俺歯医者。
訪問歯科やってる。今年、ケアマネ試験受ける。

居宅介護支援事業所に訪問歯科のパンフレット持って営業行ってた。
しかし、利用者が痛い、噛めないと言わない限り、ケアマネは紹介してこない。
都市部では、訪問歯科のパンフレットだけでも、5つ以上あるみたい。
他にも訪問介護、訪問入浴など様々な営業が来るため、その一つくらいにしか訪問歯科はケアマネに思われていない。
ハッキリ言って、費用対効果が悪すぎる。
一人のケアマネが抱える利用者は20から25人。
その人達全員検診すれば、8割以上が訪問歯科対象者。しかし、ケアマネが紹介してこない。
旨味がないからだ。
紹介が来ても、1、2人。継続も難しい。
在宅訪問歯科はキャンセル率も高いため、経営が安定しない。
だから、在宅は今までやらなかった。
お前らケアマネが検診だけでも促してくれればと、何度恨んだ事か。

しかし!

2年後、経口維持加算が居宅介護支援事業所に算定項目として、新たに創設される。今は特養、老健、療養型のみだが。
結構な点数になる。
つまり、利用者を歯医者に紹介し、食支援(経口維持加算)を行えば、居宅介護支援事業所にも加算が付く。
よって、今までは、お願いする立場だった歯科医院側が、今度はお願いされる立場に逆転する。
口腔ケアは誤嚥性肺炎を防ぎ、医療費が半分になるデータがある。
また、食支援を行えば、低栄養を防ぎ、様々な疾病の予防に繋がる。
いよいよ、国も本腰いれる。
覚悟しとけよ。
今度は、こっちが断る側だからな。