【秋葉原】学園風リフレjelly(25) くるみの旦那よ永遠に[無断転載禁止]©2ch.net・ [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 クルキチ
くるみとデートとか言っておいて一人ディズニーとか虚しいねかわいそうだね
あきらめついた?
昨日のくるみの行動知らない? >>25
あきらめるっ何をです?
昨日は1人だったけどくるみちゃんとデートしてきましたよ
わかりやすく言えば予行練習かな
くるみちゃん待ち時間も楽しいってはしゃいで可愛かったです
今度くるみちゃんが出勤したらお散歩でディズニーシーいくんだよー羨ましいです?w
昨日のくるみちゃんの行動はプライバシーに配慮してここではお伝えできません 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 >>26
相変わらず妄想だね
所でくるみのtwitterわかった?
きっとあれ見たらお前狂乱するよ
でも教えてやんねーよ!もう少しお前を楽しんでやるから >>49
いやいやくるみちゃんはツイッターはやってないからそんな嘘で揺さぶろうとしても僕のこころは揺らがないのですよ
わははは >>51
そこまで言うなら証拠だしてよ
出せないからでまかせいうんでしょうw >>50
お前本気でやってないと思ってるんの?
悪いけど、俺フォローしてんだけど
どこまで妄想めでたいやつなんだ
まっ、お前はマジで見ない方がいいけどね
100%やってるから安心しろ
知らないで旦那名乗るのも辞めろ妄想星人 >>52
証拠出したらお前の思うツボだろ
フォローしてしてってしつこく粘着するをわだし
知りたかったらある子に聞くか自分で探せキチ 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ャWベルばら色粃麹f疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 オラ今酔っ払いだから寝落ちるまでなんでもこたるよ! >>54
別に全部教えろとはいってないよ
一部のスクショでもわかればお泡ぶくのれなんてぃす! >>67
くるみちゃんへの謝罪お願いしますね^ ^ >>69
謝罪って悪いことした人がすることだよ
頭と日本語大丈夫? >>70
お前の場合は迷惑かけたことだな
あれでくるみは精神的に辛くなってジェリー辞めて他店に移籍した
矢倉くんまだくるみがどこの店いるかしらないの? >>71
移籍ネタ飽きたよw
もうちっとおひねり入れようよw
自分が全て分かってるつもりで人の手の平上でコロコロ動き回るのは滑稽だよwww >>72
マジ頭大丈夫?
移籍場所しらないくせに何がおひねりだよ
自分が全てわかってるとかそれはお前自身だろたまからキチガイっの精神病院行けたまの言われるんだよ!
自身でも自覚してるからツイートするんだろ
だったら今日のくるみの行動を言ってみろ
デートてかくだらないこと書くなよ!そのネタ飽きたから(笑) >>73
移籍先ってキャンレボだよね
最近キャンレボさんからフォローされたから知ってます
ちなみにくるみちゃんの行動は今は僕と電話をしています^^* 返事がこないねーwwww
完全論破の完全勝利で笑いがとまらねーわははははははwwwwww >>78
そっすか
きみは面白くないし相手する気にもならないからもういいや
妄想の中から出てこないでね
くるみちゃんにストーカーとかもってのほかだからやめてよね、ちゃんと現実をみようね >>80
わーおもしろいー最高にクールでいかすー
ヒュー☆ >>81
相手にする気ないくせになぜ反論するかな?
面白くないならスルーすればいいだろ
スルーって言葉がキチガイにはわからないかゴメンゴメン
現実見ようねはお前だね
キャンレボからフォローされたからってくるみはいるわけないじゃん頭大丈夫?また精神病院行け童貞チンカス野郎 >>83
頭の狂ったイカレポンチと同列にしないでいただきたいです >>83
くるみのキチガイが勝手に暴走してるだけだろ
そのままにしてやれ くるみの客ってなんでこんなにイカレチンポばっかなの >>86
マジレスすると、単純に可愛いってのもあるけど、彼女自身に包容力がありすぎて青春時代の恋愛経験を置き去りにしてきた中年層が夢を見てしまう。
結果的に、付き合いたい結婚したい願望を冷静にコントロール出来ない痛客に絡まれる傾向はあると思います。 >あられの事務所は豊島区東池袋1-31-10ドミール池袋9階のどこかだよ。
どこって、どこですか? >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます
ホンマ? 包容力がありすぎるのは分かる、さらにくるみちゃんはアンダーなのではないかと個人的に疑っているであーる。 かれこれ2ヵ月は会っていないが同じ空の下で生きているのであーる
つまり同じ屋根の下で一緒に暮らしいるのと同じことであーる 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 マジックミラーある店が摘発受けて女も補導されてるけど大丈夫?
