新保守派が大きな大きな風呂敷を持ち出した。
だれもが、その風呂敷は今までの風呂敷と同じだと思っていた。
結び目を解いた大統領もその風呂敷の大きさまでは知らなかった。
解いたら最期、その風呂敷には思いもよらないものがいっぱい詰まっていた。
よくやったと言っていた連中も関係ないと言っていっていた輩も、
その足下には赤と白のストライプの布が、透明な蜃気楼から
リアルな風呂敷に変わりはじめた。
それがやがて、現実のストライプのじゅうたんに変わるとき、
あなたの心臓が脈を打っている保証はない。
風呂敷はもともと五右衛門風呂に敷いてもちいる大きな布だった。
大泥棒の大風呂敷。金も命も全部持っていく。
ゆで蛙理論が生きる魔法の大風呂敷。
布の端っこには、大統領の名前が、『蛙の行列』という言葉とともに
死臭で施されている。