>>890
続きです。
褒められた事も祝われた事もなく、負のサイクルから逃げ出したくて、私は高校卒業と同時に一人暮らし。母が工面したお金で大学に通い、自身も水商売しながら貯金。在学中、1年間アメリカでも水商売しながら大学で経営学を勉強。

卒業後は大手の会社に採用され、女性にしては人並み以上に収入も頂き、東京でようやく、ようやく穏やかな普通の生活を送れるように。そんな中で彼に出会った。

彼の家庭は神戸にあり、非常に裕福で、何不自由ない環境。彼やご兄弟は帰国子女で、大学院まで卒業。世界的企業に勤め、ご両親共に人間的にもとても立派な方。

昨年、彼の妹さんが良い所の男性と親戚一同揃い、立派な式を挙げたばかり。
なのに、私が「昔から折り合いが悪く、父に結婚を知らせたくない。披露宴はせず、式も2人で人の来ない場所で安価に済ませたい。」と彼を通して正直に話すと、こちらの家庭事情を組んで、
「君たちは顔合わせや結納、披露宴はしたくなければしなくても良い。100組あれば100通りの家庭がある。」と言ってくれた。
彼は長男なのに。優しさに涙が出た。

しかし、「結婚するのは反対しない。しかしお互いの家庭事情をもっと深掘りして今後トラブルがないように、知らなかった事が無いようにするべきだ。」とも言われた。ごもっとも過ぎる。