千葉県警東金署は7日、知人の少女(19)を刃物で刺したとして殺人未遂の疑いで、北海道帯広市の陸上自衛隊帯広駐屯地の第5後方支援隊に所属する陸士長吉村将也容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は7日午後7時20分ごろ、千葉県東金市の住宅室内で、この住宅に住む専門学校生の少女を刃物で刺して殺害しようとした疑い。少女は腹部や背中を複数回刺されたとみられ、病院に運ばれたが、命に別条はないという。

 署によると、少女の家族が110番。吉村容疑者は現場から逃走したが同7時40分ごろ、現場に向かっていた署員が約1・2キロ離れた市道で「(少女を)刺した。自首したい」と110番しているさなかの同容疑者を発見した。署が詳しい経緯や動機を調べている。

 第5後方支援隊などによると、吉村容疑者は年末年始の休暇で外出したが、5日の期限までに帯広駐屯地に戻らなかった。同隊の蛯原良雄隊長は「誠に遺憾。事実を確認し、厳正に対処する」とのコメントを出した。(共同)