大学生とかマジで人生終わるよ
>今の営業形態が出会い系喫茶に当たるとのことで風営法の許可が必要になるとのことでした。
>営業開始前に事前に警察署には相談に行っておりましたが営業実態としては出会い系喫茶になるとの見解です。
>出会い系喫茶としての風営法の許可は現在の場所では取れません。
>つまり、風営法違反に当たるとのことでした。
>これによりマジックミラーもしくは写真で選んで客に紹介するという店舗型リフレは全て出会い系喫茶に当たる可能性が高いとのこと。 >あられの事務所は豊島区東池袋1-31-10ドミール池袋9階のどこかだよ。
どこって、どこですか? >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます
ここの記事盛ってませんか。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 マジックミラーある店が摘発受けて女も補導されてるけど大丈夫?
大学生とかマジで人生終わるよ
>今の営業形態が出会い系喫茶に当たるとのことで風営法の許可が必要になるとのことでした。
>営業開始前に事前に警察署には相談に行っておりましたが営業実態としては出会い系喫茶になるとの見解です。
>出会い系喫茶としての風営法の許可は現在の場所では取れません。
>つまり、風営法違反に当たるとのことでした。
>これによりマジックミラーもしくは写真で選んで客に紹介するという店舗型リフレは全て出会い系喫茶に当たる可能性が高いとのこと。 女子高生まで!梅毒の感染拡大が止まらない理由
昔は代表的な性感染症として知られた梅毒だが、患者数が急増している。現在の法律に基づく調査が始まって以降、今年は既に最も患者数が多かった昨年の報告数を上回っている(国立感染症研究所「感染症発生動向調査」による)。
かつては遊び人がかかる病気というイメージが強かったが、現在は「梅毒」という病気を知らない若い女性の患者が増えていることが大きな要因にもなっている。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
梅毒の疑いあり」――
所見と共に皮膚科から回されてきた患者は女子高生だった。
婦人科医の協力を仰ぐことにして、院内電話に手をかけた。
この数年、梅毒の感染拡大が止まらない。2015年の報告数は過去10年で最多の2660人。14年より1000人増だったが、今年は8月後半(8月21日)の時点で既に2674人。このままいけば年末には4000人を上回る可能性が高いと見られている。
地域別では関東が1484人と最も多く、次いで近畿542人、中部の282人と続く。
特に勢いが凄まじいのが、若い女性における増加だ。当初流行の中心は男性同性愛者だったのだが、最近は異性間の性的接触による感染が増加し、女性は2011年の177例から15年には769例に増えている。5年間で4倍以上に増えてしまった計算だ。
しかも15〜19歳は11人から76人に、20代は49人から382人に増えている。
若い女性に流行することで必然的に心配されるのは、先天性梅毒患者として生まれてくる赤ちゃんの増加だ。妊婦が梅毒に感染すると、流産や死産の原因となったり、先天性梅毒の赤ちゃんが生まれたりする可能性があると、専門家は危惧している。
実際日本では、1940年代のペニシリンの普及以降、発症数は劇的に減少していた。読者の中には2011年に放映された大ヒットドラマ「JIN-仁-」(TBS)(※)
を視て、初めて存在を知った人も多いのではないだろうか。 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌によって引き起こされる感染症である。性行為による感染が多いことから性感染症に分類される。進行の仕方としては「3週間3ヵ月3年」というパターンが有名だ。
感染拡大の理由としてまず挙げられるのは、「性行為の低年齢化」と「コンドームを使わずに性行為を行う人が増えている」ことだ。これは、梅毒に限らずすべての性感染症に当てはまる。自分の身を守る術を知らないまま、
遊び感覚で性行為を行い、感染してしまっているのだ。
真剣な恋愛の中で性行為をした相手の元カレや元カノが、さらにその元カレや元カノから感染させられていた可能性も、普通に考えられるからだ。
また性感染症は、梅毒以外にもクラミジア、トリコモナス性膣炎等、全般的に増えており、しかも複数の性感染症を同時に発症させているケースが多いという。
特に、梅毒との併発が多いのは「HIV」だ。
よって治療ガイドラインにも、「梅毒を発症している患者にはHIVの検査を行うこと」とある。症状は抑えられても、一生治せない病気になってしまう危険性もあることを、一体どれだけの人が自覚しているだろうか。
「教育は必要だと思いますよ。腹痛で受診した若い女性に性感染症であることを教えたら、今まで病気のことも、身体の守り方も、誰も教えてくれなかったと泣いていましたから」(前出のF医師)
もう1点、梅毒は症状が多彩な反面、決め手となる目立った症状はないため、様々な診療科で見逃されている可能性があり、それも感染拡大の要因になっていると考えられる。
