ボート訓練の海自隊員8人を搬送 熱中症か うち2人一時重体

2019年8月2日 15時05分

2日午前、広島県江田島市で海上自衛隊の10代から20代の男性隊員8人が熱中症の疑いで病院に搬送され、このうち2人が、一時、意識不明の重体となりました。
8人は海上でボートの訓練をしていたということで、消防が詳しい状況を調べています。

2日午前11時すぎ、広島県江田島市で「隊員の1人に脱水症状があり、意識がない」と海上自衛隊から消防に通報がありました。

海上自衛隊によりますと、現場で熱中症の症状を訴えた10代から20代までの男性隊員8人が病院に搬送され、このうち2人が一時、意識不明の重体になりましたが、その後、2人とも意識が戻ったということです。

2日は海上自衛隊呉教育隊のおよそ300人の隊員が参加してカッターと呼ばれる手こぎのボートで沖合のコースを進む訓練が行われ、
8人は訓練中に体調不良を訴えたということです。

江田島市消防本部によりますと、庁舎の屋上に設置している観測機器で午前11時の気温が35度6分を観測していたということで、消防が当時の詳しい状況を調べています。

海上自衛隊呉教育隊の淵崎直樹司令は「ご心配をおかけし申し訳なく思っています。再発防止に努めます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190802/k10012019071000.html