはさらに無理な話だった。
この独特な低音は、宅配のトラックや郵便のスーパーカブとは違っていた。
「お父さんかな」
そう言いながらも、お母さんはすでにご飯をよそい、お味噌汁を温め直している。
理佐は本を閉じて、二階の部屋へ戻った。
240名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 22:56:12.69ID:RwHZf7e00 2
不快なアラームの電子音は夢を現実へと連れ戻し、徐々に周りの音が大きく聞こえ始める。
パジャマ姿のままリビングに降り立つと、きまって「早くしなさい」とお母さんに急かされる。
朝ごはんを食べながらソファーの方に目を移すと、お父さんが悠々と新聞を広げている。
急いでごはんを食べ終え、メイクをするために自分の部屋へ戻った。
ファンデーションは透明に近いものを使い、チークは薄くぼかす程度、アイラインは部分的に留める。
メイクを最低限に留めるのは、厳しい校則を守る他に、自身が目立たないためでもある。
必要以上に飾ってしまうと、周囲の目を引いてしまい、面倒なことに巻き込まれることを理佐は身をもって感じていた。
カバンに教科書を詰め込んでいると、またあの独特なエンジンの音がして、理佐は階段を駆け下りた。
「学校どうなんだ」
お父さんがハンドルを握りながら、少しだけ助手席の方を見た。
「別に普通だよ」
理佐は一瞬だけハンドルを見て、歩道の並木へ視線を戻した。
「ちゃんと勉強してんのか」
「してるよ」
答えると、膝の上のカバンから単語帳を取り出した。
「ここでいいよ」
いつものように車を学校の少し手前で止めさせた。
ドアを開けようとすると、お父さんに呼び止められ、「合格祈願」と書かれたお守りを手渡された。
「明日、試験だろ。持ってけ」
理佐は何も言わずに、ドアを開けて車から立ち去った。
「理佐、おはよー」と背後から声がしたので、振り返った。
友達が近づいてくる向こうで、エンジンの音が遠ざかっていった。
不快なアラームの電子音は夢を現実へと連れ戻し、徐々に周りの音が大きく聞こえ始める。
パジャマ姿のままリビングに降り立つと、きまって「早くしなさい」とお母さんに急かされる。
朝ごはんを食べながらソファーの方に目を移すと、お父さんが悠々と新聞を広げている。
急いでごはんを食べ終え、メイクをするために自分の部屋へ戻った。
ファンデーションは透明に近いものを使い、チークは薄くぼかす程度、アイラインは部分的に留める。
メイクを最低限に留めるのは、厳しい校則を守る他に、自身が目立たないためでもある。
必要以上に飾ってしまうと、周囲の目を引いてしまい、面倒なことに巻き込まれることを理佐は身をもって感じていた。
カバンに教科書を詰め込んでいると、またあの独特なエンジンの音がして、理佐は階段を駆け下りた。
「学校どうなんだ」
お父さんがハンドルを握りながら、少しだけ助手席の方を見た。
「別に普通だよ」
理佐は一瞬だけハンドルを見て、歩道の並木へ視線を戻した。
「ちゃんと勉強してんのか」
「してるよ」
答えると、膝の上のカバンから単語帳を取り出した。
「ここでいいよ」
いつものように車を学校の少し手前で止めさせた。
ドアを開けようとすると、お父さんに呼び止められ、「合格祈願」と書かれたお守りを手渡された。
「明日、試験だろ。持ってけ」
理佐は何も言わずに、ドアを開けて車から立ち去った。
「理佐、おはよー」と背後から声がしたので、振り返った。
友達が近づいてくる向こうで、エンジンの音が遠ざかっていった。
241名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 22:56:47.76ID:RwHZf7e00 3
東京はもっとあたたかい場所であると思っていた。
理佐は土曜日の午前をベッドの上で過ごしていた。
雑誌を枕の上に置き、足をバタバタしては、何度も顔をうつむけた。
正午も近くなった頃、部屋の外から聞き覚えのある音がした。
理佐は窓へ駆け寄り、カーテンを開いた。
小さい女の子が、「おかえりー」と言って、父親の足元へ抱きついていた。
「私も昔はああいう風だったのかな」
お父さんに抱きついたことも、あるいは「お父さん」と呼んだことさえ、すでに遠く忘れ去られた記憶だった。
理佐はスマホを手に取り、電話をかけた。
「もしもし、お母さん?お盆に帰ろうと思うんだけど…うん、また帰る時に連絡する」
東京はもっとあたたかい場所であると思っていた。
理佐は土曜日の午前をベッドの上で過ごしていた。
