何より必要な実習経験が極めて乏しい未熟な新人晴眼鍼師による鍼の自由保険施療となると、
柔道整復という独自性の乏しい手技施療とは異なり、鍼刺入という明らかに患者さんへの侵襲施術ですから疲労感、倦怠感、症状の一次的悪化、出血、掻痒、めまい、気分不良といった副作用や、
患者さんも知らない糖尿病があったりすると、いくら清潔操作しても必発する感染、気胸、脊髄損傷、B型肝炎、臓器内異物、銀皮症といった既に報告されている合併症が増加し、
それこそ国民の健康を損なう大変な社会問題となりかねません。
痛みをともなう施療だから、患者さんの数はそれほど増えないという意見もあります。しかし、数ではなく危険な制度になるということが重大な問題なのです。