H3-30型は、SSOに4トン程度、1500m/sのGTOに2トン強程度とされる。
良く考えられてるなと思うのは、この能力だと、SSOの偵察衛星/地球観測衛星には十分で、
かつ昨今の大型静止衛星を上げるには明らかに力不足。
つまり必要十分であり、改良・増強する動機に乏しい性能を最初から設定している。

最大型にしても、これ以上の能力は意味が薄いので、「H3-34型」を設定しないくらい。
さらなる能力増強の必要性があれば、LE-9の強化とLE-11の開発も行うだろうが、
今のところは使い道がどうにも見当たらないな。
HTVの必要性でH2Bを開発したように、深宇宙ゲートウェイ構想が進めば、あるいは・・

>>150
真空中比推力
・LE-7A            440秒
・LE-9             425秒
・LE-X             430秒

・LE-5B            447秒
・シャトル SSME      452秒 (二段燃焼)
・デルタIV RS-68A     412秒 (ガスジェネ)

・アリアン5 ヴァルカン2   434秒 (ガスジェネ)
・ブラン RD-0120      455秒 (二段燃焼)
・長征5型 YF-77      438秒 (ガスジェネ)

正直、二段燃焼としてはもう少し欲しいところかな。
LE-9も、あと2MPaがんばって、430秒欲しい気もするけど、
上述のように、必要十分な性能を出してるので、コスト削減 & 信頼性を選んだのだろうか。