あけましておめでとう
2017年のロケットまとめ
http://spaceflight101.com/2017-space-launch-statistics/
1位 米国  29回
2位 ロシア 21回
3位 中国  18回
4位 EU   9回
5位 日本  7回
6位 インド 5回
その他
20種類のロケットが、37のコンフィギュレーションで飛んだ。

アメリカは2003年以来の首位奪還。
ファルコン9は18回の打ち上げ全てに成功し、14回の着陸回収も全て成功。
また5回の再利用1段目を利用した。
ULA社は8回の打ち上げ(6回はアトラスV)を行い、全て成功した。
残りはデルタIVが1回、デルタIIが1回。デルタIIはあと1回で引退予定。

ロシアはソユーズロケットを15回打ち上げ、プロトンは4回に留まった。
ソユーズが打上げ数1位の座を明け渡した。
ロシアの「ソユーズUロケット」が43年のキャリアに別れを告げた。
総計で786回打ち上げられ、1979年には1年間で47回打ち上げられた。
年末には紛争関係にあるウクライナとの協力で、ゼニットが打ち上げられた。

中国は長征2・3・4型を合計で13回打ち上げた。長征3型が1回失敗。
長征5・6・7型はそれぞれ1回ずつ打ち上げられ、長征5型が失敗。
メインエンジンYF-77のターボポンプ内の不具合とも言われる。
2018年半ばにも復帰を目指す。

ESAのアリアン5は6回打ち上げ、それぞれ大型の衛星を2機ずつ投入した。
日本は6機のH2Aを打ち上げ、それまでの最多である4機を超えた。
インドはGSLVのマークIIとマークIIIがそれぞれ1回ずつ打ち上げられ、成功した。

全てのロケット打ち上げに成功したのは、米国とEUのみ。
ロシアは1回(プラス不具合1回)、中国は2回の失敗、
インドのPSLVは20年間の連続成功記録が止まった。
日本と米ロケットラボ社がそれぞれ小型ロケットを1機ずつ失敗。
(エレクトロンはニュージーランドで製造・打ち上げだが、ロケットラボ自体はアメリカ企業で、
米国FAAの監督下なので、米国の失敗にカウントすることも可能)