>>1
人間は過去世で為したもろもろの業(行為・思考)の結果として
この世を生きるものだ。
今世が苦労・苦痛に満ちたものであっても、真面目に努力を続ければ
来世以降に実りとなって幸福な人生が得られる。
ヤケクソになって悪の道に堕すれば、来世は今世よりももっと惨めな
人生が待っている。
「善因善果 悪因悪果」は永遠の真理である。ただ、その結果が直ぐに
表れない為に、気が付かない人が多い。

そして、上記の「幸福な人生」と「不幸な人生」以外に、もう一つの
「特別な人生」というものが存在する。
それが、「悟り」とか「救い」と呼ばれる「宗教体験の世界」なのだ。
この世界を知れば、今世が恵まれていても恵まれていなくても「幸福感
に満ちた毎日」を送ることができる。これは、特定の宗教団体に入ること
を勧めているのではない。むしろ、既成の如何なる団体にも帰属しては
ならない。一人で毎日座禅をし、仏教の経典を読む生活を続ければよいのだ。
自己流の座禅は良くないので、最初は禅寺の座禅会などに参加して正しい
座禅の仕方や呼吸法などを学ぶのが良いだろう。その後は、一人で黙々と
その修行を続けて行くのだ。