癌系の家系なので覚悟はできていた
しかしリアル感はない
数年前にもう戻ってこれないと知りつつも
戻ってこれるかのようにハンパに緩和ケアへ入った姉を思いだす
父も癌、母は震災でもういない
しかしまー最後の一人なので色々手続きに困る
アパートを全部片付けホテル暮らしでもしてみたいが
最後遺体になって一旦帰る先とか他書類とか色々届ける住所が無くなるので出来ないw。
でも、最後のスケジュール的にもう治療法がないとなってからの速さは知っている
半年と言われたがこの歳の余命判定ってのは老人のそれと違いたいていビンゴだ
奇跡は起きない。起きるなら初期に治っているだろう。
抑えのきかなくなった癌細胞の増殖は早い、今は動けても三ヶ月もすりゃ動けなくなる
緩和ケアの予約をしつつ、死後の手続きの準備をする
いちいち悲しみ頑張ろうとか言う友人や親戚がもうウザくなってきて
何でも屋系の業者と弁護士に死後の処理を頼む事にした
今は部屋を片付け処分しつつ日々過ごす

金銭面で不自由な事にはならなそうなのが幸い
あと今はウザイけど身体が動かなくなる頃には
有り難いのは悲しんでくれる友人や親戚なんだろうな
痛みの少ない転移ヶ所なのは幸い
でも最後数日は痛みのない肝臓のはずなのに人間とは思えない動物みたいな声で苦しんでいたのを姉を看取っている
最後はあぁなるんだろう
知っている。ここから先の事は知っている
知らないのは死んだ先の事だけ