アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(岩波文庫)を読了。

表紙カバーの紹介文には、
「『シュルレアリスム宣言』こそは20世紀の芸術・思想の出発点である」
と書かれている。

そして、
「夢、想像力、狂気を擁護して、現実の奥深くに隠された<超現実>を暴きだし、
真の生、真の自由に至る革命の必要を高らかに謳いあげる」
と続く。

大層な紹介である。
が、確かに、この作品は、文学史上きわめて重要な里程標には違いない。

ずっと気になっていたが、ようやくきちんと読んだ。
「年頃、思いつること、はたしはべりぬ」(徒然草)である。
(続く)