幼稚園の頃から電車が大好きで爺ちゃんや婆ちゃんと毎日のように夕方の帰り際に線路沿いを歩いて駅のホーム間近まで電車を見に行きました。
駅の端の最後尾あたりの車掌がベルスイッチを押すあたりに身構え、電車が到着するたびに車掌に手を振っていました。
どの人も必ずと言っていいほど手を振り替えしてくれたり『こんにちは、バイバイまたねー』って言い返してくれたんです。
それから20年あまり、今では私は車掌から運転士になりました。あの頃のように乗客の子供連れの方が手を振ってくれることもよくあり
その度に当時の自分を重ねます。