今日の体育の授業はバレーボール

男女に別れてボール回し

でもついつい愛佳がバレーをしているのを目で追ってしまう僕

するとクラスの運動神経の良い男子がスパイクを打ってきた

愛佳に見とれてた僕はそれに気付かず顔面からボールを受けてしまう

バチンと豪快に鳴り響く音とともに僕は天井を見上げた

みんなが集まる

先生が駆け寄りクラスの保健委員に保健室まで連れ添うよう頼む

○○君、大丈夫?立てる?
そう、愛佳は保健委員だ

あ、ありがとう
恥ずかしくも嬉しい感情だ

支えられながら歩く廊下はいつとは違い、心が弾む

○○君、鼻血出てるよ?本当に大丈夫?
愛佳が心配する

この鼻血はたぶん、興奮したからかな

なーんてことは言えるわけないがそんな自分がちょっと浮かれてて恥ずかしくなった