俺はサークルで一人の経営学部だった。レジュメ交換は今まで2回、GDの講義は極力避けた
それでもなんとか残り32単位までこぎつけた3年の終わり。頑張れば、まだ卒業も就職もできる
4年の前期が始まり、俺はついに膝をついた。当然、その学期は0単位
3年後期は、このテストが終わったら1年間休学しよう……そう思うことで乗り越えられた
周りが次々に就職していく。ああ、かつての同級生たちは先輩になるかもしれないのか
そもそも5回生になったところで専門科目を取り切れるのか
俺はまともな企業に売り出していけるような労働力を持っているか。粗悪なものは売りたくない
こんな俺が将来、結婚や十分な暮らしができるのか。それができない人生になんの意味がある?
耐え続けた日々にはなんの価値もなかった。自ら苦しみに向かっても、少しずつしか進めない
今でも嫌になる。ちょっとした弾みで色んなことを思いだす。家族に打ちのめされたこと、騙されたこと
友人との約束を守れなかったこと。誰も理解しようとしない人に、この手を差し伸べられなかったこと
いや、それは俺自身だったろうか
首を吊る覚悟はできている。希望なんてない。幼少の自分に言ってやりたい、たとえお前が子供でも、救いなど求めるな
たとえ直接、他人から奪うことになっても、欲しいものはその手ではっきり掴め
かつて俺を認めた者たちに、やっぱりあいつは凄いやつだと再び示したい。どんなに諦めても、それは揺るがない
まだ大丈夫だよ。その言葉は辛いけど、まだ今の、今までの話なんてできないけど
いつか全部片つけて、やってやったぜ。俺はあのときさ……って伝えたい