4000基以上の人工衛星で世界中にネットを提供するSpaceXの「Starlink」計画に当局からゴーサインが出る
https://gigazine.net/news/20180330-spacex-starlink-approved/

打ち上げられる人工衛星について
・申請書類によると人工衛星1基の重量は386kg
・衛星写真サービスおよびリモートセンシング、航空測量のための機能を含む
・寿命は5年
・運用終了後は大気圏に突入させて処分
・まず1600基が打ち上げられ、その後2825基を打ち上げ。実際のサービス提供開始は800基の打ち上げが完了した段階から。

「フェーズ2」では7518基の人工衛星をさらに高度が低い軌道VLEO (very-low-Earth orbit)に投入し、通信帯域幅とping速度の向上を図る

システム全体の通信帯域幅
1基あたりの通信幅は20Gbpsのため、総合計1万2000基を使った通信の場合だと、20×12000=240000Gbps(24Tbps)となる見込み。

4425基もの人工衛星の打ち上げに要するロケット発射回数
Falcon 9ロケット1基あたりで打ち上げられる人工衛星の数はおよそ25基程度のため、最大で177回の打ち上げが必要。5年間で全数を軌道に投入するためには、年間およそ36回の打ち上げが必要。
Falcon Heavyロケットではおよそ40基の打ち上げが可能になるため、最大で112回の打ち上げが必要。5年間で全数を軌道に投入するためには、年間およそ22回の打ち上げが必要。

打ち上げと運用にかかるコスト
マスク氏は2015年時点で、必要なコストを100億ドルから150億ドルと試算。(約1兆600億円〜1兆6000億円)
Falcon 9ロケットの改良やFalcon Heavyロケット、さらに大きな「BFR」を活用すればコスト圧縮の可能性も。