陸上自衛隊北部方面航空野整備隊(札幌市)は17日、後輩隊員4人の尻に熱したアイロンを当て、やけどを負わせたとして、同隊に所属する20代の男性3等陸曹を停職15日の懲戒処分にした。

 北部方面航空隊によると、3曹は昨年7月10日、戦闘服にアイロンをかけている最中、アイロンを4人の尻に直接当てて全治10日から2週間のやけどを負わせた。「悪ふざけだった」と話しているという。隊員らのズボンを下ろすなどした別の男性3曹も停職10日とした。

 後輩隊員の1人が、部隊に被害を申告した。航空野整備隊長の広木優1等陸佐は「隊員の指導を徹底する」としている。(共同)