雑誌を枕の上に置き、足をバタバタしては、何度も顔をうつむけた。
正午も近くなった頃、部屋の外から聞き覚えのある音がした。
理佐は窓へ駆け寄り、カーテンを開いた。
小さい女の子が、「おかえりー」と言って、父親の足元へ抱きついていた。
「私も昔はああいう風だったのかな」
お父さんに抱きついたことも、あるいは「お父さん」と呼んだことさえ、すでに遠く忘れ去られた記憶だった。
理佐はスマホを手に取り、電話をかけた。
「もしもし、お母さん?お盆に帰ろうと思うんだけど…うん、また帰る時に連絡する」
242名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 22:58:19.77ID:RwHZf7e00 4
理佐はホームに降り立ち、大きいカバンを椅子の上に置いた。
カバンの持ち手には、お父さんからもらったお守りが付いている。
受験で東京に出てきた時から、ずっと付きっぱなしになっていたのだ。
改札を抜け、けたたましい蝉の声のなか、車を探した。
まだ約束の時間には10分早かったが、すでに車は待機していた。
理佐は助手席側のドアを開け、顔をのぞかせた。
お父さんは、久しぶりに見る娘に何の感情も抱いていないように見えた。
理佐がシートベルトを締める前にキーを捻り、エンジン音だけが友達というようにただ黙っていた。
低い回転数に合わせるような声で理佐は言う。
「ただいま」
お父さんは微笑んで前だけを見据えている。
理佐はなぜだか沈黙が嬉しかった。
静かに動き出した車はやがてスピードに乗り、ただただ音を響かせていた。
原案
https://youtu.be/6EsaRW1kNJA
理佐はホームに降り立ち、大きいカバンを椅子の上に置いた。
カバンの持ち手には、お父さんからもらったお守りが付いている。
受験で東京に出てきた時から、ずっと付きっぱなしになっていたのだ。
改札を抜け、けたたましい蝉の声のなか、車を探した。
まだ約束の時間には10分早かったが、すでに車は待機していた。
理佐は助手席側のドアを開け、顔をのぞかせた。
お父さんは、久しぶりに見る娘に何の感情も抱いていないように見えた。
理佐がシートベルトを締める前にキーを捻り、エンジン音だけが友達というようにただ黙っていた。
低い回転数に合わせるような声で理佐は言う。
「ただいま」
お父さんは微笑んで前だけを見据えている。
理佐はなぜだか沈黙が嬉しかった。
静かに動き出した車はやがてスピードに乗り、ただただ音を響かせていた。
原案
https://youtu.be/6EsaRW1kNJA
243名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 58.94.38.100)
2017/12/06(水) 23:12:11.18ID:RwHZf7e00 >>231
お金があれば、てちちゃんの笑顔のスポンサーになりたいものです
お金があれば、てちちゃんの笑顔のスポンサーになりたいものです
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ニュース
- 立川の小学校襲撃の46歳男「知人の娘をいじめている子と話すために行った」と供述 ★2 [蚤の市★]
- 日本マクドナルド、レジ袋の有料化終了へ… 三崎優太氏が称賛 「誰が得するのか謎なくらい面倒くさい制度だよな」 [冬月記者★]
- 【若者のYouTube離れ】進行中…増え続ける「Z世代」がYouTubeのかわりにいま最も熱中するアプリ [ぐれ★]
- 対ドイツ戦勝記念日に硫黄島画像 トランプ氏が投稿、歴史混同か [蚤の市★]
- なぜ若者は結婚しないのか?「金がないから」説を裏付ける明確な根拠 [首都圏の虎★]
- 政府の借金1323兆円に 24年度末、9年連続で最大 ★4 [首都圏の虎★]
- 【動画】すまんこの事故ってどっちがどれぐらい悪いんだ? [597533159]
- 【悲報】ワイ、GoogleアカウントBANWWWwWWWWWWwWwWWWWWW
- 【悲報】不倫報道の永野芽郁さん、心身ともに疲弊……「眠れないし食事も喉に通らない」と 落ち込む……… [839150984]
- JCって既にマン毛ボウボウに生えてんの?
- 【悲報】藤井聡太名人、選択的夫婦別姓支持を表明したことにより将棋ファンから「反日名人」「国賊売国奴」「藤井サヨ太」と呼ばれ始める [513133237]
- 社畜「働いてる奴のほうが偉い」←こいつの謎の価値観