元はと言えば、大学時代に実家から遠く離れた九州に
受験してそこに住み着いたのが始まり。
家の親父は仕事の接待とかで知り合った綺麗どころなネーチャンと
いい仲になって、母ちゃんがその女の家に殴りこみに行ったらしい。
そしてその晩親父が母ちゃんを痛めつけて、母ちゃんは肋骨を折る大怪我をしたんだ。
だから誰も母ちゃんには頭が上がらないんだ。
母ちゃんはアルコールに走って、もう人格崩壊している。ただ女としてのプライドみたいのはちゃんとある。
だから厄介だ。
家も父ちゃんに買って貰って文句言えない。
そして母ちゃんは俺が母親から物理的に逃げだそうとすると 包丁を出して死ぬと暴れる。
遠く離れた大学に逃げるのがやっとだった。
掃除は床の雑巾がけくらいはする。その姿を見て嫁さんが笑う。
親は泊まりに来るときは二週間は居座る。
嫁さんホテルに逃げた。それで正解だったかも。
父ちゃんは怒ってたが母ちゃんは満更でも無かったようだ。