「眼科や内科、皮膚科、歯科、婦人科等を受診して、まったく別の病気と診断され、発見が遅れてしまうケースは多いと思います。例えば梅毒のバラ疹には、
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)という紛らわしい皮膚病があります。抗体検査をすれば区別できますが、医療従事者が疑いを持たなければ、
見逃されてしまうでしょう。冒頭の少女の場合は看護師が、痛みもカユミもないことに注目し、
皮膚科医に伝えて判明しました」
「ちゃんと見つけてもらうには、感染症科がある大きな病院を受診するといいでしょう。そういうところであれば、他の科を受診した場合でも、感染症科へ回してもらえるはずです」
「病変が脳の周りの髄液まで入り込んでいる状況でも、薬物治療で治ります。早く発見し、抗生物質を使い、きちんと治療すれば大丈夫ですよ」
参考に見せてもらった写真では、息をのむほどおぞましい症例の患者も、治療でキレイに治っていた。だから万が一、我が子や恋人に疑わしい症状が出たとしても、
勇気を持って医療機関を受診させ、医師の指示のもと完全に治療させてあげよう。またカップルの場合は、同時に治療するのが鉄則だ。 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) 梅毒患者が過去最多、昨年1年間を上回る−女性の報告増で注意喚起
8月30日(火)12時11分配信
梅毒患者の今年の報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多かった昨年1年間の報告数を
上回ったことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。男性間の性行為による感染に加え、
男女の異性間でも感染が広がりつつあり、東京都に次いで患者数が多かった大阪府は、
「20代の女性が一番多い」と指摘。感染を疑う症状がある場合は、医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
■東京で女性急増、異性間感染拡大の予測も
国立感染症研究所によると、梅毒の患者報告数(21日時点)は2674人で、昨年1年間の報告数(2660人)を上回った。
都道府県別では、東京が1059人で最も多く、以下は大阪(348人)、神奈川(164人)、愛知(152人)、
埼玉(96人)、兵庫(90人)、千葉(78人)、北海道と福岡(共に59人)、茨城(49人)、福島(45人)、
静岡(43人)、京都(33人)などの順だった。
特に東京都と大阪府での増加が目立っており、いずれも過去最多の昨年1年間の報告数を上回っている。
都によると、2005年から増加していた患者報告数は09年、10年といったん減少したが、11年から増加に転じ、
昨年は調査開始後初めて1000人を突破した。ここ数年は女性の報告が目立っており、
昨年1年間の女性患者数は10年に比べて15倍になったという。
大阪府も「特に女性の急増が顕著」と指摘。女性患者の増加により、異性間の性行為による感染が
今後増えると予測している。すでに昨年の2倍近い報告数となっている福島県でも女性が増加傾向で、
20−30歳代の報告が多くを占めているという。
■陰部分泌物などに異常、性行為控え受診を
感染の拡大に伴い、注意喚起に力を入れる自治体が増えてきた。兵庫県は「コンドームの適切な使用により
リスクを減らすことができる」と指摘。一度治っても再び感染することがあるので、パートナーと一緒に
検査や治療を受けることを促している。3年連続で増えた新潟県も「特に陰部における、いつもと違う分泌物、
傷、発疹が出現した時には、性交渉を控え、できるだけ早く医療機関を受診することが大切」としている。
梅毒などの感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、生殖年齢層が感染すると、
その出生児も感染する可能性があるため、「早期に発見して治療を行うことが重要」と指摘。
「医療機関側でも、患者が増えていることを認識し、見落としのないよう診察に当たってほしい」としている。
梅毒は性行為時の接触感染が主流で、感染すると2−3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、皮膚や筋肉、
骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が生じるほか、中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因になるほか、胎盤を通じて胎児が先天梅毒になる恐れもある。
Yahoo!ニュース(医療介護CBニュース 8月30日(火)12時11分配信) >あられの事務所は豊島区東池袋1-31-10ドミール池袋9階のどこかだよ。
どこって、どこですか? >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます
ここの記事盛ってませんか。 あられの女の子
レンタルルームで盗撮横行しててほとんどの子が人生終了しちゃってるけど
リフレの子は大丈夫か? まだ書けるのか。
お気にの出勤潰れたやんか?
