>>82
@モブツ政権は、消極的ながらアメリカが支持していた独裁政権だった。
 むしろ、同じ民族の支援を受けてモブツを倒したカビラの方が民族主義。
 君の書いているのは逆で、モブツこそが「欧米の陰謀」の賜物だった。
Aまた、モブツ政権の崩壊プロセスは、ウガンダ、ルワンダの内戦に乗じて
 侵略をしたモブツ政権が、両国と同じ民族間対立を抱えていたため、逆に
 自ら基盤を危うくして内戦を誘発してしまったもの。つまり、ちょうど君
 の書いている推論とは逆に、むしろ ザイール(現コンゴ 民主共和国)
 の方が「欧米の陰謀」の元に動いていたのに足元をすくわれた形。
B上記国に共通するのは、いずれも「少数派で長年支配者だったツチ族」と
 「多数派で長年非支配者だったフツ族」という構図があり、ツチ族政権が
 連鎖的に崩壊したこと。モブツの例でみるように、言うまでもなく、欧米
 企業と強く結びついていたのは、支配階級の欧米留学などがあたりまえに
 なっていたツチ族の方。

カビラ自身にも人格面をはじめ、多くの問題があったのは確かだが、一転
して反政府ゲリラの立場になったツチ属が欧米の政府・企業の支援を受けて
いることは調べればわかると思うぜ。
つまり、むしろ国連に介入してほしくないのが欧米勢力の傀儡ってわけだ。
(たとえばニカラグアで国連の介入を求めたのはサンジェニスタ政権の側
であり、国連スタッフを襲撃していたのは、レーガン政権の支援を受けた
コントラのテロリストであったことを思い起こしてみてほしい。これと同様
の構図がある)