鳩山政権「自民党と全く違う」
 【ワシントン時事】2010年2月3日にソウルで行われたキャンベル米国務次官補
(東アジア・太平洋担当)と韓国大統領府の金星煥外交安保首席秘書官(現外交通商相)
の会談で、当時の鳩山政権に対する懸念を共有していたことが、2010年11月30日
までに内部告発サイト「ウィキリークス」が公表した米外交公電で分かった。

 それによると、鳩山政権の対北朝鮮政策は自民党政権と「全く違う」との
キャンベル氏の分析に金氏が同意。金氏は、北朝鮮が「民主党政権に接触する」
ため複数のルートを使っているのは明らかだと指摘した。

 また、キャンベル氏は鳩山政権への対応について、当時の岡田克也外相
(現民主党幹事長)や菅直人財務相(現首相)らの主要メンバーに直接
働き掛けることが重要と伝え、金氏が賛同。両氏は、民主党政権が北朝鮮と
対話する場合は米韓両国との連携が必要になるとの認識でも一致したという。

 公電は、2月22日に在ソウル大使館から米国務省に発出された。
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20101206wikileaks_07