自衛隊統合幕僚監部は31日、陸上総隊が編成され陸海空自衛隊の運用体制が統一される平成30年から
それまで予算の節減を理由に陸海空自衛隊が持ち回りで実施していた中央観閲式(陸上)、観艦式(海上)、
航空観艦式(航空)を毎年実施にすることを決定した。

陸海空自衛隊の部隊観閲式は、平成3年までは各自衛隊が実施していたが、軍事観閲式を毎年実施している
国が少ないという世界的潮流と予算の節減を理由に陸海空自衛隊が持ち回りで実施されることになり、実に
27年ぶりの変更となる。

これに対して、陸上自衛隊が毎年実施している富士総合火力演習は、周辺国へ必要のない緊張を発生させて
いるという判断とともに、実施のための予算が1回につき約17億円と突出しているほか、陸上自衛隊の弾
薬備蓄の進捗が大幅に遅れていることから、3年に1回の開催に変更される。

2017/4/1