まったくもう。 くるみは可愛い上に緩かったけど、一個一個の相場が高かった。
あれは本当に魔性。
今のお気にはくるみほど可愛くないけど、リーズナブルで無理ない。
やっぱ無理はダメだ。 くるみくるみいうのはやめろ
あれはただのデブスだし変なの湧くから くるみって今袋の派遣やってんだろ
先週ラブホですれ違ったからあれっ似てるなってある派遣の店のHP調べたら見たことある写真みつけたからあれは間違いなくくるみだよ
キチガイくん探して追いかけろよ >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます マジックミラーある店が摘発受けて女も補導されてるけど大丈夫?
大学生とかマジで人生終わるよ
>今の営業形態が出会い系喫茶に当たるとのことで風営法の許可が必要になるとのことでした。
>営業開始前に事前に警察署には相談に行っておりましたが営業実態としては出会い系喫茶になるとの見解です。
>出会い系喫茶としての風営法の許可は現在の場所では取れません。
>つまり、風営法違反に当たるとのことでした。
>これによりマジックミラーもしくは写真で選んで客に紹介するという店舗型リフレは全て出会い系喫茶に当たる可能性が高いとのこと。 あられの女の子
レンタルルームで盗撮横行しててほとんどの子が人生終了しちゃってるけど
リフレの子は大丈夫か? >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます >>176
先週ラブホですれ違った?
笑わせないでくれる?清楚清純純情派の僕だけのスイートベイビーくるみちゃんがラブホなんか行くと思った?くるみちゃんは処女なんだよ >>174
君はなーんにも分かってないなぁ
くるみちゃんの最高のもちもちボディちゃんと見たことないんでしょお?
手足のむちっと加減にくびれたウエストああ考えただけでおっきくなっちゃう >>173
なぁに分かったような口聞いてるの?
くるみちゃんの魅力が分かるのは僕だけでいい
魔性?くるみちゃんは清楚清純純情処女大天使だよ >>175
誤字ってるよ絶妙なモチモチくるみボディはあはあはあはあはあはあはあはあ僕今電車なのにたっちゃったよお 僕のくるみちゃんを褒めてくれる人がいるのは本来喜ばしいことなんだけど腹立つなぁ
逆にくるみちゃんの悪口を言う人にも腹立つなあ
つまりくるみちゃんのことは僕だけが知ってればいいってこと 今朝もくるみちゃんに中出ししちゃいました。
君達なんでくるみちゃんがお店辞めたか知ってる?僕との子供がお腹の中にいるからだよ?
僕もう幸せすぎておかしくなりそうだよ あんなブスとの事はきっと誰も興味ないだろうから黙っててよ
周りのことが見れないなんてお粗末な脳みそだね >>188
くるみちゃんは店を辞めてもう何ヶ月も経つのに未だにくるみちゃんのこと気になってるの?僕は笑いが止まらないよ
くるみちゃんは今僕の隣で微笑んでるのにまだ出勤するとでも思ってるの?wwwwwwwwww >>189
だれが気になってるっていった?
だからあんな不細工はどうでもいいんだって
君がどうでもいいことばっか書き込むことによって迷惑がかかるって言ってるんだよ
くだらない事ばっか言ってるなら自分のTwitterに書き込みなよ >>190
僕に反応してくれる人がいるからここに書き込むんだよwwwww
それにくるみちゃんを不細工呼ばわりするなんてさては何かあったな?くるみちゃんは誰が見ても不細工ではないんだなあ
くるみちゃんが寝ちゃって暇なんだよ
君にはもうちょっと付き合ってもらおうかな マジックミラーある店が摘発受けて女も補導されてるけど大丈夫?
