母親は一般的に言う気遣い、世話焼きの部類なんだけど、そういうのって断りづらい。
昔から母親の提供するものや提案することに難色を示すと「じゃあもういいわ!」とそっぽ向かれてた。
子供心にそれはとても辛くて、だからなるべく受け入れるようにしてた。反抗期らしい反抗期もなかった。
思えばこれが良くなかったなと今になって思う。沢山喧嘩しておくべきだった。
少し老いた母は、今まで自分の提案したことが受け入れられて当然だったから、それ以外のものは否定的になった。
昔よりも選択肢が増えたことを理解していないから、子供(っていってもすっかり成人)が自分の知らないものと触れ合っていると
「そんなものやめなさい」と平気で言う。視野がどんどん狭まっているんだなと実感する。
子供が自分の思い通りにいかないことに一人でイライラして空回りしている。もうずっとそこにいればいい。