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【物語】欅坂46の小説 ★5【エロも可】 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しって、書けない?(庭) 転載ダメ©2ch.net(6級) (アウアウカー Sa8d-hZWA)
垢版 |
2017/07/02(日) 18:43:16.04ID:VdBgmUcOa
素人レベルからでも投稿できる小説スレです
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です

投稿者は多大な時間と労力をかけて
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【物語】欅坂46の小説 ★4【エロも可】
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【物語】欅坂46の小説★3【エロも可】
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【物語】欅坂46の小説★2【エロも可】
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【物語】欅坂46の小説【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1487327352/
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0096名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
垢版 |
2017/07/08(土) 22:13:19.87ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その4)
外に出て、横断歩道を渡った。
「さっきよりさー、列、短くなってんじゃない」とラーメン屋を見ながらウザ女が言った。
「ああ、池袋はたまに来るけど、ここが土日にこんなに人少ないのは珍しい」
「ちょっとお腹すいたし、並びません?」とねるが誘った。

列に並んでいるとき、ねるが話しかけてきた。
「物質を細部化していった究極はクォークだと教えられていたんですが、それにも内部構造があるかもしれないというのは驚きでした。
でも、その後の余剰次元のお話はちんぷんかんぷんでした」
「その弦が振動する方向は3次元空間だけだと不十分で、理論上もう6次元必要だと言われている」
「時間の次元はその6次元の中に入っいるんですか?」
「いや空間次元だけでもう6次元必要。つまり通常我々が想定しているのは空間3次元と時間1次元の計4次元で、
超弦理論が必要とするのは空間9次元と時間1次元の計10次元。
9から3を引いた6次元が余剰次元となる」
「でもその余剰次元って本当にあるんですか?」
「従来の理論では電子顕微鏡で見ても見えないほど小さく折りたたみ込まれているとされていた。
その後、むしろ我々の3次元空間が9次元空間に浮かぶようなものだという逆転した新しい解釈が出てきた。それがブレーンワールド。」
「ブレーンというのは脳の意味ですか?」。
「そうではなく、ブレーンというのはエムブレーンを略した言葉で、膜という意味」
「ん?膜というのは2次元でしょ。私たちが住んでいるのは3次元空間だからずれているようにも思えますが?」
「鋭い!ただ物理ではよくやること。
我々は4次元以上の空間を認識することはできないので、あえて次元を少なくして比喩的な見方をする」
「なるほど、3次元空間に浮かぶ膜のような2次元平面なら私たちは簡単に想像できますね。
だから、9次元空間に浮かぶ3次元平面もそのようなものだとしてその関係性を比喩的にとらえるんですね!」
ねるの頭の回転の速さに感心した。(続く)
0097名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
垢版 |
2017/07/08(土) 22:25:28.01ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その5)
店内は窓側と厨房側の両側にカウンター席があり、我々は窓側に座らされた。
三人の真ん中にはねるが座った。
食べ終わり、そろそろ席を立とうとしようとしていたときだった。
また、突然、ねるが両耳を押さえ、苦しそうにうなだれながら、「やっぱり、あのコがいる!」と言った。
ねるを心配して半身になって向いていた俺とウザ女は後ろを振り向いた。
ウザ女は店の奥のほうに、俺は店の入り口のほうにまずは必然的に視線を送ることとなった。
大学生と思われる女性がこちらに振り向いて凝視していた、とても綺麗なコだった。
ウザ女が首を回し入り口のほうを見る前にその美人は姿勢を前に正した。
「ねえ、先にねるを外に連れ出してくれない。確かめることが済んだらたらあたしもすぐに続くから」
外に出てもねるは立つのがやっとなくらいぶるぶる震えている。
支えるため背中に手を当てたら、薄い服の上からのブラ紐の感触があった。
店内を見ると、呆れたことにウザ女が客の顔をそれとはっきりわかるように覗き込んでいる。
ただし全員ではなく、どうもターゲットは若い女性だけに絞っているようだ。
外に出てきたウザ女は、俺の手をパチーンと叩いた。
「なれなれしすぎ」
一方でねるには心配そうに優しく言った。
「アイツ、いなかったよ」(続く)
0098名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
垢版 |
2017/07/08(土) 22:41:54.59ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その6)
駅までの道を歩いた。
ウザ女に俺は尋ねた。
「なあ、あのコとかあいつとかって誰のことなんだ?」
「ねる、話していい?」
ねるは首を縦に振った。
「あたしの趣味にねるが付き合ってくれて、サッカー観戦に行った。
ハーフタイムのとき、ねるにさっきと同じような症状が起こったの。
辺りを見回したら、中学生くらいの女の子がジーッとこちらを見てたの、とても可愛らしく聡明そうなコだった。
そしたら意を決したようにこちらに歩み寄ってきた。
5メートルくらいまで近づいて来たら、『やめて、それ以上、近寄らないで!』とねるが叫んだの、この温和なねるが。
そしたら驚いて逃げていった。
怒りがこみ上げてあたし追いかけたけど、家族連れで来ていてその中に入ってしまったのでそれ以上何もできなかった」
「怒り?そのコは見つめる以外にはなにもしなかったんだろ?追いかけて捕まえて何をする気だったんだ?」
「人の顔をジロジロ見るなんて失礼だよ!それにねるがそうなったのもソイツのせいだし!」
「そういえば、今日、長濱さんが苦しんでいたとき、2回とも彼女を凝視していた女性がいたな」
「アンタ、何でそんな大事なことなぜ黙ってたの!」
「お前さ、もうちょっと口の利き方に気を付けろ。だいいち事情を全く知らないのに、何が大事は分からんだろ」
「まあ黙っていたことは勘弁してあげる、で、どんなコだったの?」
「ラーメン屋のほうは入り口近くにいてラーメン本を手にした幼児体型の女子大生風のコだった」
「ああ、あの人ね。で、サイン会のときのほうは?」
「あのときにはお前さんは傍から離れていたから見てはいないかもしれんが、
やはり女子大生のような感じで、人懐っこそうな感じだった。
それと、あの本や専用の買い物かごにインドネシア語の教本を入れていたのは覚えている」
「二人は同一人物?」
「二人ともとても美人さんだったが、明らかに別人」
「ラーメン屋さんのほうはまだいるわね。事情聴きにあたし行ってくる」
「事情?ただの偶然だろ。そのサッカー場のコはともかく、今日の二人は後ろから凝視していただけで長濱さんとは目が合っていないんだから」
言い終わる前に駆け出した。
しばらくして戻ってきた。
「いなかった・・・」
不安一杯そうだったねるはほっとした表情となった。(続く)
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