総理秘書官「辞めてやる!」発言で「総理が謝罪」の真相(内ゲバが起きて官邸の力が弱まってきているらしい…)
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総理大臣に影のように従い、内政から外交まで献策し、時には総理の密命を帯びて外国を極秘訪問することもある。
安倍晋三首相と文字通り一心同体となって4年半の政権を支えてきたのが今井尚哉・総理首席秘書官だ。

「今井ちゃんは本当に頭がいいよね。何を聞いてもすぐ答えが出るんだよ」

安倍首相は会う人にそんな言い方で今井氏を誉め、「知恵袋」「懐刀」として絶大な信頼を寄せてきた。
政権における影響力の大きさは秘書官の立場をはるかに超えており、「官邸の最高権力者」「影の総理」と呼ばれる。
今井氏が気に入らない事務方の秘書官のクビを容赦なく切ることから官邸の役人からは、「ミニ独裁者」とも恐れられてきた。

その“一心同体”だった2人の関係に大きな亀裂が入っている。

「今すぐ辞めてやる!」──今井氏が首相に面と向かってそう啖呵を切ったというのだ。
(中略)
ある記者に安倍総理が、「最近今井さんが僕に厳しい」と漏らしたと聞いたから、僕は机を叩いて、「国民のために総理をお支えすることに命をかけている。総理がそんな姿勢なんだったら今すぐ秘書官を辞めてやる」と言ったんだ。
そしたら、安倍総理が謝ってきた。

いくらオフレコとはいえ、首席秘書官が「辞めてやる」と記者に漏らすとは尋常ではない。
ましてや総理が秘書官に謝ったなどとは、たとえ事実だったとしても“秘中の秘”のはずだ。

ところが、このオフ懇メモは間を置かずに自民党中枢に流出し、今井発言は党幹部たちの間で広く知られることになった。

「今井ちゃんはこんなことを軽々しく喋る人じゃなかったのに…。一体、何が起きているのかね?」

ある自民党役員は官邸の異常事態を感じ取っている。