親父の寝顔を見て思う。

もうこののまま永遠に目が覚めない方が楽だよ、もう起きあがらなくていいよ、  と。

しかし数時間でゲホゲホと咳き込んで血まじりの痰を吐き出して、目が覚める。

昨夜はほとんどの親戚知人に電話して、親父もうだめですと知らせた。

明日、親父の姉さんがはるばる田舎からやってくる。「なんでもっと早く知らせなかったんだい!?」と電話で言われた。

「親父誰にも連絡するな。」と言っていたし・・。