ソユーズ事故の調査が進行中
https://spaceflightnow.com/2018/10/13/soyuz-failure-probe-narrows-focus-on-collision-at-booster-separation/

サイドブースター(1段目)の1本が、分離時にコア(2段目)の下部に接触した。
これを検知して、アボートシステムが自動的に作動した。
宇宙船のスラスターを噴射してロケットから切り離した。
なおアボートタワーは、ブースター分離の数秒前に投棄されていた。
映像を見ると、ブースターの1本はコアから分離されていないようだ。

飛行中の脱出は、1975年以来となる。
1983年には、射場から緊急脱出し、直後にロケットは爆発した。

事故がなければ、10/31にプログレス貨物船を載せたソユーズロケットが、
12/20に次の有人ソユーズが打ち上げられる予定だった。
現在は未定だ。
問題が解決しないかぎり、ソユーズは飛べない。

ISSに係留中のソユーズの寿命は、遅くとも1月上旬までだ。
ソユーズ宇宙船を、完全自動モードで12月に打ち上げるという可能性もある。
これは元々は来年にもテストをする予定だったという。

万が一ISSが無人になっても、相当期間は安全に運用できるよう設計されているという。
冗長性が無いのは、飛行士の運搬手段だ。
NASAは来年の夏にも2社の宇宙船を試験的に有人で打ち上げ、その後は年2〜3回ずつ実施する計画だ。
しかしASAP(航空宇宙安全諮問委員会)は両社ともに、まだ課題が残っていると指摘する。