海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は13日、
昨年1月に飲酒運転で衝突事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)
などの疑いで呉署に現行犯逮捕された呉警備隊の3等海曹(26)を
停職32日に、当時同乗していた呉教育隊の男性3曹(26)を
同17日の懲戒処分にしたと発表した。

 総監部によると、呉警備隊の3曹は昨年1月29日午前4時45分ごろ
、広島市内の飲食店で酒を飲んだ後に乗用車を運転し
、呉市内の国道で女性看護師=同市=の車と衝突。
女性に2週間のけがを負わせ、同日呉署に逮捕された。

 呉教育隊の3曹は飲酒運転を止めずに3曹の車に同乗していた。

 3曹は「事故の原因は私自身にある。自衛隊に対する信用を損ない
、深く反省している」と話しているという。

 呉地方総監部の瀬戸慶一管理部長は「誠に遺憾。再発防止に努めるとともに
、服務規律の維持に全力を挙げて取り組む」とのコメントを出した。