元隊員が語る「自衛隊に入るのはやめたほうがいい」――
証拠なしでも「ウソ発見器に出ている」と自白迫る陸自警務隊の人権蹂躙
http://www.mynewsjapan.com/reports/2069

広島市の市街地で大規模な土砂崩れが起き、自衛隊の災害出動がなされているさなかの8月24日、
陸上自衛隊の富士駐屯地(静岡県)で、実弾44トン使用、
費用3億5000万円の派手な「富士総合火力演習」が行われた。
だがその陰で、同駐屯地では、深刻な人権侵害が進行していた。
元1等陸士のAさん(28歳、今年3月に退職)に対して、
「部隊への嫌がらせのために同僚隊員のヘルメットを盗んだ」という疑いがかけられたのだ。
Aさんは身に覚えがないと否認。指紋や目撃者といった客観証拠もなかった。
それでも「ポリグラフ(ウソ発見器)に反応がある」
「白状しないと(窃盗の時効の)7年間取り調べを続けることになる」などと脅しともとれることを言われ、
退職から5カ月を経た今に至るまで、休日を拘束され、明に暗に自白を迫られ続けているという。
「僕はやっていない。自衛隊はふざけている」とAさんは訴え、こう続ける。
「自衛隊に入りたい人に言いたい。やめたほうがいいです」
【Digest】
◇いじめと暴力の毎日
◇「洗濯室から鉄帽が消えた」
◇身に覚えのない容疑で家宅捜索
◇「お前がやったんだろう!」
◇物証なしで自白を迫る
◇「時効の7年間ずっと取り調べる」と暴言
◇自衛隊に入るのはやめたほうがいい