海上自衛隊横須賀地方総監部は1日、部下に暴行したとして、潜水艦隊司令部の30代の男性幹部自衛官と、掃海母艦「うらが」の20代の男性海士長の計2人を停職3日の懲戒処分にした、と発表した。

 総監部によると、男性幹部は潜水艦「そうりゅう」に乗艦していた2016年7月、指導中の部下の右肘を殴るなどし、8月には別の部下の胸ぐらをつかんで顔をたたくなどした。部下2人にけがはなかった。

 男性海士長は昨年12月、後輩の手に、自分の吸っていたたばこを何度も押し付けようとしたほか、すれ違いざまに右脇腹を蹴るなどした。

 総監部によると、男性幹部、男性海士長とも「感情的になってしまった」などと釈明している。