暗闇の中じっとめを凝らして玄関を見ていたが、ドアを開けてこない
鍵を締めに行きたいが、恐怖で体が動かないので、このまま朝まで何もなければいいのにとか思ってた
時間がどれだけ経ったかはわからないが、だんだんと疲れて眠くなってしまい、ウトウトしてきた頃だ、いきなり
ベランダの窓ガラスを叩く、バンバンバンとけたたましい音が響き人影が見えた
カーテンの隙間から長い髪の女がこっちを見ているのが分かって、うわーと声にもならない声をあげて逃げようとした
そのうちうめき声のような声で、あけろあけろ、みたいなことを訴えてきているところで記憶がなくなった
目が覚めると、窓が開いていて、玄関の鍵も開いたままだった
これはダメだと思って即不動産屋と大家に話して退去した
でも、結構ドアとか開けてたのに、あけろあけろ言われてもなあと、なんだかなあと後で思いました