先日のマスクのツイートによれば、使い捨てのファルコン9が9000万ドル級(100億円級)にまで
値上がりしてたとは、意外だったな。
相次ぐ強化で、もはや最初の「6200万ドル」は維持できなくなっているのか、それとも勝者の余裕か?

1段目が再利用だったとしても、スペースXはもう大幅な値下げはしないと宣言した。
これは性能的には、H3最大型(H3-24型)と同等だが、H3-24型の推定価格は、
70億円くらい(H3-30型 プラスSRBを4本分 マイナスLE-9を1基分)だろうと言われることから、
このアホ評論家の「全ては価格で決まる」が正しいなら、H3はけっこう強いんじゃないか?
この能力(LEOに25トン級)をこの価格で提供しそうなロケットは、他にはちょっと見当たらない。

ファルコンが1段目を回収する場合は少し安くなるんだろうけど、そもそも回収すると能力は3割以上低下し、
H3で言うとSRBが2本のタイプ(H3-22型)と同等の性能に。
こっちは60億円程度(H3-30型 プラスSRBを2本分 マイナスLE-9を1基分)とも言われる。
やっぱりH3はけっこう強いように見える。

H3は既に、総合システム詳細設計審査を終えており、製作フェーズに移行しつつあるが、
それでもMHIは50億円の価格が可能としていることから、もうこのままのコスト計算で行けそうなのでは。