大学生とかマジで人生終わるよ
>今の営業形態が出会い系喫茶に当たるとのことで風営法の許可が必要になるとのことでした。
>営業開始前に事前に警察署には相談に行っておりましたが営業実態としては出会い系喫茶になるとの見解です。
>出会い系喫茶としての風営法の許可は現在の場所では取れません。
>つまり、風営法違反に当たるとのことでした。
>これによりマジックミラーもしくは写真で選んで客に紹介するという店舗型リフレは全て出会い系喫茶に当たる可能性が高いとのこと。 誰もくるみと僕のことに興味ないならどうしてくるみちゃんが店を辞めて何ヶ月も経つのに未だに僕以外にくるみちゃんの話題出す人がいるんだろうね(笑)
本当にいい歳したツンデレは見てて痛くて笑っちゃうよ
それとも虚しくなるから見たくないのかな? >>182
やっぱりバカだな
派遣やってればラブホ行くの当たり前だろ
どこにいるか知りたいか? >>186
何にもしらないからジェリーに問い合わせてんだろ
ってかまた精神病院行け童貞チンカス野郎
あんまり適当な嘘書いてると名誉毀損で訴えられるよ
今朝中だししたとかテメーの妄想の世界だろ
くるみ今日出勤するから行ってこいよ >>189
気になってんのは矢倉お前だろ
妄想キモいから早くあの世に行けよキチガイストーカー >合法JKナビはボーズのさとしくん。
>いつもあられの事務所にいるのはなんでだろうwww
>相棒のエラがナビの記事をほぼ書いてます >>199
それが人にお願いするときの態度か?もう少し考えろよ >>201
教えてクレヨン
service for me >>202
お前なめてんの?
そんなんだから居場所知らないんだな
今頃レンタルルームやラブホでハメハメしてるよ
知りたけりゃまともな人間になるんだな
まずは人間からだ >>203
俺はやった
ついにやった
今日は台風で天候は完全に雨
降り注ぐ雨粒と雲以外は何も見えるはずが無い夜空
そんな中、俺はあるはずの無い光を空に見た
そらは眩く輝く光
暖かい太陽のような母性に溢れた光
そう、くるみ星だ
俺はついに二人の居場所を見つけたんだ
あばよ地球人
近々俺様とくるみはくるみ星へと旅立つのだぜ まだまだ稼ぎ時だっただろうに本当にかわいそうだな
キチガイが怖くて店も辞めたんだろ?
くるみが好きならネットストーカーなんかやめろよ >>205
僕のせいで辞めた証拠でもあんの?
憶測で勝手なこと言わないでくれるかな?
そもそも辞めたってのもガセじゃないか 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 女子大学生の服を脱がせて体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京大生、河本泰知被告(22)に対して東京地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判官は「集団による計画的犯行で、被害者の屈辱や恐怖は大きい。被告は犯行場所として部屋も提供し、刑事責任は重い」と指摘。一方、他の被告に比べると関与の程度が低く、反省を深めているとして執行猶予にした。
判決によると、河本被告らは女性を酒に酔わせてわいせつ行為をするために「誕生日研究会」と名付けたサークルを結成。東大生の松見謙佑被告(22)=同罪などで公判中=
ら4人と共謀して5月11日午前0〜1時ごろ、都内にある河本被告のマンションで女子大学生を全裸にしてキスするなどしたとされる。
藤田智之
・1992年生まれ(24歳)。
・福井県立藤島高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻。
・修士1年生。
・身長180cm。
河本泰知(たいち)
・1994年生まれ(22歳)。
・岡山県立岡山朝日高校出身。
・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科。
父親は岡山市内の小学校で教師として働いています。
松本昴樹(まつもと こうき)
・1993年生まれ(23歳)。
・東京学芸大・主犯の松見謙佑と同じ、東京大学工学部システム創成学科卒業。
・東京大学大学院修士1年生。
学付属高校出身。
生嶋一生
・東京都立国際高校出身。
・東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻。
・修士1年生。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています