>>255
宮内庁が存在するのは1949年6月1日以降で(それ以前は宮内省とか宮内府だった)、御用達制度は1954年に廃止されているから、本当の意味での「宮内庁御用達」が存在したのは1949年から1954年の間だけ。
それ以降は御用達制度自体がなくなってしまったので、逆に一度でも納品の実績があれば「宮内庁御用達」といえるようになったが、意味は異なる。
物品の献上を試みること自体は誰でもできるが当然フリーパスではなく、実際にはほとんどが返品される。
また宮内庁への納入は単なる一省庁に対する納入に過ぎないことに注意が必要である。
たとえば宮内庁職員が使うボールペンやインスタントコーヒーなども「宮内庁御用達」と言って言えないことはないが、皇族とは関係がなく、広告としてはリスクが大きすぎるので謳われないようである。