さて。

ひらがなけやき二人との楽しい夕飯が終わり、かとしと久美は家に帰っていった。
十一月三日の夜、
欅坂寮メンバーは、寮近くの公園にいた。
見上げれば満天の星空。
風は冷たいが、メンバーといると、心はどこか暖かい。
全員が首を上げ、星空を見上げている。

平手「どう、ねる、長崎とは違う?」
長濱「ん〜、長崎の半分くらいかな、見えるのは」
小池「兵庫も同じくらいやん」
米谷「大阪も負けてへんで」
ぺーとなーこは手を握り合って、ひたすら星を数えている。

守屋「宮城も星はよく見えるよ、ねぇ虹花」
石森「うん、犬の散歩の時、よく一番星を探してた」
もなと理佐は、ベンチに体育座りでイチャイチャしながら空を見ている。

日本全国各地から集まった欅坂46のメンバー。
小さい頃見ていた空は違えども、今は、同じ夜空を見上げている。

織田・鈴本「コーンスープ買ってきたよ、みんなで飲もっ!」
今夜の星空の綺麗さと、コーンスープの温かさをメンバーは忘れないだろう。