日本皮膚科学会がミノキシジルタブレットを育毛薬としての推奨度Dと判定して半年が経ちました。
FDA(米国食品医薬局)はミノキシジルタブレットの心臓に対する副作用を処方せん薬の添付文書記載の中では最も重い警告である「黒枠警告(Black Box Warning)に指定しています」と説明をされています。

実験医学Onlineからブラックボックス警告について抜粋しました。

ブラックボックス警告
処方箋医薬品のリスクの可能性についてラベルに記載される警告文の1つで,医学的に深刻な,時には生命に関わる副作用を引き起こすリスクを伴うことを示すもの.警告の文面が黒枠で囲まれることからこうよばれる.FDAによるラベル変更要請の中で,最も強い警告にあたる.
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/keyword/504.html

血圧降圧剤として、承認しているアメリカですら、副作用の懸念がもっとも高く、ブラックボックス警告を添付し、さらに製造する製薬会社も、育毛薬として禁忌としているミノキシジルタブレット。
それを血圧降圧剤としても使用が認められていない日本で、検査も行わず、本来の使用目的ではない、育毛薬として日本皮膚科学会も使用を勧めない、医薬品が育毛薬として現在も処方が続けられています。