ここは数時間で完走する時事スレとは違う世界です。
日米や中露、欧州その他の国家的宇宙開発、
スペースXやインターステラ社などの新興宇宙ベンチャーなどの成長・進展を、
黎明期から10年単位で見守るのが宇宙板であり、ロケットスレなのです。
宇宙開発は一朝一夕では実現できません。
大きなニュースゆえ、ご来訪は結構ですが、ここではのんびり見守りましょう。


>>349
ソ連崩壊直後は、気前よく流出したり、バーゲンセールしたりしてましたね。
日本(JAXA)も、旧ソ連製エンジンを買おうとしたことがあります。
中国や北朝鮮や韓国は、実際に現物や設計図を購入したようです。

シグナス輸送船で有名なオービタル・サイエンシズ社(現ノースロップ社の一部門)は
「元祖宇宙ベンチャー」という体の会社ですが、実際は各国・各社の宇宙製品を
買い集めて組み上げる「自作」タイプの会社ですね。
自分でエンジンを開発せずに、ロシア製エンジンを買ったりしてます。
当然、高価いです。

ITで成功したイーロン・マスク氏が火星に送るロケットをロシアから買おうとして、
足元を見られて吹っかけられ、それに憤ったマスク氏が、自分の力で火星に行こうと決心し、
スペースXを設立した、というのは有名な話です。
彼は欲張りで、何もかも全て、自分で開発・製造・管理しなければ気が済まない性格なのです。
そしてそれを、実行しています。

ロケットの中枢であるロケットエンジンは、既存の完成品を買うと、とてもとても高価く付きます。
ロケットエンジンを自ら開発しない宇宙ベンチャーは結局、生き延びるのが難しいのです。
ボーイングやロッキードマーチンのような巨大な航空宇宙企業でも、ロケットエンジンを製造しておらず、
今後のロケット市場では生き残りが危ぶまれています。

インターステラ社はきっと、生き残りますよ。そう願っています。
本当に本当に、ロケットが好きな連中の集団ですからね。