米国車がイラクを侵略 イラク人愛国者・政治活動家が日本人に告ぐ

 著名サイト、バスラ・ネットはイラク人愛国者で政治活動家のゼイド・アーラジー氏の「日本人に
告ぐ」と題する投稿文を16日に掲載した。

 日本人は多くの長所を持っている民族であることを私は知っている。これらの性質の中には、客を
歓待する精神や占領に対する抵抗心などイラク人の特質とも共通のものがある。

 1978年イラク航空が最初に日本に乗り入れた第一便で訪日したおりには、銀座通りを歩き、、
伝統的な芸者ハウスで有名な酒も味わったものだ。庭園や生け花に驚嘆させられた。人々と国全体の
美しさにも感心した。特に自動車や電子、電気分野の進歩に、また礼儀正しさにも驚かされたが、広
島と長崎でアメリカが犯した残虐性に触れた時には深く心が痛んだ。

 世界はあなた方がどのようにこの困難を克服し、再度巨大な工業国として成功したかを知っている
。日本の成功は確実にアメリカ人を苛立たせ、あなた方に止めを刺す機会を狙い始めた。しかし別の
方法を使って。そこで先ず米国の文化で貴国を侵略し始めた。

 悪の帝国アメリカがその同盟国とで、私の国イラクに戦争を仕掛けた時、貴国はこの横暴勢力に加
担した。確かなことは、彼らは貴国政府に、イラク再建事業の分け前を与えようと言ったことだ。し
かし私や私に同調する数百万人のイラク人が発する質問は、「貴国の企業はこれまでイラクで活動し
ていなかったか?」というものだ。勿論活動していた。一例を挙げれば、ヨルダンとイラク南部を結
ぶ高速道路は日本の企業が建設したし、イラクを走っている自動車の8割は日本製である。

 貴国の憲法は軍隊の海外派遣を禁じているのに、何故人道的任務という看板を掲げ、私の国に軍隊
を派遣することでこの憲法を踏みにじったのだ。おかしいじゃないか?それとも、あなた方が軍事産
業に突っ走り、他の分野に悪影響を与えることを計画しているアメリカ人を喜ばせるためにこのよう
な措置(軍隊派遣)をしたのか?