俺はもう壮年ではないが、昔この歌を知っていたら、随分その痛切さが
身に沁みただろう。

今となっては、俺の気持ちは、例えばこんな感じ。

バカばかりわれには見えて中高年と呼ばるる辛きこの秋のひかり

街中を歩いていたり、ネットの書き込みを見ていると、「この世は馬鹿
ばっかりだ」と思わずにはいられない。

愚かな人間が多すぎる。残念なことには、自分もその一人なのだ。
人間は十分に滅びるに値する。